映画『花まんま』公式サイト 安易なタイムスリップものには辟易するが、今作の展開にはなるほどこの手があったかと膝を打った。タイムスリップではなくリインカーネーション=輪廻転生である。 ネイティブ関西弁のやり取りの心地よいテンポをそのままワンカットで収めているシーンが多く、監督も関西人だとその辺の塩梅が絶妙で、監督と俳優が同時にワクワク「血が騒いている」のがよく分かる。 私は自分が一度失敗した教訓から非関西弁ネイティブの俳優に無理をしてそれを強いる事を二度としないと誓っている。本作はプロデューサーがきちんとそれを尊重、実践してキャスティングしているので、前田監督はやり易かったと思う。 あまり予備知…