以降、「灯台」は変化のない時間のなかに潜伏することになる。
「(自称)彼女」 あらかじめ設置しておいた、監視カメラから―――。 夢の中の出来事のように女の子が入って来る。 カチャッ、と音声が拾った。 スペア・キーのようなものをしまうのが見えた。 凡庸に及ば
雨の街 彫刻的な感じから絵画的なものへ、 あたかも巨大水槽のジンベイザメが圧巻の、 ジョージア水族館の中へでも間違って入ったような気がする。 まるで揶揄い、眠りに陥るように、 影薄く模糊としたも
ヒアリ 世界中で猛威を振るったヒアリは、 赤茶色で、二.五〜六ミリのアリだが、 アメリカでは、被害額が日本円で年間七〇〇〇億円。 毎年一四〇〇万人以上の人々が刺されていて、 その多くでアレルギー反
ポスティング 漫画家とかボカロPやイラストレーターなど、 インドア派クリエイティヴに多いのだ。 いやいやそれは夢見がち、でも俺コミュ障だし、 とんちんかんですっとこどっこいのこの俺。 株式会社ポ
The end of the universe and the waltz 「宇宙の最後」には一体どんなことが起きるのか? 現在の宇宙には数え切れないほどの星や銀河が広がっており、 いつまでもこの状態が続くかのように思われるけれど、
文春砲 出版社のゴシップは限りない、 有名芸能人の不倫現場に、政治家の闇。 たとえそれが本当でも多くは信用性の薄い、 ゴシップ記事として流される。 週刊誌を売る側にとってはネット記事の時代でも部数
fruit time 僕等の住むこの地球には、 何千種類もの果物が存在していて、 その中で食べられるものは百種類ほど。 とはいえ、王侯貴族というわけでもないので、 せいぜい十数種類、数種類がポピュラーな果物
僕と君に他人の壁はなかった、境界線などというものは存在しなかった。 こんなの間違っていると思いながら精神を凌駕する、 道徳観を覆いつくす惑星の流れ星の前で、僕は微笑んだ。 すると、君も嬉しそうに微笑ん
wonder of life 朝凪が波を消すように、束の間、 飴のようにとろりとしている街の主要物を見ながら歩いた。 無数の蒼白い痩せた手と、信号機。 その質量、スピード、慣性に基づいて現実的な結果を、 影法師
鏡にキスをする女 懐疑的通り越して、人間不信気味だった頃の僕は、 美味しい食事も、綺麗な服も、化粧も不要だと思っていた。 舞台設定や、装飾的な理解としてでしか、 僕はそういううすっぺらい女を理解で
カーテンの僅かな隙間で、 オフィーリアが死んでいた。 化粧台の上に、 襟巻蜥蜴がいて、 漆を塗ったような、 明るい殻が割れている。 青絵具で空を塗りつぶすと、 縞瑪瑙になり、 ややもすると緑色の縞
Secret time on a rainy day 夕方過ぎの通り雨がもたらした空間を、 頭上の薄い光の層が消えてゆくことで、 謎の、ナンダカクロイ、 グレーダヨ、シンジケートにする。 エロイムエッサイム、エロイムエッ
自分に勝ちたい 勝敗とか、才能って、絶望的なレンズで、 新奇な形態を組織したぐらいじゃ抜け出せない。 でも・・・。 負けたくないことに理由はないよね。 素直な“勝ちたい” 諦めたら、そこで試合終了
(「Give me your first time」) 君が眼鏡外したって、 靴下を脱がなきゃはじまらない。 素ー顔(は、) 服の一部じゃない。
ミーミカ 眼に見えない速度で、 芝居のあさぎ幕のように、ゆっくりと世界は暮れていった。 熟れたトマトや、朝顔にも、少しの皺もなかった。 まだ賞味期限は来ていないし、景品表示法は成立してる。 それでも
(...暗闇で、星が見える、頭じゃなくて、 眼でもない、心で、選んだ―――感じた・・・ 誰も が 何か を (・・・静謐なる花骸に アルペジオ的生体反応。 願っ て る I want to burn it completely
月が見えるか? (「Can you see the moon?」) 警察官の僕は、 殺人事件限定で、神出鬼没に現れる、 探偵の噂についてよく知っている。 問題は三つある、 現場を猫さながら素足で歩く悪癖があり、 僕
Strange Days of Despair 浅い眠りの何の意味もない、ざわめき―――が、 どうしてか―――あたしの胸をさらう・・・。 水に落とした墨汁の雫、胸の中でまだら模様が拡がる。 「「「So here's to love, the highs a
バス停 言葉の壊れた世界の入り口のようなバス停。 紫陽花の花壇が、 重ね着の襟元にほの見える白い肌のように見える。 ゴルゴーンの顔を見たものは石になってしまう、 瀝青のいろをしている排水溝。 農産
夏になる ―――世界(は、) タタタ、と水滴のリズム、で、 氷砂糖が落ちてった、 センシティヴ・デッドなら、 砂漠で一粒のダイヤモンドを、 見つけるような確率なんて、 気障なことは言わないで。
短縮/縮小/ 省略/全体像 ジオラマやヴィネット、 ゲームなんかではクォータービューというけれど、 巨人になってゴキブリホイホイみたいな屋根をパカッと外せたら、 (それは“発想の勝利”だけど) ――
59 *詩を読むよりハーレクインを読む方が正しいと思う説(?)
