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  • 【冬のカルチョメルカートまとめ】ルキッチが去りイリッチが来た!

    成立した取引 獲得 放出 ルキッチ放出は痛手だがイリッチとヴィエイラの獲得で選手層に厚み 噂に挙がっていたが移籍が実現しなかった選手たち 成立した取引 獲得 DF アンドリュー・グラヴィヨン ← スタッド・ランス(買取OP付ローン。オプション料€350万。10試合出場で買取義務化) MF イヴァン・イリッチ ← エラス・ヴェローナ(買取義務付ローン。€1600万) ロナウド・ヴィエイラ ← サンプドリア(買取OP付ローン。オプション料€100万) 放出 DF クリスティアン・チェレージア → メッシーナ(ドライローン。ポテンツァとのローン契約を打ち切りメッシーナへ) MF サシャ・ルキッチ →…

  • 【2022/2023選手紹介】La rosa del Torino FC

    コーチングスタッフ 監督 イヴァン・ユリッチ / Ivan Jurić 助監督 マッテオ・パーロ / Matteo Paro ゴールキーパー 1. エトリト・ベリシャ / Etrit Berisha 32. ヴァンヤ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ / Vanja Milinković-Savić 89. ルカ・ジェメッロ / Luca Gemello センターバック 3. ペル・スフールス / Perr Schuurs 4. アレッサンドロ・ブオンジョルノ / Alessandro Buongiorno 6. ダヴィド・ズィマ / David Zima 13. リカルド・ロドリゲス / Ric…

  • 直近5シーズンのベストイレブンを選出してみた

    先日の第6節インテル戦では終了間際に失点しあと一歩のところで敗れたトーロ。ゴールを決めたブロゾヴィッチのマークを外してしまったイルカンがSNSで謝罪したが、18歳の若武者に非難のコメントは一切寄せられておらず、彼を励まし激励するティフォージの多さには個人的に感銘を受けた。そもそもあんな難しい試合のあんな難しいタイミングで投入された割には相当良くやったと捉えるべき。この経験を糧にした彼の更なる成長が楽しみだ。 このゴールによりトリノは0-1で惜敗したが、謝罪したイルカンには温かいコメントが寄せられた さて今回は直近5シーズンでのトーロにおけるベストイレブンを筆者の独断と偏見で選出していく。それっ…

  • 【スタメン争い】新チームのポジション別ヒエラルキー

    選手の入れ替わりがここ数年で最も激しかった夏のメルカートを終え、22/23シーズンも開幕から5試合を消化。3勝1分1敗となかなかの滑り出しを見せているトリノだが、新チームのポジション争いにおける現状も段々と見えてきた。そこで今回は第5節を終えた現時点でのチーム内ヒエラルキーを分析していく。 ※今回の図に記載の各パーセンテージはレギュラーを守り抜く・奪う確率を示す。 補強の必要性が叫ばれていたゴールキーパーに関しては、ミリンコヴィッチ=サヴィッチが安定感に欠けていた昨季のパフォーマンスに比べ予想外とも言える改善を見せており、ガッチリと正守護神の座を射止めている。「キーパーの補強はしない。我々は彼…

  • 【メルカート閉幕】波乱万丈の3ヶ月を振り返ろう

    9月2日を迎え夏の移籍市場も閉幕。各チームが22/23シーズンの陣容を確定させたわけだが、我らがトリノの市場はここ数年で最も騒がしいものになったと言って差し支えないだろう。という事で久々の更新となった今回は時系列順に今夏の出来事をダイジェストで振り返っていく。 波乱万丈の3ヶ月間の主役を演じたSDダヴィデ・ヴァニャーティ 【5月】 主力選手2名の買取オプション行使期限が満了。市場開幕に向け暗雲が立ち込める 昨夏買取オプション付ローンで複数名の選手を獲得していたトリノだが、クラブが買取の意思を見せていたのは主力として活躍していたヨシップ・ブレカロ、デニス・プラート、ロランド・マンドラーゴラの3名…

