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Storia‐異人列伝 https://blog.goo.ne.jp/norilino1045/

歴史に名を残す人物と時間・空間を超えて―すばらしき人たちの物語

・書は、乱読、ツンドク、熟読.... ・歴史/物語は好きで、西洋は塩野さん、日本は司馬さん、中国を陳さん。これじゃぁ小説の斜め読みなので、55歳を過ぎてから少し深入りを始めた。 ・本業は、人文系とは無縁の世界。だけど、ここに載せた物語は東西の碩学が書かれたものからの“リーダーズ・ダイジェスト”だから、これからのひとのためには、ためになりそう...

歴史ブログ / 偉人・歴史上の人物

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のり坊
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2007/08/26

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  • 百人一首の年頭所感

    一昨年、百人一首などを手がかりに親しんできた「やまと歌」鑑賞などを集め「Storia異人列伝(Ⅵ)ーやまと歌.百人一首ー」を出版し、和歌、俳句、川柳、狂歌まで好きな日本の歌500ぐらいを記録と記憶にとどめたはずだった。正岡子規、白洲正子、井上靖、丸谷才一、田辺聖子、辻邦生、堀田善衛・・・和歌の造詣深き先達に道案内をお願いしての「やまと歌の旅」だから内容は確かなのだが、読んでくれるのは自分だけ!?それにもめげずにその後も堀田善衛「明月記私抄」や、織田小吉「絢爛たる暗号」村井康彦「藤原定家明月記の世界」などを読み返している。文学と人間、人生への深い洞察、そして何より歌の心がわかるおひとは堀田善衛先生であろうか。ただ、「「絢爛たる暗号ー百人一首の謎解き」で知った織田さんの推理と探求は、これまた学者にはない大胆か...百人一首の年頭所感

  • 二百十日に寄せて

    もう9月1日か、それにしてもなんとも暑い今年だなあ。ねれ縁の上は、足の裏が火傷しそう。青空、陽射しはカンカン、なのに、そろそろ肉体労働のアルバイトに行く時間だ。9月1日といえば1923年の関東大震災、これは大正12年。夭折した親父は生きてれば今年で100歳。さらでだに、二百十日といえば正岡子規がとっさに詠んだ戯れ句が思い浮かぶ。少し長いが、「日本」新聞社に入ったころの逸話を引いてみる。《『子規全集〈別巻2〉回想の子規(講談社)』ー『日本新聞に於ける正岡子規君』古島一念より。。。君が入社して先づ筆を執つたのが例の有名なる獺祭書屋俳話の一篇で、君が俳句上の所論を公けにした言はゞ俳句界革新の暁鐘であつた、僕は成程一寸變つた議論だとは思つたが、なに高が十七字のチョンノマ文學だ、善いも悪いもあつたものかと高をくゝつ...二百十日に寄せて

  • Storia異人列伝の全集本(!?)出版のお知らせ

    当ブログにて公開してきた記事を集成したKindle電子本を順次ご紹介してきましたが、この度併せて全て印刷本としても出版しました。,「Amazon」サイトにて(著者名)「佐竹則和」で検索いただければ、下記写真の全11冊の情報が表示されます。各本ごとの個別画面では<試し読み>も可能ですのでご覧いただけければ幸いです。著者:佐竹則和2023.2.7Storia異人列伝の全集本(!?)出版のお知らせ

  • Storia 異人列伝(Ⅸ)自画像のゴヤ ーKindle版

    標記タイトルの電子本は、十数年来当ブログにて公開してきた画家ゴヤ関係の記事を推敲・集成したものです。ゴヤの生きた場所に立ちゴヤの実作の前にてゴヤの生涯を思い見事な鑑賞態度を示された堀田善衛。ゴヤ、生涯2000点の作品というが十数点の自画像を手掛かりに堀田善衛のライフワーク『ゴヤ』にて、画家ゴヤの人間と作品を追いかけたものです。電子本のコンテンツともとになった当ブログ上の関連記事、書籍紹介記事は内容が重複するため全て非公開化または削除しました。これまで記事引用やリンク参照されている方にはお詫び申し上げます。以下にてまとめてご覧いただければ幸いです。著者:佐竹則和2022.11.3Storia異人列伝(ⅧStoria異人列伝(Ⅸ)自画像のゴヤAmazonServicesInternational,Inc.によ...Storia異人列伝(Ⅸ)自画像のゴヤーKindle版