You are always the one who gives me the words I really want ただいまって言えたら、 おかえりって言って欲しい。 脳髄の底を透明な振動が潜って、 甘やかな美しい旋律を見ている気がする。 恋を
magnetic world 化け物の中へ入っていったことは、 覚えている。 “深淵のラビア” (電磁波測定、各種放射線測定、 言語化プログラムを含んだエラーコード、) ...PS.shock trigger spiralの罠。 本体を
57 *そしてグーグル先生はいつも無茶苦茶な英語を作る(?)
注がれることのなかった、 コーヒーカップへ、 知的な陰翳を嫌った、 難解な迷路の、 路地裏の気配が忍び寄る。 It was never poured, to the coffee cup He hated intellectual shadows. A difficult maz
機能と障害 周囲がぐるぐると回転して、 妄想という晦渋の餌食になる。 一歩間違えば、被害妄想の穴の底。 天国へと至る梯子は何処だ? apocalypse... “吊るすもの“ “吊るされるもの“ 光の複雑な
Reggae 象のような君は、 君も靴の裏に沢山の蟻を潰してる。 黒が何層にも渡って塗りたくられた、 深夜のグラデーションカラー、 テクノや、ファンクを聴いているのか、君は。 段ボールで作られたスチーム
54 *そして「おま、何勘違いしてんの?」「草」って炎上する(?)
夕陽 世界が終わるって 言った その瞬間に やっぱり 世界は終わったんだよ 二つの答えがあって その一つを選んだ そんな禅問答みたいな よくわからない 慰めにもならないことを 考えながら 強くなろ
君が想うよりずっと 何処までも行けるような気がしていたんだ、 馬鹿な僕等は、輝きに溢れた真夏の昼間に、 笑って泣いて、そして怒って、取り乱して、 写真機のシャッターが降りて、 気化した色素の透明で
52 *それは部活中の終わり際に始まったG線状のアリア(?)
欲求不満の先輩は 後輩とシモネタを 熱く語りたい 「ここだけの話さ、女の子だったら誰でもいいって思う? なんていうんだろう、リアルソードアートオンラインっていうか。 ヤバいと感じたものがなにも
51 *前から、インスタグラムは最高だと思っていました(?)
