2010年春に『京成本社が来る街「八幡」』と題した拙文を記した。 あれから3年余が過ぎたこの秋、本社移転完了の報を聞き久しぶりに京成八幡駅へ立ち寄った。 ホーム直上の駅舎はリニューアルこそされたものの、改札口があるだけの簡素な造りは変わっていない。 そこへ直結する形で設けられた短い通路を渡ると、目の前が京成本社である。 ↑ ガラス越しに見えた本社内のセキュリティーゲート。扉にはグループロゴが浮かび上がる。 通路の右手(菅野方)には都営新宿線の乗り換え口が設けられた。 以前の乗り換えは駅併設の京成百貨店に沿う格好でS字状に歩かされて遠回りだったが、新宿線の出入口が京成線と平行な位置に付け替えられ…
この夏、馴染みある博物館の閉館の知らせが相次いだ。 ひとつは、渋谷の公園通りに面した『たばこと塩の博物館』(9月1日閉館)。 「たばこと塩」という組み合わせは今でこそ異種格闘技戦のような違和感を覚えるが、昭和の終わり頃まで続いた専売制度下では不可分かつ不可侵な存在だった。 「専売公社」の名称と共に人々に懐かしく記憶されているとするならば、それは近所の店先にぶら下げられていた「たばこ」「塩」というホーロー看板のせいだろう。 時代の変化によって「たばこ」に対する意識は大きく変わったが、風俗や文化、そして経済の一翼を担った存在としての価値は残されるべきものだ。 幸い今回の閉館は移転に伴うもので、新た…
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