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村雨庵 茶の湯日記 https://blog.goo.ne.jp/tukiduki

日々是茶の湯

ざーっと降ってカラッと上がる通り雨が村雨 まあ 暫し雨宿りにお寄りあれ

その他趣味ブログ / 茶の湯・茶道

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村雨庵
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2009/04/21

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  • 除夜

    除夜の畳拭くやいのちのしみばかり渡辺水巴渡辺水巴ワタナベスイハ(1882―1946)俳人。東京の生まれ。日本画家省亭の長男。日本中学中退。若くして内藤鳴雪の門に入り、1906年(明治39)『俳諧草紙』を創刊、大正初め『ホトトギス』雑詠欄に村上鬼城、飯田蛇笏らと主要作者として活躍し、その作品は父の血脈を継いで江戸情調の流麗な唯美的色調に富むとの評価を得た。16年(大正5)『曲水』を創刊して昭和俳壇の第一線に活躍を続け、没後『曲水』は妻桂子、次女恭子に受け継がれた。(コトバンクより)あと少しで卯年になるお昼に、有職からおせちが届いた明日の楽しみ除夜

  • 行く年も今宵ばかり

    源俊頼行く年も今宵ばかりになりにけり果てなきものは我が身なりけりあと一日で寅年のおわり今日も掃除してお飾りをかざったちょっと清々しい感じ飾っていけない日はくんち飾り、一夜飾り、29日と31日片付けは松の内松の内は、全国的には1月15日だが、この辺は7日まで。明暦の大火が起きたあと、「燃えやすい松飾りを早く片付けるように」と、幕府が1月7日までとささだめたとネットに出ていた。、行く年も今宵ばかり

  • 懐石のみそ汁は

    北窓をひらきしときに雌猫がもの探すさまに入りてきたる篠弘懐石のみそ汁はいつもふくさ味噌。二種類の味噌をつかう。結婚式などおめでたい席で出される。縁起が良いみそ汁だといわれる。特長が違う味噌を合わせると、それぞれの味噌の良いところを引出し、カドの取れたまろやかな味と風味やコクが出るそうだ。季節によって白味噌の配分を変えるという。白味噌は炉のはじめが一番多く色も白めで少し甘め。それがだんだん赤味噌を増やしていく。風炉になると味噌汁の色は赤味噌の色になるが私は必ず白味噌も入れている。ただ真夏だけ八丁味噌を使うと白味噌を入れず赤味噌を合わせる味噌汁の実は生麩や野菜をつかう炉は大根、かぶ、いも類、風炉は茄子、小芋、南瓜、冬瓜無季のものとして麩の類は色々あり季節の生麩は便利だ焼豆腐、胡麻豆腐、ゆばなど最後に耳たぶのや...懐石のみそ汁は

  • 藤原俊成 フジワラノトシナリ

    藤原俊成フジワラノトシナリ和歌・歌人148面影に花の姿をさきだてて幾重越え来ぬ峰の白雲またやみん交野カタノのみ野の桜狩花の雪散る春のあけぼのむかし思ふ草の庵の夜の雨に涙な添へそ山時鳥夕されば野辺の秋風身にしみてうづら鳴くなり深草の里思いあまりそなたの空をながむれば霞を分けて春雨ぞ降る世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる永久2年(1114)~元久元年(1204)年11月30日。91歳。権中納言俊忠の子。初め顕広。54歳以後俊成。63歳の出家後は釈阿。通称五条三位。正三位皇太后宮大夫に至る。五十代頃から六条家の藤原清輔に拮抗して歌壇に指導的地位を占め、75歳で『千載集』を撰出。六百番歌合など多くの歌合判者となり、歌学書『古来風体抄』を著して、新古今時代の有力歌人の養成に貢献した。家集に『長秋詠...藤原俊成フジワラノトシナリ