  • 【2021/2022シーズン】トリノFC通信簿

    今季から野心溢れる新監督とともに新たなスタートを切ったトリノ。「セリエA残留と未来への土台作り」という現実的な目標をもって臨んだ2021/2022シーズン、トリノはセリエAを13勝11分14敗の10位、コッパ・イタリアをベスト16という成績で終えた。カンピオナートで負け越している上カップ戦でもインパクトを残せなかったとはいえ、チームはシーズンを通してポジティブな印象を抱かせるパフォーマンスを見せたと言って差し支えないだろう。 一貫してマンツーマンディフェンス&ハイプレス→ショートカウンターの戦術でシーズンを戦い抜いたトリノはリーグ屈指の堅牢な守備で上位チームらを苦しめたが、一方で攻撃に関しては…

  • 【DAZN Talks】ヴォイヴォダ :「当たり前の毎日が幸福の連続」

    今季からユリッチに左ウイングバックという新たな役割を与えられ、見事にレギュラーの座を掴んでいるメルギム・ヴォイヴォダ。繊細な足下のスキルや両足を器用に使いこなすプレーぶりで、クリスティアン・アンサルディの正統後継者として評価を高めている。そんなヴォイヴォダが先日、DAZN TalksというDAZN Italiaが提供する番組に出演した。生い立ちやトリノでの日々、そしてプライベートなど様々な質問に答えている。 ちなみにDAZN TalksはTwitch*上で視聴者が参加できる形式の番組で、Twitchアカウントを通して選手に直接質問ができるという魅力的なコンテンツである。あまり大きな声では言えな…

  • ユリッチ・トリノ、『攻撃の要』は意外なあの選手?

    3年半ほど前アデム・リャイッチという名の天才がチームを去ってから欠けていた"クオリティ"。今季のトリノはこれを取り戻しつつある。目まぐるしく攻守が入れ替わる現代サッカーの中で、質と量の両立を求めるのは至難の業。しかしながら指揮官イヴァン・ユリッチはその難問に取り組み、ピッチでその答えを見せ始めている。 さて今回は当方トリノFC情報局が最も苦手とし敬遠してきたジャンル「戦術分析」にチャレンジしていこうと思う。というのも実は今季のトリノ、特定のエリア限定ではあるがまるでフットサルのようなアタックを繰り出していたりするから面白いのである。その"フットサルのような攻撃"において中心的な役割を果たしてい…

  • ブレカロ :「僕の将来は...」

    今季からトリノに加わり、セリエA初挑戦ながらも左シャドーのポジションで欠かせない主力としての地位を確立させているヨシップ・ブレカロ。今季ここまで19試合に出場しチームトップの6ゴールを挙げているブレカロは、テクニックとスピードを兼備したそのプレースタイルで早くもトリノのサポーター達を虜にしている。そんなブレカロが24日、Gazzetta dello Sportのインタビューに応えた。 トリノとの契約と移籍の決断について トリノの街について 将来について 指揮官イヴァン・ユリッチについて トリノとの契約と移籍の決断について トリノで好調を維持するブレカロ 夏の移籍市場最終日は大変だった。僕はドイ…

  • 評価を高めるブレーメル。契約延長の意図とは?

    新生トリノの3バックにおいて中央でプレーしディフェンスリーダーとして今季評価を高めているグレイソン・ブレーメル。現時点で欧州5大リーグ全クラブのセンターバックの中でも空中戦勝数、インターセプト成功数ともにベスト5に入るなど驚異的なパフォーマンスを披露する彼は、セリエAのみならず欧州中にその名を轟かせている。 加入当時の指揮官ワルテル・マッツァーリは「私が育てた!」とコメントしているが実際その通りではある ブレーメルがトリノに加わったのは2018年の7月。センターバックの補強を画策していたトリノは、当時サントスに所属していたルーカス・ヴェリッシモ(現ベンフィカ)をトップターゲットとして狙っていた…