インスタグラムホラー どうする? 心霊世界のアイドルになっちゃう? それとも、心霊商法で、 気を入れた壺を百万で売っちゃう? どうしよう、幽霊用トラップで、 通路の真ん中に段ボール置いておいた
「退学」や「停学」みたいに思える、 トレーラーハウスの脇に立てかけられた脚立。 何とも言えぬほど『鮮やかな輪郭』を示す、強さ。 それは、『強烈な光』だ――・・。 妄想と現実が噛み合った瞬間、スペクタル
あ、/で、も (一定のリズムがく、ず、れ、る) ―――粗雑な野外トイレ。 ベニヤ板の床。 アンモニア臭に耐えられなかったのか。 どうだろう。 死んだ蠅と、 お前は元気だな
眠りの国 届いて (・・・・・・君がいない、白い部屋で・・・) 溢れて (・・・・・・砂と雪の、まだら模様・・・) 響いて (・・・・・・時は、戻らない、熱気にシュールに美しく歪む、 かげろう、道は昨日と変わらないの
You Can't Hurry Love 夢の中でも会いたいあなたは、 王子様。 大嫌いな流行歌もといJーポップみたいな歌詞も、 嫉妬と束縛のヤンデレ設定も、 そんなメスしたいわけじゃないのに、 ウェットなロマンチシズ
Midnight Ending 夜の、音になる。 code me...call me... 無重力の、 (・・・・・・溺れたり染まったり、忙しなく消化されてく・・・) 波間から、息を泡にして。 (・・・・・・血管の中の電子、宇宙の秘密垣間見る
初恋 夕闇の迫った、俗世間を、超越したような、 薄暗い部屋の中で、白く美しく笑って、 廂を長く突出きだした、低い、がっしりした二階。 立板に水を流す如く、澱みないピアノの音のような、 長い間の鬱
春の日 spring day 喧噪の断続とともに人びとの顔がみな無意味に見え、 一〇〇〇ピースのバズルを完成させるのに、 どれぐらい時間がかかるのかと、 ふと思った。 人の世を遠ざけるように堅く眼を瞑り
カネの力 二十四時間手を使わないで生活をしようって、 ドッグランで大型犬に追いかけられ、 つい先日、蜂の巣を手袋で殴って全力で逃げる、 という企画をこなしたあと言った。 で、いま、何してるって?
What is the world you understand? I can't stop following the seal based on its shape and appearance. 信じることで、 生き延びることができる僕等は、 同時に疑うことで、 想像力を働かせる。
タナトス(「死」)の欲動は、 『自己破壊的な行動(自己への攻撃衝動)』 を生み出すが、 自己破壊的な帰結を回避しようとする、 エロス(「生」)の欲動によって、 『他者への破壊的な攻撃行動(攻撃衝動)』
映画のポスターの話 映画のポスターは、映画の魅力を一枚の絵で表現し、 観客を引きつける重要な役割を果たしている。 ポスターは単なる宣伝メディアにとどまらず、 独立したグラフィック作品としても評価
game of tag 一人が鬼となって他の者を追いまわし、 捕まった者が代わって鬼となり、 これを繰り返す。 専門家は説明する。 物質を構成する最も基本的な構成要素の一種。 u(アップ)、d(ダウン)、s(
魔法少女政策委員会 そして平凡な普通の少女は、 おっと、平凡な普通の顔面偏差値が異様に高い、 『魔法少女まどか☆マギカ』や、 『カードキャプターさくら』を参照しながら、 スタイル抜群でベビーフェイ
37 *かもめ氏ついに語る、ああ、“あれ”の“あれ”ね(?)
表に掲げられたネオンサイン 、待合室、コート掛け、 バインダーに綴じられたタトゥーの見本写真。 使い捨ての手袋、タトゥーマシーン。 作業中のタトゥーがよく見えるように着用するヘッドルーペ、 明るさが調
夏休みの王様 king of summer vacation 脂肪が腐ってひとりでにできた割れ目に、 黴でも生えてくるような、八月三十一日。 この夏も、公園でラジオ体操をして、 ジジババにまじって太極拳させられてた。
