いい言葉を忘れないためのメモ帳。読書日記でもあるし、本の紹介でもある。
新聞に定期コラムを書いてます。 けっこう本を読みます。 洋楽を好んで聴きます。 私的メモを装っていますが, 人に見てもらいたくて書いています。
先生へ正直に申し上げます。私は先生に会ってから変わりました。ブログの縁と言うのでしょうか、そもそも別の目的だったものが、いつしか先生を意識したものになっていっ…
いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます。——太宰治『人間失格』
いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます。新潮文庫 太宰治『人間失格』122ページ高校から出た課題図書は『斜陽』。この作品に行く着…
本日でこのブログは終了いたします。たくさんの本を紹介したつもりでも、その数はごくわずかでとても「本を紹介した」などと呼べるものではないことは理解しております。…
村上春樹の作品はずいぶん紹介したと思うが、今日の記事が最後である。私は残念ながら『アンダーグラウンド』を紹介することができなかった。重要な初期の短編(『蛍』な…
僕はこの宝くじに当たるはずはない——村上春樹『ねじまき鳥クロニクル第3部:鳥刺し男編』
僕はこの宝くじに当たるはずはない。新潮文庫 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル第3部:鳥刺し男編』474ページ岡田亨は「井戸」を通じて何かができると確信した。そこ…
もっとひどいことにだってなったのです——村上春樹『ねじまき鳥クロニクル第2部:予言する鳥編』
もっとひどいことにだってなったのです新潮文庫 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル第2部:予言する鳥編』254ページ今は待つしかありません。お辛いとは思いますが、も…
私は暗渠が怖いの——村上春樹『ねじまき鳥クロニクル:第1部:泥棒かささぎ編』
私は暗渠が怖いの新潮文庫 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル:第一部』195ページこの作品は「暗渠」の物語である。「暗渠をめぐる冒険」と言い換えても良いほどである…
でしたら言いますが、殺したのはあなたですよ——ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟(下)』
お家へお帰りなさいまし。殺したのはあなたじゃないんですから新潮文庫 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟(下)』220ページパーヴェル・フョードロヴィチ・スメ…
人々自身が心理的に別の道に方向転換することが必要——ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟(中)』
しかし、その血のために、もう一つの、僕に何の罪もない恐ろしい血の責任までとらされるのは、やりきれませんよ・・・・・・新潮文庫 ドストエフスキー『カラマーゾフの…
パンさえ与えれば、人間はひれ伏すのだ。——ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟(上)』
それも必ずみんながいっしょにひれ伏せるような対象を探し出すことでもあるかるからだ。新潮文庫 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟(上)』488ページkeiさん…
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