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2006/08/09

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  • 2024年 ヘルスチェック

    2024年も、今日でおしまい。私にとって今年は、実にいろんなことが起きた年だった。特に71歳ともなると、健康面での不安が増える。今年に経験した健康面での出来事を紹介する。※トップ写真は、フリー素材サイト「ぱくたそ」から拝借した教訓1.健康診断は必ず受け、異常値が出ればお医者さんへ(1月同僚が突然死)会社の同僚で、奈良まほろばソムリエの会の理事を長年、務めていた男がいた。私より3歳下で、死亡時は67歳だった。生涯独身だったので注意する人もおらず、「食べたいだけ食べて、飲みたいだけ飲む。運動はしない」という生活だった。肥満体で、血糖値が異常に高く、糖尿病で入院したこともあった(晩年のHbA1cは、9.0%を超えていた)。血圧も相当高い。それなのに市町村の「特定健康診査」には、行っていなかった。「そんな生活をし...2024年ヘルスチェック

  • カレーを愛しカレーに愛された男(葛城市東室)の絶品!期間限定「ゆずカレー」

    御所市にお住まいのFさん(会社の先輩)のご案内で、植田定信さんと冨田清義さんを訪ねた日(2024.12.26)のランチタイム、「カレーを愛しカレーに愛された男(仮)」(葛城市東室207-1南棟2号)にお邪魔した。何だかこの日は「鶴瓶の家族に乾杯」のような1日となった。※トップ写真は、ユズの時期のみ限定の「ゆずカレー」1,050円(税込み。950+大盛り100)Fさんは、Facebook「奈良の秘密教えてちょ!誰も知らない自分の秘密の奈良をどんどん教えてください!《公式》」で、この店を知ったということだった。そこではAさんという女性が、このように紹介されていた。【カレーを愛しカレーに愛された男(仮)】新庄の「どうとんぼり神座(かむくら)」ラーメンの向かいにある「カレーを愛しカレーに愛された男」に行ってきまし...カレーを愛しカレーに愛された男(葛城市東室)の絶品!期間限定「ゆずカレー」

  • 「御所まち愛」あふれる 冨田清義さん(御所市本町)

    昨日(2024.12.28)、当ブログで「クラフト工房シックパパ」代表の植田定信さんを紹介したが、植田さんの仕事場のすぐ近くに、冨田清義さんのご自宅がある(御所市本町)。「ちょっと立ち寄りませんか?」とFさん(御所市在住で、私の会社の先輩)に連れられ、ご自宅へ向かった。冨田さんは、御所市本町の自治会長さんである。※トップ写真は、冨田清義さん(御所市本町・自治会長)この写真は、読売新聞の記事サイトから拝借(2024.11.10付)いつの間にか、道路(本町通りと西町筋)がカラー舗装されていて、驚いた。〈透水性のあるアスファルト舗装の上に、石畳のように土色のブロックを敷き詰める工法。ブロックは濃淡3色あり、ランダムに並べて変化を付けている。ブロックを外すと水道などの工事をしても再び元に戻せるため、維持管理がしや...「御所まち愛」あふれる冨田清義さん(御所市本町)

  • 植田定信さん(クラフト工房シックパパ代表)のお見事!ドールハウス&ジオラマ

    御所まちで、面白い人にお目にかかった(2024.12.26)。クラフト工房シックパパ代表の植田定信さんである。植田さんはドールハウス(家などの模型)作家で、Youtuberでもある。Youtubeでのハンドルネームは、シック・スカート(=牛ハラミ肉)。もと大手焼肉チェーンに勤務されていて、ハラミ肉を切っていたとき、この名前を思いついたそうだ。※写真は全て、植田定信さんの仕事場で撮影(2024.12.26)制作中のジオラマ。葛城山のロープウェイ乗場から、山頂まで山頂から少し降りたところの「自然ツツジ園」ツツジ。これから1本1本、差し込んでいくこちらはシャクナゲの幹と枝御所市にお住まいのFさん(会社の先輩)のご案内で、植田さんの仕事場(御所市本町)にお邪魔した。仕事場には、制作中のジオラマが、デンと置かれてい...植田定信さん(クラフト工房シックパパ代表)のお見事!ドールハウス&ジオラマ

