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財部剣人の館(旧:アヴァンの物語の館) https://blog.goo.ne.jp/avantgarde-october

「マーメイド クロニクルズ〜第三部配信中!」「第一部 神々がダイスを振る刻」幻冬舎より出版中!

財部剣人
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2010/03/19

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  • マーメイド クロニクルズ 第二部再編集版 序章〜エピローグ バックナンバー

    語り部の財部剣人です。ついに第二部完結しました!最後まで読んでいただいた方々、本当にご支援ありがとうございました。よろしければ第一部は書籍化されているので、こちらもお読みください。第三部でまたお会いしましょう!「第一部神々がダイスを振る刻」をお読みになりたい方へ「第二部序章」「第二部第1章−1ビックアップルの都市伝説」「第二部第1章−2深夜のドライブ」「第二部第1章−3子ども扱い」「第二部第1章−4堕天使ダニエル」「第二部第1章−5マクミラの仲間たち」「第二部第1章−6ケネスからの電話」「第二部第1章−7襲撃の目的」「第二部第1章−8MIA」「第二部第1章−9オン・ザ・ジョブ・トレーニング」「第二部第2章−1神々の議論、再び!」「第二部第2章−2四人の魔女たち」「第二部第2章−3プル−トゥの提案」「第二部第2章...マーメイドクロニクルズ第二部再編集版序章〜エピローグバックナンバー

  • マーメイド クロニクルズ 第二部 エピローグ 神官マクミラの告白(再編集版)

    こうして人間界に来てから二十年目のわたしのクリスマスが終わった。冥界時代には、誰も愛さず誰からも愛されなかったわたしが、愛に人生をかけるとは夢にも思わなかった。もっとも生きながら死んでいるヴァンパイアの生き様を、仮に「人生」と呼べるのならばだが。おろかだ。まるで、わたしがおろかだと嫌っていた人間だ。これまでは、キル、カル、ルルだけが側にいてくればよいと思っていたが・・・・・・四つの部屋の闘いの後のことも、話しておこう。兄上たちと妹は、フェスティバルの後、冥界に帰って行った。アストロラーベ兄さんは、人間界での体験がよほど楽しかったようだ。お前がうらやましいなどと、おかしなことを言っていた。美丈夫に生まれ変わったスカルラーベ兄さんは、蛇姫ライムとの結婚を決めた。さぞかし強くて、美しい子供たちが生まれるだろう。ただし...マーメイドクロニクルズ第二部エピローグ神官マクミラの告白(再編集版)

  • マーメイド クロニクルズ 第二部 最終章−9 ドルガの最後?(再編集版)

    「気持ちだけもらっておくとしよう。自ら命を絶つは、死を最上の体験と位置づける死の神の一族にとって最大の罪。それゆえ、よみがえることはできなくなる。我が望むのは、『不死身の悪魔姫』の伝説のみじゃ。伝説になってしまえば、未来永劫に名誉を得ることがかなう。人間共はわかっていないようだが、死はけっして恐れるべきものではない。意味のある死を生きるため、生のすべてはあるのじゃ。無意味な生にしがみつくことなどに何の意味がある?それに我が取り付いた夏海という娘、精神力がなかなか強い。すべてを取り込んだつもりが、完全には取り込めなかったようだ。日に日に息子トミーを思う気持ちが我の心中にも育ちつつある。フン、くだらない母性愛やらと笑うがよい。さあ、もうおしゃべりは終わりだ」ドルガが上空に向かって叫んだ。ターナートーース!暗雲が立ち...マーメイドクロニクルズ第二部最終章−9ドルガの最後?(再編集版)

  • マーメイド クロニクルズ 第二部 最終章−8 ドルガの約束(再編集版)

    「四番目の部屋の闘いの褒美は、我ら四人の自由であったな」「その通りだ」「我の不戦勝を認めるなら、ここで闘いをやめてもよい。悪い話ではあるまい。知っているぞ、666分間のタイムリミットも。今、闘いをやめれば時空変容ミラージュの儀式を解くにはちょうどよいではないか。堕天使ダニエルは、分裂寸前。マクミラは、命がけで最後の賭に出ようとしている。無敵の悪魔姫の伝説を知るものなら、二人に万に一つの勝ち目もないことを知っておろう」「最初の三つの部屋の勝負は、こちらの勝利か引き分けになっている。あえてお前たちの自由を奪うために、危険をおかす必要性はたしかにもうない」マクミラがおこりだす。「同情などまっぴらだ。正々堂々闘わせろ」「聞き分けのない女だな。我は死の神の娘。死を軽々しく扱う奴には、一番腹が立つ。お前たちは、たった一度き...マーメイドクロニクルズ第二部最終章−8ドルガの約束(再編集版)

  • マーメイド クロニクルズ 第二部 最終章−7 ドルガの提案(再編集版)

    気づいた時には、本性であるレッド・ドラゴンに変身した父トッドの口から、火の川ピュリプレゲドンの業火が吐き出されていた。炎は、彼女の身体を着実に焦がしていった。まず美しい翼が焼けただれ、髪の毛が燃えさかり、着飾った服が燃え上がり、皮が剥け、肉が焼けこげ、最後には骨まで炎に溶けていった。しかし、ドルガは、生まれてからこれほどの陶酔を感じたことはなかった。死とは、これほどまでに甘美なのか。これほどまでに、自らを解き放ってくれるのか。これほどまでに、父の愛を感じることができるのか。最後に目の前にあったのは、怒りが解けて死の神の姿に戻って自分の娘を殺したことに茫然自失とするトッドの顔であった。それでもトッドは、ドルガを許さなかった。理由は、父を殺そうとしたためではなく、不意打ちをくわせたためであった。卑怯と非難されるとは...マーメイドクロニクルズ第二部最終章−7ドルガの提案(再編集版)

  • マーメイド クロニクルズ 第二部 最終章−6 ドルガの回想(再編集版)

    マクミラが、一瞬沈黙した後、言った。「今、わかった。ずっと考えていた問いの答えが。プルートゥは、素晴らしいことをしてくれたのだ。わたしを不死者にしなかった。偽りの人生を不本意に生きるよりも、偽りのない愛に死にたい。もうゲームのコマとして生きるのはやめだ。わたしは、これから生きたいように生き、死にたいように死ぬ」マクミラが宣言した。「ドルガ、勝負だ!」「冥界時代の万分の一のすごみもないお前が勝てると思っているのか?ピュリプレゲドン・フィップ程度の技では、蚊に刺されたほどにも感じぬ」「リギスのまねごと、ピュリプレゲドン・フィップのようなねむたい技を使う気はない。数段進化したマキシマム・ピュリプレゲドンでお相手しよう」「なんだ、それは?」「自らを炎の化身として相手を焼き殺す技だ」「ムダだ」「なに?」「ムダと言っている...マーメイドクロニクルズ第二部最終章−6ドルガの回想(再編集版)

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