松の花白花ムラサキツユクサ山田みづえ/木斛の花うすあをき別れかな竹田啞子/木斛の花降りつづく雨のあと
道端の磯菊↑道端の銀杏↓山口青邨/銀杏散るまつただ中に法科あり散るまでの銀杏堪へし音はげし/青萄鈴木花蓑/蹴ちらしてまばゆき銀杏落葉かな
『新古今集』より 「きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かた敷きひとりかも寝む」
山茶花↑冬の落葉道↓大野林火/霜夜来し髪のしめりの愛しけれ相馬遷子/ひとつづつ霜夜の星のみがかれて『新古今集』より「きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かた敷きひとりかも寝む」
メランポジウム↑狭道拡幅工事中🚧↓蕎麦畠今日は見事に蕎麦が刈られてしまっていた工事の騒音に紛れて気付かぬ間に💦菅原師竹/蕎麦刈にかまはず山の日は落ちぬ篠田悌二郎/蕎麦刈つて以後月荒ぶ奥会津石田波郷/雁(かりがね)の束の間に蕎麦刈られけり
農家の道路際に柚子2枚置き糠↓↓石井紅洋/足るを知る身のしあはせの柚子湯かな篠田悌二郎/子の夫婦泊らす柚子湯繰り上げて
『夫木和歌抄』より 秋暮れし紅葉の色に重ねても衣かへうき今日の空かな
雑木林の黄葉紅葉・冬紅葉5枚実生のカエデ↑今年は紅葉もよくない🍁葉がチリチリと枯れ気味である富安風生/さむざむとしかはあれども冬紅葉『夫木和歌抄』より秋暮れし紅葉の色に重ねても衣かへうき今日の空かな
タイワンフウの定点観測しぐるるや遠野にて遇ふオシラサマ鹿垣の果はあばら家デンデラ野稲ワラとヌカの高さよ原発塔息綱や一心に巻きあぐ海士(あま)の老青岬飛族の一人として飛ばむ海女の呪文・特別作品4️⃣青萄
今日は定点観測のタイワンフウを見についでに雑木林を歩いたら足に絡んできた…たぶんアカネ科のツルアリドオシの実↓実生で出た冬紅葉なども輝いていた🍁馬肥ゆるキノエネ様のおはす邑草煙美し白し人煙(じんえん)黒し白露へ合点合点と軍馬征くハタケ韮南部曲り家馬をらず死齢来て観音様へ返す馬海女の呪文・特別作品3️⃣青萄
銀木犀小魚の吹雪のなかにバスを待つバンケットルームより来る出世魚残照や艦の残骸二十五艘トラック島は?方角を訊く海軍さん倍暦たまふ海女の定年八十五海女の呪文・特別作品2️⃣〈森青萄〉
カジメ林抜けてまつすぐ鮑獲く海中に火花散らせる熱帯魚アリューシャンまで海山列のイリュージョン深海に刺さる沈没艦の魂魄海女の呪文霊(たま)出せ霊出せ霊出せ海女の呪文1️⃣5句〈森青萄〉
スーパーの駐車場のドウダン紅葉菖蒲あや/己れまづ地に置き炭屋炭をひく飯田龍太/炭売女朝かがやきて里に出づ榊原鼓天/生意気になりし炭屋の小僧かな
冬の季語/炭斗(すみとり) 炭籠・炭瓢(すみひさご)・鳥府(うふ)・炭櫃(すびつ)・十能・炭箱
あぜ道のイヌナズナ後藤夜半/炭斗の炭を火箸の選り好み加倉井秋を/かたはらに炭斗のある安堵感草間時彦/炭斗や母の手届く置きどころ富安風生/炭斗に炭足るほかに望なし冬の季語/炭斗(すみとり)炭籠・炭瓢(すみひさご)・鳥府(うふ)・炭櫃(すびつ)・十能・炭箱
10月末の背高泡立草↑この後に刈られ今のところワタシの写真も払底しています福島小蕾/炭はぜてうつつにかへる夜の畳鷲谷七菜子/うらぶれし夜は美しき炭火かな福本竹峰/貫かん嘘美しく炭火燃ゆ林翔/己もの言はねば炭火に呟かる冬の季語/炭火跳炭(はねずみ)・走炭(はしりずみ)