  • しみじみと心に染み入る『吉野の詩人』宮川美枝子著(京阪奈情報教育出版刊)

    吉野町にお住まいの宮川美枝子さん初のエッセイ集『吉野の詩人』(京阪奈情報教育出版刊)が、奈良新聞(2024.12.23付)で紹介された。「推薦のことば」を書かせていただいた私としても、とても嬉しい。私は、「吉野の風土・風物が匂い立つ好エッセイ」と紹介した。同紙の「明風清音」欄にも、読後感を書いたことがある。本書は県内主要書店で販売されているほか、版元のサイトから送料無料でお取り寄せできるし、ネット書店でも購入できる。ぜひ、手に取ってお読みください!しみじみと心に染み入る『吉野の詩人』宮川美枝子著(京阪奈情報教育出版刊)

  • 納得! 「オンラインでは、心が通じ合わない」

    毎日新聞「くらしナビ」欄(2024.12.21付)に、〈オンラインでは同期しない脳〉という記事が出ていた。脳が同期するとは「心が通じ合う」「波長が合う」ということで、遠隔の「オンラインコミュニケーション」では、そうはならない。やはり「対面コミュニケーション」が大切、ということなのだ。脳科学者の榊浩平さんが、書いておられた。※トップ写真は、「フリー素材ぱくたそ」のサイトから拝借した私は3年前、68歳で定年退職したが、「会社を離れると、飲み会の機会もなくなるだろうな」と、奈良まほろばソムリエの会で、「サロン・ド・ソムリエ」という集いを提案した(2020年に提案・理事会で承認)。2ヵ月に1回程度、会員が集まり、交替で「講話」をしてそれを聞き、そのあとでワイワイと「懇親会」をやろう、という企画だった。ソムリエの会...納得!「オンラインでは、心が通じ合わない」

  • 田中利典師の「菩提心の種まき」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈菩提心の種まき〉(師のブログ2017.5.3付)。「菩提心の種まき」とは、お釈迦さまの言葉だ。師は〈菩提心の種まきが大切なのである。これこそを自己の生活の中心に据えて生きていくことが、仏教徒の正しい生き様なのである〉と強調される。※トップ写真は、奈良公園(2024.12.3撮影)末尾に、利典師の自坊(京都府綾部市)に入門を希望して、大阪から60km以上を歩いて来たという還暦の少し前(2017年現在)の人の話が登場する。これは、まさに師の「菩提心の種まき」の成果ということになろう。では、以下に全文を紹介する。「菩提心の種まき」過去に掲載した機関誌『金峯山時報』のエッセイ欄「蔵王清風」から、折に触れて本稿に転記しています。今日のはそうとう古い文章です。いまから遙か20年前(199...田中利典師の「菩提心の種まき」

  • 大河ドラマで注目の「春岳院」(豊臣秀長公 菩提寺)、クラウドファンディング「令和大改修」にご協力を!

    先週(2024.12.17)、何気なくテレビをつけると、KCN(近鉄ケーブルネットワーク)で、「KCN情報発信スタジオKスタ!」という番組をやっていた。番組中の「ならっとこ」のコーナーでは、レポーターの三野真紀子さんが「秀長さんまるっとマップ第2弾」として、大和郡山市の春岳院(しゅんがくいん)を訪ね、ご住職の薮中真弘さんの話を聞いておられた。※トップ写真は、春岳院さんのXから拝借(KCN収録の模様)この画像は、READYFORのサイトから拝借見ていて驚いたのは寺宝の多さと、伽藍の老朽化だ。畳の部屋にたくさんの洗面器などが置いてあり、三野「これは何ですか?」と聞くと、「雨漏りがするので、これで受けているのですよ」。これはいけない!2026年度の大河ドラマ「豊臣兄弟!」を見て、たくさんの方が春岳院にお参りされ...大河ドラマで注目の「春岳院」(豊臣秀長公菩提寺)、クラウドファンディング「令和大改修」にご協力を!

