◇2551 『刑事のまなざし』 >薬丸岳/講談社文庫法務技官から警察官に転職し、刑事になった変わり種の主人公の話。主人公の夏目信人は、その経歴からか刑事らしくない刑事。常に温かみをもって容疑者や被害者と接しながらも、鋭い観察眼で真実に近づいていく。連作
アメリカでは、肉類や冷凍食品など、食材を冷凍して保管しておく率が日本にいた頃よりも高まっており、解凍や調理のために電子レンジは必需品。通常は、アパートに備え付けられている。先日、食材を解凍した後に、コーヒーを温め直そうと思ってレンジにかけたところ、一向
◇2301 『三体X・観想之宙』 >宝樹/早川書房ファン小説がここまで力を持つことにびっくり。ネット社会ならではの現象だろうか。三体IIIの後日談的に語られる内容。三体ファンである筆者の宝樹氏がネットに投稿したところ、強烈な反応があり、出版にまで至ったという
◎2300 『リーダーシップ進化論-人類誕生以前からAI時代まで』 >酒井穣/BOW BOOKS長い間手にすることができなかったのだが、もっと早く読んでおけばよかった。日本版の『サピエンス全史』といっても良い内容。昨年、グロービス主催の酒井穣さんの講演会を聞き、読ま
コーチエィ社のウェブサイトから引用。脳の構造というと、左脳が考えを担い、右脳が感じるを担うものだと思っていたのだが、どうやら私の理解は古いようだ。下記のように、感じる左脳や考える右脳というものがあるとのこと。・考える左脳(キャラ1):「私」を重視、分析的
◇2299 『日本”式”経営の逆襲』 >岩尾俊兵/日本経済新聞出版筆者も語っておられるが、製造現場からの経営論が多いという印象。筆者曰く、両利きの経営、ティール組織、アジャイル開発、リーン・スタートアップなど、元々日本初のアイデアがアメリカでコンセプト化
◇2298 『企業価値4倍のマネジメント-結果にこだわるコンサルタントの定石』 >火浦俊彦/日本経済新聞出版社戦略論の全体感はよく分かるが、その割には300ページと紙面が少なく、ちょっと内容が薄く感じられてしまった。一般的な戦略論については、既知の内容も多く
日経新聞[2023.11.08・11.15]私のリーダー論:コマツ社長・小川啓之氏さすがエクセレント・カンパニーのリーダーである。言行一致、脚下照顧、自然体、人間性、現場主義、三理など、リーダーとしての大事なあり方が集約されているインタビュー記事。「3代前の坂根正弘
◇2297 『三体0・球状閃電』 >劉慈欣/早川書房ちょっと私には難しすぎただろうか。。。テレビドラマなどで、シーズン・ゼロだとか、第0話といった形で、過去のバックグラウンドなどをあえて振り返る形でファンを楽しませるパターンがある。実際に読み始めるまでは、
◇2296 『財務デューデリジェンスの実務-M&Aを成功に導く』 >プライスウォーターハウスクーパース株式会社/中央経済社しっかりとした実務書。700ページ近くある大著で、少しだけM&Aに関与した際に購入しながら、必要箇所のみを読んでそのままになっていた。電子書籍
クーリエ・ジャポンで次のような記事を目にした。今日は「ポカポカ」しているので、ランチの後は「ウトウト」しちゃうよ。それなら、コーヒーでも飲んで「シャキッ」としたら……。こんな日本人にとってはごくありふれた会話のなかにも、外国人にとって難しい擬音語、擬態
◇2295 『和文英訳ビギナーズブック-発想転換で表す』 >クリストファ・バーナード/プレイス英語と日本語の根本的な違いに踏み込んで書かれた良書。こちらも英語上達のためには和文英訳が有効だと聞いて買っておいた本。ずっと積読になっていたのだが、えいやと書棚
○2294 『即戦力がつくビジネス英会話-基本から応用まで』 >日向清人/DHCアメリカで知り合った英語の先生に紹介していただいた本。ビジネスパーソン向けの良書である。私の英語の勉強法については、このブログでも何度か書いてきている。一番効果があったのが、NHK
最近の睡眠時間はちょうど7時間程度。少し足りない時には30分ほど昼寝をするくらい。週末にダラダラと昼近くまで寝るといったことは少なくなった。歳のせいであろう、それほど長く寝られないのだ。とはいえ、たまに昼近くまで惰眠を貪ってしまうことも。寝溜めはできないと
