-11- 悟子は、父である悟の最後まで果たせなかった意思を継ぐために、この船に乗り込んだようなものだが、今の立場になってようやくその責任が果たせそうな気がし…
-10- 2112年10月 二日前、パイオニアβの艦長ジョージ・マシューから緊急の連絡が入ったことから始まった。ジョージ・マシューは鮎川翔一郎の従兄であり…
-9- 「そう、問題視するべきは最大百年単位で受ける宇宙線の影響は無視できませんね。可動部分の材質劣化が思わぬ事態を招くこともあり得ます」大庭は閉じられつつ…
-8- 発出の10分前、各所最終チェックが済み、バーンズがカウントダウン開始を指示した。船内には数字を読み上げる声が響き始めた。クルー達に緊張が走る。彼らの…
-7-「ちょうどよかった、ビル。完成が見えてきましたよ」大庭が作戦室を訪れたスパークス艦長を呼び止めた。「ついに目途が立ったてことかい」「ええ、全自動航行シ…
-6- 「このエンジンの最大の特徴は、燃費効率の大幅改善に尽きるでしょう。したがって効率が上がった分を出力向上に充てれば、加速減速の能力が上がり、即ちリトル…
-5- 地球を出発して最初のころは慌ただしい時間を過ごしていたクルーたちだったが、最近ではようやく落ち着いた日々を迎えており、むしろ退屈な日常に飽きはじめてい…
-4- 「何か手がありますか、博士」大庭が訊いた。「私はこの問題に早く気が付いて、いろいろとアイデアを練っていたんだ。実はこのプロジェクトが発表される前に方…
-3- バーンズが選んだメンバーは、当然のように“アイスクラッシャー作戦”で共に戦ったチームのメンバーが中心となる。彼らの経験は無重力状態での物体の動きなど…
-2- その日の会議も終盤に差し掛かったころ、先行する探査機“ホライズン”1号2号の両機についての状況報告の中で、フロンティアの話題が出たことに始まった。この…
-1- 地球暦2103年 パイオニアα内 パイオニアαβの両機が、共に地球を旅立って8年が過ぎていた。とはいっても、文字通り天文学的単位に支配されるこの広大…
-151- このアイデアが採用され、現実に走り始めるのに時間はかからなかった。エドワードの話を聞いた翌日には元老院の議題にあげられ、理解を得られると、ロビンソ…
-150- そこにはいくつかのトレーラーと、それを曳くトレーラー・ヘッドのスケッチが描かれていた。「ドクからアイデアを聞いて、すぐに思いついて描いてみたんだ」…
-149- ここ火星コロニーでは、政治的な活動には、慎重にも慎重を重ねられていた。それには大きな理由がある。この閉じられて狭く小さな社会において、全体が間違っ…
-148- 「とにかく、我々は可能性がある限り、それを目標に設定することは間違いではないということでしょう」滝沢が力説した。「・・そうだな・・やっぱりドクが正…
-147- 「では、意見の一致を見たところで、これからのプランの大まかな骨格を考えたいのですが、何か言うことがあれば・・」ロビンソンは一同を見渡した。「最も重…
-146- 「いえ、それがそうとも言えないんですよ。どういうことかといいますと、地球に残るのではなく、人工惑星に移住しようというものなんです」ロビンソンはそん…
-145- 「皆さん、お待たせしました」ロビンソンは居住区Aブロックのサブコンに入ると、その顔触れに一礼した。彼を待っていたのは元老院のメンバーだった。今やほ…
-144- ここ“ニューアース”で生まれた生まれた子供もすでに100人を超えており、亡くなった人を差し引いても人口は100人以上増えていた。コロニー人口の上限…
-143- 火星暦14年11月 コロニーではあたりまえの日常が、もう違和感なく定着していた。地上に降りた翌年、この地を“ニューアース”と正式に命名された。そし…