  • 田中利典師の「葬式仏教は、仏教である」by 正木晃氏

    今日の「田中利典師曰く」は、「日本葬式仏教、非仏教説?」(師のブログ2017.5.2付)。今回は利典師ではなく、師の盟友で宗教学者の正木晃氏の文章を紹介されている。正木氏は、「葬式仏教は仏教ではない」という俗論を廃し、正論を展開されている。以下、全文を紹介する。※トップ写真は奈良公園(2024.12.3撮影)「日本葬式仏教、非仏教説?」葬式の現場が大変革を起こしつつある。いろんな問題が原因である。その話の流れは葬式仏教と化した日本の仏教はそもそも仏教ではないという論調まで、世間を覆っている感がある。私は葬式に直接関わらない修験僧だが、そういう状況には違和感を覚えるのである。ついては私の盟友正木晃先生が金峯山寺の機関誌に連載中の「修験道の未来」の中で、いろんなお話を書いて下さっている。以下、その中で注目する...田中利典師の「葬式仏教は、仏教である」by正木晃氏

  • ご祭神はえびす神、15社めぐりの第8番「佐良気(さらけ)神社」(奈良市 春日大社境内末社)/やまとの神さま第107回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.12.18)掲載されたのは〈人生の難所守る15社の1つ/佐良気神社(奈良市)〉、執筆されたのは、奈良市にお住まいの新島弓美子(にいしま・ゆみこ)さんだった。※トップ写真は、春日大社若宮神社近くに鎮座する佐良気神社=奈良市春日野町で佐良気神社はえべっさん(えびす神社)で、本えびすは1月10日(春日の十日えびす)なので、ご注意いただきたい。私もお参りしたことがあるが、普段は参拝者の少ない若宮15社の中で、ここには行列ができていた。特に午前10時頃に混み合うようなので、正午前後にお参りするのが良さそうだ(ただし吉兆笹は、なくなり次第終了)。では、以下に全文を貼っておく。人生の難所守る15社の1つ...ご祭神はえびす神、15社めぐりの第8番「佐良気(さらけ)神社」(奈良市春日大社境内末社)/やまとの神さま第107回

  • 「伝統的酒造り」が、ユネスコの世界無形文化遺産に!

    毎月1~2回、奈良新聞「明風清音」欄に寄稿している。今週(2024.12.19)掲載されたのは、〈酒造り、世界無形遺産に〉。「伝統的酒造り日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術」が、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されたことを受けて、これを書いた。奈良県内にはたくさんの酒蔵があり、個性的でおいしい日本酒を醸(かも)しているが、あまり知られていないのが残念だ。しかし来年の万博では、「奈良酒」がクローズアップされることになっているので、大いに期待している。では、以下に全文を紹介する。酒造り、世界無形遺産に12月4日(日本時間5日)、「伝統的酒造り日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術」が、ユネスコの無形文化遺産に登録された、おめでとうございます!日本の無形文化遺産登録は、2022年の「風流踊(ふりゅうおど...「伝統的酒造り」が、ユネスコの世界無形文化遺産に!

