シリーズの2作目の作品。 仙人とその仙人に縁あるものの仙人になれないゆとり世代のニートみたいな若者とのとりとめもない旅日記的な何か。 良くも悪くも、のどかな時間の流れが心地良い作品。 中国の支怪小説の風情濃厚な作品。 聊斎志異とか平妖伝とか読んでる人には懐かしい感じがしますね。 出てくる不思議な存在達は、それほど珍しいものではないが恋愛感情についての記述が多いのは今風ですね。 その辺はもっと淡…
これはいささか退屈な本でした。 他に読んだ西洋中世綺譚集成は、もっと面白かったんですけれどね。 ローマのプリニウスの書いた百科事典みたいな感じで、世界の驚異について、種々述べたものなんですが、なんだかね? 少し拾い読みしましたが、全部の項目を読みたいほどではなか…
【目次】 1 愛書家の面影 2 書物研究の世界 3 ヴィクトリア朝の書物文化―中世趣味の行方 4 書物の書物 愛書家の年輪 (ビブリオフィル叢書) (amazonリンク)
単行本で大昔に本編は読了していたものの、外伝には全く手を出していなかったんだよねぇ~。 今更ながら、タイトルを見つけてふと手に取り、読み出し始めました。 うん、懐かしい内容ですね。 そして普通にあの散文調の淡々とした形の語り具合が懐かしくてイイ♪ …
正直なところ、もう順番通りに読んでいないので今回の作品を読んでいたら、ずいぶんといろんな知らない人やその後のあれこれがあった後のお話となっていて、時系列的にはどの辺なのかも分からないまま、とりあえず久しぶりに読んでみました。 アニメもその後も続いているようで、そちらも見ているのだ…
紅一点には何故かなり得ない、いささか病んだひぬくれ者もどきの眉美ちゃんが相も変わらず、頑張ってます。 柄に合わない生徒会長を務めながら、大切な(唯一の取柄である)おめめさえも失明の危機に瀕します。 でも、そこはジュブナイル! 良い子で頑張ってしまおうとする姿が健気(?)で涙を誘います。 …
著者があのグロデッキで翻訳者が柳 宗玄だったので読んでみました。 もうちょい、ゴシック建築とかロマネスク建築、聖遺物や装飾写本とか出てくるかなあ~と思ったんですが、フランスのものが意外と少なく、シャルトル大聖堂とかほとんど出てこないうえに、ドイツの中世建築とか・・・ね。 なんか私の求めているものとは、かなりずれているのを感じました。 説明文も多いのですが、中世美術や宗教関係の記述もちょっとな…
「中世の知識と権力」マルティン・キンツィンガー 法政大学出版局
う~ん、このシリーズは時々、面白いものがあるので読んでみたのですが、ハズレですね。 現代的視点から、中世を見てどうのこうの言うってのは、まあ、分かるんですけどね。 人は常に自分の立ち位置からしか、それ以外のものを見ることは出来ないってのは確かに歴史というものが内在せざるを得ないものであることは別として、個人的にはそんなこと不要で、さらに言うなら無駄な著者の独り言でしかないかと。 それ以外にも…
「今夜、珈琲を淹れて漫画を読む」いしかわじゅん 小学館クリエイティブ
漫画は好きなんですが、最近はほとんど読んでいませんね。 以前は週刊の漫画を週に3、4冊読んでいたので、新しい漫画に対しての情報も自然と集まり、あとは作者から作品を広げていく、というやり方で読んでいましたが、満喫も何年も行ってないし、漫画どころか雑誌も買わなく…
一時期、ブックオフで100円で購入した本をamazonマーケットプレイスで売り抜ける、ニート御用達の「セドリ」が流行ったことがありましたが、その頃でしょうか、非常に有名な本書の名前を何度も目にした覚えがあります。 もう今時では、競合多数の安値競争で淘汰されて上記のような安易なセドリは消え…
えっと本書の存在を知ったのは立花氏の本だったかな? それとも5ちゃんねるのスレだったかな? 車で新小金井街道を走っていると滝山団地というところを何度か通り、記憶の片隅にあった地名が別な視点から光が当たり、えっ、なんか有名なの?って感じで本書のタイトルが気になっていたのですが、たまたま、図書…
ささみさん頑張らないの原作者ということで読み始めたのですが・・・。 『虫』がグロくて、正直もう駄目。 私、イナゴ食べれる人だけど、こういう文章は気持ち悪くて・・・。 冒頭から読み進める気力を失い、それでもなん分の一か読み進めたのですが、私的にはツライので断念しました。 …
円城氏の名前はあちこちで見かけるものの、タイトル他私の関心をそそるものがなく、今まで読んでこと無かったのですが、本書で初めてご夫婦共に作家さんなのを知りました。 何よりも夫婦で互いにお薦めの本(課題図書)を紹介し、相手方がそれを読む&感想を述べる、な~んてあり得ないことを…
おっと、ついにカスの男装の少女が生徒会長に立候補。(作中の本人談) 後の副会長さんがとっても素敵な趣味の持ち主で・・・あっ、これはこの巻ではなくて続巻の話なのでもう何冊か先を読んでいるので私の中では話が前後しまくりですが、そういう抜きにしても普通に楽しく読める少年探偵団ものです。 ジュブナイル…
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