  • 俊恵法師 シュンエホウシ

    俊恵法師シュンエホウシ和歌・歌人147み吉野の山かき曇り雪降れば麓フモトの里はうちしぐれつつ夜もすがら物思ふころは明けやらで閨のひまさへつれなかりけり俊恵法師シュンエホウシ永久元年(1113)年生。建久二年(1191)年頃までに没か。『金葉集』撰者木工頭源俊頼の子。母は木工頭敦隆の娘。東大寺の僧で大夫公、大進公などと称せられた。白川の自坊を歌林苑と名付、派閥を超えた自由な雰囲気の下に歌会・歌合を行った。その歌論は弟子の鴨長明の『無名抄』に見られる。家集に『林葉集』、私撰集に『歌苑抄』『歌林抄』がある。『詞花集』以下に入集。朝寝坊して部屋をかたずける断捨離は出来ないが少しでも捨てようと努力する筆記用具がたくさんある捨てるように努力する俊恵法師シュンエホウシ

  • いまにして

    いまにして何を喚ばむかふつふつと茶碗カップのへりに泡だつミルク篠弘裏千家の本を買ったパラパラ見ているとちょっと引っかかったえーとそうだったかしら釜かんは初炭は火箸にかけるけれど後炭は炭斗の中の炭に綴じ目を下にして置くのだとずっといつも指導しているのだが違ったのか変わったのかそれともどちらでも良いのか不明いまにして

  • 銀化する冬の日ざし

    銀化する冬の日ざしにプラタナス枝伸びきりて空うばひあふ篠弘今日はお弟子様のおうちで一汁三菜の茶事教室料理の下ごしらえをして後半は茶事になる今日は大のすり鉢と雪平の24センチと18センチをふたつと濾し器大さじと小さじを持参タクシーを呼んで10分乗ると着いた出汁をひくすぐみそ汁と煮物椀の本汁をとっておく向付魚を盛りわさびや添え今日は莫大と菊煮物椀の種をつくる焼物を焼くご飯を炊く用意あと八寸と香の物みんなでお料理すると楽しくみんなで食べると美味しいようだわ銀化する冬の日ざし

  • 灯をけせば

    灯をけせば寒さひろごり流星の空はしづくをふふみはじめつ篠弘今日はクリスマスイブ予定は皆無ゆえ横須賀線のグリーン車に乗って夜話し茶会へ行く初めての駅に到着空が広い空が青い茶会はもちろん師走の取合せだ今年もあと少しと思うとお腹がすいてきた家に帰る前にアップルパイの店で一休み今日も一日はあっと過ぎた裏千家小習十六ケ条貴人点、貴人清次、茶筅荘、茶碗荘、茶入荘、茶杓荘、長緒茶入、重茶碗、包帛紗、壷荘、炭所望、花所望、入子点、盆香合、軸荘、大津袋。表千家習事十三ケ条軸飾り、壷飾り、茶入飾り、茶碗飾り、茶杓飾り、台飾り、茶筅飾り、組合点、仕組点、長緒、盆香合、花所望、炭所望。13という数字は灯をけせば

  • 茶杓のメモ

    ひたぶるに風の日さびし交番の夜勤のひとりが吸殻ひろふ篠弘茶杓のこと色々わたしめの切り抜きメモ奥伝は別だが濃茶に使う茶杓は中節。薄茶には中節はもちろん、元節や無節の茶杓も使うと習った。茶杓は利休の時代に中節となり、利休七哲や宗旦四天王らの茶人も中節で茶杓を作っている。以前は象牙をうつした無節を村田珠光、武野紹鷗は元節を、利休は中節。それぞれ真行草の茶杓と言われる。節より先は茶入に出入りするから、不浄を禁じて、先を手で触らないように、節を込めた。とか竹の茶杓は当初は一回限りの使い捨て。初期の茶杓が漆で拭いてあるのは、象牙を模すためとも言われて織部は拭いてあり。遠州は拭いてない。宗旦も、石州も拭いてない。とか。慶長の頃までは無銘が多く、贈り銘や由緒を記す。遠州や宗旦の頃から銘が風流銘になってきた。茶杓の筒は真行...茶杓のメモ

