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ネタバレ必至で読み解く主観的映画批評の日々。

趣味は映画鑑賞。専門的な知識があるわけではありませんので、素人が楽しめる範囲内での「映画批評」を行っています。TB・相互リンクなど随時募集中です。

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2010/01/31

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  • 私たちの渇き

    私たちはかつてないほどに、近年、渇きを覚えている。これほどの世界有数の経済大国であるのに、貧困だ、生活が苦しいという渇きの声が絶えない。人手が足りないと言われながら、それでも賃金は上がらない。もうまもなく、人口ではるかに少ないドイツに逆転される見通しである。いつから私たちはこれほど渇きを感じるようになったのだろうか。だから、私たちは増税に敏感になり、減税に疑いの目を向ける。当たり前のことだが、暮らしの保証を求めれば、税金が上がっていくのは免れない。税金が下がるということは、国のサービスは劣化していくことになる。税金を下げてさらに、国に生活に関する十分なサービスを求めるのは矛盾そのものである。だが、それでも私たちは生活にゆとりや潤い、余裕を感じることができない。この渇きの正体はいったい何なのか。断っておくが...私たちの渇き

  • 引き算の教育

    断っておくが、私は休日出勤が当たり前の職場にいるので、正直子どもへの教育についてとやかく言うべき立場にいない。ほとんどは奥さんの方針に従って、唯々諾々と動いているだけである。もしうちの子どもたちの教育が「成功」したとすれば、それはひとえに奥さんのおかげである。うちの(母親の)教育方針は「マイナスにならないならどんどんさせる」である。そして、どちらかというと、「引き算の教育」である。要するに、悪影響を与えそうなことは、与えない、ということ。数年前からずっと購入を提案しているが、ニンテンドースイッチが自宅にない。スマホを子どもに触らせることもほとんどない。動画は決められた時間だけ、iPadは家にあるが、こちらもマインクラフトを小学生が決められた時間いじるくらいだ。さらに、テレビは基本的に設置されているだけで、...引き算の教育

  • 「ふるさと」の喪失

    車の中に、童謡が流れている。「ふるさと」の一節が車内に広がる。子どもたちは聞くともなく聞いている。私は運転しながら、その歌詞に注目する。大正3年(1914年)に発表されたというこの曲は、長らく私たちの心に深く刻まれた楽曲である。しかし、驚くべきことに、この大正3年の時点で、都会と故郷とが対比されているという点だ。「忘れがたきふるさと」とあるのは、すでに都会にでて働いている労働者の心を詠んだものだ。ここには明確な対比がある。都会と故郷(田舎)という対比である。おそらく高い志をもって故郷を出発した若き男性(とうぜんここで前提にされているのは男性だろう)は、立身出世するために東京を目指す。しかし、その東京ではすでに水は清らかではないし、故郷にあったような自然も見られない。「忘れがたき」とあるけれども、それは逆説...「ふるさと」の喪失

  • search/#サーチ2(V)

    評価点:70点/2023年/アメリカ/111分監督:ウィル・メリック/ニック・ジョンソン語りの重層性とメタ映像。なんでもないホームムービー。父親は楽しそうに娘を抱っこし、娘がカメラを回している。父親は不意に鼻血を出す。父親はその後、脳出血で倒れ、他界してしまう。それから10年、母子家庭で育ったジューン(ストリーム・リード)は、18歳になり、母親から自立したい気持ちが真っ盛りだった。母親グレイス(ニア・ロング)は1人で子供を育てていたが、ボーイフレンドを作り始めた。反発していた娘は、2人が旅行に出かけるタイミングで、友人たちとパーティーする計画を立てる。なんでもない秘密の会だったが、2人が帰ってくるはずの月曜日、待っても待っても母親は空港に現れない。娘はたった1人で母親の失踪を追うが。前作のコンセプトはその...search/#サーチ2(V)

