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  • 信濃屋 黒姫駅前

    黒姫駅前の蕎麦屋信濃屋駅から歩いて1分とかからない。しかし連休の時などは激しい混み方となる。高齢者向きの温かい蕎麦がサービス値段で提供される。これは都心の立ち食いとたいして変わらない値段で食べられる。ボリュームは十分。信濃屋黒姫駅前

  • 晴山荘 春日山

    上越市の春日山は、レルヒ少佐が日本に初めてスキーを持ち込んだ由緒ある場所である。そこにある老舗旅館の晴山荘がお弁当を始めた。晴山荘の門をくぐれば、歴史のありそうな建物が見えて来る。庭の池もなかなかのものである。綺麗に風呂敷に包まれた四季の京風弁当。満足させてくれる盛り付けに、味わい。そしてコストパーフォーマンスは驚くほどに良い。ただし、予約が必要である。晴山荘春日山

  • 神楽坂裏

    神楽坂は16世紀位から交通路として(特に奥州街道として)使われていたようだが、近年になっても不思議な細道が作られていたようである。江戸の絵図には登場しない道だが、不思議な雰囲気を醸している。神楽坂裏

  • 高田 軍ちゃん

    高田の駅近くの「軍ちゃん」では、鮮度の良い魚を楽しめる。カウンターでひとカンずつ注文できるのが嬉しい。左から「あら」、に「昆布〆」「鯛」に「かわはぎ」。「ほうぼう」に「わらさ」。軍艦巻は「地魚のたたき」。高田軍ちゃん

  • 矢来能楽堂

    東京の中では歴史のある能楽堂である。矢来能楽堂

  • 矢来能楽堂

    東京の中では歴史のある能楽堂である。矢来能楽堂

  • 松よし take out 弁当

    ここへきてのコロナ騒ぎのためか、松よしさんのtakeoutmenuが大分充実した。二段重ねのお重で、これは2000円。ただし、前日までの予約が必要。開けてみれば、幕内弁当のような様々な酒のおつまみが目をひく。コスパはよいし、これでじっくり飲めるのは最高である。なにしろ、バイ貝から始められるのだ。煮物の味も深い。これはよかった。松よしtakeout弁当

  • 松よし 季節のカレー蕎麦

    久しぶりに、新潟県六日町の近くの大崎集落の蕎麦屋「松よし」さんを訪れた。いつもはもりそばで決まりなのだが、この日は季節限定の夏野菜カレー蕎麦が気になった。なんだかナスやピーマンが元気が良くてうまそうである。かぼちゃもなかなかの姿。スパイスが良く効いて、しかも蕎麦が負けていない。夏場はこれがよいかもしれない。松よし季節のカレー蕎麦

  • 保よし 湯沢町

    新潟県湯沢町の伝統的な日本料理屋さんの一軒である。瓶ビールを頼めば、突き出しはバイ貝。雰囲気は昭和をひきずっている。茶碗蒸しを一口食べると、出汁の弾き方の丁寧さに感激した。もちろん、日本酒へと直行した。銀ダラのゆうあん焼きも見事な味わいであった。これは、どんどん酒が進む。ご馳走様でした。保よし湯沢町

  • 弘心園 柏崎市 新潟県

    長岡市と柏崎の間、国道291号線沿いにある、土地の宮司を務める五十嵐さんのお宅である。長島川沿いのこの門が正門のように見える。新潟中部地震までは、心字が池に水を満たした庭であったそうだが、震災で池の底が抜けてしまい、枯れ庭と成っている。それでも灯篭の数の豊かな庭は、その格をけっして落としていない。訪れた日には、たまたま法要が行われる日であったが、たまたま訪れた闖入者を快く迎えて来れた姿勢には感激した。弘心園柏崎市新潟県

  • 宇喜世 鯛めし 高田

    明石の鯛は有名であるが、やや値段に難点があるように思う。それに比べ、日本海近海の鯛は小ぶりだが実にお値段もこなれていて、それでいて味が深い。高田の料亭へ、お邪魔した。一階は広間を入れ込みに使っているが、二階は昼でも座敷を使える。そこでの鯛つくし、魚を寝かせる術が見事に使われて味わいが深かった。少し暑くなりかけた季節の粕汁。これに代わるものそうはないと思う。そして、絶品のお造り。包丁さばきの繊細さが素晴らしい。そして昆布使いも。その後、ゆっくりと焼き物を味わう。バランス感覚が素晴らしく、お造りで前のめりになった姿勢を直してくれる。これぞ、本日のメイン、兜焼き。蟹のように少しづつ、つついて食べるのがとても楽しいし味も深い。時間がかかる。続いて揚げ物。バクリと食べられる一皿が、続くものとして丁度いい。鯛めしに吸い物、...宇喜世鯛めし高田

  • め乃惣 神楽坂

    急に暑くなった7月の土曜日の昼に訪れた。まずは冷えたビールで。丁寧に擦った大根おろしに、上質なシラスの一皿が嬉しい。西京漬はとても美味しい。続いて海老しんじょ。この口当たりの良さ、そして味の深さは凄い。どんどん、酒が進んでしまう。ご飯とアサリの味噌汁は少し前から供されていたのだが、酒の間は待機してもらう事になった。それでも、味噌汁の味が深い。ご馳走様でした。め乃惣神楽坂

