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  • 『酒を主食とする人々』 高野秀行 著

    図書館から連絡が来た。予約していた本が二冊入った、という。一冊は順番待ちがすごい本『酒を主食とする人々』、もう一冊は他市の図書館から借りられて来た本『都市の緑は誰のものか』である。どちらも返却は4月3日まで、との条件。だが、『円いひっぴい』がまだ読み途中である。どうするか?!そこで本のトリアージをして、『円いひっぴい』をあきらめ、人気本の『酒を主食とする人々』(高野秀行著)に取り掛かった。。冒険家、高野秀行。彼にテレビ局から電話が入る。クルーが同行し、費用は出しますから、番組としてどこかに行きませんか?テレビ番組「クレージージャーニー」からの誘いである。ならばと高野が選んだのは、南エチオピア州にあるという「酒を主食にする民族」への旅であった。コンソ民族とデラシャ民族、ともに山岳部に住み、平地から追いやられ...『酒を主食とする人々』高野秀行著

  • 「サン浜名」 東池袋 町中華

    「つなかん」の映画の記事で、記事はいったん終わらねばならなかったが、そのあとのことも書きます。映画を観てのち・・・さて、東京にどうせ出たのだ、簡単には帰るまい。田端駅にて山手線に乗って本を読み始める。小田実著「円いひっぴい』である。この本2段組で500ページ以上の大作で、字が小さくて骨が折れる。間違って上野方面に乗ってしまい、ままよっ、池袋まで遠回りだっ!雨の日曜車内はすいていたが、やはり外人サンハ多いネ。渋谷でまた車内は混んできて、新宿、馬場、目白、池袋で降りる。山手線を約一周したのに10ページ読めなかったんじゃないか!?池袋で気になるお店に向かう。雨の中、駅をまっすぐ歩く。東池袋駅を過ぎてすこし。大通りの左手、首都高のガード下に目指す「サン浜名」はあった。そして、日曜の夜だが、やっていた!この店はテレ...「サン浜名」東池袋町中華

  • ただいま、つなかん

    起きてみればきのうからの雨が降り続いていた。ということは、今日は任務が無くなったということで、家にいるのはもったいない。映画に行こうと傘をさして外に出た。『ただいま、つなかん』つなかんとは、気仙沼市唐桑町鮪立にある鮪御殿のこと。東日本大震災で津波を受け、解体を余儀なくされたが、それを惜しんだ主の奥さん菅野一代さんが、学生ボランティアたちの宿所に提供し、そこを舞台に多くの学生たちが寝食を共にし、活動を重ね、親交を重ねた宿所のことである。いつしか、学生たちはそこを「ツナ(鮪)かん(菅野)」と呼び、一代さんも建物を民宿として出発させる。若者たちは、「つなかん」を絆と青春の原点、心のふるさととして活動後も何度も再訪し、何人かは唐桑に移住し、所帯を持つ者も出てくる。そこには、つねに底抜けに元気で輝いている菅野一代さ...ただいま、つなかん

  • 『不揃いの木を組む』小川三夫著

    小田実の『円いひっぴい』を図書館に借りに行ってふと横を見たら、返却されたての本のなかにあったので読んだ。宮大工の棟梁が語る、仕事と弟子育てのお話だが、内容が深い。職人を弟子として働かせるのと学校教育とが度々比較されて語られる。器用・不器用)・器用は深くない。深く考えねばならないとき、器用な奴は器用に他のことを考えてしまう。長い時間で考えれば器用もクソもない。ゴールが長いと器用さだけではだめだと分かる。十年、二十年ということは少しばかりの器用さなんて影をひそめる。・不器用の一心というものがある。斧を研いでいたら針になった、それが大事。・芸事の世界は鈍が勝ち(西岡常一棟梁のことば)不揃いの方がいい)・十年共に仕事をし暮らしていれば自分のレベルがわかる。集団で生活していると全てがバレルる。嘘もつけない。鵤工舎で...『不揃いの木を組む』小川三夫著

  • 小田実 『冷え物』 『羽なければ』 『ある手紙』 『XYZ』

    『ガ島』を読んで、もう少し小田実を読みたいと思った。『冷え物』は大阪の戦後の庶民の、まだ貧しい生活を描きながら、差別特に朝鮮人差別を中心に同和差別も含めて生活の中で、市井の人々は、許されざる「差別」に対し、どう理解し、どう受け止め、どう過ごしてきたのか、その姿を描き出し、その中から表面と内面、虚と実を暴いて、えぐるように問うたにんげん小説であった、と思う。(のちに書いた『ある手紙』の中で小田実は『冷え物』のなかで、私が描き出そうとしたことは、・・・さきに述べた「善良な」人たちのあいだにひそむ差別でした。と述べている。)『冷え物』は1969年に雑誌で発表されたのだが、小田実だからこその姿勢、あえて明らかにして書く作法は、一方で、差別を助長してしまうかもしれぬ危険性も持つ。問題とされ糾弾され、べ平連事務所が襲...小田実『冷え物』『羽なければ』『ある手紙』『XYZ』

  • 下町を行く 錦糸町から北千住 編

    久々の休みとなった。(といっても日々の労働時間は多くはないのであるが・・・)今日は温かな小春日和、昔、学生時代に歩いたところをたどってみようと思い立った。だが、今日は日曜。立石の「うちだ」は休みである。ゆえに最終は赤羽のおでんや「丸健水産」、いや、北千住の「おおはし」か。2万歩くらい歩くこと、そして、読書すること。これも今日の目的である。そこで起点を錦糸町とさだめ、いったん平井に近づきながら荒川に沿って北上することとした。というのも、学生時代、平井に知人がいて、下宿を尋ねて知人がいないときは、時間つぶしに荒川沿いを埼玉県川口近くまで歩いたものだったからだ。44年ぶりの再訪で?ある。さて、錦糸町である。さすが繁華街。駅ちかに公園があり、モールあり、家族連れでにぎわっている。夜も昼も錦糸町は輝いていた。空も高...下町を行く錦糸町から北千住編

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