ブログのことです。考えてみると、以前ブログを書くのをやめてしまったのは、忙しくなったからだと思います。 今ブログを書いたり英語を勉強したりできているのは、裏を返せばあまり忙しくないから。これは望ましいことではありません。ですから、もし忙しくなればそれは短期的には望ましいことです。ただし、忙しくなってブログを書いたり英語を勉強したりできなくなる(しなくなる)のは、これもまた望ましいことではありません。 仕事がそこそこ忙しくてもブログや英語の勉強も続けられるようにしないといけないと思っています。それができないであれば、それはきっと私の時間の使い方が悪いせいです。これを機に時間の使い方も見直さなくて…
外国語の手書き文字の判読と話し言葉の聞き取りというのは、同じような関係にあります。
自分自身の思考を整理し、それにより理解の度合いを高める。それが言語化の一番の目的です。また、言語化とは、自分の中で具体的な形になっていないものを少しでも明確な形で認識するための手段でもあります。
安倍総理が辞意を表明されました。 民主主義の日本においてこれだけ長きにわたり総理大臣の重責を担われたことに対して、なにはともあれ、わが国の総理大臣として尽くしていただいたことに感謝申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。そして、大変お疲れさまでした。 安倍総理のことを好きではない人もいるでしょうし、私も安倍総理が行ってきたことを全て支持しているわけではありません。ただ、これまでわが国の総理大臣として尽くしてこられた方に対する最低限の敬意というのは表するべきではないかと思います。 今日は珍しく、安倍総理の辞意の記者会見をネットの生中継で見ましたが、色々な記者やジャーナリストが質問す…
ネットの世界で見かける言葉は同じような言葉や言い回しが目につきます。 テレビでよく聞く話し方や言葉が特に若い人の間で流行るように、インターネットの世界で作られる言葉がいつの間にか広がり、結果として、同じような言葉や言い回しがインターネットの間で流布します。 よく目にするのが、 「ガチで」、「1ミリも」、「シンプルに」、「なんなら、~」 などといった言い回しです。別にそれが悪いと言っているわけではありません。ただ、You Tubeなどを見ても似たような作りの動画が多いと感じますし、(おそらく収益化を目的としていると思われる)ブログの体裁などもなんでみんなこんなに同じなんだろうと不思議に思うほどよ…
この前のブログにも書いたように、このコロナ禍の真っただ中にあって、一日も早く通常の世の中に戻ってほしいと私も思っています。 特に仕事で深刻な影響を受けている人たちは、このコロナ禍が終われば、このコロナ禍さえ乗り越えれば、またお客さんは戻って来る、きっと仕事はもとの状態に戻るはずだと思っているでしょう。私以上に仕事で大きな影響を受けている人も多数いるでしょうから、その人たちのためにも本当に早く通常の世の中に戻ってほしいなと思います。 ただ、私はこうも考えています。このコロナ禍がいつの日か過ぎ去ったとしても、大災害や今回のような感染症、世界的な経済危機などといったものは、残念ながら、いつかまたやっ…
さて、では予告通り、「英語を英語のまま理解する」というアプローチを具体例をあげて言語化してみたいと思います。と言っても、うまくいくかどうかは分かりませんが。 『総合英語Forest(第5版)』のP95の例文を使ってやってみます。 例文1:“She said that she goes jogging every morning.” 例文2:“She said that she went jogging every morning.” この2つの文の意味の違いが分かるでしょうか。私はForestの説明を読んで一応は納得したものの、まだ完全には消化できていませんでしたので、2文の違いをなんとか言語…