  • 開興寺 南魚沼市

    上杉謙信ゆかりの禅寺である。あいにく山門は工事中であったが、庭の池や本堂前の石組が十分に見応えがある。今の住職が庭作りに凝っておられる方のようで、なかなか力強い灯篭などもある。裏山からの流れが庭の池を潤している。苔の調子も上々である。本堂前の石組も迫力がある。開興寺南魚沼市

  • 西乃茶や 飯山市

    飯山市の信州中野方面に近い外れに、ドライブインのような造りの蕎麦屋さんがある。地元産の素材にこだわるわけでもなく、ただ普通の蕎麦屋さんのように見えるのだが、ここで出すおろし蕎麦が素晴らしい。なにしろおろしは一口食べると飛び上がりそうになる程辛いのだ。それが、蒸し暑い夏の気候にぴったりなのである。大根は長野県産かなと思い聞いてみると、群馬産です、という答えが返ってきた。それにしても、この辛さの大根を見つける目が素晴らしい。蕎麦は八ヶ岳産の有機栽培。締める水の温度が低すぎず、蕎麦の味が分かりやすかった。西乃茶や飯山市

  • ヒルトン 長野市

    開業は1970年。シェフは小野正吉(ホテルオークラ東京初代総料理長)氏の直弟子だそうで、昔懐かしいフレンチを提供してきたお店である。残念ながらこの春に店を閉じたのだが、その少し前に訪ねた記録をご紹介する。このお店、まず昔ながらのカテラリーが素晴らしい。持ち重りのするクラシックな形はその昔丸池にあった観光ホテルのものを思い出させる。オードブルは酸味が効いていて、素晴らしい。たっぷりとしたポタージュスープ。器がクラシックで楽しい。まずは海のものの一皿。ホタテと海老が効いている。確か泡と白一本でこの辺りまで引っ張ったような。野菜たっぷりのトマトソースと合わせたビフテキ。さすがにこれには赤を一本献上。コーヒーにデザート。テーブルクロスにご注目下さい。オリジナルの注文品でしょう。ご馳走様でした。ヒルトン長野市

  • 橋のいろいろ 江戸大名屋敷橋比べ(4)

    今回も江戸より伝わる大名庭園の、駒込六義園と小石川後楽園の橋比べと参りましょう。今回、夏休みをはさみまして掲載が遅くなりました。画像は初夏のものです。六義園の主なる池の端から、離れ小島へと渡る橋なのですが、島は岸にごく近いところにあるので、その先の客人がまるで島の中に佇んでいるように映りこんでしまいました。そもそもは、往来が許されない島へと架かる橋です。その姿、美しいと感じました。春の盛りの見頃です。一方、小石川後楽園です。作庭は約一世紀前なのですが、美意識の鋭さは驚くほど鋭い。特に内苑の石橋の姿は、華麗です。ごく近くに高層ビルが立ち並ぶことを忘れさせる深みが感じられます。橋のいろいろ江戸大名屋敷橋比べ(4)

  • 一二三 越後湯沢

    雪も全く解けた季節にこの和料理屋さんを訪れた。刺身の盛り合わせをお願いした。季節が進んで、左手前の雲丹が存在感を見せている。貝に貝柱。味わいが深い。バイ貝に南蛮エビ。これは日本酒が進む。タイに、イカに、生わさび。これは日本酒に合わせるのにもってこい。締めはお茶漬け。ご馳走様でした。一二三越後湯沢

  • 橋のいろいろ 江戸大名屋敷橋比べ(3)

    今回も江戸より伝わる大名庭園の、駒込六義園と小石川後楽園の橋比べと参りましょう。六義園の右奥手、池に架かる橋として珍しいのは石造りの橋。その昔は、この入江の奥に小屋がありそこからの眺めを意識して架けられた橋のように感じられる。橋の向こう側には広々とした池の水面が見える。木組みで架けられた橋とは違って手すりは似合わない。それ程滑りやすい石でもないので、まずは不要だろう。一方、後楽園の橋としては、円月橋がある。明の儒学者である朱舜水が設計したという文字どおり円形の月が望める石橋である。橋のいろいろ江戸大名屋敷橋比べ(3)

  • 幸楽園 南浦和

    基礎知識が不足していた。南浦和辺りは崖が走りその中を実に細い道がクネクネと曲がって走っている。ナビで近くまで行けば、なんとかなると思っていたのが甘かったようだ。お店までの道は非常に細いところもあるのだが、お店の周りは広々としており、結構な規模な駐車場も完備している。お店の前の庭もいい感じである。鰻の値段は大きさで決まり、味はそれほど変わらないという。これまで何軒ものお店で聞いたが、そういう話であった。それで鰻重としては最もお安いものを注文した。当然、手抜きは無しで出てくるのに時間がかかる。これは実に美味出会った。昭和の初めに創業されたお店だそうである。幸楽園南浦和

  • 橋のいろいろ 江戸大名屋敷橋比べ(2)

