カウンセラー松岡 圭祐嵯峨敏也が中心となって進行するストーリーです。岬美由紀の場合と違って、少し落ち着いた静かなストーリー展開になっていますが、それもまた嵯峨のイメージと合っていて良かったです。今回は理不尽に殺されてしまった肉親を目の当たり
謀略銀行大塚 将司もともと銀行関係のジャーナリストだったという著者が小説として出した作品です。かなり銀行の深い部分に食い込んで書かれているため、知識の少ない私などは難しく感じました。ただ、その中で私利私欲からなのか、本当に行員の為を思ってな
陽気なギャングの日常と襲撃伊坂 幸太郎面白い4人組の銀行強盗第2弾です。今回は銀行強盗がメインではないのですが、それぞれのかかわったちょっと変わった事件がどこかで繋がっているというプロットがなかなか面白かったです。更に各個人の個性が色濃く出
八人のいとこルイザ・メイ・オルコット,村岡 花子,Louisa May Alcott久しぶりに懐かしい本を出してきて読みました。両親をなくした幼い女の子が親戚の家に引き取られ、そこでたくさんのいとこ達に囲まれ、生活していく様子を描いています
クラッシュ・ブレイズ 大峡谷のパピヨン茅田 砂胡休暇を楽しもうと辺境の地にやってきたケリーとジャスミンだったが、着く早々にクインビーが盗まれてしまう!今回はジャスミン中心のストーリーです。本当に茅田さんの作品は、登場人物に肩入れして読んでし
武器よさらばアーネスト ヘミングウェイ先日読んだ「エリザベート−ハプスブルグ最後の皇女」の中で本書「武器よさらば」が登場してきました。ちょうど同じ時代の、なんとも悲惨な戦争について書かれているというので、読んでみることにしました。まだ小学生
むかし僕が死んだ家東野 圭吾幼い頃の記憶がないという元彼女の頼みで、父親がひそかに訪れていたと思われる場所に向かう。そこで記憶を取り戻すために捜索をするのだが、次々と思いがけない真実が明らかになっていく。結末がどうなるのか全く分からないと共
「須磨明石」殺人事件内田 康夫浅見光彦シリーズです。今回は浅見光彦も最後まで苦戦する作品となっています。明石といえば、明石焼きが思い浮かびますが、本書でも登場します。しかし、現地では玉子焼きと呼ぶのだそうですね。初めて知りました。内田康夫さ
愛の工面辻 仁成辻仁成さんの作品を読むのは確か2冊目です。最初は江國香織さんとのコラボで、同じストーリーを男女それぞれの目線で描くという作品でした。「冷静と情熱のあいだ」とかいうタイトルだったような気がします。なかなか面白い企画だと思って読
赤いこうもり傘赤川 次郎再読。サックリ読めて、ちょっとスリルのある作品。この頃は赤川次郎が好きでよく読んでいました。今読んでも、やはりうまいなぁと思います。本の苦手な人でも気楽に読める手軽さと、面白さを兼ね備えています。うまく出来すぎていて
おばちゃまはイスタンブールドロシー ギルマンミセス・ポリファックスシリーズの第2弾です。今度はおばちゃまはイスタンブールに旅立ちます。簡単な運び屋の仕事のはずが、いきなり予想外の展開になってしまいます。おばちゃまの機転の利いた行動が、時には
重力ピエロ伊坂 幸太郎書評などでよく目にしていて、ずっと読みたいと思っていた「重力ピエロ」やっと読みました。期待を裏切らない良い作品でした。伊坂幸太郎さんの魅力が十二分に発揮されている感じがしますね。事件のあらすじは見えているのに、その中に
エリザベート〈上〉—ハプスブルク家最後の皇女塚本 哲也エリザベート〈下〉—ハプスブルク家最後の皇女塚本 哲也実はこの『エリザベート』大きな勘違いをして購入した本だったのです。もともとフランツ・ヨーゼフの妃だった『エリザベート』に関する本を読
ぼくが恋した吸血鬼赤川 次郎赤川次郎さんの作品には吸血鬼を題材にしたものが他にもありますけど、こちらに登場する吸血鬼のお話はちょっと哀しいストーリーになっています。他の作品に比べて、少しリアルな感じもします。吸血鬼というと残虐なイメージが先
MOTHER(マザー)—The Original Story久美 沙織以前読んだ本を再読。当時は久美沙織さんの本が結構好きでよく読んでいました。中でも本書は少し特殊で、ファミコンのゲームと同じタイトルで内容も少しゲームに沿った形になっていま