  • 罷りて雨後の街にただよふ

    よそほひて生き来し者が首都圏を罷りて雨後の街にただよふ篠弘罷マカりて→退出する今日は木曜稽古雨が降って止んだ今日は冬至この日に「ん」の付くものを食べると運が付くとのことそれはかぼちゃ、金柑、寒天、蓮根、人参、銀杏、饂飩かぼちゃは南京ナンキンとも言うのでナンキン、キンカン、カンテン、レンコン、ニンジン、ギンナン、ウドン→ウンドン冬至にはお風呂。この日は冬至(湯治)風呂柚子湯に入る。天保9年『東都歳時記』に江戸の銭湯から流行ったとある。冬至のお粥冬至の日の朝に小豆粥を食べる。これを冬至粥という。小豆粥を食べると疫病にかからないと。あるいは体を暖めるから良い。冷酒を飲む。冬至にはカボチャの煮物を食べると中風にならず、長生きする。コンニャクを食べると、コンニャクは体の砂払い。体内の悪いものを掃除する。冬至の「と」...罷りて雨後の街にただよふ

  • 光陰如箭

    今日の軸は光陰如箭コウインヤノゴトシ今夜のお稽古にみえたお弟子様軸を見て「私のこの言葉はわかります」とお弟子様は光陰如箭を中国語で読み上げたこの言葉は唐の時代の歌や書物にあるとネットにありまた時は弓を射るように早く過ぎるという思いは古今集の和歌にもあるとも出ていた矢のように時は過ぎるのだ明日の二十二日は冬至あと少しで令和四年は終わる写真の軸落款は円覚別峰円覚寺派十代管長の朝比奈宗源のこと光陰如箭

  • 突風にたちつくさむか

    突風にたちつくさむか青芝が鞭うたれゆき枯れたる色す篠弘庭の椿がなかなか花を咲かせないあけぼの西王母明石潟加茂本阿弥紺侘助太郎庵肥後椿太神楽白侘助金魚葉椿のりこぼし羽衣本白玉などがある明石潟などは私の生まれる前からあったそれなのに今花を咲かせ蕾や花があるものは本白玉椿のみ他のはつぼみは硬く花はまだまだこれからだ花を入れる器をなんと言う生け花などの華道家は花器カキ、花生ハナイケ工芸家は華甁カビン茶道では花入ハナイレ利休居士以来、茶会記には花入ハナイレとありかねの花入つちの花入竹の花入の三つに分けられる突風にたちつくさむか

  • 取合せ楽しは

    茶友が来るのでお薄を点てましょうとなるとまずは使う道具釜がかかりお湯が沸く水指は何棗と茶碗は茶杓を何にしようお菓子と菓子器それに掛軸を改めて花を入れ香をたけば準備完了だがさて何を使うかどう取り合わせるか悩ましいいにしえの茶人は言う・大きいものと小さいもの・黒いものと白いもの・重いものと軽いもの・甘いものと辛いもの悩みながらでもあれこれ考えるのが何よりの楽しみたとえ稽古でもそうだ取合せ楽しは

  • あらゆる風にのりて種蒔く

    ラルースのことばを愛す〝わたくしはあらゆる風に載りて種蒔く〟篠弘今日は朝日カルチャー12月もあとわずか銘の隅田川謡曲「隅田川」に登場する梅若丸は京都の北白川の吉田の何某の一人子で、人商人にさらわれて東国へ下り、武蔵国隅田川のほとりで病死した稚児。東京都墨田区の木母寺(もくぼじ)にその遺跡と称するものがある。この梅若伝説をもとに浄瑠璃、歌舞伎、仮名草子、読本などいわゆる隅田川物が作られた。というあらゆる風にのりて種蒔く

  • 雪の来るけはひの空を見はるかし

    雪の来るけはひの空を見はるかしレイアウト室に珈琲をのむ篠弘今日はいつもの京料理の店ふくもとにて食事会はじめに南蛮内箔押の馬上杯に熱々の湯葉蒸しイクラと山葵のせ木地の箱に口取が色々お椀は蟹真丈人参の紅葉松葉柚子しめじと青菜お造りは.,五種もり本マグロ、帆立、鯛、ウニ、車エビ次は熱々の甘鯛の蕪蒸し紅葉麩に銀杏と山葵あんかけ焼物は裏旬ウラシュンの鰆の照焼慈姑クワイの素揚げがふたつむかごの松葉さし薩摩芋の檸檬煮そしてご飯は舞茸ご飯に庄内麩のみそ汁と香の物お菓子はクリスマスツリーとお薄今日の焼物のお魚は裏旬ウラシュンの鰆ですとのこと裏旬ウラシュンとは何ですか多く食用魚についていう世間でいう旬には外れているが、その魚の味がまたよくなる時期。市場への出荷量が多くはないがおいしい時期。春夏の鮎に対する秋の落ち鮎、秋の鮭に...雪の来るけはひの空を見はるかし