◇2293 『MBAマーケティング』 >グロービス経営大学院/ダイヤモンド社マーケティングの基本が量と質の面でバランスよく配置されている書籍。最近、本の読み方が変わってきた。以前は、通読することにこだわっていたのだが、多くの読書家がおっしゃる通り、つまらなけ
◇2292 『日本語が消滅する』 >山口仲美/幻冬舎新書日本語が消滅するかもしれないという危機的状況を様々な角度から分析した本。英語と中国語を学び、特に中国語の学習過程で中国と日本における漢字の使い方の違いを認識し、言語に興味を持っている。言語学者のよう
アメリカにいる間は退屈しないようにと、さまざまな配信系のサブスクに加入している(日本に帰ったら整理しないと)。最近あまり見ていなかったディズニー+を覗いてみると、面白そうなドラマを見つけた。最初に公式サイトからのあらすじを紹介しておこう。1987年民主化運
◇2291 『戦略的財務のスキル』 >長島敬人/日科技連ファイナンスの考え方を丁寧に説明してくれている書籍。とあるブログにて紹介されていた書籍。あまりメジャーではなく、2000年発行と少し古い書籍だが、ファイナンスの概念が分かりやすい名著とのことで手に取って
◇2290 『英文法の核』 >西きょうじ/東進ブックスとある方が勧めていた文法書。確かに分かりやすく、頭を整理するのに適した構成。そもそも私は英文法が大の苦手。振り返ってみると、大学受験の際のイディオムや慣用句を丸暗記して、試験で穴埋めするような問題は得
海外にいると日本の書店に行く機会はほとんどなく(近くにMitsuwaというスーパーがあり、その中に紀伊国屋書店が併設されているのだが、残念ながらビジネス書はベストセラーしか置いていない)、どんな本を読むかは、主に次の情報が源泉になっている。・知り合いから直接ご
◇2289 『百年の子』 >古内一絵/小学館祖母、母、娘という女性三世代を描いたドラマ。最後は感動的だが、ちょっと長く感じてしまった。物語は娘の明日香が文林館という出版社に就職するところから始まる。後に知ることになるのだが、なんと祖母も同じ出版社で働いて
◇2288 『英文ビジネスEメール-実例・表現1200』 >Z会編集部/Z会アメリカ赴任当初にお世話になった本。このブログでも何度か書いていることだが、英語にも敬語はある。ビジネスシーンで依頼をしたり謝罪をしたりする際の定型文的なものだ。私の場合は『英語のお手本
最近、好んで聴くようになったAudible。以前のブログに書いた通り、小説などをながら聴きするには最適だが、ビジネス書などを聴くには机に座ってメモを取る必要があり、そうならば紙あるいは電子書籍の方が良いのではないかと感じる。それでもAudibleが優れていると思うの
◇2287 『健康の結論』 >堀江貴文/KADOKAWA堀江さんの健康に関する提言。的を射ていると思った。堀江さんと私は同い年。人生100年時代と言われる中、健康寿命が大事であり、慢性疾患や突然死をどれだけ予防できるかという話。気になった箇所を要約して引用しておこ
◇2286 『三体III・死神永生』 >劉慈欣/早川書房ハードSFの極致といえばよかろうか。時間と空間の広がりの壮大さに度肝を抜かれた。正直、上巻は情報量が多すぎてついていけず、なかなか読み進めることができなかった。下巻へ移り、雲天明が語る3つの物語のあたりか
新年を迎えて、人生でやりたいことを考えてみた。昨年、「要綱」というカテゴリーを作成し、そちらに記載したのが下記。このリストは適宜アップデートしていくので、こちらは24年1月現在のものだ。■趣味:【食事】料理 ワイン コーヒー 【美術】美術館 万年筆習字 写
◇2285 『「捨てる」思考法-結果を出す81の教え』 >出口治明/毎日新聞出版いつもの出口さん節。考え方が一貫しているので当然なのだが、別著と同じロジックで別の課題を論じていらっしゃるという印象。なるほどなと思う反面、残念ながら目新しさはあまり感じなか
○2284 『水を縫う』 >寺地はるな/集英社文庫素敵な連作小説。こういった物語は好きだな。ある家族を、それぞれの視点で描いた連作小説。デザイナー志望で金銭に無頓着、そのせいで離婚されてしまった父親。そんな父親のことを忌み嫌い、子供達には真っ当な人生を送