蒼い瞳とニュアージュ松岡 圭祐「千里眼」や「マジシャン」のイメージで読み始めたので、少しガックリしました。ストーリーの流れは同じような感じなのですけど、主役の軽さと事件の重さが釣り合ってないせいか、あまり現実味が沸いてこないんですよね。やは
砂漠の薔薇新堂 冬樹今では当たり前になってきている小学校のお受験をテーマにした作品です。母親はなんとしても自分の子供を名門の小学校に入れたいと願い、好きでもないお受験仲間の母親グループと付き合っています。そんな中でグループの一人が万引きする
魔教の黙示 5 (5)テリー・グッドカインド真実の剣第6部がやっと完結しました。第6部に入ってからずっと辛い事ばかりだったのですが、やっとここに希望の光が見えてきました。本来のリチャードらしい大胆で崇高な行動に思わず力が入ってしまいます。最
「蛇神の女王−ベルガリアード物語2」 デイヴィッド・エディングス
蛇神の女王 - ベルガリアード物語デイヴィッド・エディングス強大な力を宿す宝石「珠」が奪われた!邪神トラクの腹心の弟子、魔術師ゼダーの仕業だ。「珠」がトラクに渡れば、世界が混沌に支配されてしまうのは必至。少年ガリオンはゼダーを追って、魔術師
アリスの国の殺人 日本推理作家協会賞受賞作全集 (42)辻 真先児童書の編集者・綿畑克二は、童話の『不思議の国のアリス』の世界をこよなく愛す青年だった。ある日、スナック「蟻巣」で眠ってしまった綿畑は、夢の中で美少女アリスと出会った。しかも彼
風が吹いたら桶屋がもうかる井上 夢人牛丼屋でアルバイトをするシュンペイにはフリーターのヨーノスケと、パチプロ並の腕を持つイッカクという同居人がいる。ヨーノスケはまだ開発途上だが超能力者である。その噂を聞きつけ、なぜか美女たちが次々と事件解決
ジウ〈2〉警視庁特殊急襲部隊誉田 哲也連続児童誘拐事件の黒幕“ジウ”を威信にかけて追う警視庁。だが、いまだ正体すらつかめない。事件で負傷しながらも実行犯・竹内の取り調べを続ける東警部補と門倉美咲巡査は「新世界秩序」という巨大な闇、そして、さ
ストロボ真保 裕一走った。ひたすらに走りつづけた。いつしか写真家としてのキャリアと名声を手にしていた。情熱あふれた時代が過ぎ去った今、喜多川は記憶のフィルムを、ゆっくり巻き戻す。愛しあった女性カメラマンを失った40代。先輩たちと腕を競ってい
エンジェル石田 衣良投資会社のオーナー掛井純一は、何者かに殺され、幽霊となって甦った。死の直前の二年分の記憶を失っていた彼は、真相を探るため、ある新作映画への不可解な金の流れを追いはじめる。映画界の巨匠と敏腕プロデューサー、彼らを裏で操る謎
蜜と毒瀬戸内 晴美愛さえあれば、結婚の形式などいらない。愛の冷めた夫婦より、情熱のある恋人でいる方が幸福ではないか…?束縛や契約を嫌い、貪欲に愉しみのみを求める現代人の恋愛を多彩に描き、蜜でもあり毒でるある性愛を、繰り返して倦まない男女の面
陽気なギャングが地球を回す伊坂 幸太郎市役所で働く成瀬、喫茶店主の響野、20歳の青年久遠、シングルマザーの雪子たちの正体は銀行強盗。現金輸送車などの襲撃には「ロマンがない」とうそぶく彼らの手口は、窓口カウンターまで最小限の変装で近づき「警報
名もなき毒宮部 みゆきどこにいたって、怖いものや汚いものには遭遇する。それが生きることだ。財閥企業で社内報を編集する杉村三郎は、トラブルを起こした女性アシスタントの身上調査のため、私立探偵・北見のもとを訪れる。そこで出会ったのは、連続無差別
エビータジョン バーンズ1919年5月7日、エビータはアルゼンチンの片田舎に私生児として生れた。貧困からはいあがり、女優となった彼女は、’44年、クーデターの末大統領となるペロン大佐と結婚。独裁政権を支えるファーストレディは癌のため33歳の
イリュージョン:マジシャン第2幕松岡 圭祐少年の名は椎橋彬。家庭に恵まれず、唯一の趣味であるマジックだけが心の拠り所。両親に絶望した一五歳の少年は「自分が認められる世界」を夢想して家を飛び出し、東京へ向かった。“万引きGメン”の活躍を知った
札幌殺人事件内田 康夫札幌のイベント会社専務の女性から夫の身辺捜査を依頼された人物が、「やくも」という言葉を残し、失踪した。捜査に乗り出した浅見光彦は、しかし、殺人事件に遭遇する! 北の都札幌の闇の素顔とは?浅見光彦シリーズです。内田康夫さ
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