  • 【国内屈指の有望株を確保!】冬の移籍市場まとめ

    指揮官イヴァン・ユリッチの下、なかなかのパフォーマンスを見せ一桁順位でのフィニッシュも現実的な目標となっている今季のトリノ。最終日での駆け込み補強が目立った夏の市場同様、今回のカルチョメルカートでも比較的大きな動きを見せた。高額年俸を受け取りながらも余剰人員と化した何人かの選手達を放出する事で人件費の削減に成功し、さらには若く将来性のある才能を迎え入れる事にも成功。トリノは毎年冬の市場ではほとんど動かないが、今回のメルカートはカイロ政権発足後最も補強に投資した冬のウィンドウとなった。 早速だが今回クラブにやって来た選手・クラブを去った選手について見ていこう。 IN DF モハメド・ファレス ←…

  • 21/22シーズンここまでの振り返りと展望

    約3分の1が経過した今季のセリエA。第12節を終えトリノはここまで4勝2分6敗という成績で12位につけている状況だ。ほとんど何もうまくいかなかった昨季はこの時点で1勝3分8敗で19位に沈んでいたのだから、少なくとも今のところは残留争いに巻き込まれそうな気配は無いと見て良さそうだ。 イヴァン・ユリッチが新監督に就任した今季、トリノはハイプレス&ショートカウンターを主な戦い方として採用。アグレッシブかつ貪欲にボールを奪い素早くゴールに迫るその戦術は早くもティフォージの心を掴み、ユリッチの評価はトリノの街ではうなぎ登り。ユリッチも話していた通りこのチームは未だ発展途上であるが、ここまでのチームに対す…

  • 【ラツィオ戦前日会見】ユリッチ :「自分たちの試合を」

    ー直近の両チームのパフォーマンスから見て、今節はどんな試合になるでしょうか? ユリッチ “ミラン戦ではとても苦しんでいたが、カリアリ戦でのラツィオはとても良かったね。結果はドローだったが、非常に攻撃的で多くのシュートを放っていた。我々はいつも通りの準備をしてこの試合へ臨むよ” ーラツィオが持つクオリティを踏まえて、前節とスタメンを変更する予定はありますか? “前節も相手に合わせて5人を入れ替えた。この試合に向けてもそうするつもりだよ。サッスオーロ戦と比べプラートを欠く事になるが、その代わりにヴェルディが復帰した。選択肢の数としては同じだね” ーこの試合へのマインドは?落ち着いてますか? “No…

  • 【新加入選手会見⑦】ブレカロ :「トリノのプロジェクトに魅力を感じた」

    ヴァニャーティSD “ヨシップは我々の最後の補強となったが、数ヶ月ほど前から彼の事は調査していた。素晴らしいパーソナリティと個性を持つ選手で、一対一に非常に強い。ピッチでそれを示せる選手だね。まだ23歳と若いが既に経験豊富で、代表チームで30試合の出場経験がある。ブンデスリーガやクロアチアリーグ、ヨーロッパリーグなどでも数多くの試合をこなしてきた。彼が我々のプロジェクトの一部となってくれた事をとても嬉しく思っているよ。才能溢れる選手で、トリノに多大な貢献を果たしてくれるだろう” ー新しいチームはどう? ブレカロ “皆さんこんにちは(イタリア語で)。イタリア語はもう勉強し始めているんだ。ユリッチ…

  • 【新加入選手会見⑥】プラート :「トリノを本来いるべき場所へ」

    ヴァニャーティSD “デニスはイタリアでの豊富なプレー経験を持っている。彼はピッチで正しいプレーを選択する事の出来る、非常にインテリジェンス溢れる選手だ。我々のチームに適合し、大きく貢献してくれるはずだ” ートリノの居心地はどう? プラート “もう2年くらい喋ってないけど、今日は頑張ってイタリア語で質問に答えてみるよ。トリノでの初日は首脳陣とメディカルスタッフにしか会えなかった。すぐに代表に合流しないといけなかったからね。代表ウィークの後、コーチ陣や選手たちと初対面したんだ。このチームは非常に団結しており、とてもいい印象だよ” ートリノでの君のポジションはどこになるだろう? “メディアーノかト…

