ラタトゥイユに入れるような夏野菜を使った料理で、お気に入りのひとつがレンズ豆とあわせたフライパン煮込みです。2年前の今頃にご紹介したレシピですが、夏野菜の値段が下がってくるこの時期に、繰り返しおすすめしたくなる一品。レンズ豆は乾燥豆の中では調理時間が短
ギリシャのごはんはカラダにおいしい!本場仕込みのギリシャ料理レシピ満載です。
アテネの台所から、我が家の食卓をご紹介します。一般的なギリシャ家庭料理から、レストランの再現メニューやレアな郷土料理まで。
8月はうだるような暑さにすっかりバテつつも、この夏作ってみたいと思っていた保存食をなんとか完成させていました。Ξινόχοντρος από καλαμπόκι作ったのは、とうもろこしのクシノホンドロス。まずクシノホンドロスとは何?というのは以前書いた
この夏のバカンスではいつものシミ島のあと、サモス島にも立ち寄りました。そこの郷土料理のひとつが、細長い形をした玉ねぎに米などの詰め物をしたクレミドドルマデスです。Κρεμμυδοντολμάδες Σάμου 玉ねぎのドルマデスまたはイェミスタ(地方に
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ラタトゥイユに入れるような夏野菜を使った料理で、お気に入りのひとつがレンズ豆とあわせたフライパン煮込みです。2年前の今頃にご紹介したレシピですが、夏野菜の値段が下がってくるこの時期に、繰り返しおすすめしたくなる一品。レンズ豆は乾燥豆の中では調理時間が短
野菜の煮込みは年中作っているけれど、夏場は特に登場回数が増えます。単品野菜だったり、いろんな野菜のごった煮だったり、一応変化はつけているつもり。ごった煮はラタトゥイユのようなものですが、ギリシャではじゃがいもを入れる場合が多いです。それから、野菜は比
6月に入り、今週はいよいよ本格的な暑さがやってくるようです。もうこんな料理も季節はずれなのだけど、5月の終わりに作ったのは、春の名残のフリカッセでした。タイトルに「ギリシャ風」と入れたのは、そういえば世間一般で知られるフリカッセというのは白いクリーム煮
ハーブライスのに続き、ひき肉入りのドルマダキァも作りました。植物性のものからスタートしたくていつもこの順番なのですが、ちょっと独特な「うちの味」と言えるのは肉入りの方です。過去に載せたレシピの記事にも書いているように、夫の叔母さんが作るドルマダキァをお
先週買ったぶどうの葉は全部ドルマダキァ(ドルマデス)にせず少し取っておいて、お寿司も作りました。ぶどうの葉寿司は毎年作るわけではないのですが、今までにさまざまなタイプを作ってきました。生の葉をそのまま使う柿の葉寿司風や朴葉寿司風、茹でた葉を使って葉ごと
ぶどうの若葉の季節です。4月後半ぐらいから出ていて、買わなきゃ……とそわそわしてたのだけど、先週の市場でようやく購入。シーズン最初に作ったのは、やっぱり肉の入らないハーブライスのドルマダキァ(ドルマデスという葉っぱ包み料理の、小さいものをそう呼びます)で
春らしいパスタをもうひとつ。くたっと煮た野菜はそれだけでいくらでも食べられますが、パスタのソースにするのも好きです。アーティチョークとソーセージミートのパスタを作っていて、そういえばグリーンピースとの組み合わせも食べたいのだったと思い出したのでした。
シーズン終わりの追い込みでアーティチョークの料理が続きます。これは、先日のランチに作ったパスタ。アーティチョークとえびか何かをあわせたいなと思ってたのだけど、私しか食べられないのでソーセージミートに変更。ソーセージといっても適当に作る気軽なもので、粗び
しばらくブログを更新してないうちに、そろそろ5月も半ばにさしかかろうとしています。そういえばまだ食べてなかった!と慌てて作った料理のひとつがアーティチョークの米詰め。毎年必ず作るわけでもないのですが、やっぱり好きだなぁと、満たされる一品です。なんとなく
復活祭の日曜日は、一応それらしくラムを使った料理にしました。今年はアーティチョークも入れたクレフティコが食べたい気分だったので、長女と自分用に作り、ラムはあまり食べない夫と次女には豚肉ヴァージョン。同じ組み合わせを数年前にやったような気がするなぁと思っ
フロニャ・ポラ!田舎へ帰省したりしてる人が多いのか、うちの辺りは静かな復活祭の日曜です。最近の私は、張り切りすぎないのがモットー。家族みんなが好きなお菓子だけはいっぱい作って、料理はほどほどに準備します。昔は友人家族とギリシャの典型的なイースターホリデ