  • Storia 異人列伝(Ⅷ)ーチャーチルの第二次世界大戦ー kindle本

    標記タイトルの電子本は、十数年来当ブログにて公開してきたチャーチルの著作「第二次世界大戦」をもとにした記事を推敲・集成したものです。ウィンストンーチャーチルの著した『第二次世界大戦回顧録』は1948年から1953年にかけて発行された全6巻になる書物です。1957年にチャーチル自身が読者の便を図って重要部分と補遺を1巻にまとめ直しましたが、これでも膨大な内容ではあります。第一次大戦から第二次世界大戦を国家、世界の指導者として国家戦略、戦争指導、戦争集結までに関わった人物の著作ですから第一級の史料であり第二次世界大戦の史実のみならずチャーチルの強い意志や、思想、愛すべき人柄までもわかるものです。今や戦争の経験や記憶は消え、またまたロシアとウクライナ、西欧諸国とアメリカ、あの時代と先の大戦で起きたことと同じこと...Storia異人列伝(Ⅷ)ーチャーチルの第二次世界大戦ーkindle本

  • Storia 異人列伝(Ⅶ)What do You say, Japan?

    標記タイトルの電子本は、十数年来当ブログにて公開してきた室町末期から江戸開闢まで戦国時代の傑物、織田信長、徳川家康。。。、文化人たちなどの記事を推敲・集成したものです。電子本化にあたっては残念ながら当ブログ上の関連記事、書籍紹介記事などは重複になるため非公開化または削除しています。これまで記事引用やリンク参照されている方にはお詫び申し上げます。以下にて、まとめてご覧いただければ幸いです。著者:佐竹則和2022.9,13Storia異人列伝(Ⅶ)WhatdoYousay,Japan?AmazonServicesInternational,Inc.によるStoria異人列伝(Ⅶ)WhatdoYousay,Japan?

  • 「Storia 異人列伝(Ⅵ)ーやまと歌・百人一首ー」kindle本

    標記タイトルの電子本は、十数年来当ブログにて公開してきた西行、定家、実朝などの歌人、和歌・川柳・俳句・狂歌・百人一首などの記事を推敲・集成したものです。電子本化にあたっては残念ながら当ブログ上の関連記事、書籍紹介記事などは重複することになるため非公開化または削除しています。これまで記事引用やリンク参照されている方にはお詫び申し上げます。以下にて、まとめてご覧いただければ幸いです。著者:佐竹則和2021.7,13「Storia異人列伝(Ⅵ)ーやまと歌・百人一首ー」AmazonServicesInternational,Inc.による「Storia異人列伝(Ⅵ)ーやまと歌・百人一首ー」kindle本

  • 「Storia 異人列伝(Ⅴ)ー子規と漱石とー」kindle本

    標記タイトルの電子本は、十数年来当ブログに掲載し公開してきた記事を推敲・集成したものですが、電子本化にあたっては残念ながら該当する当ブログ上の記事はネット上での無償公開コンテンツとして重複するため非公開または削除しました。なお、検索サイトによっては、削除された記事があたかも存在する様に見えることもある様ですが、当ブログ内に記事は存在しないためリンクは切れております。これまで記事引用やリンク・参照されている方にはお詫び申し上げます。以下にて、まとめてご覧いただければ幸いです。「Storia異人列伝(Ⅴ)ー子規と漱石とー」AmazonServicesInternational,Inc.による「Storia異人列伝(Ⅴ)ー子規と漱石とー」kindle本