夕方 夕食の準備、鍋や水音、換気扇、皿を動かす音が、聞いても聞かなくてもいい、 自然音みたいに思える。透明な海の無感覚と、風景の三角柱のような不動。 生命を無視して食卓に並べられる残酷な料理だ、蒸
子づくりからはじめてゆく kamome studio わー、おとうさんとおかあさんが ちゅつちゅっしてたー。 ばちくそやだー、こどもうまれるー。 こうのとりさんおねがい。 むぎわらのかごでもってき
はーい、新作ジュースのレポしちゃうよー。 4月18日に、青い鳥がめじるしの、 世界七十億がお尻の大きなことを知っている、 Kamome Martで愛の伝道師活動、 「まじで毒素! 心臓にドキュン、青い何かしら
鏡 真夜中、鏡の中に問い掛ける。 鏡に銀やアルミが特殊な方法でつけられ、 それゆえ、自分の姿を認識することができる。 その空気のなかへ一種神秘な雰囲気を撒き散らすもの、 それとて、不自由きわまりな
literary spring invitation 道を行く人々の単調なざわめきが、 水の底から発せられたように思える。 日常がドラマティックな仕掛け装置のわけもないのに、 浮足立ち、絶え間なく頭の中を侵蝕しにかかる。
勢い こおりつきそうな冬の夜の、しばれた感じの、むちでばしばし、 しばかれた感じの、郡山市って特に関係ないけど言った感じの、 そういう何かしらの、まあ何かそんな感じの、でって言ったらでって、 返さ
探索 見知らぬ場所で目覚めた。 現実度、温度、気圧、広さ、耐久性を計測しよう。 埃まみれの薔薇の花が落ちているが、これは、 ドライフラワーだろう。 薔薇の花を手に取ると花の部分に鍵が隠されている。
Super-expanding story 生きてる理由なんかなかった。 コンクリート塀を見た、ガードレールを見た、 道は続いていた。 五分で着く職場をクビになり、 「(俺は一体何してるんだろう?)」と思った。
あなたはグラエムだね? あなたはグラエムだね? scanさ/れ/る。 ***閲覧権限確認のため職員コード及び、 パスワードを入力し認証を行ってください*** +〇×△■chord... “vision 未知の化合物が塗布さ
春の心臓 あなたのことを一つ忘れるたびに、 細胞が死んでゆくような気がした。 ねえ、すべての細胞は七年で入れ替わる、 骨も七年、関節は百十七年。 脳は一年、腸の微絨毛は約一日。 肝臓や腎臓の早い
選択 せつない夢の身のこなしでふきすさぶ寂寥は、 藻の陰のように見え透いている―――から。 磁带の回転速度を間違えた言葉が、 頭の中でぐるぐる回れども視線から守る。 くらげのようにうねる過渡的な恍
ヤンデレ神話 なんていうんだろう、 いきなりマンホールへ落ちて死んだと思ったよ、 ああ一巻の終わり、短い人生のフラッシュバック走馬灯。 でもね、スナイパーライフルあざらしみたいな君がいた。 一目で
星の動いていく音が聞こえそうなぐらい、 錯覚した、 悪魔の藪知らずに迷い込んだ障害、 末期的な流星都市。
印象と動き 日常と空白と溜息と空 足音がもつれてる・・・
21 *えーっこんなにキャッチ―で、ポップで、いいんですかー(?)
令和 はじめて音楽を聴きながら笑えた夜が、 アニメのエンディングテーマ。 意味不明にウケる、草、 ッパ、ッパ、ッパパ、パパラア、、、 「そして―――横断歩道の白い部分だけ、 ワルツしながらホップ、
black future 夕焼けが燃えて思いの丈を超伝導に呑み込んで、 モナリザ、 息ができない少しの間、沈黙の絵の具が流れて、 回路を彷徨う鼠花火、 散乱する旺盛なイメージの氾濫はされど校閲済。 “Day a
江戸時代なんていうとハッキリ言って僕等にはどうでもいいが、 これはまとめサイトや、SNS文化の賜物で、 おめでとうございますとしか言えないが、 江戸時代から生きている世界最高齢のゾウガメの「ジョナサン」
少女の世界 弁当箱はキティちゃんだと駄目らしい。 CBR乗りたい。 あなたは壊し過ぎた、 砂浜でつくったお城にスライディングする。 冬の森の奥に落ちている冬のソナタのDVDみたいなもの、 中には
