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  • モモの命日

    曇、18度、97%昨日は六回目のモモの命日でした。10日前から香港から帰宅している主人はこの日に合わせて戻って来ました。仕事の予定も4月29日を外して組んで戻って来たのだと思います。7年前、高齢、短頭種のモモを日本まで連れて来ました。検疫の審査に始り帰国の準備は大変なものでした。そして成田に降り立って、ホッとしたもののたった85日後に逝ってしまいました。香港で生まれて香港で育ったモモです。そばで見ていても香港に帰りたがっていたのが分かりました。どんな気持ちで亡くなったのだろう?主人が戻るのを待っていたように逝きました。主人の胸の中で逝きました。主人に会えたこと、大好きな主人の鼓動の中で逝かせてやれたことだけがモモへの報いです。主人が戻って来た7年前の4月28日の夕飯にイチゴを添えました。それまでイチゴはそ...モモの命日

  • うさぎの歯ブラシ立てのその後

    曇、21度、92%イギリスの焼き物の「うさぎの歯ブラシ立て」を買ったのはひと月ほど前のことです。アンティークより時代が若いブロカントはお値段がさほど高くはありません。狭い店で目についた「うさぎの歯ブラシ立て」、予定もない買い物でした。ところが、歯ブラシを立てる穴に家の歯ブラシどれもが入りません。穴が小さいのです。ガッカリして洗面所の窓辺に飾りひと月が過ぎました。主人が香港から帰宅しました。洗面所の「うさぎの歯ブラシ立て」に目が留まったのでしょう。飾る位置が変わっていました。カーテンに隠れないようにちょっとずらしてありました。昨日、主人が洗面所から「うさぎの歯ブラシ立て」を片手に出て来て、庭に出ました。「何をするのかな?」と見ていると「うさぎの歯ブラシ立て」をハーブの一角に置きました。ハーブの一角はオレガノ...うさぎの歯ブラシ立てのその後

  • 行列のできるドーナツ

    晴、16度、92%福岡の天神のあるデパートの対面、長い長い行列を発見したのは昨年でした。早速スマホで調べると「生ドーナツ」屋だとわかりました。この長い列、夏の猛暑の日も冬の寒い日も雨が降っても減る様子はありません。並ぶのは嫌ですから、いつも横目で見ていました。生ドーナツってなんだろう?先日、この店ではありませんが40分並んで買ったというドーナツをいただきました。「生ドーナツ」と喜び、早速一つ食べました。揚げたてのドーナツの香り、生クリームが中に入っているのを選びました。揚げたて、柔らか、「美味しい!」次に何もないプレーンなドーナツを、キメが細かい発酵タイプのドーナツです。昭和のドーナツは甘くて重かったのに、令和のドーナツは軽くて甘さが控えめです。その代わりトッピングで異を凝らします。次の日、チョコレートが...行列のできるドーナツ

  • マンゴスティン

    雨、17度、90%先週、香港から帰宅した主人が持ち帰ってくれたのは「マンゴスティン」という果物でした。そのことをブログに書くと「マンゴスティン」を知らない方が多いと知りました。そこでハタと思いました。「そういえば、私も日本帰国以来一度も見たことがない!」「マンゴ」や「ライチ」は宮崎や沖縄で栽培されています。お値段は驚くほど高いけれど目にする機会が多い果物です。輸入の果物を扱う高級果物やさんなら「マンゴスティン」を置いているかもしれません。一見地味な外貌ですが、「果物の女王」と言われています。香港では栽培されておらず、タイからの輸入品です。暑くなり始めるこの時期、香港湾仔の高架下にリヤカーに「マンゴスティン」をいっぱい乗せて売るおばさんが登場しました。ほんの数日、次に行ったら姿は見えません。いい値段ですが、...マンゴスティン