  • 田中利典師の「みんなを味方につける」by 松下幸之助氏

    今日の「田中利典師曰く」は〈みんなが味方になる〉(師のブログ2017.5.2付)。松下幸之助氏の『リーダーになる人に知ってほしいこと』(PHP研究所刊)からの抜粋である。※トップ写真は、奈良公園で2024.12.3撮影利典師がこの文章を書かれたのは、2010年のこと(『金峯山時報』2010年6月号の「蔵王清風」欄に寄稿)。2004年に吉野大峯を世界遺産に導いて6年後のことである。〈私は自分でいうのもなんですが、かなり正直に生きています。だから書いたエッセイもその時々の自分がそのまま現れています〉〈凹んでいた私が松下幸之助さんに救われた文章でした〉とお書きである。一方、師の昨日(2024.12.19)のFacebookには〈今夜の一言「なんでもかんでも正直に言う人は信用できない」…と友人から言われた。ドキ!...田中利典師の「みんなを味方につける」by松下幸之助氏

  • 県内で最速、1月4日に宵宮、5日に本祭「南市恵毘須神社」(奈良市南市町)

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.12.11)掲載されたのは〈商売繁盛「五日えびす」/南市恵毘須神社(奈良市)〉、執筆されたのは、奈良もちいどのセンター街で陶器店「器まつもり」を営む松森重博さんだった。※トップ写真は、南市恵毘須神社の本殿=奈良市南市町で私は奈良に来るまで、えべっさんは1月9日(宵えびす)、10日(本えびす)、11日(残りえびす)と信じ込んでいたので、南市恵毘須神社は4日と5日と知って、とても驚いたことがある。奈良県内では、2月に営まれるえべっさんもあると聞いて、「さすがに歴史ある奈良県だな」と、しみじみ思った。では、全文を紹介する。こちらの写真は、私が撮った南市恵毘須神社の本えびす(2006.1.5撮影)...県内で最速、1月4日に宵宮、5日に本祭「南市恵毘須神社」(奈良市南市町)

  • 田中利典師の「有徳の女性とのお別れ」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈徳を積む〉(師のブログ2017.4.30付)。94歳のおばあちゃんの死を悼む文章である。師は〈心根がホントに優しいおばあちゃん〉〈なにかしら徳を積んだ人という感じの方だった〉とお書きである。※トップ写真は、「奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~」で、2024.12.3撮影師の息子さんが下宿されていたということもあって、〈親戚のような気持ちでお付き合いをいただいた人だった〉ともお書きになっている。では、以下に全文を紹介する。「徳を積む」一昨夜、父の代から長年にわたりお参りいただいた信者様がお亡くなりになった。昨年秋、大腸に癌が見つかり、摘出の手術をされたが、順調に回復されていると聞いていたので驚いている。どうやら手術後の体調はよかったにもかかわらず、先々週に転倒をして大...田中利典師の「有徳の女性とのお別れ」

  • K-POPライブ、予算は可決。知事は「有料化も検討」

    先日から話題になっているK-POPライブに2.7億円を支出する問題(当ブログの記事は、こちら)、昨日(12/16)の県議会で予算案が可決された。毎日新聞奈良版によると、〈県議の多くはその後、事業費の縮減を要望。山下真知事も精査すると約束した〉〈開催自体は認めつつも、費用への疑問は突きつけた形だ〉。※トップ写真は、奈良公園(12/3撮影)何だかモヤモヤが残るが、知事の〈有料化も検討しながら経費を節減できないか精査していきたい〉という言葉を信じて、これからの議論の行方を見守りたい。以下、毎日新聞の記事内容を貼っておく。K-POPライブ費可決県議会知事に事業費縮減も要望県議会は12月定例会最終日の16日、補正予算案案など県提出の33議案を可決した。韓国・忠清南道と共催するK―POPコンサートの事業費が「一過性の...K-POPライブ、予算は可決。知事は「有料化も検討」

  • 田中利典師の「あまたの神と仏」(原書房刊『熊野 神と仏』より)