英語の学習を続けていて感じるようになったことがあります。 「英語(外国語)学習における日本語訳は必要悪である」ということです。つまり、本当はないほうがよいが、現実にはそれ(日本語訳)がないと学習するのが困難なため、それに頼って学習せざるを得ないということです。外国語を学習する際にこのことを意識しておくことは非常に重要だと思います。 私は、テキストの英語の文章を読んだ後に無意識のうちにその下の日本語訳を確認していることにある時ふと気がつき、「あ、これはいかんな」と思いました。英語の文章を読んだ後にその意味を確認したくなる気持ちは自分でもよく分かるのですが、それをいつもしていると、例えば、CNNの…
昨日のブログを書いて、「声と顔のイメージ」についてふと思うことがありました。 芸能人や歌手、俳優、テレビのアナウンサー、政治家など、普段からその顔を目にし、その声を耳にしている人の場合は、「声と顔のイメージ」が一致します。実は私はテレビを見ないのでいい例がすぐに思い浮かばないのですが、例えば、安倍首相と言えば、大抵の人は安倍首相の「顔」だけでなく「声」のイメージもすぐ頭に浮かぶと思います。このケースでは、私たちはその人の「顔」と「声」の情報を同時に受け取るため、その情報を何度か受け取るうちに、2つの情報が頭の中で無意識のうちに一致するようになるわけです。 次に、「声」はよく知らないけど、インタ…
昨日は、原文を読んで頭に描いた絵(イメージ)を日本語という言語で表現するという話を書きました。そして、「イメージ」ということでふと思ったことがありました。「声のイメージ」です。 私はThai PBSというタイの公共放送局のニュースを毎日Podcastで聞いています。何人かのアナウンサーの声を毎日のように耳にしているのですが、そのアナウンサーの人たちの顔は一人も知りません。ただ、その声から何となくこんな感じの顔の人ではないかと無意識のうちにイメージします。小説を読んだ時にその物語の情景を頭に浮かべるのと似ているかもしれません。 そしてふと、そのアナウンサーの人たちはどんな顔なんだろうと思い、気に…
翻訳、特に、外国語を日本語に訳す際に最も大切なことは何なのか。 翻訳において大切なことは色々ありますが、最も大切なことは「原文の理解」だと考えます。 私は以前は「日本語としていかに自然であるか」ということに重きをおいていました。もちろん、訳文が自然な日本語であることも非常に重要です。しかし、外国語の原文を正しく理解できることのほうが大切です。なぜなのか? 私も翻訳者の端くれですから、色々な翻訳者の方が翻訳について書いていることを読んだりしますが、よく言われるのは、理想的な翻訳というのは、訳者が原文を読んで頭に描いた「絵(イメージ)」を日本語という言語で同じように描けることです。これはある程度の…
今後の自分の仕事を考えた時に自分のメディアを持つ必要があると考えました。 端的に言うとこれがこのブログを再開した理由です。 ブログの再開は実は4月頃から考えていましたが、具体的な構想を立て、ブログの記事も書き溜めた上で再開しようと思っていたら、いつの間にか時間が過ぎ、結局、具体的な構想も立たぬまま、ブログの記事も書き溜めぬまま再開しました。とにもかくにももう始めないといけないと思ったからです。ですから、一貫性もなければ脈絡もない記事を思いつくままに書いている状況です。 このブログは「タイ語翻訳を生業とする」というタイトルで、実際に、曲がりなりにもタイ語の翻訳と通訳の仕事を18年間やっているので…
「マクドナルド」はどうしてマックやマクドと呼ばれるのでしょう。 もちろん「マクドナルド」では長いからですね。 「マクドナルド行かない?」と「マック行かない?」を実際に発音してみるとどうでしょうか? 「マック行かない?」はおそらく無理なくスムーズに言えても、「マクドナルド行かない?」は「マクドナルド」の発音が窮屈な感じになりませんか?だから、私たちは長い言葉を言いやすいように無意識のうちに自然に略します。さらに言えば、「マック行かない?」でもまだちょっと長いなと感じれば、「マック行く?」とさらに短く言うかもしれません。「マック行く?」だとさらに無理なく発音できます。 「マクドナルド」、「マック」…