色合いこそ地味めだけど、春を感じられる料理のひとつがこの煮込みです。冬のおわりの寒さが厳しい頃から、市場に並びだすアーティチョークとそら豆。どちらも初夏まで出回っているので長く楽しめますが、若いそら豆が食べられるのは限られた期間だけです。走りの、指く
今日は、キリストのエルサレム入城を記憶する日である聖枝祭。ギリシャ語ではキリアキ・トン・ヴァイオン(棕櫚の日曜日)といいます。復活祭前の断食期間中に魚食が許される日は3月25日の生神女福音祭と聖枝祭の2日。聖枝祭は移動祝日である復活祭に連動して毎年日付が変
断食期間もそろそろ大詰めだしニスティシマ(ギリシャの精進料理的なもの)でいいや......と、豆料理多めにしてたらクレームが発生しまして。主に復活祭用にと先日買って小分けしておいたラムの、すね肉の部分を使って昨日はパスティツァーダにしました。パスティツァー
先日は、普段あまり食べない魚介類の料理をもうひとつ自分用に作りました。春の一時期にしか売ってない、アヴロニェス(オヴリエス)というヤマノイモ属の蔓性植物の新芽をタコと煮込んだ一品。家族は食べないし、若干高いしなぁ......と後回しにしそうになるモヤモヤを
カロミナ!(月初めの挨拶)断食期間のうちにベジ料理をもっと載せたかったのだけど、あっという間にイースターになりそう。今年は西方教会と東方教会ともに4月20日です。今日ご紹介する料理は自分でキャベツを漬けようと思うと少し日数がかかってしまうのですが、素朴な
フライを作ったときに戻した干し鱈を少し残してあったので、ホルタをあわせて煮込みを作りました。ギリシャでは野草や青菜の類を総称して「ホルタ」といいますが、野山で、あるいは市場で集めてきたさまざまな葉っぱを味わうことができるのは、この国に住んでてよかったな
今日3月25日はギリシャの独立記念日。そしてキリスト教行事の生神女福音祭(受胎告知の日)でもあります。復活祭まで40日以上も続く長い断食期間の最中で、きちんと節食ルールを守る人は動物性の食品を口にしないのですが、生神女福音祭は魚食が許されるため魚料理を食べる
新刊「おうちでギリシャ居酒屋」先週発売されました!そして、ちょうど同じ頃に私のところにも届きました~ご購入のお知らせや、早速レシピをお試しいただいたというお知らせも沢山......どうもありがとうございます!今までに出した本全てを揃えてくださってる方も結構お
昨日はカサリ・デフテラといって、復活祭までの長い断食期間(大斎)のはじまりの日でした。宗教的にも重要なこの日は祝日で、家族で集まって断食メニューの食卓を囲んだり、ピクニックや凧揚げに出かけたりします。子供たちが小さかった頃は私たちも凧揚げに行ったりした
娘の試験期間が終わり、いち早く(ほぼ)夏休みに突入。同じタイミングで本格的な暑さがやって来ました。あまり規模の大きくない近所の青空市場では、そろそろ終わりのぶどうの若葉を売っている屋台がひとつだけありました。近寄ってよく見たら柔らかそうな葉っぱだった
今日はあまり作りたいものがないので、こういう時のために冷凍しておいたミートソースでとりあえずのパスティチオ。ムサカのパスタ版のような……といつも説明してますが、多分ムサカよりよく食べられている料理です。野菜を焼くより若干手間が少ないし、パスタはみんな好
春から夏のはじめ頃にかけては、一年の中でも旬食材を追うのに特に忙しく感じます。後回しにしてたらいつの間にか見かけなくなってた……なんてこともよくあるので、あまり安くなくても早めの時期に買っておくべきですね。ぶどうの若葉の時期もそろそろ終わりに近づいてき
ぶどうの若葉の季節ですね。復活祭前に、ベジヴァージョンのドルマダキァ(ドルマデス)を2種類作っていました。手前が普通にオリーブオイルをたっぷり入れたもので、奥はオイル抜きで代わりにタヒニ(ごまペースト)を使ったもの。これは以前レシピを載せてますが、ちょっ
無事に復活祭を迎えやれやれとひと息ついたら、疲れがどっと出てしまいました。Εκμέκ με τσουρέκιだるい~と思いつつもなぜかお菓子作りスイッチは入ったままだったので、復活祭のお菓子盛り合わせに参加させたかったけどできなかったクルラキァ(ビスケ