    今日の「田中利典師曰く」は、宗教人類学者植島啓司氏、熊野本宮大社九鬼家隆宮司と利典師との鼎談をまとめた『熊野神と仏』(原書房刊)からの引用である。本書は2009年に刊行され、私の愛読書であるが昨日(2024.12.15)、利典師がご自身のFBで紹介されたので今日、当ブログに転載することにした。とてもいい文章である。版元の紹介文によると、本書は〈熊野は、熊野三山、奈良吉野金峯山寺、伊勢神宮、高野山を結ぶ、参詣と修行の道が縦横に走る希有な場所。神道、仏教、修験道を融合させた特異性、日本の宗教観を明解に述べる三者の論談を中心に、神と仏の道について一般読者にわかりやすく解説する〉。吉野大峯の世界遺産登録20周年記念として、2024年12月22日(日)14時から、「神と仏、日本人の信仰」というシンポジウムが三重県津...田中利典師の「あまたの神と仏」(原書房刊『熊野神と仏』より)

  • K-POPの2.7億円ライブ、奈良県議会の行方は?

    奈良県が揺れている。K-POPの1日限りの無料ライブに、奈良県が2.7億円をかけて行う、というニュースが発端である。私が初めて知ったのは、NHKのニュースだ。〈奈良県が2億円超かけ「KーPOPコンサート」誘致・開催へ〉(12/11付)によると、県は来年(令和7年)予定している韓国との交流イベントで韓国の人気歌手が出演するKーPOPのコンサートなどを2億7000万円余りかけて誘致・開催することがわかりました。これは11日に開かれた県議会の総務警察委員会で、県側が説明したものです。それによりますと県は来年、韓国のチュンチョン南道(忠清南道)と友好提携15周年などのイベントを開催する予定ですが、この中で韓国の人気歌手が出演するKーPOPコンサートを誘致し、開催するとしました。県はチュンチョン南道(忠清南道)の知...K-POPの2.7億円ライブ、奈良県議会の行方は?

  • 「ご当地検定、合格のコツは?」(日本経済新聞夕刊「くらしナビ」)

    日本経済新聞夕刊(全国版2024.12.11付)「くらしナビ」欄に、〈ご当地検定、合格のコツは?/過去問解き現地歩いて対策観光ガイドで活躍も〉という記事が載った。※写真・画像は、すべて日経新聞の記事サイト(12/11付)から拝借。トップ写真は対策講座私も取材を受け、〈「現地に足を運んだり実物を見たりするのも大事です」。試験に臨むコツを教えてくれるのは奈良検定のソムリエ試験の合格者らでつくる「奈良まほろばソムリエの会」の鉄田憲男専務理事だ〉と紹介された。そういえば今日(2024.12.14)は、第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定の試験日である。合格のコツは、日経新聞に書いたコツとも共通する。私の作った「ズバリ!飛鳥・藤原検定の要点整理」(初級編・中級編)完全版は、お役立ていただいだだろうか。では以下に、...「ご当地検定、合格のコツは?」(日本経済新聞夕刊「くらしナビ」)

  • 田中利典師の「一陣の風のような山伏」

    今日の田中利典師曰くは、〈一陣の風のような人でした…〉(師のブログ2017.4.29付)。金峯山寺で約5年を過ごされた大峯行者・岩室院貫道さんへの追悼文である。利典師は、彼の葬儀(1999年)で弔辞を読まれ、それを『金峯山時報』の「蔵王清風」欄に書かれた。その文章をご自身のブログで紹介されたものだ。※トップ写真は、「奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~」で、2024.12.3撮影利典師は岩室院さんの修行ぶりを、「役行者の再来かと思えるような大修行」「行者の鑑(かがみ)」と書く。風のように到来して、わずか5年で風のように去って行った岩室院さん。私も、「これは人間ワザではないな」と舌を巻いた。彼はなぜそんなに生き急いだのか。以下の記事全文をお読みいただきたい。「一陣の風のような人でした…」ー田中利典著...田中利典師の「一陣の風のような山伏」

  • 高市県(たけちのあがた)の首長の祖神を祭る「高市御県(みあがた)神社」(橿原市四条町)