  • 【新加入選手会見⑤】ピアツァ :「来季もここでプレーしたい」

    ヴァニャーティSD “マルコは7月末に我々の一員となった。偉大な才能を持ちピッチでは個性を放っているが、トレーニングの時は非常に謙虚な男なんだ。彼にとって今季は重要なシーズンとなるだろう。これまで彼のキャリアは数々の不運な負傷によって妨げられてきたのだからね。昨季は別のクラブで継続的にプレーしていたが、今季こそは彼のシーズンになる事を確信している” ーコンディションはどう? ピアツァ “開幕戦の前は少しだけ問題があったけど、今は特に問題ないよ。次の試合に向けて最高のコンディションだ” ー君に対するユリッチのリクエストはどんなもの? “僕たち選手はみんな何をすべきかを理解している。これはとても重…

  • 【新加入選手会見④】ポベガ :「将来はまだ分からない」

    ヴァニャーティSD “トンマーゾは数日前トリノに加わったが、実を言うともっと前から彼が欲しかった。残念ながらメルカートというものは時にポジティブな方向に行かない場合がある。しかし、我々はこの移籍が正式に決まる前から既に握手を交わしていたんだ。彼は誰にも感謝をする必要のない人間だ。なぜなら自己犠牲と努力で全てを成し遂げてきたのだからね。それは彼の仕事への姿勢と私生活を見ていれば分かるよ。彼は並外れた力を持つ男だ。彼のように身体能力と順応性に優れた選手を探していた。迎え入れる事が出来てとても嬉しいよ” ー君はサッカー選手をやりながら学業にも力を入れているよね。それはなぜ? ポベガ “高校を卒業した…

  • 【新加入選手会見③】ワルミング :「ラグーソースは最高だ」

    ヴァニャーティSD “マグナスは他の新加入選手たちより早くトリノに来た。実は昨季から彼の事は追っていたんだ。彼は最近U-21デンマーク代表の試合に出場し、アルゼンチンとの試合では見事なプレーを見せたね。時間が必要ではあるが若くして才能があり、北欧出身の選手らしく野心があり仕事への責任感を持つ男だ。トリノには若手選手たちの成長を助ける事の出来る優秀なコーチたちが揃っており、彼も我々を満足させる選手に成長してくれる事を確信しているよ” ワルミング “もうイタリア語のフレーズはいくつか覚えたよ。ここは凄く居心地がいい。チームメイトたちはみんな素晴らしく、環境がとても良いからね。少しずつだけどコミュニ…

  • 【新加入選手会見②】ズィマ :「準備は出来ている」

    ヴァニャーティSD “ダヴィドはとても若い選手だが、既にチェコリーグやヨーロッパリーグの舞台などで多くの経験を積んでいる。今年はチェコ代表としてユーロにも参加した。彼の獲得交渉は長いものだったよ。競合相手が複数いた中で獲得できた事を非常に嬉しく思う。ダヴィドは非常に賢い選手で、我々のシステムにも素早く適合している。ディフェンスラインを高く保つ守備についてはスラヴィア・プラハでも同じようにやっていたようだし、彼にとっては慣れたものというわけだ。ユリッチがすぐに彼を信頼し始めたのは偶然ではない。ここに来てからの最初の2週間で彼は我々の期待に応え始めたのだからね” ー君はとても強い個性を持つ選手だけ…

  • 【新加入選手会見①】ベリシャ :「僕の価値を証明する」

    ヴァニャーティSD “エトリトのこれまでのキャリアを考えると、今さら紹介は不要だろう。私は前のクラブ(SPAL)で幸運にも彼を連れてくる事に成功したが、偉大なプロフェッショナルである事はすぐに分かったよ。たとえトレーニングであっても失点する事を嫌うような男だからね。私の意見ではイタリアでも最高のゴールキーパーの1人だ。今夏、私と彼はトリノでのキャリアがどのようなものになるか、非常に長い時間を掛けて話し合った。彼はすぐに私の熱意に共鳴してくれたよ” ートリノでの最初の数ヶ月の自己評価は?街やクラブについてはどんな印象? ベリシャ “このクラブから話をもらった時、幸せな気持ちになったよ。トーロが素…