  • 他者はコントロールできない。

    幸運なことに、職場にはかなり多くの「親」がいる。大学生の親であったり、中学生の親であったり。子どもが熱を出しても、理解ある職場であると言える。そういう同僚と話をすると、畢竟、育児や家事、教育の話になる。「ああ、お子さん、小学生?いいなあ、うちの子なんてもう全く親の言うことなんて聞いてくれないで」と言うような話になる。私も、夜泣きに悩む母親と話をしていると、「今が一番おもろいですよ」と先輩ヅラしてみる。しかし、私は自分の子どもが親の言うことを聞いてくれた日々を全くと言っていいほど思い出せない。生まれてすぐから夜泣きが一年以上続いて、発達の明らかな遅れの要素があり、今でもいつまでもお風呂に入ってくれず、靴下だけで裸で見えない敵と戦っている。悪魔の⚪︎歳、天使の⚪︎歳と言われるけれど、いつまで経っても天使の日々...他者はコントロールできない。

  • 理解への無理解

    報連相ができない、ということは、うちの職場だけではなく現代の病理だと思う。いや、私の会社だけかもしれないが。その奢りともいうべき誤解は、発信した連絡は須く相手に理解されるものだという無理解が原因であるように思う。自分の言葉は相手にしっかりと、少しの目減りもなく、理解されるものだ、理解されるべきものだと。しかし、やはり、相手の思いや考えなど容易に理解できない。理解できるなら、長い小説は必要はなかったし、戦争もおこならない。今20年ほどぶりに、昔投げ出した本を読んでいる。(読み終わったら記事にするかもしれない。)ところが、これがてんでわからない。20年前より読解力も知識もあるはずなのに、何もわからない。アドラーを読んでいた時、「説明されてわかったつもりでもそれを実行していくのは容易ではない」というような一節が...理解への無理解

  • うちのプログラミング教育

    うちは子どもが産まれて以来、ずっとプログラミング教育を行っている。保育園から帰ったら、黙々と作業している。何も教えたわけではない。止まらない探究心が、幼児を駆り立てる。我が家でのプログラミング教育は、情報機器端末を必要としない。ただひたすらに、ハサミとノリと、テープと、そして廃材である。まあ、要するに工作をしているのだ。しかし、これがぷグラミング教育そのものであることを、先日プログラミング教育の体験説明会に参加して知った。やろうとする目標を決めて、試行錯誤して、目標に向かっていく。トラブルやミスがあればそれを修正していく。第三者から見て、おかしいかどうかを判断できるという意味でも、工作もわかりやすい。特別な支援や指導が必要な面もある。けれども、我が子たちは十分、クリエイティブで探究心あふれる協働的な学びを...うちのプログラミング教育

  • 東浩紀「訂正する力」

    ゲンロンを立ち上げた東浩紀の新作の新書。本屋に平積みされていたこともあり、気になっていたので、買った。彼の本を実はあまり読んでいなくて、奥さんに薦められた記憶はあるが、結局読んでいないような気がする。語った内容を記録するという形式だったこともあり、かなりライトな語り口だが、話は非常に興味深い。特にネットにばかり侵食されがちな若い世代に読んでもらいたい。まあ、薦める相手もいないけれど。▼以下はネタバレあり▼日本に最も欠けているのは何か、訂正する力である、というのが論旨だ。少し前に聞いた話では、2022年において日本のロケットの発射本数はゼロ。これは失敗しないことを確認してからでないと日本ではロケットさえ打つことができない。対して、アメリカは成功率がたとえ低くてもどんどん打ってみる。打ってみて改善するというス...東浩紀「訂正する力」

  • 千葉雅也「デッドライン」

    研究者で、小説家という千葉雅也のデビュー作「デッドライン」を読んだ。多分に彼の過去を反映していると思われる私小説風の作品。大学院時代に、フランス思想を研究する中、修士論文の締め切り(=デッドライン)に追われる学生を描いている。と同時に、同性愛を自認した語り手が、周りにカムアウトしながら、自分の性欲を満たしていくという日々も描かれている。読んだ後しばらく考えていたが、ネタバレするほどの深い読解・考察ができなかった。しかし、この後の記述は若干ネタバレが含まれているかもしれない。未読の場合は、注意してほしい。(抽象的な記述に留めているが)▼以下はネタバレあり(かもしれない)▼自己をマイノリティであることを自認しながら、自分に課された修士論文の締切と戦う。どうしても書けない。書くことと、自分を掘り起こしていく=そ...千葉雅也「デッドライン」

