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オリジBL。親の借金のカタにヤクザの所有物になったイツキの、ハランバン☆ジョー物語。一応、純愛。

白黒ぼたん
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2009/03/19

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  • おかわり

    常夜灯の薄い光をたよりにイツキは廊下をぺたぺたと歩き キッチンへ入ると、流しで水を一杯飲み、ふうと息を吐く。 身体の芯が熱い。けれど、シャワーを浴びる程ではない。 この熱は冷めるのだろうかと少し考えるのだけど 生憎、頭もぼんやりとしていて、答えは出ない。 水をもう一杯飲み、そして、もう一度新しく汲み直して それを持って、寝室へと戻る。 寝室のベッ…

  • お喋りな一ノ宮・終

    「…何を話していたんだ? 一ノ宮と」 「んー」 事務所からの帰り道。 歩いてマンションまで向かう途中で黒川が聞く。 イツキは適当な返事をし、何かを思い出したかのように微笑み、黒川はさらに訝しむ。 「どうせ俺の悪口なんだろう、くだらん。…お前は暇でいいな」 「…まあね。…あー、じゃあ、マサヤ…俺、明日の仕事、手伝う?」 「ハァ?」 「どっか行…

  • お喋りな一ノ宮・5

    確かに。 高校2年生の終わりに行った修学旅行で、黒川に頼まれ、誰かのお見舞いに行った。 黒服の男達が警護する中、物々しい雰囲気だったのを覚えている。 ……黒川は…、何と言っていただろうか……、『昔、世話になった人だ』と言ったような…… 自分にはありがとうと、……珍しく、感謝されたような気がする。 「……そうなんだ。 ……なんで、俺に、……行かせ…

  • お喋りな一ノ宮・4

    「…会った? 俺、その人に?……俺、その人と……した?」 「いえ、…していないと思いますよ」 「俺が会った人の中で、してない人なんて、いないよ。いつ、どこでだろう…」 黒川の「親」の話にイツキは思った以上に驚き、慌て、興味津々といった様子。 一ノ宮は少しお喋りが過ぎたかと、口をつぐみかける。 後は適当に誤魔化し、はぐらかしても良かったのだが …

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