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2005/05/22

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  • 不況で成長、京都の大垣書店

    日経新聞[2025.01.05]不況で成長、京都の大垣書店本好きにとっては気になる記事だった。まずは記事の一部を抜粋。・京都市に本社を置く大垣書店は、出版不況下でも、書店を再生しながら成長を続ける企業だ。現在の出版市場はピークだった1996年に比べ6割減少し、書店数

  • 2506 『逆ソクラテス』

    ◇2506 『逆ソクラテス』 >伊坂幸太郎/集英社文庫好きなタイプの小説ではないのだが、それでも引き込まれてしまうのは流石。伊坂さんの短編集。子供を主人公にした作品は初めてとのことで、書きづらかったとあとがきの独白にあった。小学校の教師が子供に先入観を植

  • 【ドラマ】 『地面師たち』

    地面師については、『保身』というドキュメンタリーを読んだことがあり、どのような集団か多少の予備知識はあった。しかしながら本作では、その実態を映像を通じてリアルに描き出しており、なかなか迫力のある内容だった。地面師はチームで仕事を進めるそうだ。ターゲット

  • 2505 『ツミデミック』

    ◇2505 『ツミデミック』 >一穂ミチ/光文社不思議なタイトルだと思ったが、パンデミックx犯罪がテーマだそうだ。最近書かれた小説は、パンデミックのことに触れているものが多い。あれだけの影響を与えた現象なので触れざるを得ないのかもしれないが、歴史の中での

  • 定番カリフォルニア・ワイン

    アメリカに来て、ワインを嗜むようになった。まだまだ不勉強で、ブログに語れるような状態ではないのだが、私なりの定番ワインのことを書いておきたいと思う。まず、ワインを極めようという大それたことは全く考えておらず、せっかくアメリカにいるのだから美味しいカリフ

  • 2504 『答え合わせ』

    ◇2504 『答え合わせ』 >石田明/マガジンハウス新書タイトルが秀逸、内容は濃密。M-1の流れで購入。こちらもNON-STYLE・石田明さんの熱量に圧倒され、一気に読了。お笑いのことを目茶苦茶真面目に語っている本。このようにのめり込めるものを趣味というんだろうか。

  • 【映画】 『ザ・キラー』

    なぜかまたしても「殺し屋もの」を手に取ってしまった。Netflixのレコメンド機能が秀逸なのか、またしても物騒な作品。ただし、これまでの殺し屋系の作品とは少し風合いが異なり、本編に登場するのは「静かなる殺人者」だ。しかも冒頭のシーンで依頼された暗殺に失敗し、そ

  • 2503 『笑い神』

    ◇2503 『笑い神-M-1、その純情と狂気』 >中村計/文藝春秋お笑いファン、特にM-1ファンにとってはたまらない一冊。私は関西出身で、出自がどこまで関係しているかは不明だがお笑い好き。子供の頃から吉本新喜劇などのお笑いが身近にあった。しかしながら、新喜劇の

  • 開放感

    実を言うと、半藤さんのAudibleとNetflixの『ターニング・ポイント』は、ずっと見なきゃ聞かなきゃと頭の片隅に引っかかっていたものである。それなりに長く時間が取られることも理由の一つだが、内容的に軽い気持ちで見聞きしてはいけないという思いもあり、なかなか前に進

  • 『ターニング・ポイント:核兵器と冷戦』

    Netflixの力作。素晴らしいドキュメンタリーだった。全9話という長さに、少し見始めたもののなかなか食指が動かなかったのだが、半藤さんの昭和史のAudibleを聞き終えて、世界がどうなっていたのだろうかと見始めたもの。9話の各タイトルと内容を末尾に記載しておく。

  • 半藤一利の昭和史18:むすび・昭和史20年の教訓

    Audibleで半藤さんご自身による昭和史(全18回)を聴き終えた。この内容は『昭和史1926-1945』という一冊の本として刊行されている。日本史資料の重要な書籍としてアメリカにも携行してきていたので、そちらも参考にしながら、全18回の内容を私なりに整理してきた。久しぶり

  • 半藤一利の昭和史17:ポツダム宣言受諾、終戦

    ・ソ連の満州侵攻は準備のため、最初は8月下旬の予定だったものを、アメリカの原爆開発が進んでいることを知り、8月15日に改め、それでもまだ遅いということで8月11日に早められた。さらに8月6日の広島への原爆投下を受け、8月9日に侵攻すると決められた。9日の午前0時を過ぎ

  • 半藤一利の昭和史16:ヤルタ会談、東京大空襲、沖縄戦、そしてドイツ降伏

    ・昭和20年2月、ルーズベルト大統領が、ヤルタ(ウクライナの避暑地)にて、イギリスのチャーチル首相、ソ連のスターリン書記長と3人で会談を行った。スターリンは日露戦争で失った権益を取り戻したいと主張。日本との利害関係を鑑み、失われた権益を復活するという名目であ

  • 半藤一利の昭和史15:ガタルカナル・インパール・サイパンの悲劇から特攻隊出撃へ

    ・昭和17年8月にガダルカナル島の争奪戦が始まった。ガ島は零戦の航続距離(二千キロ、片道千キロ)の範囲内で飛行場を確保していく必要性から目をつけた島であった。日本本土の防衛のために、サイパン島→トラック島→ラバウル島→ガダルカナル島という順に航空部隊を進出さ

  • 半藤一利の昭和史14:真珠湾攻撃からミッドウェーへ

    ・宣戦布告のタイミングが議論となった。ハル・ノートが届いが11月27日には「開戦の翌日に宣戦を布告する」とした。つまり戦争を仕掛けた翌日に、しかも布告文を手渡すのではなく国内の宣戦布告の天皇の詔書をもって世界に知らせることに決めた。ところが、その後天皇から事