  • 「Storia 異人列伝(Ⅳ)ー明治維新ー」のKindle本

    西洋史上の人物が主役の「Storia異人列伝(I)および(II)」、「Storia異人列伝(Ⅲ)ー古代ギリシア編ー」までKindle本での電子書籍化をしてきましたが、本編「Storia異人列伝(Ⅳ)ー明治維新ー」は同じ趣旨で、日本が近代国家として生まれ変わった「明治維新」の時代に焦点を当てたわが日本人たちの物語です。歴史記述の常として先達の碩学の文献引用が多いため、書籍としてまとめると参考文献のリーダーズダイジェストともなりうるものです。ただし、残念ながら、該当する当ブログ上の記事についてはネット上での無償公開コンテンツとして重複するため非公開または削除しています。なお、検索サイトによっては、削除された記事が存在する様に見えたりもすることもある様ですが、当ブログ内に記事は存在しません。記事引用やリンク・参照され...「Storia異人列伝(Ⅳ)ー明治維新ー」のKindle本

  • Storia 異人列伝(Ⅲ)ー古代ギリシア編ー Kindle本

    伝説時代からローマ帝国終焉までの人物伝を「Storia異人列伝(I)」、ナポレオンまでの約一千年の人物伝を「Storia異人列伝(II)」として昨年からKindleの電子本として、Amazonより出版してきました。神々から文化文芸、戦争術まで古代ローマにとってお手本になった古代ギリシア人たちの話については、このほど「Storia異人列伝(Ⅲ)ー古代ギリシア編ー」としてまとめました。土井晩翠先生のお仕事が感動的な「イーリアス」「オデュセイア」。ポリスの黄金時代を築くには、優れた指導者層・政治的人間がいたーソロン、ペイシストラトス、クレイステネス・・・ペリクレス。哲学的思惟もすれば自然科学的な考察もした哲学者たちの百花繚乱ーソクラテス、プラトン、アリストテレス、ディオゲネス、クラテス・ヒッパルキア、タレス、ピタゴラ...Storia異人列伝(Ⅲ)ー古代ギリシア編ーKindle本

  • Storia異人列伝(II)電子書籍

    西洋史に残る人物に関して当ブログにて公開していた数十記事をkindle版電子書籍「Storia異人列伝(II)」としてリライトしアマゾンより出版しました。該当する当ブログ上の記事については重複してしまうため削除しました。なお、検索サイトによっては削除された記事が存在する様に見えたりもすることもある様ですが、当ブログ内に記事は存在しません。記事引用やリンク・参照されている方にはお詫び申し上げます。以下をご覧いただければ幸いです。著者:佐竹則和2021.4.10Storia異人列伝(II)Storia異人列伝(II)電子書籍

  • Storia 異人列伝の電子書籍

    ヴェネツィアの物語などで感心していた塩野七生さんがローマ人の物語に取り組み始めた頃から、このブログ上に読了した書物から知識を得た記事を置いていました。以来500篇ほどの蓄積にはなっていましたが古希を迎え整理と断捨離を敢行、まずは古代ローマの人物関係数十記事をkindle版の電子書籍としてまとめアマゾンより出版しました。インターネット上に無償公開コンテンツが存在し内容が重複すると出版上に若干問題も伴うことから、電子BOOK化対象、および予定の既出記事については当ブログにては非公開もしくは削除しました。なお、検索サイトによっては削除された記事が存在する様に見えたりもすることもある様ですが、記事は存在しません。これまで記事引用やリンク・参照されている方にはお詫び申し上げます。以下にてご覧いただければ幸いです。著者:佐...Storia異人列伝の電子書籍

  • 「フローレンス ナイチンゲール」電子書籍

    このGOOブログ上にアップしていた、リットン・ストレイチー著作の日本語訳「フローレンスナイチンゲール」記事3編については、翻訳も見直しの上で電子書籍としてまとめ、アマゾンからkindle版電子書籍として出版した。インターネット上の無償公開コンテンツとして残し内容が重複すると著作者・翻訳者の特定など書籍出版上の制約も伴うことから、当該コンテンツは当ブログからは削除している。これまで記事引用や参照されている方にはお詫びしたい。以下にてご覧いただければ幸いである。リットン・ストレイチー著佐竹則和日本語翻訳2020.4.22フローレンスナイチンゲール「フローレンスナイチンゲール」電子書籍

