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あすなろの木の下で http://asunaroweb.blogspot.com

都筑区センター南駅前の整形外科・リウマチ科のブログです。食べ物や音楽のネタも紹介しています。

亜沙郎
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2007/12/23

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  • 俳句の勉強 30 鰯雲で八苦

    季題「鰯雲」で、俳句を作る。いや、難しい。もっとも、何を兼題に出されても、難しいのは一緒ですけどね。 鰯雲・・・秋です。秋と言えば芸術。俳人の中には、西洋絵画に興味を持っている方もいますが、代表的なのが阿波野青畝(あわのせいほ)という人。 ルノアルの女に毛糸編ませたし 阿波野青...

  • 俳句の勉強 29 鰯雲で四苦

    投句する際与えられるテーマが「兼題」ですが、兼題に選ばれる言葉はたいてい季語。しかも、特殊な季語はめったに無く、いかにもその季節を象徴するようなものが選ばれることが多いようです。 そうなると、どうしてもその季語から連想される内容はありふれたものばかりになりやすく、当然似たり寄った...

  • 俳句の鑑賞 12 子規と漱石 (2)

    明治28年10月、夏目漱石の下宿を辞して東京に戻る途中、子規は奈良に立ち寄ります。もしかしたら、たぶん、いやきっと子規は1か月ほど前に新聞で見た、漱石の「鐘つけば銀杏ちるなり建長寺」の句を思い出したに違いない。「漱石くん、頑張ったけど、俺ならもっとうまく作れるぜ」と思ったのかどう...

  • 俳句の鑑賞 11 子規と漱石 (1)

    正岡子規は、いろいろな俳号やペンネームを使っていたことはよく知られています。しかし、明治22年5月に初めて喀血し、肺結核と診断され、初めて「子規」の俳号を用いました。 卯の花をめがけてきたか時鳥 正岡子規 卯の花の散るまで鳴くか子規 正岡子規 「子規」は「時鳥(ほととぎす)」...

  • 俳句の鑑賞 10 若き日の子規

    愛媛県松山市に生まれた正岡子規は、父親が5才の時に亡くなったため、儒教学者であった祖父の私塾に通い漢文の素養を身につけます。旧制松山中学(現・松山東高等学校)に入学するも、漢文や英文を学ぶため共立学校(現・開成高等学校)に再入学しています。 司馬遼太郎の代表作の一つ、「坂の上の雲...

  • 俳句の鑑賞 9 子規を深読み

    いくたびも雪の深さを尋ねけり 正岡子規 正岡子規の名句をしっかりと鑑賞する勉強をしてみます。まず解釈。これは蒸すが強い言葉は含まれていないので簡単です。「積もり始めて雪の深さを、繰り返し近くの人に尋ねたものだ」ということ。 句の構造は、まさに有季定型で、上五・中七・下五です。季...

  • 俳句の勉強 28 子規の俳句分類

    物事を分類するというのは、ほぼどんな場合にもあるわけで、ちょっと小難しく考えると、その基本はAとBの違いを知ることで、比較論として両者を理解することにつながるということ。比較するときに主観が立つと、好き嫌いに発展して、時には差別と言う状況を作るかもしれません。 正岡子規が近代俳句...

  • 粉抜きお好み焼き

    ネットで紹介されていた・・・ 小麦粉を使わない、「お好み焼き」、試してみました。 結論。まったくもって、お好み焼きでした。しかも、粉が入っていないので、食べる時の罪悪感が無いというのが、何か嬉しい。 作り方は簡単、大量のキャベツの千切りに溶き卵を混ぜて焼くだけ。 今回は、だいたい...

  • 俳句の勉強 27 季重なり

    季重なりとは、一句の中に季語が二つ以上含まれるものを言います。一般には、主題が曖昧になるため、避けることが望ましいと言われています。 目には青葉山ほととぎす初鰹 山口素堂 「青葉」は三夏、「時鳥(ほととぎす)」は三夏、「初鰹」は初夏の季語 季語はどこかに公式認定機関があるわけで...

  • 俳句の鑑賞 8 正岡子規

     俳句「夏草やベースボールの人遠」、短歌「打ち揚ぐるボールは高く雲に入りて又落ち来る人の手の中に」は、同じ人が詠んだもの。 明治30年頃に詠まれたこれらは、当然野球についてのもの。プロ野球が成立したのは昭和9年のことですから、それよりも40年ほど前、まさに日本にアメリカのベースボ...

