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音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」 https://blog.goo.ne.jp/pianist-gensegawa

クラシック音楽の面白さを追究しています。毎月第2水曜、東京の表参道にて「クラシック音楽道場」開催中

2007年ドイツより帰国。クラシックの伝統を真に受け継ぐ音楽家を目指して書き綴ります。毎月第2水曜10時半、表参道MFYサロンにてクラシック音楽道場を開催中。

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2006/08/15

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  • ◆e-mollホ短調の音楽

    バッハJohannSebastianBach⚫︎マタイ受難曲冒頭の合唱曲が始まってからx小節の長きに渡って変わることのない通奏低音のMi、それがついに上行するときは「13音」という不吉な数字・・・長大な受難曲の悲劇性が、この冒頭の一曲に存分に表されているといっても過言ではないでしょう。ハイドンJosephHaydnモーツァルトWolfgangAmadeusMozart⚫︎ヴァイオリン・ソナタパリに母親と旅行(就職のため?)中、その母親の死去に関わって書かれたといわれる曲。全2楽章。静けさと激しさ、憂いと、それらゆえの美ある名作。第1楽章、冒頭のユニゾンが、再現部では強い「減七」の和音に伴奏される変化が痛烈・・・ベートーヴェンLudwigvanBeethoven⚫︎ピアノ・ソナタ第27番作品90第1楽章ベー...◆e-mollホ短調の音楽

  • ◆d-mollニ短調の音楽

    ●ベートーヴェン《ピアノソナタ第7番op.10-3、第2楽章Largoemesto》●ベートーヴェン《ピアノソナタ第17番op.31-2「テンペスト(嵐)」、第1、3楽章》シェイクスピア最後の戯曲作品『テンペスト』を読むことが、この曲を理解するためのヒントと言い放ったベートーヴェンとのこと。主人公の老プロスペローの不遇、嵐の海に🌊赤子の娘とともに流された、その悲痛な思いと叫びは、自身も「不遇の人生(音楽家でありながら難聴)」を側進んでいた作曲家には、人ごとならざる共感があったのではないでしょうか?●ベートーヴェン《交響曲9番op.125、第1、2楽章》「第九」として有名なあの第4楽章のニ長調のメロディに至るまでには、実に長い道のりのニ短調があることを、忘れてはならない。「また再び、この悲劇...◆d-mollニ短調の音楽

  • 「シューマンの音楽芸術」を言い表す名文!?曰く吉田秀和

    「シューマンのハイネ歌曲は、もっと近代的というか、ハイネ特有の涙の陰に苦い皮肉があり、笑いの裏に気違になりそうなくらいの絶望と悲嘆が押しつぶされているといったふうの心理的な表現が繊細な筆致で捉えられている。」…シューマン作曲の歌曲《詩人の恋》、いや、それ以外の「シューマンの音楽」の真髄をを言い表す名文ではないでしょうか!?!?音楽評論家、吉田秀和先生に脱帽🎩「シューマンの音楽芸術」を言い表す名文!?曰く吉田秀和

  • クラシック音楽「それは古くて、しかも新しい音楽」曰く吉田秀和

    「私たち、聴衆にとってこそ、あるいはベートーヴェンやシューベルトはすぎ去った音楽であるかもしれないのであるが、演奏家にとっては、それはあくまで、今この瞬間の音楽として、私たちに提供してくる。それは古くて、しかも新しい音楽である。音楽は、こういう演奏家という生産労働に従事する中間物のあるおかげで、すぎ去ったもの、すぎ去るもののすべてが、すぎ去りっぱなしになるわけではなく、過去と現在は分かちようのなあほど結ばれているものだという意味で、私たち束の間の生命しかないのもに、《永遠》を体験さす芸術となってあるのである。」吉田秀和著『現代の音楽』より(1967年)を、2023年に読み、今だに「新鮮」と、感銘を受けました👍クラシック音楽「それは古くて、しかも新しい音楽」曰く吉田秀和

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