  • 半藤一利の昭和史13:太平洋戦争開戦前夜(2)~ニイタカヤマノボレ一二〇八

    ・南部仏印進駐によってアメリカが中国大陸への増兵を実行し、フィリピンをアジア戦略の一大基地とした。緊迫した日米関係に直面し、第二回の御前会議が開催された。そこでの方針は、(1)米英に対して戦争準備をする、(2)これと併行して日米交渉を進める、(3)10月上

  • 半藤一利の昭和史12:太平洋戦争開戦前夜~運命の御前会議

    ・野村吉三郎海軍大将が駐米日本大使となり、ハル国務長官との議論ののち、日米諒解案をまとめあげた。日本側でもほぼ同意という段階までこぎつけたにもかかわらず、近衛首相が松岡外相の意見を聞こうと水を差してしまった。松岡は日独伊三国軍事同盟を締結し、日ソ中立条約

  • 半藤一利の昭和史11:ドイツのソ連侵攻

    ・昭和14年に日本はアメリカから通商条約の廃棄を通告された。昭和15年1月にアメリカはこれを実施し、9月には鉄屑が全面的に輸出禁止とされた。日本は石油を全面的にアメリカからの輸入に依存していたため、この禁輸を恐れた。石油が禁輸された場合、その4~5ヶ月以内に南

  • 半藤一利の昭和史10:ひた走る軍事国家への道

    ・昭和14年、第二次世界大戦開始。日本では陸軍の策謀(陸軍大臣が辞任)によって、米内内閣が崩壊。広田内閣の時代に、軍部大臣現役武官制を復活させたことが原因。・日独伊三国軍事同盟に対して、米内光政・山本五十六・井上成美の3名が猛反対をしており、海軍としても

  • 半藤一利の昭和史9:米英との対立、ドイツへの接近

    ・ナチス・ドイツから日独伊三国同盟が提案されるが、これに反対したのが海軍の米内光政、山本五十六、井上成美の3人であった。一方陸軍は、対日強硬政策を取りつつある英米に対抗するために、さらにソ連という年来の敵に対抗するためにも、ドイツと同盟を結ぶことに賛成だ

  • 半藤一利の昭和史8:国家総動員法、ノモンハンの悲劇

    ・昭和5年(1930年)のロンドン海軍軍縮条約締結時に、海軍部内が国際協調のために条約を結んだ方がよいとする「条約派」の穏健グループと、国防のためには米英の言う通りにはならずに艦隊を整備し実力本位でゆくべしとする「艦隊派」の強硬グループに分かれ、ある種の抗争に

  • 半藤一利の昭和史7:日中戦争、盧溝橋事件

    ・昭和11年(1936年)の年末には、海軍の方でも軍縮条約を全て廃棄し、建艦競争(軍艦を造る競争)が始まった。英米への敵対意識が大きくなり始め、対英米戦争への道が踏み出された年でもあった。・中国内部では、日本への対抗を強めるため、中国内部での争い(国民党と共

  • 半藤一利の昭和史6:二・二六事件、大股で戦争体制へ

    ・昭和10年(1935年)8月、皇道派の相沢三郎中佐が、永田鉄山少将を惨殺。この相沢を裁く裁判の陰で、クーデター計画が練られており、これが昭和11年の二・二六事件に繋がっていった。・二・二六事件は、決起部隊のちの反乱部隊1483人を擁する大々的なクーデターであり、

  • 半藤一利の昭和史5:陸軍の派閥争い、天皇機関説

    ・ウォール街の暴落以来、世界中に広がった社会的不況だったが、日本は満州国を建国し、戦争契機でいち早く脱することができた。・昭和8年9月に出版法が改正(改悪)された。これにより当局が新聞雑誌ラジオなどを統制できるようになり、その力は強まっていった。・陸

  • 半藤一利の昭和史4:五・一五事件から国際連盟脱退まで

    ・石原莞爾は満州を日本の領土にしようと構想していたが、一気に領土にしてしまうと世界世論の反対も多いだろうということで、満州を蒋介石の政府とは切り離して、まったく別の独立国(日本の傀儡政府)にしてしまおうと作戦を切り替えた。・中国本土は、南京に蒋介石の国

  • 半藤一利の昭和史3:関東軍の野望、満州国の建国

    ・満州事変は陸軍の暴走で、柳条湖事件(柳条湖付近の鉄道爆破事件)を発端に始まった。朝鮮軍も参入し、中国軍との対立が高まった。・満州事変を避けるチャンスは数度あったが、いずれも幹部が弱腰または責任回避主義であり、反乱分子の蠢動を止めることができなかった。

  • 半藤一利の昭和史2:張作霖爆殺と統帥権干犯

    半藤一利さんの名講義がご本人の肉声で聞けるというのは至上の喜び。今回はメインポイントを2つに絞ってメモを残しておきたい。・激動の昭和史の幕開けになったのは張作霖爆殺事件。関東軍(陸軍)が主導した事件であったが、これがばれると世界的な大問題になるため、関

  • 半藤一利の昭和史1:日露戦争に勝った意味

    半藤さんの肉声での講演会がAudibleで聴ける。この内容が聴き放題というのは嬉しい限り。この講演をもとに名著『昭和史』が生まれたそうだが、大半の内容を忘れてしまっているので、復習のつもりで聞いてみた。せっかくなのでメモを取りながら。・昭和史を語る前に、それ以

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