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.12.4)掲載されたのは〈天皇に野菜献上した地の神/高市御県(たけちのみあがた)神社(橿原市)〉、執筆されたのは同会会員で、橿原市にお住まいの亀田幸英さんだった。※トップ写真は、高市御県神社鳥居と拝殿=橿原市四条町で御県神社とは、天皇の食事に出す野菜を栽培する朝廷の直轄地のことである。県内には6つの御県があり、前回のこの欄では、志貴御県坐(しきのみあがたにます)神社を紹介した。なお高市御県神社は、橿原市今井町の高木家が社人の筆頭として、奉仕して来られた。今井町の「高木家住宅」(国重文)は、内部が一般公開されている。では、以下に全文を紹介する。天皇に野菜献上した地の神/高市御県神社(橿原市)...高市県(たけちのあがた)の首長の祖神を祭る「高市御県(みあがた)神社」(橿原市四条町)

  • 日本酒、海外展開へ!

    先日(12/9)、〈伝統的酒造りが、ユネスコ無形文化遺産に登録!〉というニュースのことを書いたが、今日は〈日本酒、インド酔わす?国内消費減、14億人市場に照準〉(毎日新聞2024.12.5付〉という話を紹介する。※トップ写真は、NARASAKE180mlミニ缶。高速オフセットのニュースリリースから拝借。向かって左から「百楽門菩提もと純米(葛城酒造)」「大倉山廃(やまはい)純米大吟醸(大倉本家)」「百楽門純米大吟醸(葛城酒造)」「金鼓山廃純米酒夢酵母古都のしらべ(大倉本家)」インド展開の記事は、福岡県八女市の「株式会社高橋商店」と、山形市の「株式会社アスク」の話だが、奈良県内でもこんな事例がある。大和郡山市の「中谷酒造株式会社」は、1995年、中国天津市に現地法人(天津中谷酒造有限公司)を設立し、日本酒を現...日本酒、海外展開へ!

  • 田中利典師曰く「人はかならず死ぬ」

    今日の「田中利典師曰く」は〈人はかならず死ぬ〉(師のブログ2017.4.26付)である。一昨日(2024.12.8付)は「人はいつか死ぬ…」だったので、同じような話が続くことになるが、お正月にはこのような話は書けないので、年内に書き留めておくことにしたい。※トップ写真は、春日大社参道の紅葉(2024.12.3撮影)一昨日の記事について、利典師はFacebookに〈あれから7年、今、書けば、また違う話になりそうです。「死」については齢を重ねるほど、わが身でどう受け取るか、深まりますね…〉とお書きである。お坊さんなので、「死」については常にお考えになり、またいろんなところでお話になっているので、お考えが深化していくということなのだろう。私も、西田敏行さんや中山美穂さんの急逝に際しては、いろいろと考えさせられる...田中利典師曰く「人はかならず死ぬ」

  • 「ズバリ!飛鳥・藤原検定の要点整理(初級編・中級編対策)」完全版 2024(PDF)が完成!

    第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定の試験日(2024.12.14実施)の直前になって、やっと全てのページ(表紙・裏表紙を含む)を1本のPDFデータとして、まとめていただきました(完全版のPDFデータは、こちら)。このデータは、奈良まほろばソムリエの会の公式ホームページの「トップページ」、および「リンク集」からも、アクセスしていただけます。これも、奈良まほろばソムリエの会が誇るWebクリエイター・K女史のおかげです、ありがとうございました。表紙・裏表紙を含めると、98ページという超大作となりました。まあそれでも、約500ページという公式テキストの5分の1ですから、直前の総まとめには重宝すると思います。検定試験は大学受験のような競争試験ではありません。「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定は、マークシートの四択...「ズバリ!飛鳥・藤原検定の要点整理(初級編・中級編対策)」完全版2024(PDF)が完成!

