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  • 文化についての考察

    毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」89回めの今回はタヒチのカヌー文化についてです。日本のアウトドアのどのジャンルもレジャーや体育の領域を超えて次の領域に押し上げていかなきゃいけない段階にきていると思いますが、その一つのヒントになるような文化について考察した話。ご興味ありましたらどうぞご一読ください。文化についての考察

  • ナビゲーション講習

    うちではカヤックの「ナビゲーション講習」というプログラムを大切にしています。海にまつわる気象現象や海岸線の地理地形といった、大いなる自然の営みの下で行われるアクティビティにおいて、小手先のスキル以上に重要になるのが、自然の放つ暗号を読み解き、進路をみいだしていく(ウェイファインディング)術というものです。それが安全につながると同時に、深い自然との対話を可能にする、最大の面白みがあります。身ひとつで漕ぎいでる海上では陸上の何倍も、視覚、聴覚、嗅覚、肌感覚、体性感覚など、いわゆる五感を研ぎ澄ませて進んでいきます。その現場では、21世紀も旧石器時代も変わりはなく、太古から人間にそなわった感覚機能をフル稼働させる必要があります。何万年も前から存在し、今後も何万年も続く根源的な遊びという意味において、カヤッキングほ...ナビゲーション講習

  • のどかな1日

    有田川河口で行われたイベントに出店参加。川と海のボーダーラインの水は独特のトロみと粘り気と甘さを含んでいる。汽水域の、まだ塩辛さが味に現れないくらいの微妙な塩分濃度の水って、ほんのり甘い味がするものだ。秋晴れの下、川の気と海の気が出会う河口域の自然の鼓動につつまれながら、地域内外の人たちとゆるく交流する、のどかな1日。のどかな1日

  • 吟遊詩人の世界

    みんぱくの特別展示「吟遊詩人の世界」を観に。エチオピア、インド、バングラデシュ、ネパール、日本(瞽女)、マリ、モンゴルなどの弾き語り系吟遊シンガーの「伝統と今」がわかる展示だが、中でも、みんぱくシアターで上映されているドキュメンタリー映画が面白かった。滋味深い豊かな伝統文化も、そのままでは渋すぎ、地味すぎて今では誰も見向きもせず、悲しいかな博物館行きか観光客相手の物乞いか、に堕してしまう。そうではなく、伝統の形やスピリットを継承しつつ現代のアートとして刷新していこうとする、若い世代に焦点が当てられたムービー。どんなジャンルにせよ、世代毎に伝わってきた古い文化には深みがあって、今のインスタントラーメンのような消費系エンタメより遥かに素晴らしい本質をもってるものだけど、いかんせん古すぎ、地味すぎ、渋すぎて、と...吟遊詩人の世界

  • 秋の海の懐

    秋の海は海だけでなく、風景全体が透明感に包まれて大自然の核心部分まで透けて見えるかのような瞬間がある。秋の海とは歌謡曲的な世界では、寂しさ、過ぎ去ってゆく楽しき日々、切なさなどの象徴のように使われるけど、それはあくまで表層的な記号イメージ。全身で知覚する本当の秋の海は自然の深い美しさ、懐の深さ、喜びをもたらしてくれる世界。秋の海の懐

  • シーラカンスかと

    アオブダイか何かの死骸。7〜80センチくらいあった。最初、シーラカンスかと思った。カルモ島にて。シーラカンスかと

  • 子供&親子カヤックキャンプ教室

    来たる10月19日(土)~20日(日)にかけて、当店アイランドストリームにて「湯浅湾・子供&親子カヤックキャンプ教室」を開催します。カヤックの荷室にテント、寝袋、マット、着替え、食料などを積み込み離陸。美しい海岸を愛でつつ、人の入ってこれない浜まで漕いでいき、そこでキャンプします。夜は流木を集めて焚火し、料理を作ってみんなでいただきます。その後は秋の夜長、波音を聞きながら焚火を囲んで語り合います。そんなカヤックキャンプとは縄文時代から変わらない野外スタイルであり、最大限に人工物を排した究極のアウトドア体験だと言えます。またその楽しみ方そのものが、災害時のサバイバルとも密接に繋がっていますので、その術を身に着けることによって、いつか必ず来る災害への心強い備えになると言えるでしょう。非日常空間で、学びつつ楽し...子供&親子カヤックキャンプ教室

  • 体感アート

    先日の串本ツアーは海が荒れたので、急遽、古座川ツアーに変更。コンディショに応じて臨機応変に海山川すべてを味わえるのが南紀のフィールドのよさ。紀伊半島のさまざまな場所に身を置き、身体感覚で場所場所をパズルのように当てはめていって一つの感性による地図を描くような作業。レジャーというより体感アート。体感アート

  • 秋の海

    まだまだ暑いけど、秋の海はいい。感覚的な言い方だけど秋の海は雲、風、潮、うねりの波長、気圧、太陽光線、月など、周囲を取り巻く世界のすべてがくっきりレイヤリングされた上で重層的に絡み合っていることが肌感覚でわかる。夏の海の場合、それらが解像されずグヂャッと一塊になっている感じ。まあなんのこっちゃわからんかもしれんけど、そんなことを感じながら海に出る日々。秋の海

  • カヤック旅で出会う普通の人々

    毎日新聞連載コラム、88回目はタヒチ・フアヒネ島での話です。カヤック旅っていうと、死にかかって命からがら助かったとか、とんでもない変な人物に出会ったりとか、妙なトラブルに巻き込まれたりなど、ドラマティックなエピソードを旅話として期待されがちだけど、やってる人間としてはそういうのは別にそれほど面白いわけでもない。むしろ地味な、その土地に固有の自然の鼓動に触れたりとか、あるいは絶対にニュースになど出てこないような普通の人々の日常を垣間見るような出会いの方がはるかに面白い。そしてカヤックとは、そういうことを得意とする旅のツールだ。基本人間も、ニュースに出てくるような人物より、普通の人の方が面白いという真理が、カヤック旅をするとよくわかる。というわけで、興味があればどうぞご一読ください。カヤック旅で出会う普通の人々

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