  • 好きなことに還元できるのか

    夢を描け。好きなことを仕事にしろ。やる気のないことはできない。本当に自分のやりたいことなのか、問いかけろ。こういうポジティヴな言説は時に自己を傷つける。改めて問い直してみる。今いる会社は好きなのか。自分の仕事が好きだから続けているのか。そんなことを毎日鏡の向こうの自分に問いかけて、イエスと答えられることが、社会人としての条件なのだろうか。好きであることを、頑張れることに還元できるだろうか。嫌いじゃない、でも積極的に肯定することもできない。誇れる自分もいる、けれども、極度に臆病になる自分もいる。どっちちかずで逡巡する自己。それが実態であり、その中で常に線を引き直す、ということが生きるということではないか。特に、常に辞めるという選択肢がちらつく現代社会で、明確な目標を持って突き進むという現代人の人間像は、どこ...好きなことに還元できるのか

  • センスの源泉

    あの人はなぜあんなに仕事ができるのか。いや、あの人はセンスがいい。自分はセンスが悪いからわからない。思えば自分が学生だったころから、この種の議論はされていて、センスがいいからレギュラーになる、数学のセンスがない、と安易に評価されてきた。では、そのセンスなるものは、生まれ持って備わっているものなのか。そうだと言い切ってしまえば、話はそこで終了、ということになる。だが、センスはおそらく細部にやどる。細部をみて私たちはセンスの良し悪しを語っている。細部だからこそ、そこは感覚としか言いようのないもののように感じてしまう。細部にセンスが宿るのは、その所作があまりにもその人の本質に関わることのように見えるからだろう。そんな細かいことは普通は意識しないよ、それができているなんて、「センスがいい」その細かいことは、おそら...センスの源泉

  • 普通で良い、と言えない社会で

    子どもが小学生になって、宿題の多さに親の方が圧倒されている。私は本業の都合もあって、ほとんど奥さんに子どもの宿題をみてもらっているが、驚いている。スピードも速く、毎日新しいことをやっては、復習、というのを繰り返している。私が子供の頃、こんなにも宿題をしていたのか、と感じている。そう考えながら、いつもテストがあれば聞いてしまう。何点?と。小学生のテストなんて、と思う。けれども、これに順位がつき始めると、と思うと怖くなる。それまで絶対評価だった我が子への評価が、数値にされることで他人の子との比較になってしまうからだ。「普通でいい」と思って抱き上げた初めての日、社会に出る前には「普通以上」を求めてしまう。それは大人の世界が、普通以上を常に求める世界だからだろう。1億総中流といわれた時代は遠い昔で、常に普通以上、...普通で良い、と言えない社会で

  • 花束を君に。

    年度の後半は、花束を贈り贈られる季節と言える。イベントのプレゼントに、あるいは出会いと別れの季節に、花束が贈られる。人間の本質的な営為の中で、贈与というものがあるというのは、思想の世界でも話題にされてきた。人間だけが贈与する。贈り物をする動物はほかには見られない。もちろん、見立てによっては贈り物のようなものをする動物はあるかもしれない。けれども、その行動と、人間が行う贈与には本質的な違いがあるだろう。そのように考えると、花束は非常に人間的なものなのかもしれないと気づいた。花束は自分で買うことがほとんどないからだ。そして、花束は、生活においてほとんど実用性がないからだ。生活にまったく無駄なものとしての花束、そして贈与の代表的な物質としての花束。他にも贈与するものはいくらでもあるが、贈与するためだけで、そこで...花束を君に。

  • 経済と法は、現代の呪術である。

    何か問題が起こったり、新しいことを考えたりするとき、私たちの観点は大きく二つある。それはコストやリターンの上で最適かどうか。あるいは、法律に抵触しないかどうか。どんなことでも、お金に換算して、時間に換算して是非を問おうとする。ルール違反は、ルールやマナーというよりも、法律がよりどころとなる。私たちは、とくに情報化社会に本格的にどっぷりつかっている現代は、この二点が物事を議論するときの重要な観点になっている。いや、この観点しかない、といったほうが適切だろう。私たちは金に換算できる方法でしか利を考えることができず、法律に抵触しないかぎり何をやっても【一応は】良いと思っている。しかし、この二つは社会という基盤がしっかりしているからこそ成り立つ観点であり、決してそれ以前にあったものではない。その意味で、平安時代、...経済と法は、現代の呪術である。