最近、集中力が低下して長時間の読書ができなくなってきている。それを補うためにAudibleも活用しているのだが、やはり活字による情報収集も重要。全てをAudibleに頼るのではなく、仕事や学習に関するものは、やはり書籍を活用したい。年初の目標に集中力を向上させたいと
◇2283 『誰かがこの町で』 >佐野広実/講談社ミステリーというよりもホラー小説に近いだろうか。元自動車会社の品質部門を退職した男が主人公。リコール隠しを会社から命ぜられており苦しんでいたところへ、いじめの主犯だという濡れ衣を着せられた娘が自殺してしま
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◇2551 『刑事のまなざし』 >薬丸岳/講談社文庫法務技官から警察官に転職し、刑事になった変わり種の主人公の話。主人公の夏目信人は、その経歴からか刑事らしくない刑事。常に温かみをもって容疑者や被害者と接しながらも、鋭い観察眼で真実に近づいていく。連作
◇2550 『クジラアタマの王様』 >伊坂幸太郎/新潮文庫ちょっと不思議なストーリーと伏線回収。伊坂さんの王道だ。王道ではあるのだが。これは私の読者としての問題だと思うのだが、伊坂さんの小説に新しさを感じなくなってきてしまった。それぞれの物語で舞台や設定
◇2549 『恋とか愛とかやさしさなら』 >一穂ミチ/小学館男女の関係だけでなく、社会的な課題も掘り下げた問題作。結婚を目前にした普通のカップル、新夏(にいか)と啓久(ひらく)。啓久からプロポーズを受けた翌日、新夏は啓久が盗撮容疑で捕まったという電話を受
○2548 『ナースの卯月に視えるもの』 >秋谷りんこ/文春文庫電車で泣きそうになってしまった。本書は日経新聞の書評で見かけたと記憶している。Amazonのほしい物リストに入れておいたところ、Audibleにラインナップされていたので早速聞いてみた。とある事故をきっ
私が筆記具にこだわっていることについては、このブログでも何度か触れている。日本に帰ってからも何度か文房具店には足を運んだのだが、今のペンが気に入っていることもあり、昔ほど熱心に新しいペンを探そうという気にはなれない。ちなみに私の定番はこちらにも記載した
◇2547 『地面師たち:アノニマス』 >新庄耕/集英社文庫『地面師たち』のスピンアウト小説。短編集であり、総ページ数も少なく、サラリと読めてしまった。『地面師たち』の脇役たちが、どのような経緯で地面師になるに至ったかなど、前日談が収録されている。緻密
日本に帰任後は、会議で発表する機会が増えた。自分でディスプレイに資料を投影しながら話すパターンが多いのだが、質問への回答に対して、パソコンで資料を確認して答えたいときなど、画面が二つあると便利である。アメリカでは、対面での大人数の会議はさほど多くなく、
◇2546 『地面師たち:ファイナル・ベッツ』 >新庄耕/集英社文庫『地面師たち』の続編。こちらも最後までハラハラしながら読み進めた。この手の話を読んでいると、どうにも犯人側に立ってしまうのはなぜだろうか。どう考えても悪の側なのに、詐欺がバレないか、うま
スマートフォン(スマホ)を手に入れたばかりのころは、いろんなアプリをインストールしていた。最初のうちは物珍しく、有料のアプリもたくさん購入してしまっていた。最近はアプリそのものは無料で、使ってみてからアプリ内課金というシステムが多く、無駄遣いをせずに済
◇2545 『地面師たち』 >新庄耕/集英社文庫ドラマよりもよりリアリティのあるストーリーだった。Netflixのドラマを見ていたので、原作は読まなくてもよいかなと思っていたのだが、続編がAudibleにアップされており、それならば本編も読んでおこうと手にしてみたもの
懇意にしているフィナンシャルプランナーの方にお会いした。もう20年近くお付き合いさせていただいているのだが、4~5年に1回ほどお会いして、家のローン、生命保険、財形などの相談をしている。財形といっても、これまではDCの年金運用くらいしかやっていなかった。住
◇2544 『これは経費で落ちません!(11)-経理部の森若さん』 >青木祐子/集英社オレンジ文庫今回は森若さんと太陽の結婚話。これはこれで微笑ましいのだが、やはり経理的な話にも少しは触れてほしい。結婚に向けてタスクリストを作ったり、どちらの姓を名乗るのか