  • イアゴ・ファルケ :「人生で最高の日々だった」

    トリノFCは双方合意の下、イアゴ・ファルケとの契約を解除した事をここに発表する。クラブは同選手の献身性、プロフェッショナリズム、トーロへの多大なる貢献に感謝すると共に、彼のこれからのキャリアの成功を祈る – 9月1日、トリノFC公式Twitterより 2016年7月16日ローマからトリノへとやって来たスペイン人アタッカーの冒険は先日9月1日、契約解除というあまりにも残念すぎる形で終幕を迎えた。 トリノを退団後現在フリーエージェントとなっているイアゴ・ファルケ。そんな彼に9月7日、Tuttosportがインタビューを試みている。 ティフォージについて トリノでのキャリア ローンでのトリノ退団 イ…

  • 【2021/2022】TORINO FC PRIMA SQUADRA

    今夏の移籍市場も閉幕を迎え、各クラブは今季の陣容を確定させた。トリノは前節1-2で敗れたフィオレンティーナ戰後、「ここまで移籍市場に投資をしないなんて聞いてない(怒)」とクラブへの不満をぶちまけた指揮官イヴァン・ユリッチのコメントに奮い立ったのか、ウルバーノ・カイロ会長とダヴィデ・ヴァニャーティSDがメルカート最終日を目前にして有力選手を複数人獲得。スカッドの大幅なレベルアップに成功している。ちなみにトリノの選手たちの市場評価額の平均は現在セリエA10位だそうだ。 さて今回は期待の新戦力たちを含めた新生トーロの選手紹介を背番号順に書いていこうと思う。ちなみに今季のトップチームの平均年齢は25.…

  • ユリッチ・トーロの現在と展望

    一時は最下位にまで落ち込んだチームを残留に導いたにもかかわらず、前指揮官ダヴィデ・ニコラとの決別を選んだトーロ。ウルバーノ・カイロが後任に選んだのは説得力のある実績を持った人物だった。ジャンピエロ・ガスペリーニの弟子にしてヴェローナを期待以上の順位にまで押し上げたクロアチア人指揮官、イヴァン・ユリッチである。 5月というかなり早い段階でトーロのベンチに就いたユリッチ。サンタ・クリスティーナでの合宿に加えレンヌ、AZといった海外有力クラブとの強化試合でチーム内でのヒエラルキーや補強すべきポイントも明確になってきた。今回はそんなユリッチ・トーロの現状とメルカートにおけるこれからの展望を分析していき…

  • Ora tocca a te, Davide!

    筆者が更新をサボっていたこの約半年の間で、トーロは激動の時を過ごした。"ラグビーからサッカーへの転向"を託されたマルコ・ジャンパオロによる新生トーロはこれでもかというほど勝利に恵まれず、一時は最下位にまで順位を落とすなど残留争いの主役に。ワルテル・マッツァーリの遺産である強度の高い対人戦にジャンパオロが施したパスワーク重視の戦術がミックスされ、チームは比較的機能してきたところではあったが、セリエB降格を危惧したクラブは先月ついにジャンパオロを解任。クラブOBであり残留争いのスペシャリストであるダヴィデ・ニコラを新監督に据えている。 久々の更新となる今回は、短命であったジャンパオロ政権の振り返り…

  • 【参加者募集】『セリエA座談会はしご酒』開催のお知らせ

    更新を怠っていたこの2ヶ月の間でトーロはマルコ・ジャンパオロが新監督に就任したり、クリスティアン・アンサルディやサミル・ウイカニとの契約を延長。さらにはヤコポ・セグレの買い戻しオプションを行使したりリカルド・ロドリゲスやカロル・リネッティ、メルギム・ヴォイヴォダがトーロに加入した。オラ・アイナもフルアムに買取オプション付ローンで移籍が決定...などなど色んなことがあり過ぎたのにもかかわらず本サイトを更新しなかったのはシンプルに怠けていたからだ。20/21シーズンが開幕する今月からは少しずつ更新していくつもりなので乞うご期待! さて、今回はこの場を借りてZOOMイベントの告知をさせて頂く。その名…

  • 【トーロと学ぼう】イタリア語のポジション表記入門!