  • ポジティヴ・シンキングの土台

    長い長いトンネルを少しだけ抜け出たような感覚がある。この二ヶ月ほどずっと体調が悪くて、仕事も忙しくて、何の余裕もなかった。ただ右から左へと物や情報を動かしていくような、生命維持モードで生きていた。「ゴジラ-1.0」の公開に合わせて、神木隆之介がポジティヴモンスターであるとコメントしていた。どんなに厳しい状況でも、前向きに捉えるのが得意であると。私は基本的にネガティヴなので、他人や運命にまったく期待しないというスタンスで生活している。いきなり雨が降ってきても、自分の言ったことが相手に誤解されても、思うとおりに他人が動いてくれなくても、予想よりも悪い結果が出ても、仕方がないとすぐに諦めてしまう。そもそも自分の都合の良いようには世の中はなっていない。そういうメンタルだ。しかし、この二ヶ月はそういうことも考えられ...ポジティヴ・シンキングの土台

  • 日本のリーダーシップとは

    私はリーダーシップなるものを発揮したことがない。人々を主導するどころか自分を主導することも難しい。熱い思いがあるわけでも、仕事に熱意を持っているわけでもない。キムタクが、一番嫌いだという「適当でいい」「どうでもいい」という言葉を多用する傾向にある。人に従って、リーダーに無責任に意見をいう方が向いている。しかし、その一方でどう言うふうにしたら周りを自分の意見に従わすことができるか、ということにも興味がある。おそらく私はこれまでリーダーというものが、強力な熱意や知識や話術で人を思うがままに操っていく人というように勘違いしていたのだろう。少なくとも日本では、そういう人はそもそもリーダーになれない。日本の理想的なリーダー像は、どこまでも周りから「確かにその通りだな」と思わせるまでもなく、自然に思える流れを知らぬ間...日本のリーダーシップとは

  • 同調圧力の正体

    日本には強力な同調圧力があるとしばしば言われる。マスクを例にしてもわかりやすい。こないだまでマスクをしない人間は吊し上げられたのに、5類になったとたん、今度はマスクは顔を覆い隠すからコミュニケーションには不適だと言われる。こういう例はいくらでもある。最近のスポーツ紙は、岡田監督を持ち上げるのに忙しい。優勝した途端、彼を批判することはほとんどタブーになりつつある。甲子園で優勝したチームも似たようなものだろう。しかし、私はここに、自然主義だからだ、という説明を試みたいのだ。マスクをすることが、大勢の流れ、世の流れ、自然なことであると思われた場合、人々はその科学的な見地や社会的な記号性を一切無視して、追従する。それは自分の言うことを聞かせたい、という願望である、というよりはむしろ、自然に従うべし、という強いテー...同調圧力の正体

  • 自然主義としての日本人像

    ずいぶん前に、内田樹の「日本辺境論」を読んだとき、「なるほど!」と思ったのを覚えている。そこにも書かれていたはずだが、日本人はとにかく「日本人とは何か」を考えたがる民族であるようだ。それは確固たる国民像がない、あるいはそれを共有できないことの裏返しだろう。日本の歴史は脈々と……と語られることが多いが、では日本人とはどういう民族なのかと言われても即答できない。あるいは、安倍謹也がいうように、世間を重視して建前と本音を使い分けるという説明もある。恥を重んじる行動原理を説いた人もいるし、空気を読むという言い方も使い古されている。だが、これほどまでに経済大国になりながら、格差が拡大して、ずる賢い一部の人間に富を独占されているにもかかわらず、我慢強く糊口をしのいでいる国民性はいったい何なのだろう。デモに参加するわけ...自然主義としての日本人像