食品サンプルの話 さまざまな食品を蝋や合成樹脂でかたどった、食品サンプルは、 レストランなどで見ることが出来る。 食品サンプルは大正末期に日本で生まれ、 日本独自の文化として多様で豊かな食文化を
日付変更線 日付変更線は、地球表面で北極と南極をつなぐ想像上の線。 地図でジグザグに描かれた線に気付いたことがある人もいるだろう。 この線を西から東に通過する時は、 日付を一日戻し、逆に東から西へ
vengeance 復讐の代行を請け負う「プロの復讐屋」というのがいる。 こういうのを「復讐代行業者」という。 この仕事を行う為には、通常、 「裏社会」にも精通していなければならない。 その為、「暴力団関
煙、が、充、満、 す、る、不、行、状、 腐ってゆく 腐ってゆく (・・・・・・フラットに見ようよ、カウンター的な無表情) 切/り/刻/ま/れ/た 孵化/産卵 肉体を漁って
It's breaking down 暴れ出しそうな、 声。 甘い薫りと、 汗の匂いで、 発酵する。 感情は手に負えない、 低次元と高次元、 噛みつきたい、 憎悪の炎で研ぎすます。 燃え残った平原が、 逆流
すべてのものが透けてしまいそうな夜の時刻、 四月は昔懐かしい夢の聖域、 涙が出てきそうだった。 蛞蝓。 殺されてゆく幸せと、 気の狂うような懊悩が薄らぐまで、 運命はきっと幻肢痛。 可愛いものや美
読書感想文に何か書けって言われたから、 書いたった。 厄介なパズルのようなドラマのワンシーン、 トランプのカードを何枚も横に並べて、 一枚ずつ手品してみせる鮮やかさよ。 ぐじゅぐじゅした日で、 マ
風が吹いた 夜までの軌跡は、 長い長い自由落下だ。 パラシュートの傘にもなれない、 風に翻弄されて、 踊っているのだか、 おどけているのだか、 うっかり蜂の巣をつつけば、 アキレス腱。 みんな弱
イスラム教徒 Muslim 七世紀の預言者ムハンマドは、 神様アッラーからいくつかの教えを授かった。 この教えが多くの人達に受け入れられたことで、 イスラム教が誕生した。 全然関係ないけれど、ムハンマド
何でもないことだったな。 鏡の上を歩いているような、 春がもう一度巡った。 あの日の二人が、 アスファルトの上を駆けてくる、 焦れるよ、まだるっこしいよ、 照れくさいよ、 でも胸にこみあげる、 馬鹿に
Beyond words 矢が弦に触れてしまう。 遠い過去、 一方に味方し、一方の敵になる、 蝸牛が殻の中に、 すっぽりと閉じこもるように、 いつか、なめらかにすんなりと、 矢は音響かせて飛んでゆく。 ささ
Messiah complex ジョン・レノンや尾崎豊が典型的だと思うが、 メサイアコンプレックスというのがある。 自分は劣った人間だという気持ちと、 自分は人を救える優れた人間だという気持ちが入り混じって生じ
テストで、あれ、わたし、 何していたっけという時に読む詩 テストと一口に言っても、 それはもちろん成績だけのことではない、 いやしかし百点の出木杉君もいれれば、零点の、のび太もいるわけだ。 多くの
生体認証 SF映画などでもてはやされた生体認証も、 日常で利用されている。 家の鍵をなくした、 身分証やカードをなくしたという経験がある人にとって、 銀行のATMコーナーの静脈認証の装置は画期的で、 ご
スイミングスクール ばしゃばしゃ泳ぐ音が聞こえる、 スイミングスクール。 ちなみに小学校低学年から、 中学校二年ぐらいまでが人気という傾向があるらしい。 運動神経の発達という観点からすると、 四歳
硝子 硝子の材料といえば珪砂とソーダ灰、石灰石だ。 珪砂は石英で、公園の砂にも使われている。ソーダ灰は、 中華麺を柔らかくする「かん水」にも使われている。 石灰石は二百か所の鉱山があり、 山口県
母子 ラファエロ・サンツィオの「大公の聖母」は、 トスカーナ大公であったハプスブルク家の、 フェルディナント三世が所蔵し、公務で出向する際は勿論、 私的な旅行の時でさえ片時も手放すことはなかったと
