2021中日スポーツ大賞 昨年に続いてコロナ禍での開催となった今年のペナントレース。半分程度しか埋まらないスタンドは寂しいものだが、ドラゴンズの戦いぶりはもっと寂しかった。開幕前から不安視されていた貧打は最後まで解消されることなく、ついに与田監督の解任という結果に繋がってしまった。 夏には物議を醸しながら開催された東京五輪が賑わいを見せ、オフには待望の立浪監督が就任。終わってみれば激動の一年となった2021年だが、今年もオレたちのそばにはいつも中日スポーツがあった。 というわけで、今年も大晦日の恒例行事。この一年間で中日スポーツ1面を飾った人物、事柄を集計。そのベスト5をここに大発表してみせよ…
8年ぶりのAクラスという昨季の結果を受けて本気で優勝を目指した2021年シーズンは、残念ながら借金生活と下位低迷に逆戻りの一年となってしまった。 オフには新政権が誕生。ファンの気持ちもすっかり来シーズンに傾いてるが、ここであらためてドラゴンズの2021年を “10大ニュース” と銘打って振り返ってみよう。 毎年恒例のこの企画。去年の10選は↓から。 www.chunichi-wo-kangaeru.com 今年はせっかく4人でシーズンを完走したので、それぞれの選手や事柄について書いた代表的な記事を振り返る形式で進めたいと思う。 それでは今年もいってみよう! 10位 さすがの福留 www.chu…
来るか…来ないか…そろそろか…まだ来ないか… 今日一日をこんな感じで過ごした人も多かろう。まるで採用の通知メールを待つように。あるいは気になるあの子からのLINEの返事を待つように。我々中日ファンが待って待って待ち続けた一報は、18時の時報と共にやってきた。 www.nikkansports.com 又吉克樹のFA移籍発表からちょうど2週間。立浪監督がリストから選び抜いた名は、岩嵜翔だった。2007年高校生ドラフトの外れ1位で中日が指名してから早14年。2017年には最優秀中継ぎ投手のタイトルにも輝き、今季も48試合に登板し2勝5敗6セーブ14ホールドの成績を残したバリバリの一線級投手だ。 F…
2日続けてM-1の話になるが、今大会でとても胸が熱くなったシーンがある。それは漫才ではなく、トークでのやり取りだった。 決勝10組目に登場した “もも” というコンビ。「ノーガードしゃべくり乱打戦」の煽り文句が示すとおり、相方の容姿を交互にいじり合いながらボケとツッコミが激しく入れ替わる漫才で、基本的には「なんでやねん、○○顔やろ」の一辺倒ながら、ワードセンスに光るものがあり、飽きずに楽しむことができた。惜しくも最終決戦進出こそならなかったが、初出場にして確かな爪痕を残せたのではないだろうか。 だが、問題はこのあとだ。審査員からも将来を嘱望する声が相次ぎ、最後に松本人志が「3年後優勝顔やね」と…
かつてサッカー人気が急拡大していた頃、ワールドカップこそがプロ野球・日本シリーズに替わる国民的コンテンツになったという言説をよく目にした。それは視聴率や世間の盛り上がり的にみても、あながち見当外れではない。ただ、4年に一度の周期で文字どおり国民が一丸になるワールドカップの熱狂は、どちらかといえばオリンピックに近く、日本シリーズと比較するのは少々の違和感がある。 それじゃプロ野球の地位は揺るぎないのかといえばそんな事はなく、あれだけ燃えたヤクルトとオリックスの激闘でさえも、熱心な野球ファンによる局地的な盛り上がりだった感は否めず、プロ野球の人気は長期失速の傾向から抜け出せずにいる。 ならば今、日…
「プロ野球の世界は夢がある。同時に、厳しい世界でもある。それを知ってほしいという思いがあるんです。給料が下がった時には、自分への戒めにできる」 ソフトバンク・高橋礼の言葉である。通常、プロ野球選手の年俸は取材をもとにはじき出した「推定額」が各メディアで報じられるが、高橋礼に限っては「僕は10万円単位まで本当の数字を言うようにして」いるそうだ。 www.tokyo-sports.co.jp 毎年オフになると、選手たちの悲喜こもごもが紙面を賑わすようになる。特にクリスマスの近いこの時期は、各球団の “顔” ともいえるスター選手たちが登場し、そこで動く莫大な金額は時としてスポーツニュースの域を超え、…