  • 伝統的酒造りが、ユネスコ無形文化遺産に登録! 陰の立役者は国菌「こうじ菌」

    「伝統的酒造り日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術」が、ユネスコの無形文化遺産に登録されることになった、おめでとうございます!この話は、12月6~7日付の朝刊各紙で報道されたが、毎日新聞は「こうじ菌」について、詳しく紹介していた。※トップ写真と下の写真は、奈良新聞(12/7付)の記事サイトから拝借こうじ菌(ニホンコウジカビ)は、学名「アスペルギルス・オリゼ」。日本にしか存在しない菌(カビ)で、「国菌」に認定(2006年)されている。こうじ菌に関する毎日新聞記事の全文(12/6付)を抜粋すると、こうじ菌独自発展の「生物資源」日本の酒醸造の黒衣全国需要8社が担う国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に、日本の「伝統的酒造り」が登録されることが決まった。酒造りのカギを握るのは、「国菌」とも称されるカ...伝統的酒造りが、ユネスコ無形文化遺産に登録!陰の立役者は国菌「こうじ菌」

  • 田中利典師の「人はいつか死ぬ…」

    今日の「田中利典師曰く」は、「人はいつか死ぬ…」(師のブログ2017.4.14付)。私も古稀を過ぎて、また親族や友人・知人の死を経験して、「死」について考えることが増えた。※トップ写真は、「奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~」で、2024.12.3撮影師は〈死んだその瞬間に、仏さまに、神さまに「それでいいんだよ」って言ってもらっている、そういうふうに死を受け入れることが幸せなんだ〉とおっしゃる。これが「信仰を持つ」ということなのだろう。以下に全文を紹介する。「人はいつか死ぬ…」ー田中利典著述集290414過去に掲載した金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ覧「蔵王清風」から、折に触れて拙文を本稿で転記しています。齢還暦を超えて、私もそろそろいろんなことに思いを致す年齢です。「死」を思うことは「...田中利典師の「人はいつか死ぬ…」

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻5-3~巻6)/遅くなりました、これで完結!

    今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)の要約である「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻5(民俗・伝承・文化)のPARTⅢと巻6(歴史的風土保存の経緯、現状と今後)である。テキストの要約は、これで完結!巻7以下は、いわば資料編なので、要約のしようがないのである。受検生の皆さん、いよいよ最後の土日となりました。最後の追い込み、頑張りましょう!※写真は橿原市内。「〈ナント〉萬葉チャリティーウォーク」で2008.11.16撮影飛鳥・藤原検定の要点整理(巻5-3~巻6)/遅くなりました、これで完結!

  • 田中利典師の「世の中は喰うて稼いで寝て起きて、さてその後は死ぬるばかりぞ」(一休宗純)

    今日の「田中利典師曰く」は、「世の中は喰うて稼いで寝て起きて、さてその後は死ぬるばかりぞ」(師のブログ2017.3.30付)。この歌は一休さん(一休宗純)の歌で、人生を達観しきったような狂歌である。まあ人生、そんなものかも知れないが。※トップ写真は、奈良公園の水屋茶屋(みずやちゃや)の辺り。2024.12.3撮影なお少年犯罪は、2022年は微増したようだが、長期なトレンドとしては減り続けている。では、以下に全文を紹介する。「世の中は喰うて稼いで寝て起きて、さてその後は死ぬるばかりぞ」ー田中利典著述集290329過去に掲載した金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ覧「蔵王清風」から、折に触れて拙文を本稿で転記しています。今日のはもう8年も前(2009年)のもの。世相を憂いて書きましたが、今もあまり変わらな...田中利典師の「世の中は喰うて稼いで寝て起きて、さてその後は死ぬるばかりぞ」(一休宗純)

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻5-2)/約5分の4が完了!

    今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)の要約である「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻5(民俗・伝承・文化)のPARTⅡである。これでテキストの5分の4を要約したことになる。何とかあと1回で終了したいものだ。受検生の皆さん、最後の追い込み、頑張りましょう!※写真は橿原市内。「〈ナント〉萬葉チャリティーウォーク」で2008.11.16撮影飛鳥・藤原検定の要点整理(巻5-2)/約5分の4が完了!