  • もみぢ葉の散りしくときは

    紀貫之もみぢ葉の散りしくときはゆきかよふ跡だに見えぬ山路なりけり今日は午後から朝日カルチャー気分よくお勉強してそのあと用事があり電車に乗って出かける外は寒くてなんとなくおなかがすいた感じである駅に着いたときお手洗いに行こうかとも思ったがまあ大丈夫だろうバスがすぐ来たので乗って見るとたちまちおなかがいたくなり始めた困った困った目をつぶって寝たふりしてもおなかはどんどん痛くなるしばし静かにしていようバス停を降りたらコンビニがあるから借りようそれまで何とか頑張ってねようようバス停に止まりようやくコンビニに入って係の男性にお手洗い借りれますかと聞くといや貸してないですだってその言い方の冷たいこと人の気持ちをわからない人ねもうがっかりよどうしてくれるのもいいいわ仕方ないあとはお宅まで急げや急げ早足早足挨拶もそこそこ...もみぢ葉の散りしくときは

  • をのへの紅葉散りにけり

    慈円高砂のをのへの紅葉散りにけりとやまのあらし音のさやけき今日は木曜稽古昨日は水曜稽古月曜日に私の短歌の先生が亡くなられた平成六年から御指導頂き二十八年経った悲しいただただ悲しいをのへの紅葉散りにけり

  • 極月や心惹かるる

    極月や心惹かるる新書古書日野草城極月や心惹かるる

  • 師走の十三日は事始め

    師走の十三日は事始め正月事始め,煤払い,松迎え年神様を迎える準備を始める。昔はこの日に、門松やお雑煮を炊くための薪等、お正月に必要な木を山へ取りに行った。江戸時代中期まで使われていた宣明暦では、旧暦の12月13日の二十八宿は必ず「鬼」になっており、鬼の日は婚礼以外は全てのことに吉とされているので、正月の年神様を向かえるのに良いとして、この日が選ばれた。その後の暦では日附と二十八宿とは一致しなくなったが、正月事始めの日附は12月13日のままとなったとネットにあった今日は火曜日朝起きると雨が降ってる冷たい雨だこの雨で庭の木々の葉が散る木蓮は落ちる葉の葉柄のもとにはすでに小さな芽が出来ている次の準備が出来ているからこそ枯葉となり散るのだ木戸のいろは紅葉もあと少しカレンダーの今年の残る日もあと少しだあせる気持ちが...師走の十三日は事始め

  • こころの闇

    くれなゐのこころの闇の冬日かな蛇笏今日は古筆のお勉強向かう電車の中でいとこのKEIKOちゃんから電話がかかってきた「後でね」と家に帰ってから電話をした「お歳暮の品が届いたけどおととい届いたお歳暮と一緒だったわよなんで二回届いたのかしら」とそれは私が夜中にお歳暮を送るからぷちっとする時に間違えてしまい二回も送ってしまったのでしょうたぶんねKEIKOちゃんから今年は甘い洋菓子セットのとても大きな箱が届いたもっと太ればという意味かと、メールをすると「そうです」との返信私からは瓶に入ったおかずの色々セットしたものを高島屋から送ったいつもスマホでお歳暮の手配をするサクサクと決めてぷちっと決定する大体二十箇所に送るから1日ではやりきれず何とか二三日で終えた私の間違いはあるだろう高島屋の注文履歴を一つずつ見かえすKEI...こころの闇

  • 星一つ

    星一つ見えて寐られぬ霜夜哉漱石寛永の三筆は近衛信尹松花堂昭乗本阿弥光悦近衛信尹コノエノブタダは書状をはじめ多数の筆跡を残しているその力強い運筆による筆線は、潔く、豪快で、その人柄を彷彿とさせる。その書風は院号を冠して三藐院サンミャクイン流、あるいは近衛流とよばれ、多くの追随者を輩出した。養嗣子信尋ノブヒロは後陽成天皇第4皇子で、母は信尹の妹、信尹に酷似する書を残す。(コトバンクより)星一つ