冬の季語/炭(すみ) 炭火・木炭・黒炭・堅炭・軟炭(やはらずみ)・消炭・土竈炭(どがまずみ)・炭屑・炭の香・鞍馬炭・小野炭・佐倉炭・新炭(あらずみ)・旧炭(ひねずみ)・粉炭・炭叱(すみしか)り
普通電車通過↑仔ゾウの居る公園↓杉山岳陽/炭燃やしつゝ吾が行方さだまらず久保田万太郎/小説も下手炭つぐことも下手山口波津女/炭挽きし汚れ夫には近づけず旧炭(ひねずみ)の爆ぜるばかりや娘(こ)らの前/青萄冬の季語/炭(すみ)炭火・木炭・黒炭・堅炭・軟炭(やはらずみ)・消炭・土竈炭(どがまずみ)・炭屑・炭の香・鞍馬炭・小野炭・佐倉炭・新炭(あらずみ)・旧炭(ひねずみ)・粉炭・炭叱(すみしか)り
公園の水車公園もみぢ2️⃣西東三鬼/練炭の十二黒洞つらぬけり先生は蟲の真闇に置きざりに/森青萄斎藤空華/練炭の火の絶壁を風のぼる
冬の季語/榾(ほた) ほだ・根榾(ねほだ)・榾火(ほたび)・榾明(ほたあかり)・榾の主(ほだのぬし)・榾の宿(ほたのやど)・かくい
公園もみぢ5枚上村占魚/ひといろの火のゆらぎをる榾の宿斎藤空華/大榾の骨ものこさず焚かれけり村上しゆら/榾足すや馬屋に馬の顔うるみ小林一茶/おとろへや榾折りかねる膝頭榾かへす業火のなかを裏面たり/森青萄冬の季語/榾(ほた)ほだ・根榾(ねほだ)・榾火(ほたび)・榾明(ほたあかり)・榾の主(ほだのぬし)・榾の宿(ほたのやど)・かくい
午後4時すぎ日光杉並木保護区ヌルデの黄葉2枚リュウノウギクだろうか?↓↓星野立子/火桶に手思ひ出せなきことばかり皆吉爽雨/火桶抱く三時といへば夕ごころ松本たかし/老の手のわななきかざす火桶かな冬の季語/火桶(ひをけ)桐火桶・火櫃(ひびつ)
今日は神社に寄ってみました⛩️オキツネ様↓サザンカ↓↓岡本松浜/妻は今日芝居の留守の助炭かな阿波野青畝/助炭の絵どうやら田舎源氏らし
11月9日に見かけたモノ↑今日は葉っぱをよく見るために行ってみたが…シラカシらしい垣根として植えたようだが4m以上になっている空き地と廃屋の間に写真4枚細見綾子/足袋あぶる能登の七尾の駅火鉢阿部みどり女/火鉢あつしギリシャ神話をきかさるる村上鬼城/いつも人のうしろに居りて火鉢なし
冬の季語/行火(あんくわ) ねこ・猫火鉢・電気行火・電気蒲団・電気毛布
サザンカ↑枯れ蓮↓臼田亞浪/ペンの走り固しとおもひ行火抱く小杉余子/酔ふほどに行火のあつき雪夜かな佐藤紅緑/飯時になれば目覚めぬ安火猫💬行火は安火とも書きます冬の季語/行火(あんくわ)ねこ・猫火鉢・電気行火・電気蒲団・電気毛布
今日の日光連山午後4時半↑今までの寒さからずいぶん温かいと感じるコシロノセンダングサ↑ニチニチソウ↓皆吉爽雨/彫金の花鳥ぬくもる手炉たまふ宇田零雨/手炉撫でゝ山の嵐をきゝにけり篠田悌二郎/いでゆきし後手焙をひとり撫づ久永雁水荘/手焙や身に毒なものばかり好き冬の季語/手焙(てあぶり)手炉(しゆろ)
紅葉とともに桜の葉散る↑ガマズミの実↓大型のベゴニアらしき花↓野村喜舟/温石のたゞ石ころとさめにけり飯田蛇笏/温石の抱き古びてぞ光りける木附沢麦南/温石の冷えて重しや坐業了ふ冬の季語/温石(をんじやく)塩温石・焼石