アメリカの物価高については何度か書いたように思う。一番分かりやすいのはラーメンを2人で食べに行き、ビール1杯、餃子を一皿ずつ注文すると80ドル程度かかってしまうということ。当時は円ドルレートが150円だったので、なんと1万2千円である。日本でもじわじわと物価
アメリカからの荷物は主に3つに分けて日本に持ち帰った。1つ目は言わずもがなのスーツケース。普段使用するANAの場合、確かスーツケースを1人2つまで預け入れができたのだが、今回は犬を客室に連れ込んで変えるためUnitedを選択。残念ながら1人1つなので容量が制限さ
◇2543 『夜行観覧車』 >湊かなえ/双葉文庫うまくまとまったサスペンス・ヒューマン・ドラマ。テレビドラマの原作にもなった書籍。実は、湊かなえさんの作品はちょっと苦手。世間では「イヤミス」などと呼ばれているらしい。嫌なミステリー、後味の悪いミステリーと
アメリカではトリミング直後に愛犬が亡くなってしまったトラウマから、新しいワンちゃんについては、私が自らカットしていた。犬用のバリカンとハサミを購入して、毛を刈っていたのだ。愛犬はトイプードルなのだが、バリカンのアジャスターを15ミリなど長めに設定すると毛
◇2542 『トヨトミの逆襲』 >梶山三郎/小学館文庫今まさに起こっているトランプ関税の深層が理解できる。前作『トヨトミの野望』が面白かったので、Audibleにアップされているのを知り、早速聴いてみた。前作はKindleで読んだ記憶があるのだが、蔵書にない。ブログを
引越しの際に、愛用していた爪切りを失くしてしまった。たかが爪切り、されど爪切り。微妙な感覚なのだが、そのお気に入りの爪切りは、パチンパチンという硬質な感じではなく、サクッサクッと切れるのが好きだったのだ。爪切りはよくなくすので、複数個買い置きがあるのだ
◇2541 『悪い夏』 >染井為人/角川文庫救いのない話。これが現実なのだろうか。染井さんの作品は何作か読んでみたが、どうにも救いのない話が多くて、ちょっと気が滅入ってしまう。これが日本の現実の一部なのだろうなと思いながら読み進めているのだが。本書は生
たまたま仕事を早めに切り上げることができる日があったので、定時で仕事を終えて展示会に行ってきた。街中で見かけたチラシを見て、会社帰りに行けそうだと思っていたのだ。チケットは事前にオンラインで購入できるらしい。日本ではまだまだ紙のチケットを店頭で買うのが
◇2360 『SIMPLE RULES-「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える』 >ドナルド・サル/三笠書房言っていることはよく分かるのだが、シンプルなルールをどうやって作るかの方法論をもう少し詳しく知りたかった。様々な具体例が列挙されているのだが、具体的すぎて
仕事柄、日々大量のメールを受信している。メールの捌き方については、ある程度パターン化してあるのでさほど困ることはない。しかしながら、中には「急ぎではないが、そのうち読まなければならない資料」という存在があり、これらをいつのタイミングで読もうかと迷ってしま
◇2359 『タイムベース競争戦略-競争優位の新たな源泉=時間』 >ジョージ・ストークJr・トーマスMハウト/ダイヤモンド社経営戦略における「時間」という非常に重要な概念が詰め込まれている良書。本書は三枝匡さんの著書で知ったもの。これからの企業戦略は時間を意
以前、当時50代の上司だった方が仰っていた言葉が、妙に印象に残っている。曰く、若い頃は肉が大好きだったが、お金がなくてそれほど良い肉は食べられなかった。50代になって、少し懐に余裕ができたのだが、高い肉は脂が多くて量が食べられなくなった。若い頃にもっと良い肉
◇2358 『60歳からのマンション学』 >日下部理絵/講談社+α新書知らない知識が満載。読んでおいて良かった。日本には30代の頃に建てた家がある。当時流行りだった狭小三階建だ。中国、茨城、米国と不在にする期間が多く、買ってからの半分以上は他人に貸している状
いろんな思いが込み上げてきて泣けてきてしまった。ヤバイ。。。