明日から写真詩に入る。 ラブコメ小説詩を二作ほど手掛けようと思ったけど、 ホラー詩を書いた段階で、何かこれは違うなという気がした。 クオリティの話だけでいうと、今回ほとんどが、 過去最高のクオリティ
透明な眼をして。 あなたは肛門に差し込む聴診器のようなんだ、 液体になった細胞は、 甘ったるい香水を毒薬にした。
* ●地下室へと続く階段。死刑囚の見る十三階段。 地下の掘削は温度の闘いといわれ、 火山が多い日本では六〇〇〇メートル前後で二〇〇度に達する。
オレンジの街頭、信号の色、ビルの明かりも何か新鮮だ。 それに昼がちょっと暑かったりしたら、 深夜の肌寒いぐらいの空気でリフレッシュもできる。 心配性の人や、ネトウヨ野郎に言わせれば、“大麻”じゃねえか
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以降、「灯台」は変化のない時間のなかに潜伏することになる。
力み過ぎて声が裏返る、よ・・。
どれくらい君のことが好き、 その間に生きる目的や幸せや生活が、 生乾きの、透明な、皮膚とやらに見え隠れして。 コンビニエンスストアの青白い蛍光灯が作る影の中で、 横顔を見ながら、すべてが背景に溶け込
昭和六十二年の夜が深まり、 神田川の水面に映る街の明かりが、 狡猾な動物みたいに、 風速一・一メートルの微風に乗ってさざめく。 マンションの輪郭を縫うように流れるナトリウム灯の橙色。 波長五八九ナノメ
感じ る 時...... 伝
高校の放課後に、友達にホラーについて語る、 それは、すうっ―――っつ・・と、 溶けてしまいそうな午後―――。 窓外
その夜、俺は地方のビジネスホテルにいた。 駅前のチェーンは満室で、仕方なく選んだ古い宿だ。 ロビーは薄暗く、埃っぽい。 フロントの男は無表情で、鍵を滑り込ませた。 「エレベーターの前の部屋は、使用不
鐘の音が、遠くから微かに届くような錯覚を覚える、 午後八時過ぎ。 地方出張のために予約していたビジネスホテルは、 駅前の賑やかな喧騒からまるで隔絶されたように、 裏通りの闇にひっそりと佇んでいた。 日
時刻は深夜二時を過ぎていた。 街灯一つない、墨を流したような山間の林道を、 白い軽ワゴン車が、 ぬかるんだ砂利道を啜るような鈍い音を立てて、 ゆっくりと進んでいた。 寝そべって章魚のごとく枝を伸ばした
深夜零時を少し過ぎたころ、 梅雨明け前の湿気をはらんだ空気が、 アスファルトの熱を吸い込んで重く立ち込める田舎道を、 一台の軽ハッチバック車が、 ヘッドライトの円錐形の光を彫刻刀のように、 闇に深く彫
六月中旬、湿気を孕んだ空気が住宅街へと流れ込み、 築十五年のタウンハウスにも、 ゆるやかで粘性のある沈黙が満ちていた。 時刻は午後三時を少し過ぎたところ。この時間帯は、 まるで空間の奥底で時間が凝固し
さっき長編小説が終わった。 少年王 https://kakuyomu.jp/works/16818622175915328880 めっちゃいきった文体を目指し、 途中から何でこんな息苦しいものを作っているのか首を傾げた(?) お金もらえるな
大きな声では言えませんが、私はストーカーだったことがあります。 今日の午後も、駅の改札を出た彼女の白い踵を、 私は規則的な歩調で追っていました。 彼女の履く白いローカットの運動靴は、 わずかに汚れたソ
この都市では、夜になると。 出歩いてはいけない。 回覧板にも載っていたが、 サインだけして返した。 夜の一時をわずかに回った時刻、 俺は築四七年のアパートの重たい鉄扉を軋ませ、 コンクリートの亀裂が薄
就職を機に、かつて学生時代を過ごした混沌とした都市を離れ、 郊外の新興住宅地へと移り住んだ。 開発途中のその街は、未完成な地図の余白のように白く、 静まり返っていた。 確かめていないとちゃんと二十四時
昼下がりの空気は、 まるで熱に煮えたぎる水のようにゆるく歪んでいた。 アスファルトの照り返しが窓硝子を熱し、 その熱が室内にじんわりと滲み込んでくる。 焦げ付くような夏の匂いの中に、古びた家の奥に澱む