  • 後白河天皇ゴシラカワテンノウ

    後白河天皇ゴシラカワテンノウ和歌・歌人146池水にみぎわの桜散り敷きて波の花こそ盛りなりけれ後白河天皇ゴシラカワテンノウ[生]大治2(1127).9.11.京都[没]建久3(1192).3.13.京都第77代の天皇(在位1155~58)。名は雅仁,法名は行真。鳥羽天皇の第4皇子。母は中宮待賢門院璋子(権大納言藤原公実の娘)。久寿2(55)年践祚し,次いで即位した。皇位継承に端を発した保元の乱(→保元・平治の乱)は天皇方の勝利となったが,在位わずか3年にして保元3(58)年,皇太子守仁(二条天皇)に位を譲り,上皇として院政を始め,のち六条,高倉,安徳,後鳥羽と4朝にわたって院政を行なった。その間に平治の乱,平氏全盛,源平合戦(→治承の内乱),平氏滅亡,鎌倉幕府の成立,守護地頭の設置など世は激しく変化して...後白河天皇ゴシラカワテンノウ

  • 針もて彫りし絵のやうに

    与謝野晶子冬の空針もて彫りし絵のやうに星きらめきて風の声する昨日は風姿花伝と南方録のお勉強いずれも深く難しいでも予習復習はないのでその時間を集中すれば勉強した気分になるただし教室を出るとすっかり忘れてしまうけれど今日の午前中は美容院鏡の中の先生とお喋りする「この前タクシーに乗ってサカチカさんとお喋りしてたら、車中ではお静かにお願いしますと言われて驚いた」と言うと。「僕も電車の中で静かにと言われたことがある。そんなときでも、けして逆らわないことだね。無駄なエネルギーは使わないほうがいいよ」と「はい。わかりました」出光美術館では「この絵のここが素敵ね」などちょっとでも話すとすぐお静かにと言われる先日行った丸の内の静嘉堂文庫美術館でもお静かにといわれたたぶんホントにうるさいのだろう気を付けます針もて彫りし絵のやうに

  • ふればかくうさのみまさる世を知らで

    紫式部ふればかくうさのみまさる世を知らで荒れたる庭に積もる初雪今日は木曜日晴れ紫兎先生がお越し下さるというので外でお待ちした日差しのあるところは暖かいが日陰は寒い先生は足元がお悪いので息子さんとお二人でお越し頂きお菓子を召し上がりお茶をのまれた短い時間だが先生は楽しいと仰ってお喜びのご様子良かった今日は臘八接心ろうはち‐せっしん【×臘八接心】仏語。釈迦の成道じょうどうを記念して、陰暦12月1日から8日の朝まで昼夜寝ずに座禅すること。禅宗の主要行事。ふればかくうさのみまさる世を知らで

  • 香におどろくや冬こだち

    斧入れて香におどろくや冬こだち蕪村茶筅供養はかつては外にほうらくを持ち出し種火に茶筅をどんどんくべてわが家風の茶筅供養をしたのだが茶筅を燃やすと煙がたくさん出る想像以上の煙りが出るそれを見つけてウーウーサイレンをならして赤い車がこっちにきてもすごく困るそれから外で茶筅を燃やす事はやめた風情ある日本の行事が少なくなりつつある茶道の世界に残っているものも昔より減っている気がするちょっと寂しいが自分もしていないものも多い日常と異なる事は余裕がないと出来ない歳暮の茶の湯は何かと余裕もなくあわただしく過ぎると日々だがそういうときのお茶こそより楽しい気がする大晦日まであといくつか茶の稽古と茶の用事がある楽しみだ香におどろくや冬こだち

  • 忘られにける身なれども

    源俊頼都には忘られにける身なれども寒さばかりは訪ね来にけり源俊頼ミナモトノトシヨリ平安時代後期の貴族・歌人。宇多源氏、大納言・源経信の三男。極位極官は従四位上・木工頭。今日は読売カルチャー朝のうちは雨が降ってたらしい玄関のドアをあけると木戸までずっと落葉がいっぱい落ちているそれも濡れ落葉敷石にへばり付いているカルチャーから戻ると又増えた落葉を掃除け紅葉も木蓮もまだ枝に残ってるちょっと木を動かして散らせようとしたが葉っぱは落ちず枝葉に残った雨粒がダダダと頭に落ちてきたバカだね忘られにける身なれども

