アメリカフウの葉の裏でナガコガネグモ(Argiope bruennichi)を観察した。本種のメスは夏~秋にかけて複数回産卵し、その都度茶色いつぼ状の卵嚢を作りますが、写真個体はまだ卵嚢を作っていないようでした。ヨーロッパでも本種は普通種で、あのファーブル昆虫記にも登場し
自宅近くの空き家の壁でオニヤンマ(Anotogaster sieboldii)が羽化していました。この場所は、昨年見つけ、その時は3頭の本種羽化跡を確認しています。今年は、何度か見回っていますが、まだ1頭のみです。そこは、普段水の流れが無い用水路で、雨が降った時だけ少し水が溜ま
我家の庭に植栽したフェンネルは、キアゲハ(Papilio machaon)とアカスジカメムシに占拠されています。気が付いた時は、既に手遅れでキアゲハの幼虫は数十頭、アカスジカメムシの幼生も二桁以上が共存していました。もう人間が食することは無いので、この2種の昆虫達のゆり
今年も岡山某所にてホシベニカミキリ(Eupromus ruber)を観察しました。成虫はタブノキの葉や枝を食べる。幼虫もタブノキの生きた枝に穿孔して材を食べる。よって移動しても生まれたタブノキから他のタブノキくらいなのかな・・・?しかし、大変綺麗なカミキリムシです。
写真1枚目2枚目は、オオコフキコガネ(Melolontha frater)と思います。写真3枚目はコフキコガネ(Melolontha japonica)なのかと思いますが、オオコフキコガネとコフキコガネの区別がかなり曖昧と個人的に思っています。学名が異なるので区別されてるのは理解ですが・・・・・
ゴマダラチョウ/ Hestina persimilis japonica
実は、オオムラサキを探していて出会ったのが写真のゴマダラチョウ(Hestina persimilis japonica)です。食草、生態、幼虫の容姿までオオムラサキと似るが、成虫になると小柄で地味な蝶になります。本種の生息は都市部までと広く身近なタテハチョウです。写真個体は、地表で
写真はライトトラップの常連、アオドウガネ(Anomala albopilosa)です。本種は、農作物の葉を食害するため害虫扱いされるが、見方によっては緑色した綺麗な甲虫です。近縁種には、地味なドウガネブイブイがいます。
クロタマムシ/ Buprestis haemorrhoidalis
久しぶりにクロタマムシ(Buprestis haemorrhoidalis)の成虫を観察しました。本種は、アカマツ、クロマツなどのマツ類はじめ針葉樹に産卵します。新築の家の柱から羽化した例が有るなど害虫扱いされる場合がありますが、レアなタマムシと思っています。雄の顔には、オレンジ
ハンミョウ類は世界各地に広く分布し、1,900種以上生息しているようです。写真個体は、Malaysia Johor Desaru海岸で撮影した種です。日本でいえばカワラハンミョウに近い種でしょうか・・・?撮影時の記憶が薄れいますが、かなりの個体が普通に生息してた思います。
写真個体は、クロマルハナバチ(Bombus igunitus)でしょうか?本種の営巣はノネズミなどの穴を利用し、土中に作成するそうです。また働きバチも存在するそうですが・・・我家に訪れている個体達は働きバチなのか少々疑問です。
自宅玄関にエダナナフシ(Phraortes elongatus)が鎮座しています。家内に聞くともう1週間くらい玄関の柱にいるそうです。柱を登ったり下ったりとどこかへ行く様子はないようです。右中あしの基節より先が欠損しているので、これが要因なのかもしれません・・・?
