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活字中毒者地獄のりす蔵 https://risuji.hatenablog.jp/

本を読まずにはいられない。本を読む時間は、通勤電車の中だけ。もだえ苦しみながらの読書生活。

りすじぃ
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2008/08/23

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  • 小説 天気の子/新海誠

    『小説 天気の子 (角川文庫)』を読んだよ。天気ってなんだろう。話題の映画「天気の子」のノベライズ版。映画の公開と同時に本書も発売で、この人気ではすぐに読むことはないだろうな…と思っていたら、意外に早く図書館からゲット。本屋でもビニールに包まれている文庫は珍しい。300頁もの小説を立ち読みで済ませる人は少ないだろうけど、それだけ人気ということなんだろうね。新海誠の作品は映像作品が原作で、同時にノベライズする形がほとんど。映像と小説の違いについては、あとがきで筆者が書いているけれども、小説はディテールを言葉で表現しているけど、映像は絵とか音楽でそれを補完しているということ。だから、映像は人の感性…

  • オリエント急行の殺人/アガサ・クリスティー

    『オリエント急行の殺人 (クリスティー文庫)』を読んだよ。誰もが犯人を知っている。本書も既読。やっぱり、高校生くらいかな…。ミステリーにハマった時期があったから、当然にして、手に取ったのだと思う。そして、当時も読む前から犯人を知っていた。自分が知っていたということは、当時の世間の人たちの多くが知っていたということで、こういうミステリーも珍しいよね。そして、犯人を知っているのにどうしてこのミステリーを読むのか?自分的には、ポアロの論理的な思考を追うことの楽しみとか、その鮮やかな解決というか…。そういう魅力があるんだろうね。 そのポアロの魅力とはなんだろう。一つは観察力。いや、よく見ているわ。もう…

  • 四畳半神話大系/森見登美彦

    『四畳半神話大系 (角川文庫)』を読んだよ。京都の街に詳しくなる。kindle本の角川文庫セールで購入し、積読していた本書。筆者の森見登美彦を知っていたわけではなく、特段に興味があったわけでもなく。でも、ちょっとした時に読めるオモシロ小説を準備しておきたいな…という感覚で、同著者本を3冊ほどのゲット。残りの2冊はいずれ読んで、ここの紹介することになるだろうから、今回は書かないでおく。さて、本書。全四話からなる小説なんだけど、ユニークな構成。第一話を読み終わった段階では、単なる青春小説風だと思っていると…。第二話からそのカラクリが見えてくる。何じゃこりゃ~と言いたくなるような展開。そして、第四話…

  • 爆笑問題の日本史原論 偉人編/爆笑問題

    『爆笑問題の日本史原論 偉人編 (幻冬舎文庫)』を読んだよ。そもそも偉人って何だろう。前作『爆笑問題の日本史原論』が面白かったので、このシリーズ2冊目。テーマは人物「偉人編」。古くはヤマトタケルから始まって、直近は吉田茂までの総勢12名が様々な分野から選ばれているよ。自分的に面白い選択だと思ったのは、天草四郎と空海かな。で、相変わらず、太田のボケぶりが楽しめるよ。例えば、太田が芸能人の本名を暴露するシーンが頻発。聖徳太子の本名(最近の教科書ではその本名が正式名として教えられているらしい。)から始まるんだけど、松田聖子の本名はともかく、千利休の本名とか、伊集院光の本名も。人の本名で楽しめるって芸…

  • 準急ながら/鮎川哲也

    『準急ながら~鬼貫警部事件簿~ (光文社文庫)』を読んだよ。準急っていう響きがいい。JRで急行という列車種別が無くなりつつある現在、準急という種別はすでに死語。多分、自分が時刻表を読み始めた時期にはほぼほぼ無くなっていたのではないかと思う。それでも、この小説には新幹線が登場するので、JR的には新幹線の登場以後に無くなり始めたのかと推測できる。 そして、「準急ながら」はその後にどうなったのか?これも自分の推測でしかないけれども、夜行の快速大垣行になり、「ムーンライトながら」になり、その「ムーンライトながら」も季節運行になってしまったのではないかと…。あぁ、小説の話でした。自分的には再読。やっぱり…

  • 神々の山嶺/夢枕獏

    『神々の山嶺(集英社文庫)』を読んだよ。物語の長さも神々しい。山岳小説と言えば新田次郎が自分的には定番なんだけど、それは他の作家の作品で山岳小説がそれほど出ていないということもあるような…。そんなわけで、本書が話題になったり、映画化された時から注目していたけれども、実際に読むとなると…。そう、上下巻で1088頁もの大作だから。そういう時はやっぱり夏休みを使うに限るよね。暑いけど、時間はあるから。 とは言え、この大部の小説も、面白さに惹かれて、グイグイ読み進み、気がついたら読み終わっていたという感じ。物語の舞台はエヴェレスト。もちろん、エヴェレストだけではなく、ネパールの首都カトマンドゥでの出来…

  • 最後の秘境 東京藝大/二宮敦人

    『最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常 (新潮文庫)』を読んだよ。これぞ、大学生の生き方。単行本が出た当時から、この派手目の装丁が気になっていたけど、読書の対象とはならず、そのまま放置。でも、今回の文庫版が同じ装丁で出たこともあり、さっそく読みたい本リストにエントリされ、あっという間に入手、読了。副題は「天才たちのカオスな日常」ということだけど、いや確かに普通の人がやらないことをしているんだけど、それだけで天才と言えるわけではなく、よくよく話を聞いてみると、普通の大学生だったりする。そう、まさに大学生活を謳歌している大学生なんじゃないかと思えてきた。おっと、いきなり結論じみたことを書…

  • 自由と規律/池田潔

    『自由と規律―イギリスの学校生活 (岩波新書)』を読んだよ。メリハリ、効かせ過ぎ。「イギリスの学校生活」という副題で、イギリスのパブリック・スクールであるリース校の話を中心にまとめたもの。もちろん、筆者はそのリース校の出身で、その後ケンブリッジ大学に進学しているということで、当地の教育事情はある程度掴んでいた上でのこのお話。まずは、パブリック・スクールの紹介。パブリックというからには公立か?と思うけど、実は私立学校。どうして“パブリック”なのかも謎だし、だったら呼称を変えればと思うけど、それも変えないのがイギリスという国の頑なさ。様々な場面でその頑なさが表現されているんだけれども、楽しいことを…

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