  • 久しぶりの青空

    曇、16度、88%久しぶりに青空が広がった1日でした。雨降りは嫌いではありませんが、続くと気持ちが滅入ります。気温も低めでしたが、日差しが暖かさを連れて来ました。庭の真ん中「もちの木」の下に椅子を出して空を見上げます。すっかり新緑に包まれた「もちの木」は葉を茂らせると真夏は木陰を作ります。この「もちの木」の下は特等席です。香港から帰宅している主人が1泊で東京出張しており、時間にも余裕がありました。雨が続くとバラたちの生育に響きます。白い花を咲かせる「野バラ」は、雨に打たれて黄変が進んでいます。アーチをめぐるバラたちが昨日の気温と日差しで一斉に目覚め始めました。大きな蕾がアーチの上にいくつも見えます。フェンス伝いの赤バラは私の剪定ミスで今年は蕾の付きが良くありません。地熱が上がらないので発芽が遅れている植物...久しぶりの青空

  • 苔ドーム

    晴、13度、88%窓からの景色が高層ビルばかりの香港では部屋に室内植物を置いていました。一転して帰国したこの家は土に降りるのも一跨ぎ、窓からの緑が豊かです。冬越しをさせる植物を寒い間家に入れる以外は緑のものは「苔ドーム」だけです。香港でも「苔ドーム」を養っていましたが、苔の種類が違います。今の「ヤマゴケ」は5年を越しました。冬はやや緑が褪めますが、春の訪れと共に息吹きます。苔だけでも美しい緑を湛えていますが、不思議なことに私が手を加えていないのに「南天」や雑草が生えています。苔が持ち運んできたものか?苔の下に置いた土に混ざっていたものか?芽が出始めると、正体がわかるまで様子を見て来ました。「南天」はドームの天井に届いて突ペンが湾曲しています。春の新芽が吹く前に古い葉を落としました。この「南天」はおそらく庭...苔ドーム

  • 煮貝

    小雨、16度、97%甲府の友人から「煮貝」をいただきました。以前いただいた時も「海のない甲府でなぜアワビ?」と疑問に思いました。パンフレットを読んでも今ひとつ解せない甲府のアワビ「煮貝」です。贈答品なのか普通にも食するものなのか?今度友人に尋ねようと思っています。奉書に包まれ由緒正しく送られて来ました。くどくなく煮られた「煮貝」は身の部分の歯応えは言うまでもありません。「肝」の部分が珍味です。「肝」というのはどんな食べ物でも、苦味を含み独特の食感と共に美味いものです。写真の「煮貝」の右端の「肝」をそっと剥がして、小皿に盛りました。主人の晩酌が進みます。厚みを残して削ぎ切ったアワビの身は程よい硬さです。きゅうりがいちばんのツマだとか、お勧め通りにきゅうりと合わせました。春の貝のシーズンがやって来ました。アワ...煮貝

  • 錨草 イカリソウ

    曇、16度、95%この春最初の「イカリソウ」が咲きました。この花の姿形は非常に日本的で優雅です。花はどれも精巧にできていますが、「イカリソウ」は精巧さが際立っているように思います。今我が家の庭には一輪のみですが、群れて咲くと霞むように見え特別な雰囲気になります。この花を野山で見た人はどんなにか心動かされたのではないでしょうか。葉の形やその葉付き具合、伸び具合そのどれもが柔らかく、目を和ませてくれます。大きく育つ品種もあると聞きますが20センチほどの大きさです。花色は黄色や白、ピンクもあるそうです。雨がよく降ります。その雨の中幾度も「イカリソウ」を詣ます。雨の雫をシベの先に湛えていました。微かな風に雫がキラッと光ります。小さな花とゆっくり向き合う時間です。錨草イカリソウ

  • フランジパニ

    雨、16度、97%主人が昨夕、香港より帰宅しました。家に着くと荷物を開けるのが一大事です。私が喜ぶだろうと「チーズ」次々に出て来ます。珍しい中華菓子も出て来ます。香港に私が住んでいた頃は、日本への出張から戻って来る主人の土産が楽しみでした。あの頃も今も、主人のスーツケースの横で出て来るものに歓喜します。今月はモモの命日が来ます。香港生まれ、香港育ちのモモが好きだった花は「フランジパニ」です。ハワイのレイで有名ですが、東南アジアでもたくさんみられる花です。甘い香りが強く、花びらの柔らかさ、色合いは心和みます。高い木に咲く花ですので落花しないと気付きません。モモが香港にいた頃は主人が朝の散歩で両手一杯に「フランジパニ」を持って帰ってくれました。主人が差し出した手の花を毎朝「クンクン」としました。ちょうど今ごろ...フランジパニ