-142- 10日後、作戦はほぼ終了を迎えていた。新たな居住区では、住人達もそれなりの落ち着いた生活を送り始めている。人々は地球を脱出してから、最も安心して暮…
-141- ギブソンを迎えたのは妻のマデリンだった。彼女も軍人だった過去を持つ。二人はしばし無言で抱き合った。「・・・やっと終わったよ・・」ギブソンは呟くよう…
-140- 主要メンバーの中で唯一パートナーのいないエドワードを迎えたのは、彼の妹のナオミと、弟のティムだった。二人はまだティーンエージャーだ。ナオミは大学生…
-139- 滝沢も疲れ切っていた。火星ミッションで最大最難関のプロジェクトの事実上の総合指揮を終えた身に、久しく遠ざかっていた重力が余計に疲労を増幅させている…
-138- ラインハルトが新居に戻ると、先に帰っていた夫のヨハンと、12歳の息子ミハエルが、住居としての体裁を整えることに奮闘していた。「ただいま」「・・アン…
-137- 「・・ずいぶんと様子が変わったわね」ラインハルトは内部に足を踏み入れると、周囲を見回して呟いた。「セルも床も取り付け角度が変更されて、景色が相当変…
-136- その小さめの窓から居住区の底面の一部が見えるが、それが一呼吸おいてじわりと動き出すのが見て取れた。一同は滝沢を除いて控えめな歓声を上げ、隣の人と握…
-135- 新居住区に入居予定の全員が移動し終わったのは、その日の夕刻だった。もちろん、まだこれで終わりではない。この新たな居住スペースを恒久的なものにするに…
-134- 「サム、ポール、おめでとう。ファースト・チルドレンの一員になるわね」ラインハルトが久しぶりに見せる笑顔で祝福した。「ありがとう」「あなたたちの子供…
-133- そして、10メートルも進まないうちにエンプティ(空)を示す連続音に変化した。ロビンソンは大きく息を吸って、呼吸を止めた。ヘッドギアの中にはまだ酸素…
-132- そのピットコントロールから、ガラス越しにピットの様子がうかがえる。滝沢がその窓に姿を見せると、ベルトランが彼に向けて親指を立てた。滝沢は頷いて、外…
-131- 滑走路とキャンプを繋ぐこの道は、地形に合わせて上下にうねっているのだが、その突風はちょうどうねりの頂上に達したタイミングだったのだ。ローバーは簡単…
-130- ローバーは少しだが速度を上げた。そのほんの僅かなスピードアップでも、車体の揺れが大きくなったことを、全員が肌で感じた。ギブソンは無線のスイッチを入…
-129- 「サマンサ、俺たちは移動を再開するよ。受け入れ態勢を準備万端整えるよう、アンネに伝えてくれ」ギブソンは決断した。ラインハルトは救出作戦が一段落した…
-128- 「問題は酸素だな・・あと・・1時間少々で尽きてしまう計算になると思うが・・」ギブソンは迷った。「順調に行けば、あと30分くらいでキャンプに戻れると…
-127- 「苦労かけたな、ここまでスムーズに来れたかい?」ギブソンが狭い車内を苦労して前席へ移りながら訊いた。「時間がかかりましたが、なんとか・・。重りにな…
-126- マークはローバーをとめて、無線を使った。「こちらマーク・スペンサー。聞こえますか」「・・・マークか。着いたのか?」彼の直接の上官であるギブソンが答…
-125- 30分で準備は整えられた。先日のロビンソン夫妻の救出に使った例のシェル付きローバーに、重しとなる重量物と、残される4人のためのエアユニット8セット…
-124- 強風に煽られた7人は一様に足を取られ、ますます足運びが鈍った。それでも這うようにしてステップにたどり着くと、階段をよじ登る。そして、次々とハッチ…
-123- 「大佐、終わりそう?」ラインハルトがたまらず呼びかけた。「アンネ、大丈夫、あと2枚ですよ」ギブソンが答えた。「砂嵐の先端がすぐそこまでやってきてる…