  • 人間関係までも可視化される世界

    SNSによって、私たちは友達リストを作成することを強いられる。SNSから逃れて生きていくという道も残されているが、民主主義の原則が「多数決」である以上、自分が多数派にいることは社会的に生き抜くための重要なスキルだ。そうであれば、SNSを無視して生きていくという道は、ちょっと険しくなる。ということで、私たちはせっせと友達リストを作って、人間関係を可視化することになった。これは極めて残酷な行為だ。どういう情報をどういう相手にいつ公開するか、という今まで感覚的に行っていたことが、すべて記録されるようになった。広告と分かちがたく提供されるSNSなので、人間関係だけではなく、自分の嗜好や好悪さえも可視化される。人間関係という、アナログで、グラデーションで、曖昧だったものが、数値となって示される。友達に入れるかどうか...人間関係までも可視化される世界

  • ゴジラー1.0

    評価点:78点/2023年/日本/125分監督:山崎貴私たちが背負う、【戦後】。1945年戦争末期、特攻兵だった敷島(神木隆之介)は、機体不良のため離島に逃れた。しかし、その機体には不具合が見つからなかった。うつむく敷島だったが、その夜巨大な生物が彼らの駐屯所を襲った。戦えるのは敷島だけだったが、足のすくんだ彼は逃げ出してしまい、部隊は壊滅した。終戦後、故郷の東京に帰ったが、すべてが焼け野原になっていた。街で出会った女典子(浜辺美波)は預けられた子どもを抱えて、敷島の元に転がり込んできた。巨大生物から逃げた自分を許せない彼は、典子と打ち解けることもできないまま、東京湾の機雷を除去する仕事に就いた。「シン・ゴジラ」が空前のヒットになり、自前のゴジラ作品を作ることができずにいた東宝が、新たに打ち立てたゴジラ作...ゴジラー1.0

  • コロナがもたらしたもの

    新型コロナウィルスが落ち着きを見せている。いや、厳密にいえば社会的だったこの病気を、社会的に無視することを決め込んだ。そうすると、嘘みたいに罹患する人が減った。そのあたりの詳細な分析や陰謀論は他の人に譲ろう。結局この新型コロナウィルスなるものは、何を私たちにもたらせたのだろう。私はこの一連の騒動は、時代を加速させたのだ、と考えている。失われた3年というよりは、時代を5年ほど加速させてしまった。コロナによって失われた職業、産業、文化、人材は、おそらくそれ以前から危機的状況にあったのだ。しかし、コロナによってそれが加速されただけだ。少子化にしても、飲食店にしても、不登校が増えたということにしても、観光にしても。そういう厳しい視座が必要だろう。日本の経済や社会は瀕死だった。それがインバウンドや文化的遺産あるいは...コロナがもたらしたもの

  • キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

    評価点:83点/2023年/アメリカ/206分監督:マーティン・スコセッシ誰が「フラワームーン」を殺したのか。第一次世界大戦が終わって、アメリカの南部では空前のオイルブームが起こっていた。巻き込まれたのはインディアンと呼ばれた原住民族だった。彼らは住んでいた土地を奪われて、オクラホマ州にたどり着いた。その土地で原油が取れることが分かったことで、彼らの生活は一変する。白人たちはその権利を巡って争う。戦争帰りのアーネスト(レオナルド・ディカプリオ)は、この土地を仕切る叔父のウィリアム・ヘイル(通称キング、ロバート・デ・ニーロ)に呼ばれてこの地に来た。彼は叔父に言われるがまま、運転手で原住民族のオセージ族の原油の権利をもつ人々に仕えることになった。その中のモリー(リリー・グラッドストーン)と、次第に深い仲になっ...キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

  • 社会人として欠くべからざる資質は二つである。

    残念ながら、誠に残念ながら年齢はあくびをしているだけでもくってしまう。私はまったく仕事に対して熱意はないのだが、いやでも【中堅】と言われてしまう年齢になってしまった。他人に対して極端に期待値が低い私は、部下たち(正確には後輩たち)に対してまったく何の期待もしていない。だから、「なんでこんなこともできないんだ!」「言われなくてもやれよ!」というような感情はほとんど抱かない。【ほとんど】。しかし、仕事ができるかどうかは、自分のことを棚に上げて考えることがある。なんであいつはあんなに仕事が回らないのか、と。ビジネス書に書いてあることは、正直【甘い】。原則しか書かれておらず、それはもちろん正しいのだが、実態をあまり踏まえていないように感じることが多い。あるいは、そのビジネス書に書かれてあることは、本当にその通りな...社会人として欠くべからざる資質は二つである。

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