今日の散歩(ドラッグストアまで)↑錦木(ニシキギ)の紅い実↓白い紫苑の仲間↓↓池内たけし/老骨の背中に入るゝ懐炉かな飯田蛇笏/句をえらみてはちかむ死か銀懐炉田中午次郎/みぞおちの懐炉があつし川を見る💬大昔の子供のころに田舎の親戚の家で鉄の懐炉も白金懐炉も見た記憶がありますけっこう熱くするのも掃除も手間がかかりやけどに注意のシロモノでしたその点いまは簡便なモノがあってホント助かりますね~冬の季語/懐炉(くわいろ)懐炉灰・懐炉焼(かいろやけ)
例年一番早く黄葉するのは黄金柏(オウゴンガシワ)↑ハナノキの紅葉枯れ進む↓散歩道の冬菜畠↓真ん中が大根左が長ネギ右はいろいろ石塚友二/渡り鳥消えて欅(けやき)の空残す菱沼杜門/胸ポケットの老眼鏡や鳥渡る離島に婆ふたりのほかは渡り鳥/森青萄松本たかし/渡鳥仰ぎ仰いでよろめきぬ
今日の散歩立冬で木枯し1号の吹き荒れる中日光連山2枚紅葉の下見のつもりだったが…あまり大したことはなくシロヤシオの黄葉↓岩永三女/山一つ買うて色鳥放ち度し色鳥の群れアマチュア写真家の群れ/森青萄片岡奈王/枝うつりする色鳥に空深し
今日の散歩の道沿いにサザンカ(山茶花)↑蔦↓秋元不死男/蔦巻く家へ悲劇の方へ一歩づつ不破博/走りたる蔦もて館をなしにけり
秋の季語/菊 隠君子・星見草・少女草・翁草・かはらよもぎ・鞠花・百夜草・白菊・黄菊・紅菊・一重菊・八重菊・大菊・中菊・小菊・猩猩菊 ・蘇我菊
黄菊↑水を抜かれた暗いダム湖に小ガモ少し↓荒れた民家の庭先にホツホツと竜胆↓↓可憐に咲いている相馬遷子/菊白し死にゆく人に血を送る夏目漱石/有る程の菊なげ入れよ棺の中平井照敏/菊の棺とともに焼かれしわが句集秋の季語/菊隠君子・星見草・少女草・翁草・かはらよもぎ・鞠花・百夜草・白菊・黄菊・紅菊・一重菊・八重菊・大菊・中菊・小菊・猩猩菊・蘇我菊
今日午後4時過ぎの那須の山方面↑ヨメナ↓アメリカセンダングサ↓↓松瀬青々/秋ふかく枯木にまじる鹿の脚岸秋渓子/日輪にひゞく風鈴秋深む秋の季語/秋深し秋闌ける・秋さぶ・深秋・秋更くる・秋深む
おしろい花2枚道沿いの民家の庭で見かけたツマグロヒョウモン♀(頻繁に見る🦋)↓↓菖蒲あや/おしろいが咲いて子供が育つ露路武田無涯子/わが法衣おしろい花に触れにけり
ヤマジノギク?…まさか…他人の空似のノコンギク↑ノコンギクには変異種も多いらしい野菊という名の菊はないのだが素人に緻密な判断などできない鎌倉道彦氏の新刊句集をいただいた長年陸奥で高校の数学教師をされながら生徒たちに俳句指導し俳句甲子園に帯同されていたという東日本大震災に見舞われているが飾らないまっすぐな詠みぶりが好もしく感じられlた卒業す教室の泥掻き出して春愁やだらりと垂れし靴の紐苛立ちて黒板叩くぼたんゆき虎落笛愚直愚直といくたびも流氷はまず眼裏に寄せて来る震度五に家族集まるおぼろ月水槽が並ぶ生物室緑夜夕立の止みて戦火が匂いくる蝦夷(えみし)の子蛍のごとき息をして少年はいつも直線藤の蔓賢治の手ごとごつとある冷夏かな大福の餡のはみでる秋日和地吹雪に抗う馬の濡れ睫毛十月や阿弖流為の碑をまた撫でるなんと早熟の子...鎌倉道彦第一句集『伏流水』⭐️二十句選