-122- 設置作業は午後になっても休みなく続けられた。嵐はかなり近づいている筈だが、それに対応できる状態まではもっていかなければならない。空調システムの構築…
-121- 「そうそう、エアはどれくらい回収できたの?」ラインハルトは思い出したように尋ねた。「確認してませんが、多分60パーセント強は回収できたと思います。…
-120- 「どうです、問題はないかな」滝沢がエアの回収でコンプレッサーを任せている担当者に声をかけた。そこは施設内のインフラの管理を一手に引き受ける集中制御…
滝沢はそこで新たな計画に関して、スケジュールと手順等の綿密な打ち合わせを行った。ここで決まったことは、住民の移動開始を本日の午後4時とし、それと前後してエアの…
-118- 牽引速度は徐々に上げられた。そして、モジュールが設置ベースの真上に到達したのは、牽引開始からおよそ3時間後である。慎重に位置を決めると、直径が13…
-117- 7時15分きっかりに牽引作業は始まった。この場所からおよそ西へ400メートル南へ200メートルの位置まで、この巨大なモジュールを移動させることにな…
-116- この日の夜になると、各チームは明日に備えての準備に大わらわだった。人員の選別と配置、機材の手配確保など、やることは山ほどあった。中でもブレーキの固…
-115- 「・・そうだ・・アンネ、希ガスを使いましょう」滝沢は下に向けていた視線を勢いよく上げて思い付きを口にした。「・・希ガスを?」科学者でもあるラインハ…
-114- 「ブレーキの問題はこれでOKだけど、他はあるかしら」ラインハルトは再度一同を見回した。「アンカーを引きずった跡の地均しは終わったのかい?」アイルズ…
-113- 「重大なことじゃない・・どうするの?」ラインハルトが険しい表情で聞き返した。「動かしてみないとどの程度かわからないけど、そうなっていたらまずはブレ…
-112- 「じゃあ、本題の移送作業についてだけど、何か問題点はありますか」ラインハルトは一同を見回した。「・・問題点といいますか、要するに時間に尽きるでしょ…
-111- 現在、キャンプの人口は、レッドプラネット号の住人をすべて受け入れたことで、約2500人に上るわけだが、それはキャンプ施設内の空気浄化処理能力を大き…
-110- 日没直前に彼らが戻ると、一息つく間もなく招集が掛かった。アストロスーツを着替えた招集メンバーは、ラインハルトらが待つオペレーションルームに集まり始…
-109- その場の全員が見守る中、土砂の除去がみるみる進み、四つ並んだホイールの前には十分なスペースが開けられた。それを見計らった全員がそこへ入り込み、エド…
-108- 彼らは早速準備を始めた。まず、リンケージ・ロッドを全て取り払ってサスペンションをフリーにしたうえで、ストラット・タワーの上部に2本のワイヤーを掛け…
-107- エドワードは着陸ギアの側に横付けしたローバーのルーフに上り、機体底面の外板パネルの取り外しに取り掛かった。まず、機体を支える支柱となる太いストラッ…
-106- 「あれ・・全部バーストしてるんじゃないか?」ロビンソンが予想以上の惨状に思わず声を上げた。「そのようだな・・想像したより状況は悪そうだぞ」エドワー…
-105- キャンプと着陸した機体とは、4キロほど離れている。ローバーで滑走路を伝って走れば、15分ほどで機体の傍まで行けるだろう。「・・エド、問題のギアを外…
-104- 「まずは着陸ギアの状態を確かめなきゃなりませんね。終端部をだいぶはみ出ているから、特に最前列のギアが心配だな。もしも大きな破損があれば、所定の位置…
-103- 無線が相互に通じたのは静止して2分後、機体の全貌が見られたのは4分後だった。これで機体の置かれた状況が見えてきた。モニターを通して見る限り、無傷に…