    今回も江戸より伝わる大名庭園の、駒込六義園と小石川後楽園の橋比べと参りましょう。滝見の茶屋の奥の池には今日でも気持ちのよい流れが注いできます。そこから後ろを振り返れば、千鳥橋の姿が優雅に見られます。橋の向こうにはせいせいとした水面が広がる。一方、年代的には六義園よりもずっと前に作られた小石川後楽園である。中国趣味により、西湖の堤がごく小規模でありながら、作り込まれている。振り返れば、場所と時間を超越したように大堰川の眺めが見える。橋のいろいろ江戸大名屋敷橋比べ(2)

  • 新雅 江戸川橋 文京区

    中華料理は日本の中で独自の発展を遂げたと思う。昨今は本場の味が手軽に食べられるようになったと思うのだが、街中に根付いた中華料理の文化もしっかりと形成されてきたように思う。江戸初期から、グルメスポットであったと想像される江戸川橋にある伝統の味を食べに行ってみた。昼の営業終了間近な時刻に訪れれば、驚くほどのお客さんが店の前に行列を作っている。ランチ難民にはなりたくないが、回転の速さを計算に入れて列に付く事にした。心配したほどには待たされないで、無事にカウンター席に陣取る事が出来た。冷えたビールにメンマが旨い。入店する前から決めていたオロチョン(辛味の効いたニララーメン)を注文した。なんだか、全身に効く味付け。凄く好みであった。ご馳走様でした。新雅江戸川橋文京区

  • 橋のいろいろ 江戸大名屋敷橋比べ(1)

    今に残る江戸伝来の大名屋敷といえば、小石川後楽園、そして駒込六義園となるのではないでしょうか。どちらも水の使い方が見事です。そして、同じように回遊式庭園なので、橋が見どころとなってきます。それで、橋比べを思いつきました。とんだ酔狂にお付き合いいただければと。駒込六義園の、藤代峠から下を眺めてもこの日はラッキーなことに人出が少ない。池の島と島を繋ぐ橋なので、渡って確かめる事は出来なかったが、姿が素晴らしい。小石川後楽園の園内に入って左手、大泉水を避けるように下ると、渡月橋そして大堰川の飛び石から仰ぐ通天橋。翠の濃い中の姿を見られたのは、ありがたかった。橋のいろいろ江戸大名屋敷橋比べ(1)

  • 菊亭 丸の内

    都内を散歩して、少し空腹を覚えたら立ち寄りたいお店のナンバーワンである。なにしろ端正な天重の姿が素晴らしい。その昔は限られたお客の為にしか店を開かなかった歴史がありながら、今ではどの時刻、どのような人数でも入店出る。結構な食べ応えのある海老までお重の中に入っていて、お値段は実に親しみやすい。これは、驚くほどと感じている。時々、コスパの良さを感じた外国のお客が脇で煩いこともあるが、本質的には我々もそれに類する客なのだと考えている。ご馳走様でした。菊亭丸の内

  • 新町館(三宅家) 白山 文京区

    およそ100年前の建築でありながら、今も現役で使われているようである。玄関にはポーチがつき、窓は縦長の西洋スタイル。かなり、徹底した思いをもって設計されたと思われる。周りは思ったより緑豊である。二階の窓の上の装飾もなかなか洒落ている。大理石を貼ったポーチの柱、未だに素晴らしい色合いを見せる。新町館(三宅家)白山文京区

  • 軍ちゃん 高田店 上越市

    このお店の松鮨は非常に優秀だと感じている。ただ、締めのようにして、結構高価なイクラの軍艦握りがつくのが個人的には好みではない。それをバイ貝に変更していただいたのが、このセットである。勝手な感想ではあるが、これはただ者ではない。左上から、メダイにカヤカリ。これは美味さがどんどんくる。黒鯛に鯵。ちょうどシーズンが合ったのか、鯵の味の深さ見事。楽しいです。甘エビも日本海側は太さが違う。活き活きとした味が素晴らしい。メギスが凄く美味しかった。それに、お願いしたバイ貝。ご馳走様でした。最高でした。軍ちゃん高田店上越市

  • 初夏の六義園

    いきなり藤代峠を目指した。園内の人数が少ないうちにと、考えたわけである。お江戸の大名庭園、のどかな皐月の姿を捉えることができた。池の水も穏やかだし、芝が色づいた姿も瑞々しい。庭の水源とも思われ流れ。池にちょっとクセのありそうな石が据えられている。江戸からの伝来ではないようである。初夏の六義園

  • カオ ソーイ ハヌマン’ズ ナイン 神楽坂

    タイからマレーシアにかけての細めの麺を美味しく食べるにはソースは何が良いのだろう。私としては、カレーをベースとしたカオソーイが一番だと思う。麺はソースの上に出ている部分はカリカリに揚げて揚げてあり、ソースに浸るのはラーメン。実に贅沢な麺料理である。おそらくタイ人のシェフがいるお店であり、作り方はオリジナルに忠実である。タイ製のビールの割引もあり、楽しんできた。ご馳走様でした。カオソーイハヌマン’ズナイン神楽坂

  • 村川家 目白台 文京区

    大正9年の建築。施主の村川博士は「住食衣」主義を主張した。まず、なにより住まうところ。そして食うものという順序づけである。この館は公開されていないので、館が面している通りから中をうかがうことしかできない。通り近くには洋館が建ち、その奥に和館がある。洋館の様子はなんとか見ることができる。奥の和館は雨戸を閉め切っていて、本来ならば豊かな表情を見せてくれるところを、何も見せてくれない。村川家目白台文京区