今日の道端散歩秋明菊(八重)↑転作畠の大豆↓水田だった場所は殆どが連作障害をさけるために豆を植えている平井さち子/海女経て嫗まるきたち居て大豆干す三橋鷹女/母よ豆摘み了へしかば二重腰(ふたへごし)秋の季語/大豆(だいづ)みそまめ・新大豆
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松の花白花ムラサキツユクサ山田みづえ/木斛の花うすあをき別れかな竹田啞子/木斛の花降りつづく雨のあと
トキワナズナ・ヒナソウ昼蕎麦トキワナズナ上川井梨葉/敷紙や黒き板戸もあけ放ち室生犀星/渋ゆとんくちなしの花うつりけり本田あふひ/故郷は油団(ゆとん)に暗し客主
マタタビの花蕾涼風の座敷に寛ぐ老猫高田蝶衣/魚屑を鷗に投げつ沖膾百合山羽公/ただれ眼の漁夫の庖丁沖膾河東碧梧桐/沖膾流るると舟中の人知らず
オオムラサキツユクサニッコウキスゲ↑ハコネウツギ↓ハナショウブ菖蒲と勿忘草ワスレナグサ石橋秀野/短夜の看とり給ふも縁かなひとの短夜カミも仏も鬼もなし/パセリ与謝蕪村/短夜や蘆間流るる蟹の泡
高野素十/一汁の一菜の夏館かな宇野端/夏館主客の微笑木の間より
ゼンマイランチ八木林之助/水貝や父ばかりなる父の家曾祇もと子/水貝を出されて奈良の茶飯かな
抹茶↑ホタルブクロ↓コアジサイランチユキノシタ↑水琴窟↓参道石橋秀野/男手の瓜揉親子三人かな川端茅舎/胡瓜もみ蛙の匂ひしてあはれ
カラマツソウナワシロイチゴ昼蕎麦ヨツバヒヨドリ中村伸郞/冷奴つまらぬ賭に勝ちにけり加藤楸邨/兄弟の夕餉短し冷奴長谷川かな女/寝てしまう子の頼りなし冷奴
牡丹寺イヌショウマダイモンジソウゆば尽し皆吉爽雨/をけら焚くけむりかむりて書架と吾と飯田蛇笏/鬱々と蒼朮を焚くいとまかな
生ゆば温泉神社と山躑躅↑温泉神社と楓↓小川正策/灯の色の楓を前や初風炉籾山梓月/亡き人を正客にして風炉茶かな
一里塚首なし地蔵青木博史/走馬燈廻るあの世の子を連れて走馬燈つひつひ廻す皿のふち/パセリ西島麦南/走馬燈ながるゝごとく人老ゆる
ニッコウキスゲクサノオウ麦畠ホタル以前のことだがテキトーにシャッターを押してみればこの程度(笑)そもそも腕も根気も写す気力さえないただホタルに遊んでもらったが幸い岸本真紀郞/青野ゆく空のマッチを捨てきれずそば白く山々うすく田は青く/森パセリ与謝蕪村/おろし置く笈に地震(なへふる)なつ野かな
昼蕎麦天ざる↑韮蕎麦↓紫陽花川釣k浅井州風/ギブスして神なる笑ひ天花粉大溝白日夢/天花粉眠たき孫をうらがへす
ヤマアジサイ紫陽花に雨蛙ツバメシジミネジバナ石橋秀野/空梅雨や鳥指すほどの夕ぐれに梅雨暑し頭上一朶の雲もなし/森パセリ角川源義/デモの列に吾子はあらずや旱梅雨
日光杉並木ヤブアジサイ↑ノビネチドリ↓大野林火/蚤取粉買ふや夜の雲いらだたしDDT並びて噴かれ笑ひあふ/森パセリ平畑静塔/不吉なる音立て蚤取粉を噴ける
イワガラミヒョウタンボクホウチャクソウ尾崎三翠/閨鏡桃湯の肌を匂はせて桃葉湯泉下の客に身動ぎす/森パセリ岸白路/桃の葉を入れてあさけに風呂を焚く
山栗の花ガクアジサイヘビイチゴ水野菊枝/虎が雨と思ひはじめし深き闇音物(いんもつ)に弥勒と鬼神虎が雨/パセリ矢田挿雲/虎が雨化粧坂にて出逢ひける
アザミ↑ムラサキセンダイハギ↓田中冬二/梅雨の夜や妊るひとの鶴折れる竹森雄風/梅雨さらに長からむ女梳る毒は血の流れにまじり走梅雨/森パセリ佐藤瑠璃/青梅雨の雲つらぬけるあまつばめ