「月刊ドラゴンズ」12月号が売れに売れているらしい。立浪監督の笑顔が眩しい最新号は先月22日の発売と同時に瞬く間に店頭から姿を消し、今なお売り切れの店舗が絶えないという。知り合いの書店員いわく「こんなに月ドラが売れるのはウーやんが再婚した時以来だよ」との事で、早くも “立浪効果” が経済に表れている様子だ。 そのレアな月ドラを発売直後にいち早くゲットした私が、今回の誌面で「おっ」と思ったのは立浪監督に関する諸々の記事ではなく、この雑誌の看板コーナーでもある木俣達彦氏のコラム「マサカリ木俣半世紀」の内容であった。 2018年1月号からスタートしたこのコラムは、木俣氏が19年の現役生活での様々な経…
ヤニで固めてる タンクちぎれて あふれ出したんだ “愛という憎悪” THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの「スモーキン・ビリー」を狂ったように聴きまくっていた中学生の頃。CDラジカセのスピーカーから鳴り響く、割れんばかりの爆音はこの世でいちばんイケてる音楽に聴こえたし、いま聴いてもこの曲の持つ圧倒的なスリリングさは色褪せることなく胸の奥まで迫ってくる。 ただ、曲中に4回も出てくる「愛という憎悪」というフレーズは、当時の私にはまだ理解することはできなかった。“愛” と “憎悪” という相反する感情が並立する違和感。この不可思議なフレーズを、黒いモッズスーツに黒グラサンという硬派す…
ゆく人がいればくる人もいるのが球界の摂理。又吉克樹の移籍表明により、界隈は俄然ソフトバンクから獲得するであろう人的補償の話題でにぎわっている。 お金のない中日の事なので、ややもすれば金銭補償を選びかねないと危惧されていたが、加藤球団代表が「基本的にそう(人的補償を選ぶことに)なると思う」と答えていることから、最悪な流れは回避できそうだ。また立浪監督に至っては「投手、内野手のリストを見てから考える」と具体的な補強ポイントを挙げており、年内には発表されるであろうその決断に注目が集まる。 それにしても「人的補償」というシステムは、そのサイコパス感の強いネーミングもあいまって本当に残酷で容赦がない。よ…
“使い勝手のいい存在” ほど、使う側から見てありがたいモノはないと思うのだ。料理でいえば玉葱とじゃがいも。何に使うのか決まっていなくても、とりあえず常備していないと落ち着かない存在だ。スーパーに行ったらまずカゴに放り込むツートップ。冷蔵の必要がないのもポイントが高い。 芸人でいえばバイきんぐ・小峠英二もこの枠に入るだろう。ひな壇での賑やかしは言わずもがな、MCも卒なくこなせるし、ドッキリのようなリアクション芸をやらせても確実に笑いを生むことができる。 既にブレイクしてから相当な時間が経ったが、いい意味で威圧感がなく、馴染みやすいキャラだから子供達からの人気も高いと聞く。世代を問わず愛されるルッ…
セ・リーグを制したヤクルトがパ・リーグ覇者のオリックスを下した今年の日本シリーズ。6試合全てが2点差以内、うち5試合が1点差という熱戦に次ぐ熱戦は、稀に見る名シリーズとして永く語り継がれることになるだろう。 今回、筆者は運良く第6戦のチケットを入手し、現地観戦に成功。眼前で繰り広げられたあの死闘から1週間、我らが立浪ドラゴンズの飛躍につながるヒントを考えてみた。 リバウンドメンタリティ 両軍無得点の3回表、ヤクルトの攻撃。先頭のホセ・オスナが三塁線を破る二塁打を放つも、続く宮本丈は初球のバントを空振り。飛び出したオスナが刺殺され、先制機がしぼんだに見えた。 しかし宮本はそこから3球続けて際どい…
早いもので12月。とはいえ、年々この時期特有のワクワク感が希薄になっているように思えてならない。 いわゆる年の瀬の風情のようなものは随分前から消え始めているし、近年じゃ恋愛至上主義が流行らなくなったこともあり、あの悲喜こもごものクリスマスでさえも以前ほどの盛り上がりは感じられなくなっている。 年賀状だって、もう出すのをやめて何年経つだろう。それに温暖化かなんだか知らないが、今年は気候も穏やかだ。あと3週間足らずで『Mステスーパーライブ』だと聞いても全然ピンと来ないし、現状まったく「冬」「暮れ」という心地がしない。 「開幕戦は130分の1です」とはドン川上哲治の言葉だが、日本社会における師走も段…
「ブログリーダー」を活用して、木俣はようやっとるさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。