  • 嬉しい話2

    曇、18度、85%道で近所のクリーニング店のお兄さんに会いました。このお兄さん、普段は店の奥で仕事をしています。店頭で受付のおばさんに「この素材、クリーニングで大丈夫ですか?」などと尋ねていると奥から出て来ます。最後に会ったのは昨年の夏の終わり、スカートに得体不明なシミを作ってしまった時でした。「この染み抜きできますか?」と尋ねていると奥からお兄さんが出て来ました。「やってみますが、取れないかもしれません。」道で会ったお兄さん「こんにちは。」だけで行き過ぎようとすると「髪を切られましたか?」と話しかけられました。「はい。」「短くされましたね、似合ってますよ。」「ありがとうございます。」染み抜きで店で話した時も髪は短かったはずですが、以前に比べれば確かに私の髪は短くなりました。お兄さん別れて歩くうち、沸々と...嬉しい話2

  • 67歳の認識

    曇、18度、72%ここ2年ほど「あれっ?」と思うことが多くなりました。視力が落ちて来たのは60歳を過ぎてから、顕著に歳を感じました。最近は指先の作業が困難になっています。「玉結び」を2度3度と繰り返します。袋物を開けるのに手間取ります。年齢に依る様々な変化は同じ年の人でも一律ではないようです。足に支障が来る方もいるし、もちろん大きな病気も背負い込みやすくなっています。頭では「老化」と分かっていてもさて現実に支障が出て来ると戸惑います。時間もかかるようになりました。縫い物だと「針の糸通し」「玉結び」に時間がかかります。さてそこから縫い始めるわけですから、道のりが長くなりました。ヨーグルトのアルミ色の中蓋を開けるのに手間取ります。お腹が空いているのにと苛立ちます。母や義母の「67歳」頃を思い出します。非常に元...67歳の認識

  • 嬉しい話1

    晴、13度、87%暖かくなると道行く人の数も増えたように感じます。春は人間も動き出します。昨日、玄関前の庭木のモッサリが気になり鋏を入れていました。すると、背後から男性の声がします。「すいません。」振り返ると存じ上げない初老の男性でした。「ここに停めてあったBMWの車はどうされました?」そこで私は20年前の年式の古い車で故障しても部品の調達が難しくなったので買い換えた旨話しました。すると「この家とあの車がとても似合っていると思って、この道を歩いていました。あの車どうなったかと思って。」と話されます。新しい車が来てまだ3ヶ月、ご近所の方からも車が新しくなったことを指摘されましたが、古い車がどうなったか?と聞いてくださったのはこの見知らぬ方が初めてです。しかも、停めてる車の奥に古い車が香港で使っていた「ナンバ...嬉しい話1

  • 素足

    曇、16度、75%昼間は気温がグッと上がります。着ていたもを一枚一枚数を減らします。真っ先に脱ぐのが厚手のタイツ、厚手のソックスです。部屋の中でも外出でも厚手のタイツにムートンのついた靴を履く生活でした。「もう履かないよ。」と脱ぐ時は勇気が要りますが、一度脱ぐとその快適さに少しの寒さはお構いなしです。昼間は半袖でも、風が立つ夕方には薄手のウールのセーターを着ます。寒さに敏感になりました。寒いということを感じるようになりました。身体の保温には気を使いますが、足は素足のままの方が心地よく感じます。冬の間数ヶ月、しっかりと厚物に包まれていた足が大きく背伸びをしているように感じます。日にも当たらずやや白くなった足です。「ごめんね。」とそんな足を見て思います。ペタペタと板の間を歩く時、足の裏の感触が戻って来ます。ム...素足