マタタビの半夏マタタビの蕾湯西川塩谷苔と水の森中島斌雄/多摩近く星多きわが露台かな福田蓼汀/灯の中に船の灯もある露台かな佐藤鬼房/祭すぎ花すぎ海のバルコニー日野草城/足もとに大阪眠る露台かな
タライに沢蟹岡野知十/水盤や藍絵の藍がぬれまさる森川暁水/水盤の蟹の游ぎの足けぶる水盤の設計施工チュートリアル/パセリ本田あふひ/水盤をめぐりて猫の水鏡
ヤマユリ蕾↑ハス蕾↓枯れ気味のアジサイ↓西東三鬼/光る森馬には馬の汗ながれ平畑静塔/神父の汗どつと惜し気もなし場末池内たけし/汗ばまず急がず歩くこれぞ虚子汗・玉の汗・汗ばむ・汗みどろ・汗匂ふ・汗水・油汗
紫陽花と合歓の花斎藤空華/短夜のあさきゆめみし寝冷かな海馬すでに失ひし刻合歓の花/森青萄久保田万太郎/あぢさいのいろの褪めしは寝冷かな
ワスレナグサ(エゾムラサキ)ヤマホタルブクロ↓今日はかなり気温が上ったため汗だくの散策でした💦ワスレナグサわつと振り向く水置き場/森青萄
オカトラノオの花茂呂緑二/虎の尾の花を抱き落つだんご蜂をかとらのを誰の遠忌か白き藪/森青萄虎尾草(とらのを)・をかとらのを・珍珠菜(ちんしゆさいを)
今夕の散歩コース(午後7時15分)↑ノリウツギの花↓↓滅びまであと僅かなり鳥の恋/森青萄
自家製初収穫トマト↑紫式部の花↓ムラサキセンダイハギの果実↓紫式部日記どーしても読みたくない/森青萄篠田悌二郎/トマト挘ぐ手を濡らしたりひた濡らす
シモツケ↑オオカナダモ↓宇佐美魚目/蛭蓆見るや用なき雨具手に妣(はは)の他たよるものなし蛭蓆(ひるむしろ)/森青萄
今日の散歩コース斜面にママコナ豊作姥百合の蕾↓亀鳴くや喫緊の緊急報道/森青萄同年に比すれば不憫かはづ鳴く/森青萄
今日の成果?八重ドクダミの群れツリバナの若い実↓ロスジェネの生くるは難し羽抜鶏/森青萄「ヤマセ来る」また海に向く考(ちち)の貌/森青萄
ワルナスビ(悪茄子)の花棘だらけポツンと捩り花↓悪役のこんなところにワルナスビ/森青萄ヒレハリソウ貧しき家族旅行して/森青萄
紫陽花のシチダンカ(七段花)線香花火果つ音地球ちぢむ音/森青萄五億年あはき非色のクラゲたち/森青萄
ショウマの仲間生き物は多様にくるふ泡立草/森青萄スマホからスマホに飛ばす螢かな/森青萄
雨上り近くの食品会社本店の生垣に金糸梅の園芸種のヒドコートヒベリカムカワセミの弾丸となる水無川(みずなしがわ)/森青萄虹を追ふ次のインターチェンジまで/森青萄
昨日のヤマユリ(日向でもまだまだ蕾)ヤマアジサイいうれいの来ぬ夏妣(はは)の長不在/森青萄母ふつとかき消ゆる日や祭笛/森青萄
アナベル青田↑余り苗↓加藤楸邨/鏡中の疲れし真顔夜の青田石橋秀野/書きだめて手紙ふところ青田道青田・青田道・青田波・青田風
午後7時20分とんでもなく禍々しい住宅地の夕焼け↑キリンソウ(黄輪草)↓ベンケイソウ科爆死して鉄アレイのこる夏の紅/森青萄
夏空↑手前十薬と奥が矢車草の花↓吠へよ夏空にショーシャンクの空に/森青萄
ヒメヤブラン↑山栗の花↓ニガイチゴの実黙(もだ)つづくアクロポリスの熱波かな/森青萄
エゴの猫足↑実生カジノキの幼木の葉↓西日負ひコブラボールは来て帰る/森青萄
近くの散歩午後6時頃の夏雲↑額紫陽花の色付き↓紫陽花や踊り子号のカフェテリア/森青萄