私の場合は翻訳も通訳もエージェント経由の仕事が大半です。つまり、お客さんに直接サービスを売っているのは、私ではなくエージェントになります。私はエージェントにサービスを売っているとも言えるでしょう。また、いわゆる直請けの仕事も少しありますので、こちらはお客さんに私が直接サービスを売っていることになります。 エージェント経由の仕事の場合はエージェントと業務委託契約を結ぶ際に料金(単価)を決めるのが一般的です。最初はだれでも経験がないところからスタートしますから、妥当な金額というのが分かりません。ですから、エージェントに提示される料金で仕事を引き受ける場合が大半だと思いますが、経験を積み、力をつけて…
私の仕事はサービス業です。翻訳や通訳という「サービス」を売っています。それ以外にも実はタイ語を教えるというサービスも売っています。ですから、今回は「サービスの価値」について考えてみたいと思います。 さて、それでは、その「サービス」を具体的にはどのように売っているのか。 まず、文書の翻訳の場合は1文字(またはワード)いくらでサービスを売ります。例えば、1文字10円でその文書が1,000文字だとするとサービス料金は10,000円です。原文の文字(またはワード)数で計算する場合もあれば、訳文の文字(またはワード)数で計算する場合もありますが、一つ言えることは、翻訳の作業に時間がかかればかかるほど時間…
ブログを再開して3日ほど記事を書きましたが、長い間自分の言葉でものを書いていなかったので、思うように文章が書けないなと感じています。 ものを書くのは自分の思考を整理することだと言いますから、思うように文章が書けないということは自分の思考が整理できていないのだと思います。 今、仕事についてあれやこれやと考えていて、色々とアイデアは浮かぶのでそのつどメモに書き留めてはいるのですが、今はまだそのアイデアがまとまっておらず頭の中でごちゃごちゃに散らかっている状態です。 これから自分のアイデアや考えていることを少しずつ整理していき、このブログで一人語りしていきたいなと思います。 にほんブログ村
自身にとって有益な情報を入手することはとても大切です。ある情報を知っているのと知らないのとでは、後々大きな違いが生じることがあります。 昨日のブログでは英語の勉強を再開したと書きました。具体的には4月11日から始めたのですが、これまでの4か月は文法と発音、音読、瞬間英作文を重点的に勉強しています。文法については、当初は「英語喫茶」というウェブサイトで英文法の基礎を勉強したのですが、このウェブサイトでの英文法の基礎を勉強し終えた後、もう少し詳しい説明があって、もう少しレベルが高い別の英文法の教材をインターネットで探しているうちに、『総合英語Forest』という英文法の本を勧めているページを見つけ…
今回のコロナ禍での大きな変化の一つが、英語の勉強を再開したことです。 英語については、もう何年も前からやらなければと思いながら今までずるずると来てしまったのですが、今回、思いがけずしっかりと勉強できる機会が訪れました。 英語の勉強を再開したのは、単純に英語の映画を字幕なしでも見られるようになりたいとか、英語で外国人と不自由なくコミュニケーションを取れるようになりたいといった理由ももちろんあります。ただ、それだけではなく、つまり、聞いたり話したりという部分だけではなく、「読み書き」の能力を高める必要性を感じていることも英語の勉強を再開した理由の一つです。そして、この英語の「読み書き」の能力は私の…
いきなりですが、ブログを再開しようと思っています。 このコロナ禍では特に仕事について色々と考えさせられました(そして今も考えています)。 私はタイ語の翻訳と通訳の仕事をしていますが、私の仕事も少なからずコロナ禍の影響を受けています。収入面では2009年のリーマンショック以来の落ち込みです。しかも、単なる不景気とは違ってまだまだ先が見えません。当然ながら私にとっても願わしくない状況ですし、一日も早く通常の世の中に戻ってほしいと思っています。 しかし、その一方で、これまでの自身の仕事を振り返る、また、今後の自身の仕事を考える上では非常によいきっかけになったと感じています。「仕事に対する考え方の変化…
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