  • 鍋焼きうどん 福寿庵 湯沢町

    1月下旬の本当に寒い頃の湯沢町(新潟県)。5時半にお店が開くと同時に転がり込んだ。同時に熱燗も注文したと思われる。早々にお願いした鍋焼きそばが登場。これは、冷え切った体を温めるのにもってこいである。土鍋の上には、出汁を使って手をかけた熱々の具がのる。これはたまらない。6時まで我慢ができないのが、このお店の特徴。ご馳走様でした。温まりました。鍋焼きうどん福寿庵湯沢町

  • 紅葉の頃の中野邸 新津市 新潟県

    昨年の秋は、良い紅葉を見たというのに放ったらかしで、無精を決め込んでいたことがバレてしまう。玄関前の植え込みの紅葉からして、凄い色合いである。昨冬の雪害がひどくて、7月まで開園できなかった姿とは思われない。この館の庭石は凝ったものが置かれている。そこへ色づいた落ち葉が積もる姿も、なかなか贅沢である。見事な紅葉なので、訪れた人の数は多かった。シャッターを切るタイミングを計るのに、相当に待たなければならなかった。紅葉の頃の中野邸新津市新潟県

  • おかめ 築地

    築地の交差点から直ぐのところにある、立喰い寿司のお店である。まずはマグロ尽くし3カンから。のう天から始まる。続いてあご肉。おそらくずっと動かしている部位だから味がしまる。そしてほほ肉。適度の脂がのって良い感じである。豪勢なマグロの次は、真鯛。身の味が濃い。ささっと方向を変えて、キス。淡白な味わいなので昆布締めしてある。今度は光り物へ。コハダ登場。寒い盛りだったので、白子も安心して味わえる。嫌な匂いなど全くなし。締めはヒラメの昆布締めで。実に満足でした。ご馳走様でした。おかめ築地

  • 牡蠣御飯 宇喜世 高田

    高田の街はその昔に比べれば大分雪が少なくなったようである。その原因がどこにあるのかは、定かではないが。正月早々の料亭の庭も、名残のような雪を少しだけ残す姿となっていた。この日注文したのは、御釜で炊き上げる牡蠣飯を中心とした定食。牡蠣飯は炊き上がるにつれて、殺人的にいい匂いを辺りに漂わせる。その香り楽しみながら、料亭らしい深みのある一皿一皿を味わっていく。これは、見事な体験であった。炊き上がった御釜から、素晴らしい香りが。締めのデザート、コーヒーも凄く楽しめた。ご馳走様でした。牡蠣御飯宇喜世高田

  • 金澤家 西片町 文京区

    建築家が両親のために建てた家なのだが、後には自邸として使われた。西洋風の一棟と、和風の邸が渾然一体とした世界を作り出す。屋根の造りの複雑さは、入り組んだ造りを想像させる。中央奥に、窓周りに凝った一間が見える。おそらく、豪奢な造りで形作られているのだろう。金澤邸の路地を挟んだ向かいも、歴史ある邸宅である。日の当たる二階の座敷でゆっくりとした午後にくつろいだら、気持ちが良いだろう。金澤家西片町文京区

  • 牡蠣蕎麦 松よし 大崎集落

    季節外れのネタですみません。真冬の季節限定のメニューの牡蠣蕎麦です。普段は冷たい蕎麦以外は食べないのですが、この牡蠣蕎麦はいかにも魅力的です。牡蠣のエキスがかけ汁に凄い力を足しています。こちらの蕎麦は割と太めで力があり、熱々のかけ蕎麦にしても、蕎麦の香りが残ります。細打ちの蕎麦ではこうはいかないだろうと想像します。雪の降り積もる昼にいただきました。牡蠣蕎麦松よし大崎集落

  • 林 冨永邸

    秋の気温が落ちる中、普段は公開されていない古民家を見ることができた。周りの土地より少し窪んだ場所にあるこの館の母屋を目指して、整った道を歩いた。茅葺時代の邸の姿を、その昔の庭にとどめる母屋の姿。そして、その母屋からの眺めが見事なのだ。この館の庭は計算が尽くされていて、敷地の外の田圃も海原のように見える。館の前に湾が食い込んでいる姿が見応えがある。遠い山の姿が、かすかに見えた。林冨永邸

  • 平野家 文京区西片町

    西片町は東大のすぐとなり、本郷通りを隔てた場所にある。そんな都心近くでありながら、道が細いせいか車はほとんど通らない長閑な路地裏であった。かつては中央公論社初代社長の麻田駒之助の自宅であった。和館と洋館の二棟からなる。和館は大正10年、洋館は大正11年の建築である。設計は保岡勝也。辰野金吾の弟子である。洋館の一階には中央公論社、二階には婦人公論社があったという。平野家文京区西片町

  • 宙山 神楽坂

    京都で修行されたご主人が、江戸で店をもった。場所は神楽坂。大久保通りよりは少し上にあり、通りに面したお店である。ランチは1890円。それで、この皿数。味付けがよく工夫され、珠玉の小皿が味わえる。そうなると、お酒を抑えるのは難しい。なにしろ、鮮度良しの各国のワインが揃ったお店なのだ。この日の一番は、焼き穴子で有ったかと思う。味が深い。桜を目の前にした時期の昆布締めも、見事な味わい。筍も、出汁も、菜の花も、季節の味わいが最高でした。宙山神楽坂