-102- 「・・・どうなったの?」ラインハルトは火山の巨大噴火でも起こったかのような土煙が、画面いっぱいに広がったモニターから目を離さないまま声を張り上げた…
-101- アンカーを投下してから、明らかに減速カーブは右下がりの角度を大きくしていた。それはアンカーによる直接の効果だけでなく、速度が落ちたことと、アンカー…
-100- 軍曹は思いっきりレバーを引いた。次の瞬間、機体後部、四分割されて四列に並ぶ居住区のそれぞれの床下から、直径30センチほどの鋼鉄製パイプ3本を平行に…
-99- ロビンソンはステアリングを左右にさっと切って、すぐに戻す動作を繰り返した。機体を直進させることが目的のステア機能であるから、構造的に舵角は最小限で極…
-98- 「逆噴射は残り5秒だ」アイルズが叫んだ。その声に反応したロビンソンが現在地と計画の誤差を確認し、速度表示に目を移した。速度は逆噴射を前倒しで作動させ…
-97- ロビンソンは着地の強いショックと同時に、全車輪が接地したことを確認して、操縦桿の横のブレーキ起動レバーをゆっくりと確実に引いた。その次の瞬間、身体が…
-96- まるでエレベータが下るような感覚と、同時に角度が前のめりになる感覚にも襲われた。それは進行方向を映すモニターの地平線が上に移動を始めたことでも確認で…
-95- 「セルゲイ、逆噴射を先にやるぞ」「了解!」ロビンソンたちのやり取りを聞いていたセルゲイはすぐに理解し、逆噴射のレバーに手をかけた。「軍曹!機首を上げ…
-94- 機体はあっという間に最初の誘導灯の上を通過した。そして、始点まで1500メートルを示す二番目の誘導灯が近づき、その上をなめるように通過する。緊張が最…
-93- 15分が過ぎた。その間、とにかく機体を想定されている進路の中心に近づけ、そのライン上に留めることに全力を尽くしていた。小回りが利かず、レスポンスが最…
-92- 「・・3号4号パラシュート、放出10秒前」ロビンソンが大声で指示する。「3号4号、スタンバイOK」軍曹が応える。「・・・5・・4・・3・・2・・1・…
-91- 飛行ラインの航跡に注目すると、それまで上限域に近づいていたラインは、わずかだが下向きに角度を変えて予定のラインとほぼ平行になったようだ。残る問題は速…
-90- 軌道修正にはかなりの時間を要した。三人であらゆる手を尽くして健闘した結果、ようやく下限値まであと50メートルほどまでに回復させた。「もう一息だな・・…
-89- ロビンソンはおもむろに後部スラスターのスロットルレバーを、4分の1ほど倒した。慎重を期してのことだが、反応は感じられない。更に4分の1倒す。次の瞬…
-88- これから行う操縦は、ある意味イチかバチかの賭けに近いものがあった。過去の例や経験からは程遠く、参考になるような事例はなかったが、ロビンソンにはやれる…
-87- 水平飛行は数分間続いた。そして、所定のポイントに達した時点で、逆噴射エンジンの内のまずは2基に火が入れられた。コクピットでは軽いショックと共に体が前…
-86- 降下開始まで1分を切った。「1分前だ、最終チェックを・・」アイルズが声を張り上げた。彼が艦長としての最後の重責を、このプロジェクトの総監督の立場で貢…
-85- 10月24日 地上キャンプの指令室には、ラインハルトをはじめとする主要メンバーが、夜明け前から集合していた。「キッドマン博士、気象状況に変化はないの…
-84- 全てのぜい肉をそぎ落とされた居住区モジュールは、次の段階として構造を変化させて、着陸に適した形に変形させることになる。まず最初に行われたのは、直径…
-83- 6時間後、約束通りサマンサは自らラインハルトの元を訪れた。 今度は顔ぶれも増え、主要メンバーはほとんど全員が集まっているようだ。 「お待たせしま…
