天草芋郎・天草放浪記.60

ふと東？の空を見上げると、灰色の雲の幕がじわじわとこちらへ迫ってきていた。「一雨、きそうだな、ちと急ごうかな」もう少しまったりしたかったのだが、二番目の目的地であり最終目的地でもある倉岳への道のりも厳しそうな予感がしていたので名残惜しかったが、最後にGRで一枚だけシャッターを切り、その場を後にした。#GRⅢx天草芋郎・天草放浪記.60

天草芋郎・天草放浪記.59

そこは2畳ほどの狭小スペースなんだが、それはそれは風光明媚で心落ち着く癒しのスポットでござった。YouTubeなどでヒーリング系自然環境映像としてアップして流せば、拙者のブログ訪問数などきっと秒で上回るなぁ、、とその効果なのかいつの間にか治ったお腹を優しく撫で撫でしながらジッと浜に押し寄せる水面を視つめた。#X100Ⅵ天草芋郎・天草放浪記.59

天草芋郎・天草放浪記.58

「三号橋を渡り右のビジターセンターに入りカフェの横から海側に降ると小さな浜にでます。あまり知られていないけどそこからの眺め、サイコーですよ！」昨夜米ニ氏がお勧めしてくれたスポットへ朝ドラ「虎に翼」で中野太賀くん演じる佐田優三のようにお腹とお尻をさすりつつ駐車場からトボトボと向かった。#X100Ⅵ天草芋郎・天草放浪記.58

天草芋郎・天草放浪記.57

リゾラテラス内のショップで栄養ドリンクと美味そうなふりかけをお土産に買った。展望テラスで海と空と橋の美しいコントラストを眺め、まったり人生を見つめ直そうとしたのだが、お腹の調子が悪くてトイレに駆け込みトイレの壁をジッと見つめる哀しきおじさんでござった。#X100Ⅵ天草芋郎・天草放浪記.57

天草芋郎・天草放浪記.56

天草五橋に来るのはおそらく中学の修学旅行以来だと思うが、その時はバスに酔っていてほとんど記憶がない。思えば拙者の人生、何かしら酔っているようだ。リゾラテラス天草というオサレな施設があり周遊観光船？が碇泊していた。#X100Ⅵ天草芋郎・天草放浪記.56

天草芋郎・天草放浪記.55

天草の島の大きさと山道の過酷さを思い知らされていたので、上島では目的地を2つに絞ってゆっくり周ることにした。目的地のひとつ天草五橋にはおよそ50分ほど9時過ぎには着いた。#X100Ⅵ天草芋郎・天草放浪記.55

天草芋郎・天草放浪記.54【天草上島篇】

漸くお天道様がご機嫌になった。ただし、昼から愚図つかれるようなので早めに宿を出て天草五橋方面へ向かった。※画像は松島にて#X100Ⅵ天草芋郎・天草放浪記.54【天草上島篇】

天草芋郎・天草放浪記.53

あとでデータを確認すると(撮ったことさえ全く覚えていなかった)この祇園橋の写真のシャッタースピードは1秒だった、、(無論ストロボなし)ふらふらべろべろ状態でよく撮れたもんでござる。夜の撮影、暗所に比較的弱いと云われるGRⅢxだけど、そこそこ撮れるではないか。さすがに1秒なのでちとブレているけどね。それも刹那の味でござる。さあ、明日は天草上島方面だ、どうなることやら、、、#GRⅢx天草芋郎・天草放浪記.53

天草芋郎・天草放浪記.52

そもそもFUJIFILMX100Ⅵで天草の夜の撮影スナップを試してみようと目論んでいたのだが、なんせX100Ⅵは高いカメラなのでとてもとてもベロベロ状態の夜に持ち歩く自信がなかった。実際、昨年沖縄の国際通りでGRⅢxで撮影中すってんころりんと華麗に転倒し危うくカメラを破壊する寸前までいった苦い経験もある。その時は幸い拙者が血だらけになるも必死にカメラを防御し外付けファインダーの欠損だけで済んだんだけど、#GRⅢx天草芋郎・天草放浪記.52

天草芋郎・天草放浪記.51

食メインに良さげな店はチラホラあるのだが怪しげな店は空いていなかった。「今日はありがとう、また明日ヨロピク！」「明日こそスナックへ！おやすみなさい」「明日こそバーへ！Oh！おやすみ！」旅籠屋近くの祇園橋まで送っていただき二人は別れた。#GRⅢx天草芋郎・天草放浪記.51