  • 7年目の庭 玄関前の庭

    晴、15度、88%7年前、この家に海外から戻って来ました。私の生まれ育った家です。この土地を離れて42年ぶりのことでした。帰国前、家と庭の改築をしました。大きな木を数本伐り、残した木も私より高齢な木です。立春に家に入りました。庭は真冬の何もない庭でした。その年の桜が散った頃、香港から連れて来たモモが逝きました。庭には大きなタンポポが一本だけ咲いていました。モモを亡くした悲しさは大きく、やっとの思いで庭づくりを始めました。四面ある庭、どこからどのように手を付けていいものか?出来ることから少しづつ始た庭づくりです。一番目に付くのはフェンスも塀もない表の道に面した庭です。古木の紅葉がポツンと立っていました。その足元が寒々としていました。手始めにご近所の庭の見様見真似で春の花の寄せ植えを置きました。秋になればまた...7年目の庭玄関前の庭

  • バラの自生

    晴、16度、94%春になると地面に芽生えがたくさん見られます。雑草も種蒔きした植物も同じように緑の頭を地面から出します。種を蒔いたものでなければその芽生えを見ても「なんだろう?」と何の芽生えかわかるまでしばらく様子を見ます。「こぼれ種」で繁殖する植物も多くあります。3種類あるうちの一つのラベンダーはたくさんの「こぼれ種」から次世代を産みました。「もみじ」は二本ありますがそのうちに一本は「こぼれ種」で次々に芽生えます。ラベンダーともみじが同じところから芽を出しています。人間の力を借りずに子孫を残そうと懸命です。なんの芽か分からずにしばらく考えるものがありました。時には鳥が種を運んでくることもあり、庭にないものも芽生えます。判断しかねて1年経ったこの緑、このちょうど上に這っている「つるバラ」だと判りました。親...バラの自生

  • マジパン細工

    曇、19度、64%「マジパン」ってご存知でしょうか?アーモンドの粉と砂糖を練って作った粘土のような硬めのペーストです。この「マジパン」で果物や動物を形どる菓子が洋菓子にはあります。「マジパン細工」と呼ばれます。日本では馴染みが少なく、売ってる店も知りません。しっとりと甘い菓子です。「マジパン細工」が飾られたヨーロッパの菓子店のウィンドーは見てるだけでも楽しい。「マジパン」自体は「クリスシュトレイン」に使われることもあり、手に入りやすくなりました。「マジパン」を作るには専用のローラーのような機械を使います。私は市販の「マジパン」を買って来ます。食用色粉を使い着色して、形作るだけの簡単なものです。先日焼いた「うさぎの形のキャロットケーキ」はオリジナルレシピです。アーモンドペースト、にんじんのすりおろし、粉、砂...マジパン細工

  • モッコウバラが咲き始めると

    晴、16度、81%この時期、花の話題には事欠きません。足元に咲く小さな「フグリ」の花から木全体を花で埋め尽くす「ツツジ」まで、街は色付いて木々の新芽も日に日に大きくなります。動いてる!自然が力強く動いてると感じる毎日です。我が家の庭はチューリップが終わるとひと段落、緑が濃い庭となります。色づきのサインの始りが「モッコウバラ」の開花です。裏庭の一番奥に植えた「モッコウバラ」はこの春も無数の鈴なりの蕾をつけていました。非常に強い性質の「モッコウバラ」です。夏の伸びる力はちょっとやそっとの剪定では抑えきれません。伸びるに任せるとこれまた手強い。直線に伸び上がった新芽はすぐに掻き取ります。美しくフェンスに這わせるには並ならぬ手が加わっています。裏庭は下の道から見上げることが出来ます。今年は手入れ不足ですから、柳の...モッコウバラが咲き始めると

  • こころちゃんがやって来た!

