『陰の季節』を読んだよ。D県警って何県?『クライマーズ・ハイ』から気になっていた横山秀夫。その次は「D県警シリーズ」の長編の『64(ロクヨン)』で、今回はその「D県警シリーズ」の短編集。その代表作といってもいいのかも。 そして、『64(ロクヨン)』と同じく、刑事が主役ではなく、警察で働く人たちが主人公なのがこのシリーズの特徴だよね。本書の4編の主役の仕事は、人事担当、監察官、婦警、議会対策と様々。それぞれが警察内部の根深い課題に巻き込まれていく。そして、そのどれもが警察内部の不祥事と関わっている。だから、『事故』──。警察職員の不祥事はすべてそう呼ばれる。という表現が使われているよ。なんだか、…
『点と線』を読んだよ。最後が駆け足?時刻表ミステリーと言えば、自分的には『準急ながら』なんだけど、一般的に知られているのはこの小説。確かに『点と線』から『準急ながら』を知ったということもあるので、やっぱりこちらが金字塔なんだよね。以前に本書を読んだのは30年以上の前のこと。おおよそのストーリーは分かっていたけど、最後の落ちが駆け足っぽい。前半がかなりゆったりペースだったこともあり、余計にそう感じるのかな…。そして、本書の特徴は時刻表。旅の道具として必要不可欠なものだけど、今でもあの分厚い時刻表を趣味としている人はたくさんいるんだろうね。数字を読んで、鉄道の運行を想像する。現地の風景をイメージす…
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