天草芋郎・天草放浪記.50

それからバーやスナックを探し彷徨いスマホでも検索して電話を繰り返してくれていたようだが「どこも空いていませんね、、」「いいよいいよ、今日は慣れぬ地で迷いまくって、ちと疲れたから、明日また呑もうかね」天草芋郎・天草放浪記.50

天草芋郎・天草放浪記.49

天草の中心地、本渡の繁華街をおじさん2人彷徨った、、ようだ。繁華・・・夏草や兵どもが夢の跡、、、「大型連休後だから、人がいないのかね」「いえ、いつもの風景です・・」米ニ氏が力無く呟いた。#GRⅢx天草芋郎・天草放浪記.49

天草芋郎・天草放浪記.48

こ、これはアラ汁、、だった気がする、、う、うまかった、、気もする、、天草芋郎・天草放浪記.48

天草芋郎・天草放浪記.47

「まあまあ一献！LINEのナビでワザと迷わしなさったのでしょ？米ニの旦那、お主もワルよのう」「グフフフ、いえいえ、芋郎さんほどでは御座いませぬ」グヒヒヒグハハハ〜地元の酒と肴の愉しい宴がしばし続き、お約束ではあるが拙者の記憶が次第に遠のくのであった。天草芋郎・天草放浪記.47

天草芋郎・天草放浪記.46

「またまたご冗談を、私の結婚式に来てくれたじゃないですか！」・・・すっかり失念していたでござる。時代が時代なら切腹ものでござる、、、「あ〜あれはドアツードアで、福岡から貸切バスで会場まで往復しただけで、、」必死に言い訳する焼酎で海馬が崩壊しシナプスが完全に消滅した哀しき半アル中爺さんでござった。「乾杯！さ、さ、ここは拙者が払うのでガンガン呑みましょ！」「いえいえ、何をおっしゃる芋郎先輩！せっかく天草に来ていただいたのに私が払いますよ」広告業界時代から変わらぬ優しくって繊細な心配りをする天草米二氏に甘える薩摩の田舎侍崩れのクズ郎でごわす。天草芋郎・天草放浪記.46

天草芋郎・天草放浪記.45

「芋郎さ〜ん、お久しぶりです〜」「お〜米ニちゃ〜ん！達者そうで何より」暮れ六つ時なのにアーケードはひっそり静まり返っていた。「ここ夢咲通りって言うんですけど、すっかり夢なき通りになったんですよ」米ニ氏が力なく言った。「なんとかしたいと頑張っているんですけど・・」「まあ、呑もうぜ、確か修学旅行以来の天草なんだよなぁ」「ええー！」米ニ氏のシャウトがアーケードに響き渡った。天草芋郎・天草放浪記.45

天草芋郎・天草放浪記.44

天草の中心地、本渡に流れる町山口川に架かる祇園橋近くの旅籠屋で旅装を解いた。腕時計はすでに酉の刻を指していた。天草米ニ氏に迎えのお願いのLINEをし急いで旅の汗を流し、氏と合流した。#GRⅢx(以下同機)天草芋郎・天草放浪記.44

天草芋郎・天草放浪記.43

腕時計を見ると16時を回っていた、、た、たぶん、、はて？宿までどれくらいかかるのだろうか？天草は思っていた5倍くらい広いことを思い知らされた拙者は重い足取りで駐車場へ急いだ。さて、今宵は天草米ニ氏(源氏名)と久しぶりに盃を交わすとしよう。ナビの顛末や教えられた山道での恐怖をネタで揺すり天草の美味い幸ネタを奢ってもらうとするか、、グヒヒヒヒ😎#GRⅢx天草芋郎・天草放浪記.43

天草芋郎・天草放浪記.42

ラ、ラピュタ？天空の城ラピュタでごわすか？・・・鳥ですなぁ、、鐘の下で何も考えずボ〜ッとしばらく海と岩礁を視つめGRのモニター越しに(のちに岩礁が大ヶ瀬と知る、左に小ヶ瀬もあった)シャッターを切った。#GRⅢx天草芋郎・天草放浪記.42

天草芋郎・天草放浪記.41

う、美しい、、、ここはユートピアなの？アルカディアなの？あたしはたれ？ここはトコ？あの水平線の先にはニライカナイがあるの？#X100Ⅵ天草芋郎・天草放浪記.41