    曇、16度、84%パグのこころちゃんが一日かけて車で福岡までやって来てくれました。私がこころちゃんに会うのは一年ぶり、ココは初めてです。こころちゃんのお母さんとは今は亡くなったラックくん、えまるちゃん、私はモモの頃から存じています。20年近く前からです。お会いしたのは昨年が初めて、こころちゃんを迎えられてすぐでした。犬を介したお付き合いはその犬たちの死を迎えると終わってしまう方もあれば、より深くつながる方もいます。遠く離れていてお互いが寄り添う気持ちが生まれると長いお付き合いになります。わざわざ遠路、ココに私に会いに来てくださったこころちゃんのお父さんお母さんです。こころちゃん1歳3ヶ月、ココもうすぐ8歳。初対面のこのお二人、テンポがまるで違います。勢いよく家を駆け回るこころちゃん、圧倒されるココ。しかも...こころちゃんがやって来た!

  • もみじの花

    曇、15度、91%桜花、雨が多い日が続き心ゆくまで楽しむ前に散り始めました。花が目に留まる季節です。花の移ろいも早くうっかりすると見落としてしまう花もあります。小さな小さな「もみじの花」、葉陰に花をつけます。春のもみじは「青紅葉」秋のもみじは「紅葉」。小さな花が春咲くことに気付く人が少ないのは残念です。葉陰にぶら下がったように赤い花を咲かせます。数ミリの小さな花です。その数は驚くほど多いのですが、慌ただしい日々が続くと散ってしまった後という始末です。しばらくすると「タケコプター」のような実をつけます。この実が繁殖の元です。風に乗って種が飛び夏も終わりになると庭の至る所にもみじの発芽が見られます。葉の下がをから見るとご覧の通り、青い葉と好対照に花がみっしりと咲いているのが見えます。もみじの葉姿、花姿、共に愛...もみじの花

  • 陶器の菓子型

    曇、14度、66%可愛い絵付けの陶器の「クグロフ型」を見たのはフランスの料理の本の中でした。1990年代の初めです。陶器ですから火の当たりが優しいだろうなと想像します。このアルザス地方の菓子型を手に入れたのはそれから20年も経ってからのことでした。金属の「クグロフ型」より溝のカーブが優しく、キリッとした焼き上がりではなく、丸みを帯びたクグロフが焼き上がります。アルザスには他にも「イースター」向けの焼き型があることを知ったのは5年ほど前です。羊やうさぎの形のケーキが焼けます。不思議な形の菓子型です。この型は「アニョーパスカル」と呼ばれるものです。陶器が真半分に割れて焼く時は太い針金で貼り合わせて使います。アルザス地方のイースターのケーキはパサパサ、ポソポソ、お世辞にも美味しいケーキだとは言えません。菓子型で...陶器の菓子型

  • 一人暮らしの勧め

    晴、10度、75%新年度が始りました。街に出かけると「一人暮らし、応援」などと書かれたコーナーを見かけます。電気店、生活全般の品を売る店、用もないのに見てしまいます。49年前、一人暮らしを始めました。この家、親元を離れたかった私です。心配や悲しさなど微塵もなく、春の陽気のようにウキウキでした。見るもの、聞くこと全てが興味の対象でした。学校なんぞそっちのけで街を歩き回りました。今のように「一人暮らし」のコーナーなどありません。生活に必要なものを自分で揃える楽しさが蘇ります。ゴールデンウィークを過ぎた頃から落ち着きが戻って来ました。生活にもリズムができます。夜遅くまでベットで寝っ転がって本を読んでも叱られることはありません。「一人暮らし」は責任も楽しさと一緒について来ます。月々の支払い、火の元、戸締り。ご近所...一人暮らしの勧め

  • 私の桜

    雨、13度、84%先日、テレビで「桜」の特集を見ました。番組の最後、「人にはそれぞれの桜があるんですね。」と語られました。「私にとっての桜はどの桜だろう?」小学入学時は電車とバスを乗り継いで学校に通いました。九州大学の教養学部の道には大きな桜並木がありその桜の前で電車に乗り換えました。ある時帰国したら大学の移転でその桜は全て伐られていました。目を瞑ればその桜の様子が瞼に浮かびます。香港に移り住む前には多摩川沿いの桜の名所のすぐそばに住んでいました。野良犬を引き取って育てていました。その犬と幼稚園に通う息子を桜を見るために遠回りさせて、幼稚園に送った朝を思い出します。川向こうから見ると一面の桜が見事でした。早朝その桜を息子と犬と独り占めできた喜びは心に残っています。そして、桜のない国に30年住みました。7年...私の桜