-82- 「これ、見てください」ピーターは駆けつけたサマンサにそのモニターを見せた。 「・・うん・・確かに前線に沿った嵐のようね」彼女は帯状に延びた土煙を…
-81- ラインハルトは一呼吸おいて少し考える素振りを見せた。 「・・では・・異議なしということで、10月13日の日の出を合図に、プロジェクトの実行を開始す…
-80- サマンサは慣れた手つきでピーターが作成した天気図を画面に呼び出した。 その場の全員がモニター画面に釘付けになる。 彼女はその画面と、先ほど受け取っ…
-79- 全ての作業を終えると、早速マークとパトリックが乗るローバーを送り出した。 可能なら明るいうちにキャンプに帰還できるよう、でき得る限り早く出発させた…
-78- パトリックがハッチのノブに手をかけた。 「サム、ポールのシールドをもう一度ロックしてくれますか」 「・・うん・・ちょっと待って・・」 サマンサはの…
-77- 数分間が過ぎた。 ポールの思考は、十分な酸素が補われないせいでまとまらなかった。 頭の芯が重くて、意識が遠のきそうになる。 限界を感じた彼は、もう…
-75- ポッドの光はなかなか近づかなかった。 焦りの気持が余計にそう感じさせていたのだろう。 思うように身体が動かせないことが、それに輪をかけていた。 重…
-75- 「・・こちらチーム・アルファ、聞こえますか」 「・・はい・・こちらロビンソンです・・どうぞ・・」薄い酸素で朦朧となりつつあったポールが、しどろもど…
-74- 「こりゃあ、乗り越えるのは無理だな」ギブソンは斜面を見上げて渋い顔をした。 「ポッドはこれの向こう側にあるんですけどね。どっちに行きますか」マーク…
-73- 「・・このくらいでいいだろう。マーク、早く乗れ。俺とパットが後ろから押すから」ギブソンは車体の下を覗き込んで問題なしと判断した。 「了解!」マーク…
-72- マークがかなり疲れていたのは間違いなかった。 道なき荒野を長時間にわたって、しかも操縦性能の十分でないローバーを運転してきて、状況判断が遅れがちに…
-71- 「・・・来た来た・・間違いないよ・・大佐たちだ」ポールは興奮気味に声を上げた。 「ほんと?」サマンサの顔から一瞬で不安の色が消えた。 「うん、間違…
-70- 「ねえ、息苦しくない?」サマンサは呼吸が苦しいことに気が付いた。 それは酸素濃度が低下しただけではなく、二酸化炭素の除去による気圧の低下も一因だっ…
-69- 夜空には地球でのそれを圧倒する満天の星が輝き覆っていた。 見える星の数が桁違いに多いのだ。 天の川も天体望遠鏡を通して写したグラビア写真のようだ。…
-68- エドワードは早速無線のマイクを取り上げ、地上のロビンソンを呼び出した。 「・・どうしました?」ロビンソンは定時前の交信を訝った。 「ポール、朗報で…
-67- ローバーの足取りは、案の定遅々としたものだった。 十分とは言えないヘッドライトの明かりだけでは前方の状況を確実に把握できないことから、ハンディライ…
-66- 「・・おい・・もう抜けたんじゃないか・・」突然パトリックが声を上げた。 闇の中を必死に目を凝らしていた彼が真っ先に気づいたのだ。 「えっ・・そうか…
-65- 三人は崖下を注意深く見下ろした。 「問題はこの最初の段差だな」ギブソンは崖の縁を踵で蹴った。 斜面に降りるには、この段差をどうにかしなければならな…
-64- その谷は対岸まで4~500メートルほどで、谷底もまだ深そうだ。 「マーク、どこか見晴らしの利くところに止めてくれ」ギブソンが停車を求めた。 「了解…
-63- ローバーはキャンプからそれほど離れることは想定されていなかったから、コロニーで開発され作られた貴重なGPS機器の搭載に至らなかったのは仕方のないこ…
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