『モンテーニュ よく生き、よく死ぬために』保苅瑞穂(講談社学術文庫/2015)「エセー」を読むと、モンテーニュという人は、穏やかな日常を驚くほど大切にした人だという印象が強く(そして事実そのとおりだが)、この人が血みどろの宗教戦争の時代に生きた人だということをつい忘れる。本書(素晴ら...
『密造人の娘』マーガレット・マロン/高瀬素子訳(早川書房/2015)これは面白かった。ミステリとして、フーダニットの要素もきちんと押さえた上で、登場人物やアメリカ南部の空気をじっくり描いて、重くなりすぎず、軽薄にもならずのバランスがなかなかよろしい。1992年のアメリカ探偵作家クラブ賞、アンソニ...
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