  • 買い物の失敗「うさぎの歯ブラシ立て」

    曇,17度、90%感染症の心配から家族の歯ブラシを一つのコップに立てるのを止めました。口を濯ぐコップもひとり一つ。そのコップに自分の歯ブラシを立てます。一人の時はいいのですが家族が集まると洗面台の上はコップが並びます。しかも歯磨き粉の本数まで増えます。とても悩ましく思っていました。繁華街の路地裏に小さなアンティークショップを見つけました。ヨーロッパのものが主流のようです。アンティークも年代によって値段が違います。「ビンテージ」「アンティーク」「ブロカント」などと分けて呼ばれます。「アンティーク」と書かれた店ですが年代の新しいものが主流の店でした。お店番のお姉さんも少し知識不足です。ブルーと白の焼き物が集められた一角にうさぎの置物を見つけました。「それイギリスの歯ブラシ立てですよ。」とお姉さんの声が弾んでい...買い物の失敗「うさぎの歯ブラシ立て」

  • 和バラのポプリ

    曇、15度、95%私の誕生祝いにいただいた「和バラ」をポプリにしました。三週間近く色褪せることなくテーブルを飾ってくれました。洋バラのように派手な色ではありません。生産者が「十二単」を思い浮かべるようにと作っている「和バラ」です。色のグラーションが見事です。いただいた当初、「和バラ」は香りがありませんと書きましたが、ダマスクのような強い香りではなく野薔薇のような香りが日に日に立ち始めました。バラの花弁の重なりの奥から香って来ています。花の持つ匂いです。その香りを指先に感じながら花弁を外しました。外されたばかりの花弁はバラそのもの、ベルベットのような柔らかさです。日陰に置き「カサカサ」と音が聞こえるようになりました。「和バラ」のポプリを蓄えるガラス器にちょっと悩みました。洋バラははっきりした色合いから透明な...和バラのポプリ

  • 青いツツジ

    曇、12度、84%昨年の秋でした。ホームセンターの庭木コーナーに2株「珍しい青いツツジ」と札が下がった小さな苗木がありました。茶色の葉が少しついていて、札には写真もありません。興味深く見てるとホームセンターのお姉さんが「本当に青いんですよ。」と声をかけてくれました。葉っぱの形が少し違うように思います。「同じツツジですか?」と尋ねると、「色が少し違うかもしれません。」とにかく頭の中で「青いツツジ」を想像するばかりです。小さい苗なのでお値段も高くない、2株とも買いました。家にはツツジが2本あります。薄ピンク色だったツツジに今年はひと花だけ濃いピンクが混ざりました。花色の変化は紫陽花ばかりでなくよくある現象です。庭の隅っこの場所を埋めるつもりで求めた「青いツツジ」に蕾がついていました。久しぶりに雨が降らなかった...青いツツジ

  • 八角香る「いちごジャム」

    曇、14度、94%小粒のいちごが売られていました。ピカピカのいちごです。いちごも銘柄がある時代です。昔は「いちご」でした。小粒、銘柄のついていない「いちご」が好きです。そのまま食べてもいいほどピカピカ。でも、この可愛い「いちご」で「いちごジャム」を作りました。来月の終わりには大きなパックに入ったもっとお安い「いちご」が出ます。量も少なく、お値段も高めだけど「いちごジャム」が食べたくて。「いちご」は見てるだけでも嬉しくなります。500グラムもありませんでした。お砂糖が自然に溶けるまで考え事をします。「どんな風味をつけようかな?」保存性、香り付けにリキュールを使ったり、スパイスを香らせたりと想像する時間です。「いちご」本来の香りは殺したくない。この可愛いい色もそのままに。スパイスの瓶を1本1本匂います。リキュ...八角香る「いちごジャム」