  • 俳句の鑑賞 7 小林一茶

    現代で「いっさ」と言えば、Da PumpのISSAですが、お父さんが小林一茶が好きでつけた名前で本名は一茶らしい。 それはともかく、江戸時代の俳諧師で芭蕉、蕪村に次いで有名なのが小林一茶で、1763年、長野県信濃町の比較的裕福な農家の長男として生まれました。3歳で母と死別し、8歳...

  • 俳句の勉強 26 視点移動

    俳句は映像詩。たった17文字の中で、感じたものを映像としていかに凝縮させるかということ。圧縮した映像を、読み手がその人なりに解凍して何らかの感慨を得るのが醍醐味です。 約束事となる季語が、最低限の共通の映像を提供してくれるので、季語からスタートして目的となる映像に着地するのか、あ...

  • 俳句の勉強 25 二つのパターン

    基本として17文字しか使わない俳句の組み立て方には、2つのパターンがあります。それが「一物仕立て」と「取り合わせ」です。 「一物仕立て」は、一つの季語(題材)に対して句を詠むこと。「取り合わせ」は、季語とそれとは別の題材について詠むこと。教科書的に説明するとそんな感じになりますが...

  • 俳句の勉強 24 著作権

    俳句も「短文学」と位置付けられるわけですから、当然できた作品については著作権が存在します。文学作品の著作権は2018年までは、作者の死後50年間存続するとされていました。現在は死後70年間と改められています。 ちなみに2018年までに著作権が切れたと判断されているものについては、...

  • 元祖ニュータンタン麺 @ 向ケ丘遊園

    まず、向ヶ丘遊園地の話。閉園したのは2002年のことで、もう20年たつんですね。昭和2年からなので、75年間こどもたちを楽しませたことになり、跡地は生田緑地となっています。 次は元祖ニュータンタン麺の話。昭和39年、東京オリンピックの年に川崎で産声をあげた個性的なラーメンです。ス...

  • 俳句の鑑賞 6 お盆

    現代では一般に8月15日とその前後が「お盆」と呼ばれ、祖先の霊を祀る行事として定着しています。正式には仏教用語で「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と呼びますが、当然、多くの関連用語が俳句の季語として使われています。いずれも初秋の行事として扱われています。 まずは「盆用意」あるいは「盆支度...

  • 俳句の鑑賞 5 終戦記念日

    昭和20年、1945年8月15日は、第二次世界大戦で、日本がポツダム宣言を受諾し天皇陛下による終戦の詔勅が宣布された日です。以来、8月15日は、戦争が終結した日、そして日本が敗戦した日として、毎年この体験を後世に伝えるべく記念日となっています。 俳句の世界では、戦後この「終戦記念...

  • 俳句の勉強 23 芒で八苦

    芒(すすき)という、ある意味平凡、ある意味激ムズの兼題に果敢に挑戦しているわけですが、もとより初心者の悪あがきみたいなところで、なかなかまっとうな俳句なんてできる気がしない。 札幌のすすきのは有名な繁華街ですが、必ずしも芒がたくさん生えていたからというわけでもないらしい。近くの青...

  • 俳句の勉強 22 芒で四苦

    俳句を作るとき、あらかじめ出されるテーマのことを「兼題」といいます。集まって俳句を楽しむ句会で、その場で出されてすぐ作句するためのテーマは「席題」です。題は季語が用いられることもあれば、それ以外の事もあります。「プレバト」では、写真を兼題として見せて俳句に仕立てる方式です。 無料...

  • 俳句の鑑賞 4 与謝蕪村

    芭蕉に次いで知っておくべき江戸時代の俳諧師といえば、与謝蕪村です。 大坂で1716年に生まれた蕪村は、最初は絵画に興味を持ち二十歳頃に江戸に出ました。同時に俳諧を始め、北関東、東北を巡って頭角を現します。40代を前にして京都に上洛し、しばらくは絵画に専念、その後江戸、京都、讃岐な...

