『宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 (SB新書)』を読んだよ。いつでもどこでも、イマジネーション。『宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス)』の表紙に惹かれて、手に取った本書。元々、宇宙モノは嫌いではないので、面白そうなものは必然的に読むことになる。同じことを考える活字中毒の方々はたくさんいるようで、図書館の予約でかなり待ったけど。 筆者はNASAジェット推進所に研究者として勤務する小野雅裕氏。根っからの学者という感じではなく、夢が膨らむ若手研究者という感じかな。前半は宇宙開発の歴史を人物を中心に語っていく。だから、それが人間ドラマになる。しかも、有名人ではなく、周辺でサポートした…
『あやしい探検隊 北へ 「椎名誠 旅する文学館」シリーズ』を読んだよ。北だけではなく、南にも行く。椎名誠の「あやしい探検隊シリーズ」の第2弾。タイトルは「北へ」となっているけれども、なぜか突如として南に行くことになるのもいかにも怪しいし、シーナ的とも言えるかも。では、あやしい探検隊はどこに行くか。前半は新潟県の粟島。観光地化されていないから、誰にも邪魔されずに思う存分キャンプができる適地。それでも弱点があって、荒天で船が欠航することがあること。実際に帰れなくなったあやしい探検隊。 福島県の某海岸では、夜中に暴風雨にあい、びしょ濡れの悲惨なことにもなる。でも、それがそれで楽しかった思い出なんだよ…
『本よみの虫干し―日本の近代文学再読 (岩波新書)』を読んだよ。やっぱりSNS?副題は「日本の近代文学再読」ということで、本書の内容はまさにこれ。作家の関川夏央氏が日本の近代文学(とは言え、海外文学もあるんだけど。)から選んだ本について考えたことを朝日新聞のコラムと雑誌「図書」に連載していたもの。朝日新聞に連載されていたらしきものは短くてサクッと読めて嬉しいよ。では、筆者にとって、日本の近代文学はどのように映ったのか。まえがきでは、文学には日本近現代そのときどきの最先端が表現されている。文学は個人的表現である。と同時に、時代精神の誠実な証言であり必死の記録である。つまり、史料である。そう考えた…
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