  • 冬咲きニオイカズラの赤い実

    雨、14度、95%「ハニーサックル」と呼ばれるスイカズラの仲間は初夏に香りの良い花を咲かせます。花火のように大きく開く花はどの色も目を惹き、匂いに釣られて寄って行ってしまいます。今月のテーブルクロスがその「ハニーサックル」の柄です。庭には数本カズラを植えました。香りの良さでミツバチが集まると聞いたからです。つた状でない「冬咲きニオイカズラ」は真冬、2月に花を咲かせます。「ハニーサックル」よりうんと小さな花です。家から一番遠いところに植えているので、寒さを理由に繁くは足を運びません。金銀と呼ばれる花色は冬空の下、枝にみっしりと花をつけます。近寄れば、あまい香りです。寒い最中ですが昼間はハチが寄って来ています。このハチたちはどこで生き永らえているのかといつも不思議に思います。花が一番見頃な頃は、残念なことに薄...冬咲きニオイカズラの赤い実

  • チーズの詰め合わせ

    雨、13度、90%チーズの詰め合わせをいただきました。人様からチーズをいただくなんて日本に帰って来て初めてのことです。冷たい箱をクロネコのおじさんから手渡された時、「なんだろう?」開けるとポーションになった輸入チーズが入っていました。私の顔が崩れました。1日の私のチーズの消費量はかなりです。「プロセスチーズ」が学校給食以来苦手なので、「ナチュラルチーズ」を選びます。帰国して驚いたことに、国産の「ナチュラルチーズ」が生産量も増え味も良くなっていました。「ナチュラルチーズ」は国産、海外産共にいいお値段です。私は飲食店向きの大きな塊輸入チーズを買い求めています。500グラムから1キロ程の「ナチュラルチーズ」です。オランダのモッツァレラ、ゴーダが主流です。時に主人が香港から土産に持ち帰ってくれます。香港時代は家に...チーズの詰め合わせ

  • 新しいランニングシューズ

    曇、15度、72%4月1日、新しいランニングシューズを下ろしました。2、3年に一度新しい靴に代えます。いつも新年度の始まるこの時期です。3月の誕生日に下ろそうか?いつも迷うのですが「いや、あと半月」と4月1日を待ちます。ほぼ毎日履く靴です。車のタイヤと同じく靴底の溝が薄くなります。27年間、事故や怪我がなく走れたのは靴のおかげです。走り慣れた道でも思わぬ穴や窪みもあります。反射力で止まれた若い頃とは違い、ますます靴への依存度は高まります。歩く靴よりサイズ感、靴底の感覚に選ぶ時は気を使います。27年間、ずっとリーボックです.ナイキやニューバランスは靴の中での遊びが大きく感じます。横幅がある靴作りです。遊びは必要ですがその小さな空間が疲れを生むこともあります。私はより足に馴染むリーボックです。ランニングシュー...新しいランニングシューズ

  • 卯月のテーブルクロス

    曇、16度、85%桜が一気に綻び始めました。花曇りの空に見上げる桜に「今年もありがとう。」あと何回桜を見ることができるのか?私にもわかりません。毎年ただただ楽しみに待つのみです。床の間には春の山水画をかけました。「彩色山水」です。一昨年か?「彩色山水」は珍しいですねと言われました。お軸には詳しくありません。でも手持ちの他の山水は墨絵です。早春の和歌山のあたりの山間だと箱書きがされています。渓流に糸を垂れる男性が描かれています。「何が釣れるのかしら?」とこの軸絵の向こうの音、滝の音、鳥の声まで聞こえるように思えます。肌寒さも伝わって来ます。4月ですから華やかなクロスでもと思いましたが、「カツラ」の絵を大きく描いたマリメッコのクロスを選びました。淡いグリーンで葉を淡い黄色で「カツラ」の花が描かれています。冬に...卯月のテーブルクロス

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