2015年6月
先日触れた立岡と吉川が交流戦前に一軍登録され、その立岡と同い年の橋本到を含めた若手三人が東北で躍動した。特に立岡はそれ以降、スタメン出場する機会が増え、攻守に存在感を見せている。吉川も移籍後初の安打、打点をマークし、先日のオリックス戦で見せた超ファインプレイはチームの窮地を救う大仕事になった。チームや各選手の成績はさておき、ようやく”新成”っぽくなっきてきジャイアンツ。しかし、本当の新成が貫徹されるには、先に挙げた若手選手らがしっかりと一軍に定着しないことには一時の付け焼刃に終わる。一軍に上がって一時の勢いで結果を出し続ける選手は少なくない。橋本にしても、一軍即スタメン三番起用で見事に結果を出し、そこから数試合の好成績は一時でもチームを支え続けた。それはその橋本活躍の数週間後に、やはり一軍昇格即四番スタメンで数...大田、橋本、立岡らが一線で戦い続けるために必要な集中力。
以前のように、全部引っ張りまくってたほうが、そこそこヒットも出るんじゃないかなんて、ちょっとそんな乱暴なことまで考えてしまうくらい、ついこの間までの坂本のスイングは精彩を欠いていた。プルヒッターに徹していても、坂本はそこそこ成績を維持できていたろう。今季の坂本を見ながら、そんなことをふと思い浮かべ、何年か前に自分が書いた坂本の記事を思い出した。それまで殆どの安打を左方向に飛ばしていた坂本の打球が、右方向にも飛び始めたと感じたのが、その記事を書いた2012年だった。2012年は坂本が最多安打を長野と分けたシーズンである。前年の2011年は、あの飛ばないボールで多くの打者が苦しんだシーズンだ。坂本もその年は本塁打、打率と前年を下回って全体的に成績を落とした。ジャイアンツでは、小笠原、ラミレスも極端に本塁打数が落ち込...あえて高い壁の前に立つ。坂本勇人はこれを越えるのだろうか。
田口、平良、メンドーサは仲良しなんだそうだ。解説者のそんな話に、思わず頬が緩んでしまう。19歳の二人と、まだキューバでは大学に在学中という21歳のメンドーサ。キツイ練習にくじけそうになった時も、田口、平良の存在が支えになったと、やはり解説者がメンドーサのそんなエピソードを紹介していた。ベンチで隣同士に腰掛け、何かやり取りをしていた二人の姿が微笑ましい。同じタイミングで一軍に上がれたことが、メンドーサにとっては心強かったろう。お立ち台で小柄な田口と並ぶと身長さが際立つが、190センチの長身のわりにマウンドに立つとさほど大きく見えないのは、少し線が細いからだろうか。慣れない食生活もあるだろうし、まだ21歳という若さである。昨年日本に来てから焼肉にハマっているらしいから、これからまだまだ体格は良くなっていくのだろう。...そろそろ公文克彦が来てもいいころではないか。
カッコよかった!そのひと言に尽きる。勝とうが負けようが、そんなことはどうでもいい。今年もまた、ヨシノブがホームランを打った。今年もまた、ヨシノブのホームランが見れた。それだけでもう充分である。外角高めのストレート。ヨシノブの得意なコースだ。対戦相手のライオンズは話題の大阪桐蔭クリーンナップ。なかでも注目は、小柄ながらフルスイングで本塁打をかっ飛ばす森クン。腰を沈ませ、のけ反るような豪快なスイングで、ライオンズファンのみならず、プロ野球ファン全体を魅了する。オールスターファン投票の中間発表では、大谷、筒香らを抑えてダントツ1位の獲得票数を得た。そんな森クンを圧倒する、ヨシノブの「のけ反るような」パワフルなスイング。しかもバックスクリーン。一直線、まさにそんな当たりだった。大概のホームランというのはそのスイングから...今年もまた、ヨシノブのホームランが見れる喜び。
2015年6月
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