築地の交差点から直ぐのところにある、立喰い寿司のお店である。まずはマグロ尽くし3カンから。のう天から始まる。続いてあご肉。おそらくずっと動かしている部位だから味がしまる。そしてほほ肉。適度の脂がのって良い感じである。豪勢なマグロの次は、真鯛。身の味が濃い。ささっと方向を変えて、キス。淡白な味わいなので昆布締めしてある。今度は光り物へ。コハダ登場。寒い盛りだったので、白子も安心して味わえる。嫌な匂いなど全くなし。締めはヒラメの昆布締めで。実に満足でした。ご馳走様でした。おかめ築地
高田の街はその昔に比べれば大分雪が少なくなったようである。その原因がどこにあるのかは、定かではないが。正月早々の料亭の庭も、名残のような雪を少しだけ残す姿となっていた。この日注文したのは、御釜で炊き上げる牡蠣飯を中心とした定食。牡蠣飯は炊き上がるにつれて、殺人的にいい匂いを辺りに漂わせる。その香り楽しみながら、料亭らしい深みのある一皿一皿を味わっていく。これは、見事な体験であった。炊き上がった御釜から、素晴らしい香りが。締めのデザート、コーヒーも凄く楽しめた。ご馳走様でした。牡蠣御飯宇喜世高田
建築家が両親のために建てた家なのだが、後には自邸として使われた。西洋風の一棟と、和風の邸が渾然一体とした世界を作り出す。屋根の造りの複雑さは、入り組んだ造りを想像させる。中央奥に、窓周りに凝った一間が見える。おそらく、豪奢な造りで形作られているのだろう。金澤邸の路地を挟んだ向かいも、歴史ある邸宅である。日の当たる二階の座敷でゆっくりとした午後にくつろいだら、気持ちが良いだろう。金澤家西片町文京区
季節外れのネタですみません。真冬の季節限定のメニューの牡蠣蕎麦です。普段は冷たい蕎麦以外は食べないのですが、この牡蠣蕎麦はいかにも魅力的です。牡蠣のエキスがかけ汁に凄い力を足しています。こちらの蕎麦は割と太めで力があり、熱々のかけ蕎麦にしても、蕎麦の香りが残ります。細打ちの蕎麦ではこうはいかないだろうと想像します。雪の降り積もる昼にいただきました。牡蠣蕎麦松よし大崎集落
秋の気温が落ちる中、普段は公開されていない古民家を見ることができた。周りの土地より少し窪んだ場所にあるこの館の母屋を目指して、整った道を歩いた。茅葺時代の邸の姿を、その昔の庭にとどめる母屋の姿。そして、その母屋からの眺めが見事なのだ。この館の庭は計算が尽くされていて、敷地の外の田圃も海原のように見える。館の前に湾が食い込んでいる姿が見応えがある。遠い山の姿が、かすかに見えた。林冨永邸
西片町は東大のすぐとなり、本郷通りを隔てた場所にある。そんな都心近くでありながら、道が細いせいか車はほとんど通らない長閑な路地裏であった。かつては中央公論社初代社長の麻田駒之助の自宅であった。和館と洋館の二棟からなる。和館は大正10年、洋館は大正11年の建築である。設計は保岡勝也。辰野金吾の弟子である。洋館の一階には中央公論社、二階には婦人公論社があったという。平野家文京区西片町
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