  • そばきり 高崎市問屋町

    春も半ば過ぎとなり、関東の北にあるお店も春の姿となった。緑が濃くなった店先の姿を見るのも、楽しみがある。注文したのは辛味おろしせいろ。おろしの辛味が半端ではなく(お店の方から調整しながら食べて下さいと注意を受けた)、それが正しく私の好みである。これほどの蕎麦と、辛味大根の組み合わせがあれば、いっそ「かえし」系統の蕎麦汁ではなく、鰹節の技術が完成する前に用いられた味噌垂れ(漬け込んだ味噌の表面に出てくる透明な味噌味の効いた液体)と、辛味大根の組み合わせにも興味が行く。それは蕎麦の味わいを本当に引き立て、わき役に徹してくれる。それでいて、辛味の刺激は素晴らしい。辛味大根を楽しめる季節は、非常に限られていると感じる。そばきり高崎市問屋町

  • こやま寿司 春日山 上越市

    春日山は新潟県でも指折りのグルメスポットのようだ。いろいろと名店が思い浮かぶが、こやま寿司さんは特別に感んじている。カウンターに座り、まずはお飲物をと言われると冷酒で始めることになる。その突き出しの烏賊がめっぽう旨い。歯触り見事である。早朝から昼前までスキーをしていて、それから回ってきたので非常に空腹。いつもなら一カンずつお願いするところだが、ご主人も忙しそうだし「板さんおまかせ」をまずは注文した。白身が中心の、旬の魚を出す。キンメダイにヒラメ。キンメダイは皮だけにとどまる技術で炙ってある。ヒラメに昆布締めのヒラメ。ちょうど季節の変わり目で、どちらも楽しく味わえた。甘エビにバイ貝。春先の貝類が旨いのは江戸湾に限らない。日本海側の浅瀬でもいいものが採れるようだ。ヤリイカに〆鯖。ヤリイカの柔らかさは素晴らしい。また...こやま寿司春日山上越市

  • 神田川沿いの桜 2019

    梅に続いて、桜が関東で咲き出しました。川沿いの桜は、水面からの反射光を捉えようと、枝を下へ下へと伸ばす感じがある。それで、首を不自然に曲げないでも(上を見上げないでも)盛りの花を見る事ができる。両岸から枝を伸ばした花が、川の中央で重なり合う。なかなか目出度い姿に見える。この日は朝から曇っていたのだが、午後になってから青空がのぞいた。やはり、桜は青空背景がよい。その後も風の冷たい日が続いているので、今年の花は長持ちしそうである。神田川沿いの桜2019

  • 鰻 東條 水戸市

    偕楽園の梅を見に、せっかく水戸まで行ったのだから日立秋蕎麦を食べてやろうといろいろ画策した。しかし、不思議な事にお店と電話で話しても場所がさっぱりわからない。しかも、お店の方が目印に教えてくれた鰻屋さんが妙に気になってきた。駐車場も完備していて、これは地元の方に人気のあるお店だろう。それに、天然物の入手が絶望的になってしまった昨今は、寒い頃の鰻の脂ののった旨さが何かと耳に入ってくる。あっさりと誘惑に負けて、鰻屋さんを選択。お品書きを見て、比較的割安な鰻丼を注文した。これが、大当たり。やはり、少し郊外に行くと鰻の値段もこなれる感じだ(鰻は愛知県産で、東京と同じ条件だろう)。多すぎない鰻丼がとても食べやすい。このお店、白焼きと蒲焼きを一枚ずつ乗せた「しらかば重」を出している。今度行ったら、絶対それだろう。ご馳走様で...鰻東條水戸市

  • 水戸 偕楽園 梅の開花

    梅の開花は早い。関東では、三月も前半に満開となってしまう。それを見逃さないように車で走ってみたが、春の息吹を様々なところで感じることができた。梅といえば偕楽園。さらに好文亭の存在感が大きい。実に多くの客が(特に週末には)訪れるので、好文亭の前にも大行列ができてしまう。順路となる廊下も人で一杯なのだが、たまたまのタイミングを見計らって、無人の姿を捉えることができた。好文亭の構造は意外に複雑であり、は竹などの塀との間に不整形の庭が出来てしまう。それも、上手に管理されており素晴らしいのだが。好文亭は基本、平地に建てられており周囲の見通しが素晴らしい。写真撮影の時には、建具などの姿を納めることを優先してしまったのだが。6832梅の盛りを楽しんできた。水戸偕楽園梅の開花

  • しんばし 越後湯沢西口温泉街

    越後湯沢で中休みのないお店といえば、蕎麦屋さんのしんばしがまずは思い浮かぶ。午後3時過ぎの中途半端な時刻でも、お店に入るのには名前記入の必要がある程に人気のお店である。近年、お店を改装された。それにネガティブな意見を聞くこともあるが、私はとても良くなったと思う。天婦羅せいろの揚げ切りも、昔と変わらない上質である。蕎麦も楽しく、いただきました。しんばし越後湯沢西口温泉街