  • 「ビクトリア女王伝」の電子書籍

    このGOOブログにアップしていたリットン・ストレイチー著作の日本語訳「ビクトリア女王」の記事10編については、翻訳内容など見直しの上で下記の表題にて、アマゾンからkindle版電子書籍として出版した。インターネット上の無償公開コンテンツとして残し内容が重複すると、著作者・翻訳者の特定など書籍出版上の制約も伴うことから、当該コンテンツは当ブログからは削除している。これまで記事引用や参照されている方にはお詫びしたい。以下にてご覧いただければ幸いである。リットン・ストレイチー著日本語翻訳:佐竹則和2020.4.13ビクトリア女王伝:“QueenVictoria”byLyttonStrachey翻訳版「ビクトリア女王伝」の電子書籍

  • 図書館の魔女 / 髙田大介

    図書館の魔女(上・下)/髙田大介著講談社高田大介さんを知ったのは、元はと言えば将棋の世界からの辿り着きである。ここ数年でネットでの動画配信、テレビ映像も急速に進歩・変貌し、将棋の対局番組でも持ち時間6時間さらには二日がかりのタイトル戦まで実況中継される素晴らしい環境になった。おかげで数十年ぶりで「将棋の世界」に触れ「観る将棋」としてハマって、現役棋士の人となり、声まで、ほとんど頭に入ってしまった。もっとも対局中継でも、1時間以上の長考に沈んで・・・となれば、番組制作側としては困るし僕みたいなミーハーなファンは飽きてしまうので、対局者の昼食、晩飯、おやつの紹介までにも工夫を凝らしているようだ。棋士たちはヒフミン以外は千円札でお釣りがくるような店屋物食べてる、お気の毒にと思っていたら、高田さんのMARGESDELA...図書館の魔女/髙田大介

  • 初手 将棋の子/大崎善生

    まだまだ寒いし、生活習慣(病?)がマズイせいで血糖値がアブナクなり新年早々入院のはめに。などと、ツマンナイことばかりでコタツに潜り込んで観るはAbemaTV将棋チャンネル。ある日ムスメが現れPC画面をちらり、ボーッとしてんじゃねえよ~という感じで、文庫本をよこした。それが、「将棋の子」。数日して次が飛んできて「しょったんの奇跡」。なぜにムスメが、こんな将棋の世界の本、こういう世界を見ているかはイマイチ判然としないが、まあ、いいのではないかい。どれも読んでいなかったし、どれもすばらしかったからだ。こうなると気になっていた「聖の青春」も一気読み、これは逆にムスメに貸してやった。エネルギーが多少湧いてきたので、初手から三手目まで三作をメモしておくことにした。連日、半ボラお仕事も年度末、総会準備で綱渡りの日々、こんなこ...初手将棋の子/大崎善生

  • 村上春樹の単行本はいいね

    騎士団長殺し:第2部遷ろうメタファー編クリエーター情報なし新潮社わずか3年前ぐらいなんだなあ、村上春樹さんを読みだしたのは。サリンジャーの「フラニーとズーイ」を読み返していて気づいたんだっけ。そのあとの数か月、単行本コレクションに集中したのだが、オクテにもほどがある、やれやれ。フラニーとズーイJ.D.サリンジャー/村上春樹訳-2014.5.5ノルウェイの森ー村上春樹―2014-6-6「長距離走者の村上春樹」―2014-6-30RE:カンガルー通信―2014-7-22そして今年だ、「騎士団長殺し」が出た。先を争って買うほどでもなしと思って藤沢周平さんの文庫本に浸っていたが、氣分転換にすこしくコンテンポラリーなのもいいかと手に取れば、そう、とてもよかったぜ。こんどの「僕」は美大は出たけど、ってひとだよ。おいおいムス...村上春樹の単行本はいいね