今年は少し観察に行くのが遅くなりましたが、ヒラズゲンセイ(Cissites cephalotes)を例年の場所で観察しました。本種は、脚の関節から分泌する毒(カンタリジン)についての注意喚起が有名だが、実はその生態はすべて解明されていないようです。キムネクマバチに寄生する生
コロギス/ Prosopogryllacris japonica
ねぐらから地面におりてきたコロギス(Prosopogryllacris japonica)は、かなりご立腹のようです。人間なんて怖くないぞ!とでも言ってるのか・・・威嚇する姿がとても勇敢です。本種をよく観察すると触覚の長さは体長の3倍以上ありそうです。しかし、普通昆虫は人間相手では
ウシカメムシ/ Alcimocoris japonensis
ウシカメムシ(Alcimocoris japonensis)は、体長8~9mmの小さな昆虫だが、前胸両側の角状突起と小楯板の基部両側の白い斑紋が特徴的です。また本種の体を拡大してみると一面に黒い細かな点刻が確認できます。アセビ、シキミ、サクラ、ヒノキなどで見られるそうだが、個人的に
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アメリカフウの葉の裏でナガコガネグモ(Argiope bruennichi)を観察した。本種のメスは夏~秋にかけて複数回産卵し、その都度茶色いつぼ状の卵嚢を作りますが、写真個体はまだ卵嚢を作っていないようでした。ヨーロッパでも本種は普通種で、あのファーブル昆虫記にも登場し
自宅近くの林に隠れていたのは、リスアカネ(Sympetrum risi risi )です。胸側面の黒色条が翅の付け根に届かず途中で途切れているので本種と同定しましたが、ノシメトンボと区別するには写真撮影した後、じっくり見ないと間違えてしまう種です。
この夏庭に訪れるクマゼミ(Cryptotympana facialis)を観察していると気になる行動が目に入りました。午前中オス達が元気に鳴いている時間帯にメス達が我家の庭のアケビの蔓に集まる行動が観察されました。産卵しやすいのかな?それとも蔓の中の汁が美味しいのか?結果がわ
カキバトモエ(Hypopyra vespertilio)とセスジスズメ(Theretra oldenlandiae)の2種は食樹は異なるが、どちらも岡山県に広く分布する蛾です。また蛾のなかまは国内で5,000種以上が生息しているようです。従ってすべての名を覚えるは困難な種です。
岡山県南部でノコギリクワガタ(Prosopocoilus inclinatus)は、探せば10月頃まで成虫が観察できます。本種の寿命は夏の間のみとされていたが、人間の飼育下では成虫で1年以上生息していた記録もあるようだ。また新成虫の羽化は活動前年の秋で、そのまま成虫で越冬し翌年活
この季節岡山県南部でチョウゲンボウ(Falco tinnunculus)をみかけるのは少々珍しいと思います。個人的にも冬鳥と思っていますが、暑い河原近くで観察しました。しかし近年、本種は市街地でも観察されています。それは獲物となる小鳥類(ムクドリかな?)が豊富なこと、天敵
台風10号が通り過ぎ河の水が増えたことによりハグロトンボ(Calopteryx atrata)達も行き場を探していた。本種は沈水植物などが茂る緩やかな流れの河に生息する。増水し流れの早い河は落ち着かないように感じた。
オオカマキリ (Tenodera aridifolia)は、日本最大種の肉食昆虫と思われる。庭に潜んでる個体は、今回タイワンタケクマバチを捕食していた。それでも食欲が満たないのか近寄るスジボソコシブトハナバチを捕食しようと狙っていた。
夏も終わりに近づいてきたが、樹液酒場にはまだカブトムシ(Trypoxylus dichotomus)が幅を利かせています。ところで、この夏も自宅のシマトネリコの表皮を傷つけてみたが本種は飛来しなかった。自宅近くには発酵した樹液でる林があるので、彼らはそちらを好むのだろう。
畑に家内が作った小さな水場にヤブヤンマ(Polycanthagyna melanictera)の雌が、産卵に訪れていました。水に直接産卵しないで水際から数十cmほど離れた湿土に産卵していた。本種の産卵行動は、午後や夕方と思っていたが、良く晴れた暑い午前中(10:30)の産卵でした。
ヒメアカタテハ(Vanessa cardui)は、温暖化により北上している蝶のようです。以前は成虫越冬といわれていたが、どうも異なるようです。(春先個体の翅が劣化していない。)本種が酷暑の中、庭の花に吸蜜に訪れていた。
写真の個体は、アミガサハゴロモ(Pochazia albomaculata)と思います。近年はチュウゴクアミガサハゴロモが、国内に侵入して来てるようですが、写真個体は、在来種と思われる。本種は羽化直後、翅が緑色の粉でおおわれているが、活動と共に脱落するそうだ。
64歳になっても虫捕りが、やめられない。そしてどうしても採取したいのが、ミヤマクワガタ(Lucanus maculifemoratus)です。本日は、雌雄3頭捕獲したが、どれも小ぶりの個体でした。以前本種の出現期ごとの個体の大きさについて調査した文献を読んだことがあります。8月前半
ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)が、畑のミカンと柚子の木に5頭飛来していた。本種は、カミキリムシで最もよく名前を知られてる種である。幼虫、成虫とも食樹は生木で、ミカン、ヤナギ、イチジク、クワ、クリ、プラタナスなど幅広く害虫扱いされるカミキリムシで
7月になり自宅周辺のニレの木上部にヤマトタマムシ(Chrysochroa fulgidissima)が飛翔しているのを何度も観察していた。今日は、自宅前の道に本種が落ちていた?後肢の符節が無く少々弱っているようなので、自宅のケヤキの葉にのせるとその葉を食べ始めた。
庭のフェンネルにブチヒゲカメムシ(Dolycoris baccarum)が、訪れていた。本種の食草を調べるとダイズ、イネ、ゴマ、トマト、ニンジン、ネギ、ゴボウなどの野菜のようです。フェンネルはセリ科ウイキョウ属の植物だけれど・・・かなり食草の広い種なのでしょうか・・・?