  • 一二三 越後湯沢

    私が知る範囲では、湯沢町の料理屋さんの中でもっとも味わい深い料理を出すお店である。管理のよいお刺身を出してくれる。盛り合わせでお願いするのが、最近のしきたりのようになっている。貝も、白身も、甘エビも実に美味しく食べられる。そうすると、日本酒が進むのは必須である。この日は、空腹感が強く刺身の後にはカキフライ定食を注文した。キリッとした湯沢の寒さの中で食べたカキの味わいも素晴らしかった。ご馳走様でした。一二三越後湯沢

  • 天婦羅 天音 人形町

    少し冷たい風が吹けば、体を温めてくれるお店に行きたくなるのは当たり前だろう。ところが、突然の開店時刻延長の張り紙があり、人形町界隈の散歩をすることになった。お店が混み合うのを警戒して、11:30を入店時刻と想定していたのだが、それよりやや遅くなった。面白いことに、ほぼ同年代のオヤジが開店時刻を確かめに来ていた。他には譲れるお店もなく、こだわった感じの方々であった。入店して、天丼を注文すれば気持ちの余裕のようなものが生ずる。それが、燗酒の注文につながったとしても、誰かに責められる気持ちにはならない。ともかく、天丼としてひたすらに美味しい。人形方の天婦羅屋さんとして、素晴らしいお店である。実に、ご馳走様でした。美味しかったです。天婦羅天音人形町

  • 人形町 神社巡り

    人形町は日本橋の延長にあり、結構な規模のビルが立ち並んでいる。しかし、その足元に江戸からの神社がきっちりと残されている姿を見ることができる。縁起がよいことで名を上げている小網神社。お参りするのも行列である。こちらは御朱印帳などのサービスもないためか、ガラガラでした。その名も高い水天宮。大変な賑わいで、この国の人口構成比問題も解決かと一瞬は思うのですが。昭和の建物が現役の人形町です。人形町神社巡り

  • 山笑 戸隠

    2018年の年が改まる約一月前にお店に伺った。いつもの秋の様子と何一つ変わることもない風景の中にお店はあった。その時は、暖冬のシーズンになるであろうと信じきっていたのだが、北国の冬はそう甘い物ではないようだ。こちらのお店の蕎麦は全て十割である。だから、最初の一口用の水蕎麦が付く。個人的な感想だが、蕎麦汁ではなく塩で食べ始めると五口位は蕎麦の香りが楽しくて止まらない。塩で蕎麦を楽しむ工夫をいただけると嬉しいです。それで、十割の中でも一番好きな粗挽きと海老の天婦羅。これは、わざわざ出かける価値のある一品だと思う。蕎麦の姿が美しい。汁に付けない方がいい感じ、お分かりいただければと・・・こちらの天婦羅は、海老が一番と思うのだが、もしかして夏場の野菜も素晴らしいのかもしれない。山笑戸隠

  • かつみ 新潟駅南口

    新潟市の繁華街は、駅とは万代橋を隔てた所にあり電車の時刻が気になる状態の人が初めて訪れた場合にはいささか落ち着かない気分になる。その分、南口方面のお店は駅が目の前に見えて気分的に重くならない。それでも、歩くと時間は結構かかるのだが。一仕事終えた所なので、まずはヒラメにバイ貝。冷たい風に吹かれて入ったお店の酒がとても美味しい。続いて、コハダに鯵。日本海が特に名産とは聞かないけれど、こういう魚は陸に近い所にはどこにでもいるのであろう。そして、軽い味わいは、いかにも新潟の寿司である。少しお腹が落ち着くと、贅沢なネタへ行きたくなる。ホッキ貝にメ蟹。やはり冬の日本海の味わいである。締めはダラミ(マダラの子)これは鮮度が勝負だが、新潟市のお鮨屋さんなら、まさか遅れをとるようなことはないだろう。かつみ新潟駅南口

  • 森瀧 越後湯沢

    うどんの入る鍋で名高い森瀧さんである。冬場は予約がないと、お店に近づくのも難しい感じである。予約のお客様ですか?ノー、即お帰り下さい。それくらいの人気店で、コスパは驚くほどに高い。秋の最後に入店したのだが、なんと突き出しは蟹。それも、丹念にほじる意味のある一杯。続いて、ごくお手頃な鍋焼きうどんを注文した。本当にカジュアルなお値段。お酒も頼んで楽しくやりました。森瀧越後湯沢

  • 軍ちゃん高田店 ある日のお昼

    紅葉の盛りの頃の写真である。予約も無しで、訪れた。カウンターに座れば、握りの注文もスムーズに伝わる。鯛にメバル。これは、白身として理想的な握り姿だろう。ホウボウにカワハギ。少しクセのある魚かもしれないが、見事な鮮度で食べられる。これに匹敵するお店、昼間にはなかなか無いのでは。バイ貝にイシモチ。一番右は地物魚の軍艦巻き。どれも、新鮮で驚くほどにお手頃値段。最後にヒラメ。これは、素晴らしかった。軍ちゃん高田店ある日のお昼

  • 宙山 神楽坂

    ごく軽い出来事で、集合時刻が少し伸びた。それを楽しませる技のあるお店はそう多くはないだろう。さっと出てきたリコッタチーズの具合も見事であった。この日のレギュラーコースに入れば、香箱ガニ。晩秋入りたてなのに蟹を求めるのが、少し気が早い。吸い物が格調高い。出汁の素晴らしさ、いまさら強調の必要もない。気持よくお造りに突入。それに引き続き、あん肝、ナマコ、うずら卵、ギンダラ、湯葉、海老芋などと頂戴いたしました。この日、本当にご馳走様でした。s宙山神楽坂