  • 劇場、またよし

    新潮2017年04月号クリエーター情報なし新潮社又吉くん、これまた、いいね!マッタン、しぬなよ〜ヒョーロンは、やだから、これでやめようか、、、、でもな、それじゃ、あんまりだなあ、、、、きみのパフォーマンスは、ぜんぜんみたことない、メンゴ、、、、でもな、お笑いゲーニンが芥川賞候補というときから、目にはしてたぜよ、2月終わりごろのNHKスペシャル「又吉直樹第二作への苦闘」を観て、これはこれは、と思った、それでね、いまごろになって、火花、二百何十万人目かで読んでね、えらい感心したやん、それからや、東京百景、第2図書係補佐、そして、劇場、、、カキフライやら新・四字熟語はまだ来いへん、、、吉祥寺、三鷹・下連雀、シモキタ、井の頭線、渋谷、、、うーん、きみの生まれた頃か、、、、井の頭公園、かき揚げ丼のうまいとこあってさ、吉祥...劇場、またよし

  • さよならタスケ、むうチャンおはよう

    むうちゃんおはよう、居たか、こたつのなかだ。7月14日生まれ、もうすぐ5カ月、去年夏急に死んじゃったハクチャンの生まれ変わりかなあ、似てるからかママが衝動買いしたんだな、それが9月15日、ちょうど生後2カ月だったわけだ。猫は6カ月で人間での12歳相当になるらしい、あっという間だ。スコティッシュなんとかだが、猫はやっぱり耳はピンと立ってた方がいい。タスケはがんばったよ、ぼうこうがん手術の後で5年半も生きたんだから。。。もう、ちょんちょんして起こしてくんないからパパはまた朝寝坊にもどってしまった、もうすぐひと月たつか、むうちゃんもお別れをしたけど、わかんなかっただろ。。。タスケはね、ちゃんとお返事をしてお話ができたよ、利口なねこだった、全然噛まなかったよ、そうだ比べてはいかんな。むうが来た前の日にはタスケはNHKに...さよならタスケ、むうチャンおはよう

  • 西郷隆盛 第九巻 / 海音寺潮五郎

    西郷隆盛第九巻クリエーター情報なし朝日新聞社この西郷隆盛史伝、朝日新聞社刊の第九巻の帯に曰く、<鳥羽・伏見の戦いに敗れた慶喜は恭順。西郷と勝の会談で江戸城総攻撃は回避されたが‥‥彰義隊戦争とその後始末でついに絶筆。著者の生命を燃焼させた、幕末維新史の決定版>。とうとう海音寺さんの命がつき、この史伝の第九巻が氏の絶筆になった。とても残念なことだったが、西郷とともに城山まで付き合わなくてよかったかもしれない。明治維新という時代には、こけつまろびつ這い上ってきたこの男・西郷隆盛無かりせば激動の時代を織り成す太い縦糸も見当たらず、もつれにもつれた糸くずだけが残っただろう。ここ数巻の目次のこまかさは史実を丹念に追っている時の手控えのままのような感じがしていたが、絶筆となった第九巻は見出しすらもまだなかったようだ。このあた...西郷隆盛第九巻/海音寺潮五郎

  • 西郷隆盛 第八巻 / 海音寺潮五郎

    西郷隆盛第八巻クリエーター情報なし朝日新聞社この西郷隆盛史伝、朝日新聞社刊の第八巻の帯は、<王政復古!維新の夜明けーー第二次長州征伐は幕府側の惨敗。そして将軍家茂の死と孝明天皇の死。政局は大きく転換、王政復古の大号令は渙発された。幕末の人物群像を公明鮮明に描いた史伝文学の傑作>。さて、ネワザが得意そうな岩倉公が、いよいよ政治の表に出てきた。これまでのお公家さんにない権謀術数、これまた自分らの意志貫徹を目指す薩摩の画策とがマッチして、とうとう徳川家の追い落とし策を通した「小御所会議」のことは覚えておこう。この前後も無論、かなりの紆余曲折があってのことだが、このときも綱渡りで、歴史上に残る一コマは結果こうなった。他の「読み」と判断、指し手も無限にあろうが、いったい人間のやることに、最善手というものはあるのだろうか?...西郷隆盛第八巻/海音寺潮五郎

