口に出して自分で納得した。某人。「娘がね友だちと街に出てその子と自分の子を比較して落ち込んでるのよ」自分の子はベビーカーなのに相手の子はとことこ歩いている。「〇〇ちゃんはあんなにいい子なのにどうしてうちの子はって」「頑張って無理して歩いているわけじゃないでしょ。歩くことが好きなだけでしょ。それだけのことで別に『いい子』なわけじゃないと思うけど」と言うと「そうよね」と顔を輝かせた。おとなしくベビーカーに乗ってくれるんならいいやん。抱っこをせがまれることに比べたら。いや。むしろ子どもの歩調に合わせて歩くよりベビーカーを押す方が楽じゃんと思って気づく。ああ。いい子って大人にとっての『いい子』なんだ。そう割り切れるならいろいろ楽になるなあ。自分の子育ての時に気づけばよかった。いい子は大人にとって都合の「いい子」