  • 関洋軒 新発田市

    新発田市の市役所近くの繁華街にあるお店である。こちらのビーフシチュー、タンシチューの味は見事である。外見は少し地味めだし、実際扉を開けても営業しているのかどうか確かめないとならないような雰囲気はある。しかし、本当に旨いシチューを求めて訪れた想いを裏切るようなお店ではない。贅沢というもののなんたるかをきっちりと理解した地味めのお店である。今回、はハヤシライスを注文した。スタイルはまさしく昭和。一皿としてよくできた判断のようなものを実感した。こういう、地方都市にありながらよくできた洋食屋さんでは、本当に頑張ってと応援したいような気持になる。関洋軒新発田市

  • 吉祥亭 直江津

    地物の魚の握りを食べさせるお店で、予約がないと18時以降は入店が難しい。特に週末は。17:30の開店とともに入店して、カウンターの片隅に座ることができた。まずは生ビールを注文すれば、サザエのお通し。握りは、コチから始めた。続いて真鯛。やはり、姿が綺麗である。続いてマツガレイにスズキ。白身の姿は良く似ているが、脂の乗り方、味わいの深さ、口当たりなどそれぞれ個性がはっきりとある。バイ貝にヒラメ。日本海の幸である。少し調子を変えて光物のコハダ。酢の具合も調度よいし、味わいもきめ細かい感じがした。続いてカンパチ。脂が乗り切る季節ではなかったが、こういうのも悪くない。締めはつづらめ。白身が輝いている。ご馳走様でした。吉祥亭直江津

  • 字喜世 高田

    紅葉には少し早いかと思ったのだが、高田の有名料亭のランチを予約なしで訪れた。創業100年になる料亭の字喜世さんである。日当たりのいい庭木は、紅葉の姿を見せていた。料亭の中の庭は未だ紅葉には達せず。庭が良く見える一番良い席に座らせていただきました。「高田ひめ御膳」を注文したが、味付けが見事。楽しく食べられる。すごい充実感があり、これがあればそれで十分という気がした。もちろん、利き酒セットはなくてはならない存在。でも、この量で満足できるのは、料理が美味しいからである。デザートとコーヒーも、本格的で楽しかった。字喜世高田

  • 白田邸 上越市頚城区

    普段は解放されない(所有者が生活しているのだろう)豪邸が、春秋の2回だけ公開されるようになってきた。門を入ってからの紅葉が素晴らしい。敷地に余裕がある現れであろう。屋根組みは日本の富裕層的な形だが、玄関の上の二階の窓は縦長の当時の西洋スタイルそのままに見える。窓の枠から全部輸入しないと、これは導入できなかったように思う。富の偏在は今どころではなかったような印象がある。瀟洒な庭の造り、つくばいの凝った姿。やはり、新潟の豪農は文化的に高いものがある。焦点を絞り込んだ日本庭園があるわけではないが、建物の規模は以外に大きい。その中に、御幸に使われた王座の間が移築されている。白田邸上越市頚城区

  • 手打ちそば やっこ 福井駅前

    金沢の武家屋敷で思ったよりも時間が経過し、福井駅に着いた時にはとっぷりと暮れていた。ホテルにチェックインすれば、駅近くは真っ暗に陽が落ちている。それを駅から見てホテルと反対側に数百メートル歩く。お店の明かりが見えた時は、本当にありがたいと思った。兎にも角にも、体を温めてくれる日本酒。福井の蕎麦は、鰹節やネギをかけた蕎麦に辛味大根入りの蕎麦をぶっかけるのが原則。原則以外に何もしないのが一番かもしれない。しかし、それでは満たされない空腹が突然に襲ってくる事もあるだろう。そのための、この日はかき揚げを追加した。それは福井の蕎麦屋さんへの混乱の引き金にはならなかったらしい。作りたての時期のお酒を楽しめた。ご馳走様でした。手打ちそばやっこ福井駅前

  • 武家屋敷 野村家 金沢市

    加賀前田家の直臣野村家の屋敷跡に建つ館である。奥の間である。おそらく、大正以降に奥の上段の間が移築されるまでは、武家屋敷の最高に位の高い座敷として機能してきたのであろう。奥の間からの庭の姿も、それなりに完結している姿を見せる。ただ、奥の間の座敷の位置からは庭は大分低い位置に設定されている。見下ろすのは良いが、少し不自然である。その構造がなぜ必要であったかを雄弁に説明する、上段の間の庭。奥の間の庭よりは高い位置にあり、上段の間との位置関係はしっくりくる。庭の途中で石段もなく、区切ってしまうのは、私は他で見たことがない。上段の間は、繊細だがいかにも作りの良い建具が使われている。太陽が傾き、沢山の日差しが上段の間の庭に入り込んできた。武家屋敷野村家金沢市