  • 西郷隆盛 第七巻/海音寺潮五郎

    西郷隆盛第七巻クリエーター情報なし朝日新聞社この西郷隆盛史伝、朝日新聞社刊の第七巻の帯には、<薩長連合成る!維新前夜ーー禁門の変後、幕府は長州征討を諸藩に命じた。しかし、死中に活を求める西郷の尽力が長州を救い、これが契機となって薩長連合は成る。急逝後ますます世評の高い著者のライフワーク>とある。幕末の混沌とした情勢のなか、いよいよ天才たちの出番となってきた。海音寺さんの見るところの「天才」は、高杉晋作、坂本龍馬、そして西郷隆盛。何が、どこが天才かは、この大部の著のそこかしこに出てくるのだがおおむね忘れた。が、幕末にこういう人物を得た日本は幸運であった。大局観と直感力、真っ正直で嘘がない、信じることに熱意があって、行動は大胆不敵、鋭いかバッサリ切るのかともかく切れ味。幕末も平成の世も、言い訳と小細工ばかりするよう...西郷隆盛第七巻/海音寺潮五郎

  • 対岸に相槌 ー 佐竹真紀子 展

    佐竹真紀子展ー対岸に相槌ーSARP仙台アーティストランプレイスこの若手アーティストは、東北大震災以降何かを思ったらしくテーマをここに収斂させている。もっとハッピーな油絵を描いてもらいたいのだが、それは誰でもやるでしょ、こういうことは私がしなくちゃ、と一蹴されている。であるから余計な口出しはせず、チチハハ共々少しは手助けをしてインスタレーションの映像のなかで共演者の名をもらった。それにしても、これはいったいなんなのか、町が消えた喪失感か、ひとを喪っての鎮魂なのか、過去から未来への時間の停止なのか。。。心を同じくするアーティストたちには、「今、何ができるだろうか」という思いがあっていろんな取り組みもあるようだ。-震災後をみつめる-岡部昌生-<<あの町の行方>><<この町から問いかけて>>映像対岸に相槌ー佐竹真紀子展

  • 西郷隆盛 第六巻 / 海音寺潮五郎

    西郷隆盛〈第6巻〉(1977年)クリエーター情報なし朝日新聞社この西郷隆盛史伝の第六巻は、<西郷赦免・中央復帰ーー薩摩藩の大舵を握った西郷は冷静に中立を守る。一方、八月十八日の政変で勅勘を蒙った長州藩の朝廷工作は執拗をきわめ、ついに蛤御門の戦いへ、長州勢は惨敗して国許へ>という情勢。読者としては、こういう本は手元に置いて精読してくれればすむ。これは西郷を縦糸にした幕末・維新の精密な史伝であるから、有象無象の方々も登場はするがそれはそれ、いよいよ、西郷中央の舞台に復帰。西郷への周囲の期待と人望がなかりせば、孤島で朽ち果てることになっていたのかもしれぬ。であるから、ここは沖永良部遠島から解き放たれた西郷のうれしさとそれをとりまくひとたちのこと。のり坊氏もいろんな思いの中こたつで隠忍の日々であるが、西郷のこと思えばウ...西郷隆盛第六巻/海音寺潮五郎

  • 西郷隆盛 第五巻 / 海音寺潮五郎

    西郷隆盛第五巻クリエーター情報なし朝日新聞社この西郷隆盛史伝の第五巻は、<芸術院賞に輝く著者の傑作-ー天皇の攘夷祈願・親征へと急進攘夷と唱える激派の勝利とみえたが‥‥。公武合体派のクーデターでどんでん返し。そして七卿落ち。。。>となる。公武合体派というのは、もともと武家もお公家もあまり覇気のなさそうな人たちばかりで土俵際だったはず。薩摩の狡知と会津の武力で過激な若者達に一矢報いたわけだろうが、これをクーデターというの?それにしてもまあ、もつれた釣り糸のような、人々の動きだ。文久三年のこの頃も西郷は、絶海の孤島。風のたよりで薩摩がイギリス艦隊に砲撃されたことを知り詳しい情報を知りたがっているが如何ともしがたい。日々刻々と二転三転する世の中の動き、まさに時は幕末。海音寺さんの言葉を借りれば、天は「大薙刀の截断力も持...西郷隆盛第五巻/海音寺潮五郎

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