第六話

森の中でようやく人に出会えた。もう、何時間ぐらい歩いて、もうぼろぼろであった。そこをライオンに襲われ、助けられたのだが。「あなたたちはここでなにをやっているのです？」当然だ。僕たちと彼らの格好は異なっている。U君は汗をかきすぎて、Tシャツ

第五話

僕は絶体絶命であった。人生でライオンに教われるなんてなかった。それがいま、尻尾に蛇のあるライオンに襲われているのだ。どうすればいい？「石だよ石」U君に言われた通りにした。落ちていた石をぶつけた。「ウゥルルルルル」ライオンは余計怒り出した。

第三話

電話が通じない。電源はついているのだが、圏外になっている。U君は壊れていると修理を試みたが、壊された。森の中である。獣が鳴く声がする。獣のさっきというか、異様な雰囲気を感じる。「ここはいったいどこなんだ」森に入ったことのない僕には分からな

第三話

「駄目だ！！」U君は扉に近づく僕にけん制した。どうやら、僕に先を越されるのを嫌がったらしく、ずんずんと扉に駆け寄った。子どもたちに聞く。「こんなドアなかったよ」「しらな〜い」話を聞いていると、U君が扉を開けてしまった。「なにやってるんだよ

第二話

僕は不安であった。なんせこれが最後の取材になるかもしれないからだ。「取材費用！？そんなモン使わずに適当に書きゃいいだろう！」編集長はお冠だ。ああ、昔はUFOがいると称して、何日もアメリカにいけたのに。U君と僕は、「異次元世界への扉」がある

四年生ぐらいに考えていたことをすっきりさせようと、お目汚し

僕は終末論を信じるほうではなかったが、不思議なものには興味を持っていた。U君は私ほど、不思議なものを信じなかったが、世界が滅んで欲しいと信じるほうであった。彼とは長い間腐れ縁で、かれこれ二十年になる。社会に出てからも、親交は深い。お互いの

RE）行方不明について

どうやら、見つかったようです。ありがとうございました。

行方不明について

今日、八歳の女の子が行方不明になったという。特徴は、身長130センチくらいで痩せ型、水色のフリースに半ズボンだという。 木更津近辺で見かけた方は、木更津警察署のほうまで連絡してあげてください。