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  • あたりまえにあった日常も。

    DUOのカウンターの前には焼酎が並んでいるけど、その中に猫のイラストとともに「繁盛いたしまっせ」の言葉入りの絵が飾られている。10年ほど前に招き猫で知られる瀬戸に住む、猫好きなお客さんからいただいたもの。以来ずっとそこに鎮座してきた。 きのうはその

  • 打撃はあるけど。

    このところのコロナの影響は大きく、街は静かで、栄地下街の人通りも少ない。 DUOでは閉店を宣言してから、お客さんの好意で送別会と称していくつも貸切り大宴会の予約が入っていた。でも、この自粛でぞくぞくとキャンセルが続いている。仕方のないことなので受

  • 最後の常連会

    来月、最後の常連会をひらくことになった。たいていはカウンターにひとりで来るうちに話を交わすようになり親しくなったメンバーたち。みんなでお花見をしたり、小旅行をしたり、私が誘ってDUO句会も誕生した。私たちも商売から離れ仲の良い仲間として参加すること

  • 別れは悲しいけれど。

    年に数回ほど、長い間変わらず来てくれていた4人組のエリートサラリーマン風。きまって奥のテーブルに座るので顔は知っていても、親しく話しかけたこともなく親しく話しかけられたこともなかった。 昨日も何か月ぶりか、久しぶりの来店。ボトルを一本飲み干し、次の

  • 夢の意味。

    リアルな夢を見た。どこの駅か電車から降りようとするとホームまでけっこうな距離がある。行きつけないほどの。思わず後ずさりする。みんならくらくと飛び越えてすたすた行ってしまう。私はこわくてぐらぐらへたりこむ。勇気が出ない。体中がどきどきして動けない。下

  • 遠路はるばると。

    親しげに笑みを浮かべてひょいと入ってきた若い男性。あっと思わず声をあげる。何年も前にテレビのディレクターをやめ、夢を抱いて東京へ行ったASAMI君。高速バスで来て、このまま深夜のバスで帰ると言う。「やめるときいて、その前に絶対に来たかったので」。「遠い

  • 男性ひとり飲みと女性ひとり飲み。

    カウンターに一人で来る男のお客さん、たいていはDUOがガラ空きの方がうれしい。自分の心境やら愚痴やらを私たちに聞いてもらえるから。だから混んでいるとつまんなそうに帰ってゆくし、空いていると饒舌になりもう一杯もう一杯となる。 まあ私も人間には興味がある

  • 虫の知らせ。

    ずいぶんむかし、小牧基地に研修に来ていた飛行機乗りの20代男性がちょくちょく来てくれたことがあった。焼酎を飲み、DUOのピクルスを必ず注文した。その後各地を転々と移動し、今では結婚し子どもも二人でできた。そんな頃一度だけ顔をだしたけど、しばらく音沙

  • 新宿ゴールデン街のほうが。

    東京に転勤していって1年半のお客さんが来店。名古屋にいる時は、ある資格取得のための勉強にいそしんでいた。仕事の傍らなので、きちんと計画を立て勉強時間を捻出、そんな頑張ってる様子に人知れず応援してた。 きくと、どうやら東京の暮らしが楽しすぎて、勉強は

  • まぼろしの店が見つかる。

    Kロードのマスターがお客さんを連れてきた。社長である親の代から長年のつきあいという、ある惣菜メーカーの副社長(息子)。現在は東京に住み新業態のカレー屋一店舗目を恵比寿に出したばかり。そこから広げてゆく計画らしいが、展開するにあたり都内の100軒以上

  • ゆっくりゆっくり。

    今やカウンターでは有名な、ゆみ&みどり。DUOを始める前は、何十年もの親しい飲み友だちだったけど、DUOを始めてからは常連客となった。毎月必ず一度、忙しい合間をぬって来てくれる。16年間、ずっと励ましてもらった。ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいだ。

  • 師匠。

    DUOを始めて16年間の間に、心中ひそかに師匠とよぶひとが二人できた。ひとりはブログでは何度も公表しているKロードのマスター。DUOの初めのころ数か月の間、毎日のように来てくれた。ほとんどお客さんのいない閑散とした店を心配して、来てくれては景気づけに

  • 忘れ去るために。

    よく来てくれているお客さんたちが、DUO亡き後の店探しに大わらわの毎日。情報を集めては西へ東へとたずね歩いてはその話をしてくれる。でも本心は正直、さみしい。お客さんとしたら、次の居場所を決めたいのは、ごく自然な気持ちであたりまえのことだとわかってる

  • 星占いも血液型も。

    正真正銘、同じ誕生日の、同じ血液型の人に出会う。長いこと生きてきて、そんな人がいたら会ってみたいと思っていた。星占いや血液型での人間分析が大好きなのでそんな夢を描いていた。そして最近やっとDUOで会えたのだ。年に数回しか来ない人なので深く話したこと

  • ハセガワさんが結んでくれた縁。

    何年も前に初めてのお客さんが、何人かと来店。聞くと、東京に住む私の娘のおムコさんの会社の、同じ部署の女性のダンナさんの名古屋赴任時代の同僚だった。長く長く連なった末の、まぁとどのつまりその同僚のハセガワさんは知らなかったけれど、その後数か月に一度

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