十年ほど前のことだ。母が肺に癌を患い、 最終段階に入ったと宣告された頃、 俺達は住まいを移さざるを得なくなった。 病院へのアクセスと、わずかに残された時間の共有。 それが俺達の生活のすべてとなった。
春の終わり、大学を卒業したばかりの僕達は、 中央線沿線で部屋を探していた。 生活を共にするという決断は、まだ現実の重さを持たなかった。 娑婆気もあれば欲気もある、二十三歳。 邦楽のようにつらつら口ずさ
都内の私立高校に通うAさんは、ごく平凡でありながら、 どこか無垢な透明感を湛えた女子高生だった。 彼女は目立つタイプではないが、 放課後の教室や週末のカフェでの小さな冒険が、 穏やかな日常を優しく縁取
騒ぎを抜け出せば、 (・・・・・・胸を焦がす、何かに邂逅う・・・) ぞっとするほど長い夜だっ
魂の問題から遠ざけている不思議な重量感があるなら、 プラットホームで列車を待つ、 (エン
そもそも、僕とあなたは他人だし、今後もずっと関わり合いにならない類のどうでもいい人間だ。ファンサービスとかリップサービスもしない。そもそも、まともな環境で詩を書いているわけじゃない。僕は全詩人ぶっ殺し
錆びた狭い通路を異様に長い時間をかけて歩く、 頭に穴が空いてそこに蛆がわいてる、 未知なる世界へ風切ってknock 、、、、、、、 とはいえこれ
Hey! Hey! Hey!(Come on) Hey! Hey! Hey!(Come on) G.O.D ディフェンスは、懸命な試みの背後、 先天的なフューチャー! ザザザ... そりゃね。
たこ焼きとか動物とかいう女が言った。 「かもちゃんのユーチューブがあって、 かもちゃんと打ち合わせした後に、ディスったんだよね。 もちろん悪意はなくて、あくまでも有名税の企画で(?)」 「うん、病院
このシティー、轟音と静寂、 ローラスケート、プロペラ、ジェット、 プラスティック、 いらいら、気まぐれ、誤解」」」 でも確かなことはすこぶる楽しいこと、 僕が、 歩道橋で傘を振り回し
(は、) 運命に―――殺される・・か、 (「Keep it cool... ひどい事故に遭って―――、 気勢を削がれる・・か―――、
教室の昼休み、コウハイが上級生である俺の教室に、 のこのこやって来て、ついに簡易椅子まで用意されるというのは、 どういうことだろう(?) 知覚することのできない光
「呉服」とは、 「くれはとり」と呼ばれていた絹織物を作る人々のことだ。 (これも“風土”なんてものじゃ
早朝、大きなお尻のかもちゃんが、 朝からコック棒をかむっておられた。 エプロンも何もせず、もこもこのお腹を見せていた。 夏の匂いがした。 そして、超ドヤ顔していた。 いずうさも、三角巾をしていた
リリスという半ばまどろんでいるような美しい名前は、 お伽噺を読んでもらっている夕方が夜となり、 甘いしむみりとした風が、 出てきたような気持ちにさせ―――る。 めくばせ
、、、、、、、、、、、、 入りたくないトイレに入る。 ―――まず、これだけでも怖い。 次第にうねりを増し、複雑な分岐を産む兆候だ。 あなたにだけ打ち明けるが、 僕も
liveなんだ、Diveすんだ、 time... キューン、トシテサ... ゴロゴロゴロゴロ、ガラガラガラン... (ぽ
You Know... Oh I Know... 有象無象の世迷言? ...Q.E.D. 癖になっちゃうな」)
そもそも、僕とあなたは他人だし、今後もずっと関わり合いにならない類のどうでもいい人間だ。ファンサービスとかリップサービスもしない。そもそも、まともな環境で詩を書いているわけじゃない。僕は全詩人ぶっ殺し
***奇跡っていう放射性物質 ***奇跡っていう放射性物質 (スチレンだ、ビニールだ、プラスティックだ、、、 ・・・
ここから飛び降りたら死ぬのかな、 レンズの絞りをいっぱいに開けながら瞳を真下へ向ける。 ビルの屋上。 、、、、、、 うーんすごい、と望遠鏡があれば下着を見ているバードウォッチャーもいる。
病院に入院していた。 はず―――だ。 奇病だった。 パンドラの函の最後に残った希望のような、奇病。 死は差し迫っていた。 釣り糸を垂れて月を釣り上げるような構図