庭に生息しているヤマトシジミ(Zizeeria maha)を接写し、さらにトリミングしてみました。本種は年5-6化するのかな?いつも庭のカタバミの近くをひらひら飛んでいる。
イチジクの細枝を後食していたのはクワカミキリ(Apriona japonica Thomson)のメスと思われます。産卵してるのではなく樹皮を食べてるように見えました。本種は、クワやイチジクなどの害虫として扱われている。
庭のエゴノキに目を凝らすとムネアカトゲコマユバチ(Odontobracon bicolor)が飛来していました。体色が赤いので目についたが、老眼の進行により体長10mm前後の昆虫は見つけにくくなっている。丸い頭部と後肢の腿太が特徴的でした。
写真の個体は、マメクワガタ(Figulus punctatus Waterhouse)と同定しました。近縁のチビクワガタ(Figulus binodulusWaterhouse)に比べ本種は前胸背板がやや長く、点刻が多い。また前胸背板前縁にある突起は本種の方が大きくなるそうだ。如何でしょうか・・・?
自宅近くで捕獲したシンジュキノカワガ(Eligma narcissus)の蛹が1頭羽化しました。幼虫は毒々しい姿、色をしていますが、毒は無いそうです。また集団で作る蛹は、繭裏面のギザギザで蛹の殻をこすり合わせ金属音ような音を発します。春以降中国から成虫が日本に飛来し、ジュ
ローズマリーの花に訪れていた大型の蝶はクロアゲハ(Papilio protenor)でした。翅の痛みもない個体なので、今年最後の新成虫でしょうか?忙しく吸蜜していました。暑い夏場は、花よりむしろ地面で吸水する姿をよく見かける種と思います。
9月頃クズの葉をくまなく探すとマルカメムシ(Megacopta punctatissimum)を見つけることができます。体長5mm前後で一見カメムシらしくなく、むしろハムシの仲間に思えますが、臭いにおいを発する種です。数10頭の集団でクズの葉の裏で観察できることあるので、皆様もぜひ探
求愛行動しながら飛んでいたのはナミアゲハ(Papilio xuthus)です。時間を測ってみると10分以上経過してもその行動は収まらない。終わりを告げたのは、雄がもう1頭飛来し割り込んで来たからです。しかし、この求愛結ばれないことが、多いそうです。
水田に目を向けるとトノサマガエル(Pelophylax nigromaculatus)と目が合いました。カメラのレンズを向けると少し頭の向きを代えたが、逃げようとはしない。しかし、さらに50cmほど本種に近づくと水田の中に消えて行った。どのようなところで危険を察知するのだろうか・・・
昨年と同じ場所で褐色型のハラビロカマキリ (Hierodula patellifera)を観察しました。ところでカマキリやバッタの体色の変化は、脱皮を境にして色が変化するそうだ。前齢のまわりの色に応じて、脱皮後に色が決定するようなので、写真個体は、(終齢と思われる)最後まで褐色
岡山県南部ではダイミョウセセリ(Daimio tethys)は、年3化しているようです。最近里山で観察する成虫の翅は痛みがないので今年3化目の個体と思われます。イチモンジセセリやチャバネセセリなどで見かける翅を半開きにして止まるのに対し、本種は翅を水平に開いて止まる姿を
岡山県北部で撮影したクロスジカメノコハムシ(Cassida lineola Creutzer)は、岡山県では絶滅危惧Ⅱ類になっています。何気にオトコヨモギの葉の上に見慣れない昆虫がいたので撮影しておいたのですが、やっと同定できたので掲載します。体長約6~9mm前後の小さなカメノコハ