◇2357 『リカバリー・カバヒコ』 >青山美智子/光文社ほっこりさせられる小説。最近、この手のタイプの小説が、安心感があって好みかもしれない。東京郊外だろうか、マンションの近くにある日の出公園。そこにはカバの置物(いわゆるアニマルライダー)がある。その
アメリカで眼科を受診したことは以前のブログに書いた通り。日本で診断されたものとは別の病名を告げられ、今のところは経過観察で、という話だった。経過観察については、診断設備がより充実している専門医を紹介していただいた。家から近いところだったので助かる。私が住
◇2356 『新規事業着工力を高める』 >内田有希昌/東洋経済新報社新規事業創出のための方法論。非常にロジカルに展開されているが、実践は難しそう。自社のシーズと顧客のニーズがマッチしなければならないし、時間がかかる案件については、経営者の我慢が必要。お金
先日、愛犬に狂犬病の注射を打ってもらったのだが、あわせてジステンパーのワクチン接種も必要とのこと。急ぐのであれば同日に対応可能だが、できれば3週間ほど間を空けた方がよいと言われ、アドバイスに従って病院を再訪。そろそろ暖かくなるので、フィラリアや、ノミ・
◇2355 『ファイナンス思考-日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』 >朝倉祐介/ダイヤモンド社財務や経理の専門家以外の人が読むにはとても有用な書籍。筆者は法学部出身とのことで、恐らく会計は専門ではないであろう。この手の本は専門家が書くととても専門的になっ
特に意識をしているわけではないのだが、時間に追われる日々を送っていると、本の読み方が雑になってくる。毎日大量に流れてくる新聞記事などのニュースやメールマガジン。日々大量に受信する仕事関係のメール、特にCCで入ってくるもの。読まなければならない、会社関係の
◇2354 『門外不出の経営ノート-2泊3日で165万円! プレミアム合宿LIVE講義』 >小山昇/ダイヤモンド社今の自分の状況では使いづらいノウハウだなと思いつつも、非常に実践的で楽しく聞かせていただいた。筆者は武蔵野という会社を建て直した小山社長。数々の修羅場
日経新聞[2024.04.20]ユニクロ秘録・世界的アパレル企業に至る知られざる物語柳井氏の凄みを感じる記事。一方で、若い頃は寝太郎と呼ばれた放蕩息子だった点も、知ってはいたが改めて記事で読むと興味深い。一番強烈だったのは「場末のまんじゅう屋」の例え。果たして自
◇2353 『フォン・ノイマンの哲学-人間のフリをした悪魔』 >高橋昌一郎/講談社現代新書向社会性サイコパスとは、彼のような人のことをいうのだろう。天才であったが、とても人当たりがよく、立派な人物だったようだ。一方で、非人道的ともいえる決断や提言をいとも
○2352 『マキアヴェッリ語録』 >塩野七生/新潮文庫マキアヴェッリの至言が満載の良書。構成が面白い。冒頭に記載されている、筆者である塩野さんの断り書きが面白い。曰く、塩野さんはこの時代の人物をいろいろと描いてきたが、彼らとマキアヴェッリの決定的な違い
早いもので米国の駐在員生活も3年目を迎える。COVID-19のせいで実赴任が7月だったため、5月~6月にかけては、アパートの契約更新、自動車や不動産の保険更新などがアニュアル・イベントとして発生する。そして、2年に1度は運転免許証の更新も必要になる。6月末まで
◇2351 『スクラップ・アンド・ビルド』 >羽田圭介/文春文庫興味深いタイトル。祖父がスクラップで、健斗がビルドという意味だろうか。芥川賞繋がりでレコメンドされた作品。第153回芥川賞受賞作だそうだ。羽田圭介さんの名前は知っていたが、実際に作品を読むのは初
メモリアル・ディの3連休は近場での旅行、ミシガン湖に行ってきた。いつもの通り行き当たりばったりの旅行で、前日にホテルを予約。いつもはHilton系のホテルを利用しているのだが(アプリで予約が可能で、犬が泊まれるかどうかもオンラインで確認できるので便利)、今回は
◇2350 『乳と卵』 >川上未映子/文春文庫なんとも形容し難い、よい意味で気持ちの悪い小説だった。第138回芥川賞・受賞作品とのこと。このところ小説からは遠ざかっており、この手の受賞作品もほとんど手にしてこなかった。先日読んだ『黄色い家』が面白く、川上さん