  • 俳句の勉強 21 類句脱出法

    凡人の凡人たる所以は、見つけた俳句のタネから、誰もが当然想像するものしか思い浮かばないことが大きな理由。そうやってできた凡人句は類想・類句と呼ばれ、何とかこの深い深い沼から脱出しようともがくことになります。 お笑い芸人である村上健志は、もともと短歌をたしなみ、「ブレバト」出演で俳...

  • 最高に面倒で、最高にうまいラーメン。

    セブンイレブンで売ってました。他の店でもうっているかもしれませんが、日清食品の話題のカップ・ラーメンです。 何しろタイトルが「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。」というくらいなので、どんだけのものか食べてみたくなる。 最初に結論を言えば・・・・確かに旨い。それは間違いない。 何...

  • 俳句の勉強 20 長~い季語

    短い季語があれば、反対に「何これ?!」と言いたくなるような長い季語もあったりします。そもそも俳句ではたった17文字しか使わないと言うのが基本で、必ず季語を使うとなると季語は短いにこしたことがない・・・はずなんですけどね。 例えば「愛鳥週間(あいちょうしゅうかん)」は、5月10日~...

  • 俳句の勉強 19 一文字の季語

    季語は5文字だと、上句か下句が丁度埋まって初心者には使いやすいということになります。ところが、必ずしもそうは問屋が卸さない。 歳時記の中から、一番短い季語を探してみました。赤、とか秋とか、漢字一文字の季語はすぐに思い浮かびそうなんですが、どちらも仮名だと二文字です。じゃあ、仮名で...

  • 俳句の勉強 18 季語の分類

    季語は、俳句の17文字に必須の言葉。説明しなくても、季節や情景の一部を既定の共通認識として表現してくれるので、文字の制約が厳しい俳句の中では大変重要な役割を担っています。特殊なものとして、稀に季語を持たない無季俳句と呼ばれるものもあります。 現在、通常「これは季語になる」と誰もが...

  • 俳句の鑑賞 3 松尾芭蕉

    俳句に興味がなくても、知らない者はいないくらい有名ななのが松尾芭蕉で、俳聖とも呼ばれます。まさに、俳句を現形に完成させた人。 寛永21年(1644年)、江戸時代が安定し始めた頃に、伊賀国上野の赤坂(三重県伊賀市上野赤坂)で貧しい家に生まれた芭蕉は、29歳で俳諧師を目指して江戸にや...

  • 俳句の勉強 17 不易流行

    俳諧(はいかい)というのは、主に江戸時代に栄えた文学の形式の一つ。ざっくり言えば、現代の俳句の原型です。 元をたどれば、和歌の歴史は万葉集にまでたどりつくわけですが、奈良時代以後、五七五からなる発句(長句)と続く七七の脇句(短句)を数人で交互に詠んでいく連歌(れんが)が盛んになり...

  • 俳句の勉強 16 写真で俳句

    俳句は、たった17文字の中に、作者の言いたいことを込められるか、そしていかに読み手に情景をイメージとして伝えられるかがポイントです。 そのために吟行とよぶ、散歩あるいは旅行などをして俳句になる実体験をすることが推奨されます。適切な時期に適切な場所に自由にでかけられるならいいんです...

  • 酷暑

    昨日は、朝から天気予報士の方々が、「今日はこの夏一番の暑さとなるでしょう」と言っていましたが・・・・ その通りでした。 昼過ぎに、天気アプリが表示した気温は、 38°c!!! !!! !!! おそらく横浜のこのあたりでは初めてのことじゃないでしょうか。 7月初めに37°で驚いてい...

  • 俳句の勉強 15 勝手に夏井いつき

    毎週見たくなる数少ないテレビ番組の一つが、TBSの「プレバト」です。もともとは「 プレ ッシャー・ バト ル」というタイトルで2012年から始まったのだそうですが、芸能人のいろいろな才能を「査定ランキング」する内容になってからは、やはり一番人気なのは「俳句」で間違いない。 この俳...

  • 俳句の勉強 14 自由律

    繰り返しになりますが、俳句は上句5文字、中句7文字、下句5文字で構成され、その中に季語と呼ばれる季節を連想しやすい言葉と、言葉の間合いを取ったり詠嘆・強調する効果を持つ切れ字を含む短文詩です。 初心者は、まず基本としてこのような決まり事を守りながら作句することが推奨されていますが...

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