先日の観察会で初めてシロヘリツチカメムシ(Canthophorus niveimarginatus)の成虫を観察しました。小学高学年の参加者が、本種を見つけてくれたのですが、体長6~8mmの大変小さなカメムシなので老眼の私では見つけるのが困難な種です。ところで本種の生態をしらべるとカナ
美しい外見からヤマトタマムシ(Chrysochroa fulgidissima)は、何処で観察できますか?と尋ねられます。しかし、自宅庭、裏山で観察できる私としては・・・返答に困ることがあります。岡山県南部では、7月上旬から下旬(晴れの日)に山際のアキニレ、エノキ、ケヤキの上部を飛
ミンミンゼミ(Hyalessa maculaticollis)の抜け殻を探していると写真のように抜け殻に卵が産卵されたいました。セミヤドリガのしわざかな?とも思いましたが、違うようです。わざわざ抜け殻に産卵したのか、それともたまたま産卵したのか?少々謎の産卵痕を見つけました。
山道に緑色のコナラの枝先がたくさん落ちているのが目に付き始めました。犯人は、ハイイロチョッキリ(Cyllorhynchites ursulus)ですね!アスファルトの山道の上に落ちると産卵したドングリが車に踏まれ粉々になっています。1頭でどれくらい数の産卵をおこない何%くらいが羽
雑木林の木を見上げるとカブトムシ(Trypoxylus dichotomus septentrionalis)が昼間に樹液酒場を占拠していました。珍しい光景ではないが、先日本種の昼間の活動についてTVで放映されていました。昼間に樹液酒場から彼らを追いやるのは、オオスズメバチのようです。貴重な樹
この夏オオムラサキ(Sasakia charonda)を探して雑木林を散策したが、一度も成虫を観察していません。例年観察できる場所を何度も出向いたりしたが、どうなってるのか・・・?少々気になっています。掲載写真は、過去撮影した個体です。
山間の溜池に繁殖したヒシの上でギンヤンマ(Anax parthenope)のペアが産卵をしていました。何度かオスとメスが連結したまま飛びながら気にいった場所に移動し産卵していました。本種のメスは、単独で産卵するようですが、今回は確認できなかった。
我家の庭のフェンネルで育ったキアゲハ(Papilio machaon)が、羽化及び活動を始めています。本種の夏型は、大きく黒っぽくなるそうだが、写真個体はその典型です。雄成虫には独特の香りがあるそうだが、どんな時臭うのか試してみたいと思っています。しかし羽化直後の個体は
オカトラノウの花に訪れたモンシロチョウ(Pieris rapae)が似合っていたので撮影しました。本種は、ブラックライトを当てると、メスの翅が白く、オスの翅が黒く見えるそうです。本種には紫外線が見えると考えられていて、この色の違いでオスメスの判別をしているようです。
アカテガニ(Chiromantes haematocheir)を海浜観察会にて撮影しました。本種は、海岸から離れて生活を行うが、7-8月の大潮(満月か新月)の夜、満潮時間に合わせてメスが一斉に海岸で産卵するそうです。もう一種のベンケイガニ(Orisarma intermedium)は海岸から付かづ離れ
自宅近くの空き家の壁でオニヤンマ(Anotogaster sieboldii)が羽化していました。この場所は、昨年見つけ、その時は3頭の本種羽化跡を確認しています。今年は、何度か見回っていますが、まだ1頭のみです。そこは、普段水の流れが無い用水路で、雨が降った時だけ少し水が溜ま
我家の庭に植栽したフェンネルは、キアゲハ(Papilio machaon)とアカスジカメムシに占拠されています。気が付いた時は、既に手遅れでキアゲハの幼虫は数十頭、アカスジカメムシの幼生も二桁以上が共存していました。もう人間が食することは無いので、この2種の昆虫達のゆり