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  • 142

    パチンコ依存症 パチンコ屋の駐車場が満車なのを見て、 不思議に思ったことがある人もいるだろう。 パチンコ屋といえば、「換金のシステム」や、 「駐車場で子供を置き去りにする毒親」 などでよく知られ

  • 141

    口臭の話 歯ぐきの健康を通じたカラダ全体の健康を推進する団体、 「オーラルプロテクトコンソーシアム」が、 在日外国人一〇〇人(米国六〇人/欧州四〇人)と、 二〇〜四〇代の日本人の男女計六〇〇人に、

  • 140

    雪と犬と肉まん 静寂が支配する冬の夜、世界は白一色。 その物事の間に脈絡をつける過程で、 ぎゅっと押しつぶされた雪が鳴る。 キュッキュッと澱粉を踏んだような音もする、面白い。 だけれど、全身雪まみ

  • 139

    グリフォン 猛々しい咆哮が山脈全体を震わせた。 鬨の声。 その音は単なる獣声ではない。 空亙り。 それは、あの―――。 何か間違ってはいないものの響き、 ずっと昔に起こった何かの経験、正しく光り輝く

  • 138

    魔王城 眼前に伸びる階段はただの建築物ではなかった。 いや、この城そのものが不条理そのものだ。 空中からの襲撃に備えているような刺々しい尖塔、 居住スペースとしては理解できない罠だらけの迷宮。 今

  • 137

    SHE ある晴れた休日の昼下がり、空は雲一つない青さを湛え、 窓から差し込む陽光が畳の上に幾何学的な模様を描いていた。 僕はその光のささやかなる如雨露の前で大の字になって寝転がり、 シャブリエの楽し

  • 136

    縁側 休日の夕方の中庭の縁側というものには時間の儚さと静寂がよく似合う。 そもそも建物の縁に沿い、畳の部屋の周りに作られている板敷きの通路で、 現在は壁や雨戸で外界と仕切られることも多いが、 もと

  • 135

    離陸 窓の外の景色が勢いを増して流れていく。 人間の夢と過信の両側面を映し出すのを宛然と見ている、 イカロスの末裔達。 マルティン・ハイデガーの技術論では、 技術は単なる道具ではなく、存在を開示す

  • 134

    映画館 映画館というのは文化的施設であり、娯楽の一つであるが、 そんな堅苦しいのそもそもいらねえというサイコパスの手合いには、 たかだか映写機で映画をスクリーンに投影する場所ということになる。 ア

  • 133

    秋は淋しく 空気に溺れた魚のように葉が落ち、 眼の前に迫る暗がり。 決死的漂流をへても低く重く歩む堅実なるもの、 誰がその過酷なる運命に祝福の花束をあたへたまふか? 揺れる―――。 揺れて―――いる・・

  • 132

    油と鉄と木と歯車 港の物流倉庫の外壁には、何十年も潮風にさらされた痕跡があり、 錆びた背骨のような弓なりにも見える金属部分が赤茶色に変色している。 その鉄骨構造は、幾何学的なパターンを描き、 光が

  • 131

    BROTHER&SISTER 夕陽が海に沈む音を聞けば、 ざらついた雨が住宅街に、降る。 その中を遮二無二に走る少年は、 とっくに全身がずぶ濡れ。 額を伝う水滴が汗なのか雨水なのか、 もう区別がつかない。 なっ

  • イラスト詩「portal」

    ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

  • イラスト詩「美しく燃えてゆく星」

    ​​​​​​ 「 ​​​​​​​​​​​​​​ 消えゆく足音の向こう側で心の扉を開く音・・。

  • イラスト詩「野原」

    ​ ​​​​​​​​ 漁り火や、篝火のように、​ あかあかと燃えることもないまま、 ​ ​

  • イラスト詩「頭の中の瓦斯の爆発」

    なのに、ああ、なんでこんなに胸が痛いのか・・・・・・。 咽喉がじりじりと焦げ付くほどの非常な苦悩。 言葉が咽喉の奥に引っ掛かったまま、出てこない。 ベランダの壁に寄りかかって、欠けていない月を見上げる。 雲

  • 130

    心の中の掟 頭の中で三八〇〇万円の、 家が出て来る。 友達が、タワマンに住む、 月四五万円の税理士のことを話した、 せいだ。 冷蔵庫ない。 お腹減ったら買いに行く主義。 蛍光灯ない。 朝、光と