  • 小桜 金沢市

    西田家庭園を訪れる前に駅近くで昼食とした。駅から歩いて数分、非常に地の利が良い。昼に一度入ったことしかないお店であるが、昼は基本がコースになっている。それを、ご主人が何か食べられないものがあればと聞いて下さるので、なんとまあマグロは外して下さいとお願いしてしまった。決してマグロは嫌いではないのだが、金沢で食べる意味が・・・、などと生意気を言ったら、ご主人もこの土地の方ではないらしくそこでかえってすんなりと納得していただけた。まずは、ハタにバイ貝。舌に触れる味わいが柔らかい。甘エビは大ぶりで、処理が素晴らしい。冷のお酒がどんどん進む。日本近海どこでも、また季節はいつでも美味しいマアジ。確かに、ちょっと海に出ればいるのでしょう。ご主人が昼のコースに必須と考えた大間のマグロのトロ。味は確かである。さっと口当たりを変え...小桜金沢市

  • 西田家庭園 玉泉園 金沢市

    秋の一日、玉泉園を訪れた。うっすらと紅葉が見られた。本庭は水字形池泉を中心としており、その北側に母屋が建つ。昔は母屋の中にも入れて、そこで抹茶とお菓子をいただくことができたのだが、今は母屋はレストランに貸し出されており、入園券では入ることはできない。母屋の池を挟んだ反対側は、南に登る斜面になっていて、池に近いところを回遊することができる。中央の池の東側から、斜面を登る石段がある。石段を登りきると、そこにはもう一つ別の庭園が展開する。灑雪亭(サイセツテイと呼ぶそうである)露地である。17世紀にまで歴史は遡り、裏千家の好みである。以前は、この露地は公開されていず、今回初めて見ることができた。西田家庭園玉泉園金沢市

  • 梅田屋 旧松代

    江戸時代からの歴史のある料理屋さんである。その昔は、田圃で捕れたドジョウを当たり前に出していたように推察する。その流れがあって、川魚を得意とするお店である。定食を注文したのだが、追加で注文した鯉こくは、抜群の味であった。なんとも、滋味が深い。この地は、扇状地で山芋を育てるのに適しているようである。お刺身も、やまかけにするとそれなりの豊かな味わいが感じられる。梅田屋旧松代

  • 貞観園 新潟県

    越後の歴史ある館及び庭園であるが、近年江戸期の姿に復元するために数年間クローズしていたため、観光案内のリストから外れていた時期もあったようである。水が非常に豊かな景勝の地にあり、北陸一と言われても不思議はない深みのある庭である。庭の作りは回遊式庭園なのだが、苔の保護のためもあり現状では庭園の中を回遊することは許されていない。せめて、望遠レンズで擬似的に近付いた気分になってみるか。茶室よりぐっと左方、池の汀の灯篭に向けて湿地帯に作られるような橋が渡されている。ところが、池の対岸の中央にある石段や灯篭へ向けての橋は組まれていない。この辺りも、この庭に対しての美意識が反映されているのだろう。画面右手の滝の姿が端正であるが、これを維持するのは並ではない手がかかるのだろうと想像する。貞観園新潟県

  • 美咲 高田

    上越高田のお寿司屋さんと言っても、地魚の白身づくしを専門とするお店だけとは限らない。確かに、高田の魚好きの人達が毎日白身だけを食べている姿は想像しにくい。日常的に訪れるお店であれば、刺身も焼き魚も寿司も天婦羅も出してくれる方が、使い勝手が良いだろう。このお店は偶然に見つけたのだが、味付けのセンスの良さと、コストパーフォーマンスの高さで、いつ行ってもお得感を感じられる。観光客が多数訪れる有名店ではないが、旨いものとはどんなものかをよく知っているお店だと思う。美咲高田

  • 旧第四銀行住吉町支店 新潟市

    新潟市の歴史ある建物を集めた「みなとぴあ」なる場所に、移築された姿である。昭和2年に建築され、2002年まで営業していたというから、凄い建物だと思う。応接室なども、当時の姿を伝えるように復元されている。会議室の姿も格調高い。旧第四銀行住吉町支店新潟市

  • 軍ちゃん 高田店

    度々、お世話になっている軍ちゃんさんに、またしてもお邪魔してしまった。軍ちゃん高田店のメニューは幅広いのだが、いつも握りをお願いするので、自然とカウンター前が居心地良くなる。真鯛にタチウオ。味わいのコントラストがすごい。キントキダイに、カサゴ。新潟県人以外には知られていないであろう、白身の世界が展開する。甘エビにマトウダイ。白身は大好きなのだが、その間に貝や海老をはさむと味わいがまた鮮烈に感じられる。イシダイにカワハギ。カワハギは肝を上に乗せるのが関東の流儀のようである。まったりとした肝の味わいは、淡白な白身を引き立てる。しかし、今回のカワハギはそれさえも全く必要としていないように感じた。軍ちゃん高田店

  • 北野美術館 長野市

    いささか気が重くなる記事なのです。敷地内にある湯島天満宮信濃分社、そろそろ七五三のシーズンだというのに、まるで人気がない。そういえば、駐車場もガラガラだった。嫌な予感がしたが、確かめるために美術館まで行けば、門は閉じられていた。戸隠館を開館したから、本館を休館するというのは、筋が違うように思われる。何より心配なのは、重森三玲の端正な庭がちゃんとしたメインテナンスを受けられるのか、である。この庭が荒れてしまったら、文化財の損失は計り知れない。北野美術館長野市

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