脳血流の減少とアルツハイマー

脳血流の減少が アルツハイマー病の主因である可能性が発表された 脳の血流が減少すると ブドウ糖を脳に運べなくなり 脳内のブドウ糖が減少したことにより 脳の神経細胞を攻撃する たんぱく質が蓄積して アルツハイマー病が発症するというもの アルツハイマー病の予防には 若いうちから運動をしたり コレステロールに気をつけたり 脳の血流を減少させないような対策が効果的だという ノースウエスタン大学のロ…

脳と自閉症の関係

自閉症の症状にもいろいろあるが その中でも脳のミラーニューロンという 脳の特殊な神経細胞システムの機能障害で 引き起こされる仮説が成り立つ症状がある 脳のミラーニューロンに対する研究が 自閉症に対する診断や治療法に役立とうとしている 他人との共感という感情が難しい自閉症患者でも 恐怖感や喜びの感情を持つことはできる場合がある この場合脳内のミラーニューロンの障害により 他人との共感や経験学…

脳の中の鏡ミラーニューロン

人間の脳の中には鏡のような働きをする細胞が存在する 鏡のような特殊な働きをする細胞をミラーニューロンといい 私達は 脳内にあるミラーニューロンの働きのおかげで 周りで起きている出来事を実際には体験しなくても 自分のことのように細かく推測したり 思い込んだり さらに 共感したり 学習したりといったことができる 人間の脳には 特定の行為を実行している時に反応する ニューロンが存在していて この…

大脳皮質とシナプス

人間の脳の大脳皮質には 約300億個の神経細胞があり シナプスと呼ばれる繋ぎ目が 10万×100億にも達する もしもシナプスを数えることができたら 1秒間に1つ数えたとしても 3200万年もかかる計算だ 天文学的数字に気が遠くなる・・・ 脳の中には200種類以上もの 神経細胞があり形にもいろいろある シナプスとは 神経細胞と神経細胞を つなぐ役割を持っているが 物理的には繋がっているわけで…

脳の左頭頂葉と計算

人間の脳の中で数学を処理する場所は 左脳の頭頂葉だといわれている 人間が数学を処理するには 知覚とか行動システムの他にも いろいろなプロセスがかかわっているが 中心となって数学をコントロールしているのは 左脳のなかでも頭頂葉なのです 失計算症の患者は ほぼ間違いなく 左脳の頭頂葉を損傷しているということからも 脳で数学を処理している部分は特定できる 一般的には左脳が論理的であり 分析的…

脳の血流

脳は活性化すると活性化した部分で 血流が増える性質を持つ fMRI（ファンクショナル磁気共鳴画像診断装置） による測定では血流の変化を画像に映す事ができる

脳と記憶の分類

人間の脳の神経細胞は1000億とも言われ 各々神経細胞と神経細胞は1秒間に数十回以上も 信号を伝達しあっていて会話をしているようだ 脳の記憶には いろいろと種類が有って 記憶の保持時間によって「短期記憶」と 「長期記憶」とに分類されている 個人個人の出来事や経験は「エピソード記憶」とよび いつ覚えたのかわからない 知識は「意味記憶」 自転車の乗り方などの運動の記憶は「手続き記憶」 思い込み…

サヴァン症候群

サヴァン症候群とは 脳の発達障害を持った人の中で ごく稀に記憶力の飛びぬけた能力を発揮する人がいる ダスティン・ホフマンの演じた映画「レインマン」 のモデルがサヴァン症候群の人である サヴァン症候群の患者の多くは 脳の左半球に異常が見つかることがある 「先天的なサヴァン症候群」とは違って 事故などにより 脳の左半球に損傷を負った成人が 突然 サヴァン症候群を発症する 「後天的サヴァン…