  • 五条の月の寒さ哉

    弁慶に五条の月の寒さ哉漱石今日からは寒くなると言う夜は雨との予報だがバイ様の誕生日会で帝国ホテルのレセゾンフランス料理だランチだがメインは魚も肉も出る肉はジビエのパイ包み内緒でバイ様のお皿に移したきっとどこかで誰かに見られてるだろうけれど気分良く次は一階のロビーでお茶レセゾンでデザートとコーヒーを飲んだからここでは紅茶師走の日比谷非日常の中にいるバイ様祝75歳五条の月の寒さ哉

  • 今日は茶会

    今日は茶会ご縁の先生がお席もちの東京茶道会の護国寺のお茶会雲はあるが青い空も見える寒くはない濃茶席を待つあいだに茶筅供養が始まったたまたま座った席は行事を拝見するには一等席護国寺は真言宗中庭の茶筅塚の前緑色の法衣の御導師お二人が立たれる灯明の炎が赤く燃えてちょっと緊張いいお声でお経を唱えられる順にお揃いの茶会の関係者は火の中へと茶筅を焚いてゆく師走の寺の内和服の方々の所作は風情のあるものだ遠州流、江戸千家、松尾流、宗偏流、表千家の四席濃茶席は遠州流だ床は利休の文茶杓は武野紹鷗茶碗は利休信楽香合は交趾菊蟹香合次は薄茶の江戸千家床は川上不白の達磨画賛志野棚に染付の水指次は松尾流床は11代南禅寺管長塩澤大定/牧雲室茶杓は宗旦次は立礼の宗偏流床は宗偏流の先代の御家元茶杓も江戸時代の御家元と五席のうち四席入る天気も...今日は茶会

  • こがらしや

    蕪村こがらしや覗いて逃ぐる淵の色今日は半年ごとのガン再発の検査なるべく緊張しないように平常心でいるようにしてる結果は異常無しまずは良かった続けていつものクリニックで薬をもらいそのあと朝日カルチャーのくずし字を読むの講座へ終わると二時半急いで正札会へ新橋からタクシーで東京美術倶楽部へまだ時間はあるので四階から見てまわるほしい人は午前中にまわるだろうからお客様はわりとすいていたさっと回ってさっと買ってさっさと帰ることにしたこがらしや

  • もみぢ葉の散りしくときは

    紀貫之もみぢ葉の散りしくときはゆきかよふ跡だに見えぬ山路なりけり外出から戻り片付けをしていた四畳半の部屋からスマホの呼び出し音が聞こえるメロディー音はせずバイブのぶるぶるの音がするのだ自分のスマホは手元にある私のではない音のするそれらしい場所を探して覗くが音が消えてもうわからないしばらくして又鳴った音のする方へ耳を寄せるが正確にはわからない四畳半の半分はものが色々積み重ねてあり山となしている山なのでさわると崩れそうだいや崩れるもしその上にちょっと置いたらスマホは滑り落ちてしまうだろうそうして多分落ちたのだこの物達を全部どけて探すひとつずつ隣の部屋に移動タオル沢山ふろしきや布類たくさん紙袋の沢山入った紙袋が五つ位美術館のカタログ押入れに入らない掛軸やこれから使う軸が色々竹の行台子と真台子台子が三台呼び出し音...もみぢ葉の散りしくときは

  • 初冬や

    初冬や竹切る山の鉈の音漱石急に寒くなった今日は木曜稽古12月ついたちだから今年もあともう少し来年のカレンダーを用意して現在のカレンダーの下に掛けてある来年の準備を少しずつやっておこう十二月の異名は師走四極月極月春待月梅初月冬至・・二十四節気のひとつ。12月22日頃。昼が最も短く、夜が最も長い。臘八・・ろうはつ12月8日。この日に釈迦が苦行の末、夜明けの明星を見て悟られた12月の茶杓の銘立雪埋火雪峰千秋楽冬夜松明寒月冬ざれ枯野寒燈木枯関守聖雪曇閑居浦千鳥萬歳雪折れ関暦日無事明星晩鐘明月閑座つらら割氷曉星冬霞楽日惜年寒山路六花川霧都鳥初冬や

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