  • 129

    先生の言っていることは、 普通の人には、 ちょっと難しすぎる気がします 大切なのは釣りをしている気分であって、 かかる魚ではな―――い・・。 走馬燈のように、 駆け抜けるものが、センチメンタルに分か―

  • 128

    凍てついてゆく音楽 誰かを想定することから、 降りられない僕等は 病んでいるんだ 「さよなら」って君が言う。 省略しきって、圧縮しきって、 シフトしたんだ、 でも僕は納得しない、 心があるから

  • 127

    I don't say anything, I just think about reality 分断された・・・ 起源。 多様な・・・ 仮面性。 アイデンティティも、 まやかしの一部・・・ 矛盾と葛藤の、 虚実皮膜。 見るという 行為を穿

  • 126

    あした 森の奥で見つけた 道の終わりは今もわからないけど、 長かった冬はもう終わるんでしょ、 夜を追い越した明日の色の中で、 線や面や球体ではなく、 点が無数にあって、 これからセールスマン問題を

  • 125

    喫茶店 ああ、ミラーボールみたいな日々だな、ランプは消えたな、 ビリヤードなのか、ドミノ倒しなのか、 月が穴から出て来るもぐら叩きに見えて来―――る。 スタバ系の横文字だらけのメニューみたいだな、

  • 124

    black or white どんな絵を描いていこう? 真っ白な僕等のキャンバスに、超高層ビルの影が落ちる、 生命の維持に欠かすことのできない水と憂鬱な業、 地上一〇〇階オーヴァーのモウロウタル境界線。 誰かを

  • 123

    神様を信じていた 雨を待ち、 夏を待ち、 風を待ち、 ―――夢へ。 錆びた無人駅、枯れた向日葵、 ああ、ルービック・キューブみたいだ、 入道雲、いつも通りの情景へ、 悪魔の泣きぼくろみたい弁慶の泣

  • 122

    波音を聴かせて 胸いっぱいの波音よ、風の行き先よ、 運命という言葉がふと懐かしく思い出せるほどに、 どうして色んなことは変わってゆくのかと考えていた、 それは世界との折り合いなんだ、帳尻の付け方な

  • 121

    かもめ神話日和 かもちゃんは、かもめ公園で、 小学生の子供達ばかり集めて言った。 男の子が十数人ほどいて、女の子が六人ほどいた。 鳥はおびただしいほど、無数いた。 「古来、ティンティンというのは取

  • 120 *僕の話は本当に面白いのだろうかの実験(?)

    世間話 老いらくの恋というのがあり、ロミオとジュリエット、 絶賛反対されながら再婚する男女もいる。 年甲斐もないという意見もあるが、依存関係ではなく、 純粋に誰かを好きでいられるというのはいいこと

  • 119

    世界はある日、 僕等の知らないところで、 終わっている One day, the world will end without us even knowing コーヒーにミルクを入れるような、 エントロピー。 それが起こった世界。 局所的ではなく

  • イラスト詩「マッピング・レイヤー」

    ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ じくう もた とりかご で 時空に凭れながら鳥

  • イラスト詩「太陽の季節」

    以降、「灯台」は変化のない時間のなかに潜伏することになる。

  • 観測

    以降、「灯台」は変化のない時間のなかに潜伏することになる。

  • イラスト詩「僕等の街」

    以降、「灯台」は変化のない時間のなかに潜伏することになる。

  • イラスト詩「横断歩道」

    十九時の魔法、踊らされる日々。 このままここは百人の村、 イカロスの翼が沈むのを待った泥の船。 砂の城は弱者の手紙に流される。 いつかやってくるのはSun goes down それ幾ら払えば買えるの? (デスペラ

  • イラスト詩「Who am I? Tell me I don't know」

    ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ 水になった、の、さ。 天国のような、光を、呑んで。 ​​​​羽根をもがれ、のた打ち回る、​​​​​​​​​ジャイロコンパスが指し示す天国への白い栞

  • イラスト詩「結び目」

    ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ 「いつまで僕は君のつまらない話を聞けばいいのか?」 「いつまで君のつまらない世界を見ていればいいのか?」

  • イラスト詩「脱出/逃避/出現する扉」

    「重い翳りを伴った水の一滴が、 ​​ 長方形に仕切られた棺のような空間に思えてくる・・​」 ​​​「​​​血に餓え、血が湧き、煮立った、夜の

  • イラスト詩「燃え尽きた街」

    計 測 、 制 御 、 回 路 管 理 、 そ し て セ キ ュ リ テ ィ シ ス テ ム 。​​​​​バッハの曲が低音量で鳴っている、​​​​​ ●蛇口に針金で巻かれたような自動販売機 ●弦がすべて切れて路