イースターサンデーの料理部門。直前までどうするか決めかねて、やっつけで作った復活祭メニューらしきものです。昨日の記事でも触れましたが、復活祭のお菓子は我が家の伝統と言えるような定番ができあがっているけれど、料理は毎年どうしようか悩みます。ギリシャの復活
この一週間はかなり慌しく過ごしていましたが、無事に復活祭を迎え、ようやくひと息ついているイースターマンデーです。うちは家族の食べ物の好みが結構バラバラなため、こういう行事の時はみんなが好きなお菓子の方に力が入ります。今年も沢山作りましたが、オーブンから
受難週の半ば。復活祭前の断食期間も残すところあとわずかですが、去年から載せそびれていた油抜きニスティシマのパスタを慌ててご紹介します。Αλάδωτα νηστίσιμα μακαρόνια με γαρίδες, ταχίνι και πελτέニスティシマ
昨日は聖枝祭(パームサンデー)でした。今週は受難週で、復活祭へのカウントダウンに入った感じ。Μπακαλιαρόπιτα聖枝祭は魚を食べていい日なので、節食はしてないけど食べたかった魚の料理を作りました。3月25日の魚食の日と同じく干し鱈を使い、今度は
明日はラザロの土曜日(ラザリのスボタ)。日曜は聖枝祭でいよいよ復活祭まであと一週間となります。行事にちなんだ食べ物としては、レシピ本で紹介したラザラキァというパンを作る地方がいくつかあります。夫の母方の家族に縁のあるシミ島はじめドデカニサ諸島ではよく見
きのこのギロス風というのを以前載せたけど、そのバリエーションでこんなのも作っています。ギリシャ料理ではニスティシマ(断食・節食仕様の料理)というカテゴリですが、動物性の材料が入らないのでベジタリアンやヴィーガンの方にも食べていただけます。ギリシャでも菜
復活祭前ですが、うちは普段の食生活と変わりなしで節制はしていません。と言っても、元々肉料理は週に2回程度。特に私と夫は野菜や穀物中心の食事です。昨日はみんな大好きなケフテダキァ(揚げミートボール)を作りました。少し前にSNSで日本の学校の給食メニューにケフ
週末ぐらいから少し涼しくなりそうですが、最近はもう外を歩いていると半袖でも結構暑いぐらいの気候です。復活祭もまだなのに(今年は復活祭が遅めではあるけど)早すぎでは!?と不安になりますが、夏野菜が安くなってきたのはうれしい。今の時期はまだオーブン料理が苦
復活祭前の長い大斎(断食・節食期間)も折り返し点を過ぎたところ。Σεφουκλωτή Νάξου うちは普段と変わらない食生活ですが、せっかくなので断食メニューをどんどん紹介していこうと思っています。いくつかレシピは書き溜めてあるのだけど、復活祭までに
ギリシャの春の味覚のひとつ、アーティチョーク。子供の頃に読んだギリシャ神話に出てきて、どんな植物なんだろうと想像を巡らせたり、料理本のエッセイに書かれていた丸茹でアーティチョークの食べ方が気になって憧れたりしたものですが、ギリシャで長く暮らすうちにすっ
カロミナ(よい月を)。4月になりました。先週半ばくらいからぐんと暖かくなり、昼間外を歩いていると暑いぐらいです。Χαλβάς σιμιγδαλένιος με μήλο και φουντούκιαイースターの投稿は?と思われた方ももしかしたらいらっしゃる
今年は3月後半の月曜がどちらも祝日でした。移動祝日である復活祭に連動する大斎(断食期間)のはじまりが先週の月曜、そして昨日は毎年3月25日にお祝いされる生神女福音祭とギリシャ独立記念日(オスマン帝国の支配下にあったギリシャで革命が起き、独立戦争を開始したこ
自分用に少しだけ作ったものですが、今年のカサリ・デフテラの食卓のメインはタコとハネムスカリ球根の土鍋焼きでした。Χταπόδι με βολβοί στο πήλινο球根は木曜に剥いて、水に浸けた状態で冷蔵庫に入れてありました。日曜にピッツァを焼いたつ
昨日はカサリ・デフテラといって、復活祭に向けての長い断食期間であるメガリ・テサラコスティ(サラコスティ)のはじまりの日でした。ギリシャでは祝日なので、みんなで集まって食事をしたり、凧揚げやピクニックに出かけたり楽しく過ごします。ギリシャ正教の断食メニュ
アポクリエス(カーニバル)最終日。みんなが実践するわけではないですが、明日から復活祭までは動物性食品を摂らない長い断食期間に入ります。前回の記事ではティリニ(チーズ週間)によく食べるものについてちょっと書きました。我が家ではティリニらしいものは食事パイ