  • 川上村は、地方創生のパイオニア!

    毎日新聞夕刊(2024年11月29日付)に〈「期間限定」支援、もったいない地方創生のパイオニア、奈良県川上村交付金や職員配置「国は息長く」〉という記事が出ていた。川上村(奈良県吉野郡)は、移住者の増加など村の活性化に力を入れていて、着実に成果を上げている。そこに記者が注目したようだ。川上村さん、おめでとうございます!以下に全文を紹介する。※トップ写真は、毎日新聞の記事サイトから拝借した(義務教育学校の校庭で開かれたモルック大会=2024年6月16日)スーパーも鉄道の駅もない過疎の村が、人口流出と少子化に歯止めをかけようと挑戦を続け、全国から注目を集めている。10月に就任した石破茂首相は「地方創生2・0」を始動させるとして自治体向けの交付金を倍増する方針を表明。「新しい地方経済・生活環境創生本部」を創設する...川上村は、地方創生のパイオニア!

  • 奈良公園の紅葉、師走3日で見頃に!(2024 Topic)

    今年も、奈良公園の紅葉は遅かった。イチョウの「黄葉」は、11月27日には見頃を迎えていたが、カエデなどの「紅葉」は、まだだった。JR西日本の「紅葉だより」では、早くから「見頃」だったが…。車で奈良市内の紅葉の状況を見ていると、やっと今日(12/3)になって、見頃を迎えているようだった。今日は午後から、大和西大寺駅の近くで打合せの仕事が入っていたが、終わり次第、あたふたと駆けつけた。狙いどおり、いい感じに紅葉していた。バスで「春日大社本殿」へ行き、そこから若草山方面へ徒歩で向かった。日本人より、外国人観光客(アジア系)の方が多かったが、皆さん、スマホ片手に、たくさんの写真を撮っておられた。どこからか、結婚式の「前撮り」の人たちがやってきた。日本人ではない様子私も負けじと撮ったが、まあ、こんな感じである。これ...奈良公園の紅葉、師走3日で見頃に!(2024Topic)

  • 田中利典師の「天下泰平の祈り」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈祈り〉(師のブログ2017.3.26付)。毎日の勤行で、師は〈天下世界の安泰や三界万霊の供養が先で、個別のお祈りは後〉とお書きである。しかも〈多くの日本の寺社でのお祈りとはそういうもの〉とも。つまり、この国は多くの寺社のこのような日々のお祈りによって守られているということで、これは有り難いことである。以下、全文を紹介する。※トップ写真は、大仏池と大仏殿。2024.11.27撮影「祈り」私は毎日の勤行で、まず「天下泰平・万民豊楽・風雨順時・五穀豊穣・国土安穏」をお祈りする。それから自坊林南院の「伽藍安穏・寺門興隆・林南院信徒各々家内安全諸難消滅」を念じる。その後、境内に出て三界万霊供養塔の前で、三界万霊のご供養と大東亜戦争戦没者・南方戦線物故者・硫黄島戦没者の追善供養をお祈りし...田中利典師の「天下泰平の祈り」

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻4-3~巻5-1)/約4分の3が完了!

    今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)の要約である「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻4(万葉集をはじめとする文学)のPARTⅢと巻5(民俗・伝承・文化)のPARTⅠである。これでテキストの4分の3を要約したことになる。※写真は県立万葉文化館周辺。「〈ナント〉萬葉チャリティーウォーク」で2008.11.16撮影11月中にすべて終えたかったが、あと少し積み残してしまった。今週は、この作業に集中することにしたい。受検生の皆さん、最後の追い込み、頑張りましょう!飛鳥・藤原検定の要点整理(巻4-3~巻5-1)/約4分の3が完了!

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