  • イラスト詩「カラフル」

    ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ ​ ちちんぷいぷい、すっとこどっこい。 ​ 映像

  • イラスト詩「美と呪い」

    ​​​ ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ 雲か霞のように捕捉しがたい状態で、 魂に刻まれた遠い憧れのように愛しい

  • イラスト詩「嘘と偽りと無為に満ちたディスカッションより」

    ​ ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ 何もないこの白い部屋で、 怠惰に、不活性的に、 ひっそりと、存在することが、

  • イラスト詩「君はいつも雨の日に花見へ出掛ける」

    ​​​​​​​​​ ​​​曇りガラスに映る雑踏はただ一人だけ、​​​​​ 止まって見えるようにビットクラッシュした青春。​​

  • 118

    世界の秘密 眼の前に砒素があつまる。 武装したプレイヤーかスコープでいやらしく何度も覗く、 影はそれでも足とつながる。 それが、どろどろとしたダークグレーの粘性のあるスライム状に見えて来る。 足は

  • 117

    俯瞰 ロープウエイから眼下に箱庭のような市街が開けるように、 そこではまだ可哀想だ、不幸せだという社会の片鱗すらうかがえない。 キャパオーバーなものだから、都市を歩けば、 漫画やアニメの登場人物の

  • 116

    君は誰かの夢を見ている 徐々に月の方へ登ってゆく。 肋骨のような白い駅から―――。 詳細な情報は、きちんとアーカイブされて頭の中にある。 本人の意思ですら簡単に呼び出せない情報は、 棺の蓋をこじ開

  • 115

    アンケートの話 『クレームは宝の山』という言葉を聞いたことがある。 たとえ、自分たちを責める内容だとしても、 サービス向上のヒントになる。 お客さんの声は、そこまで貴重であるという意

  • 114

    ゲーム障害 「平日二時間、休日三時間」 これはゲーム時間の目安だ。 あくまでも目安であるが、 この境界線を跨ぎ始めると一気に、 「ゲーム障害」「ゲーム中毒」「ゲーム依存症」 の仲間入りをすることに

  • 113

    残光 汗ばんだブラウスの、 白く細い首筋のヴィーナスに甘噛みする。 ―――この腕は。 絶対主義者で完璧主義者、 妥協を許さない、 一分一秒が快楽のジャックポット。 沈みゆく舟とピラミッドとダービー

  • 112

    風になれるよ 枕木はない、線路もない、 あの日の共同椅子もない・・・・・・。 行き交う人に、 心を許せない君にとってのその想像力は、 蒸発する、恥じらって含羞んで交わした、 憂い嬾のうさを帯びたあのジョ

  • 111

    When I was young,positive and serious たましいのほのめく、 皮膚の張り詰めが、 栄枯盛衰を、 諸ジャンルのヴァカンスを、 想起させる瞳。 いつか空っぽになる、 伽藍洞になる、 レオナルド・ダ

  • 110

    黒衣の聖母 Madonna of the Black Robe 僕等は長い時間話したけど、 夏休みの予定は決まっていない。 死後硬直した貪婪な大蛇が、 カラー・テレヴィする。 眼に見えぬ無数の足が、 たこ足配線していた

  • 109

    Looking for something that feels right スモークガラスが必要だな、 野あざみで蝶につきまとわれて 90年代の映画を観たい気分で、 気が付いたらゼロ年代だったのかも。 潜入捜査するサツみたいなかりそ

  • 108

    眼裏に盛りの花の断崖、 コンセントにプラグをさした人体は、 電気リズム振動体。 革命家と聖母像と万国旗が並ぶ世界は、 シャンパンの壜の林の陰。 無意識に埋め込まれた哲学と経済社会論上の、 エロスとタナ

  • 107

    足し算の話 足し算は、小学校低学年、人によっては保育園、幼稚園、 さらに前から学ぶかもしれない極めて初歩的な計算だ。 たとえばそれはさくらんぼ計算や、百ます計算、 時にはフラッシュ暗算なんかで、と

  • 106

    送迎 十一月奈良県の国道―――。 仔猫が啼いているようなはしゃぎ声に包まれながら、 いつものように園児たちを乗せて送迎バスは走る。 幼稚園名がペインティングされ、ファンシーな中型マイクロバス。 バ

  • イラスト詩「I’m Goin’ Home」

    ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ 木立のところどころで、 蝉が声を試み、

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