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  • コンクエスト赤の惑星 -74-

    -74- 「こりゃあ、乗り越えるのは無理だな」ギブソンは斜面を見上げて渋い顔をした。 「ポッドはこれの向こう側にあるんですけどね。どっちに行きますか」マーク…

  • コンクエスト赤の惑星 -73-

    -73- 「・・このくらいでいいだろう。マーク、早く乗れ。俺とパットが後ろから押すから」ギブソンは車体の下を覗き込んで問題なしと判断した。 「了解!」マーク…

  • コンクエスト赤の惑星 -72-

    -72- マークがかなり疲れていたのは間違いなかった。 道なき荒野を長時間にわたって、しかも操縦性能の十分でないローバーを運転してきて、状況判断が遅れがちに…

  • コンクエスト赤の惑星 -71-

    -71- 「・・・来た来た・・間違いないよ・・大佐たちだ」ポールは興奮気味に声を上げた。 「ほんと?」サマンサの顔から一瞬で不安の色が消えた。 「うん、間違…

  • コンクエスト赤の惑星 -70-

    -70- 「ねえ、息苦しくない?」サマンサは呼吸が苦しいことに気が付いた。 それは酸素濃度が低下しただけではなく、二酸化炭素の除去による気圧の低下も一因だっ…

  • コンクエスト赤の惑星 -69-

    -69- 夜空には地球でのそれを圧倒する満天の星が輝き覆っていた。 見える星の数が桁違いに多いのだ。 天の川も天体望遠鏡を通して写したグラビア写真のようだ。…

  • コンクエスト赤の惑星 -68-

    -68- エドワードは早速無線のマイクを取り上げ、地上のロビンソンを呼び出した。 「・・どうしました?」ロビンソンは定時前の交信を訝った。 「ポール、朗報で…

  • コンクエスト赤の惑星 -67-

    -67- ローバーの足取りは、案の定遅々としたものだった。 十分とは言えないヘッドライトの明かりだけでは前方の状況を確実に把握できないことから、ハンディライ…

  • コンクエスト赤の惑星 -66-

    -66- 「・・おい・・もう抜けたんじゃないか・・」突然パトリックが声を上げた。 闇の中を必死に目を凝らしていた彼が真っ先に気づいたのだ。 「えっ・・そうか…

  • コンクエスト赤の惑星 -65-

    -65- 三人は崖下を注意深く見下ろした。 「問題はこの最初の段差だな」ギブソンは崖の縁を踵で蹴った。 斜面に降りるには、この段差をどうにかしなければならな…

  • コンクエスト赤の惑星 -64-

    -64- その谷は対岸まで4~500メートルほどで、谷底もまだ深そうだ。 「マーク、どこか見晴らしの利くところに止めてくれ」ギブソンが停車を求めた。 「了解…

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