    イタリア語には様々なポジション表記の仕方が存在する。筆者もその全てを把握しているわけではないが、大体は理解しているつもりだ。そこで今回はトーロのフォーメーションを題材としイタリア語のポジション表記や意味などを解説していく。 フォーメーション / La formazione フォーメーションやシステムに関しては日本語と大差ない。4-3-3であればQuattro-Tre-Tre、3-5-2であればTre-Cinque-Dueという風に数字をそのまま読む。「4バック」はDifesa a quattro、「中盤3センター」ならCentrocampo a treというように「ポジション a 人数」と表現…

  • カイロ :「ヴァニャーティにはイライラした」

    2020年5月23日(土)@スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノ カイロ : ミラノの自宅で数ヶ月を過ごしたが、やっと我々のスタジアムに戻ってくることができた。とても喜ばしいことだよ。ここに来るのは3月7日に行われた親善試合のアレッサンドリア戦以来だ。既にCOVID-19の影響で状況は悪くなり始めていた時期だったが、私は私自身に約束していた。"チームに会うため必ずトリノに帰って来る"とね。 今日はダヴィデ・ヴァニャーティを紹介できる事を嬉しく思う。正直に言うと、彼にはイライラさせられていたよ。4年前、アルフレッド・ゴミスの移籍交渉のため我々は会談を行ない、ジャンルーカ・ペトラーキがダヴィデ…

  • 【伝説を紐解く】Solo il fato li vinse.

    時は遡ること約70年前。1940年代後半、当時のイタリアで文句なしの最強チームだったクラブをご存知だろうか。ユヴェントスでもミランでもインテルでもない。我らがトーロだ。彼らはグランデ・トリノと呼ばれ、尊敬と畏怖の眼差しを向けられた。 グランデ・トリノの選手たち しかし"グランデ・トリノ"とは何か。一体どんなチームだったのだろうか。約70年の歳月が過ぎた今彼らを知るには、データから目を背けるわけにはいかない。まずは彼らの遺した数字から見ていこう。 5 - 42/43シーズンからセリエA5連覇を達成 6年9ヶ月 - 43年1月31日から49年10月23日までホーム戦不敗神話を継続 125 - たっ…

  • Come sarà la rivoluzione del nuovo toro?

    ダヴィデ・ヴァニャーティ新DS就任から約1週間。新たなブレーンを手に入れたトーロだが、予想通りかなりの数のメルカートの噂が飛び交っている。可能性とか信憑性とかそんなのは一旦置いといて、今回は獲得の噂に上がる選手や新監督候補たちを見ていこう。 新監督候補 マルコ・ジャンパオロ 現地メディアで新監督の最右翼として現在報じられているのがこのジャンパオロ。4-3-1-2の布陣を好み、コンパクトな陣形でのパスサッカーを志向している。昨季までのトーロとは完全に真逆の戦術を操る指揮官であるため適応には時間を要しそうだが、ヴァニャーティの就任で"改革"を謳っているトーロとしてはラグビー脱却へのカンフル剤として…

  • La rivoluzione si inizia.

    日本時間14日の夕方頃、ダヴィデ・ヴァニャーティのDS就任がトーロより公式発表された。ヴァニャーティはSPALとの契約を解除しトーロとの2年契約にサイン。先月下旬あたりから噂されていた彼の入閣だが、最初に報じたSportItaliaの予想は見事に的中した事になる。COVID-19の影響で「メルカート関連の話題は全て飛ばし」という風潮が濃い中、こんな時期だからこそ何かしら水面下で動いているはずと淡い期待を抱いていた筆者の願いは見事に報われた。昨年退団したジャンルーカ・ペトラーキの穴を埋めきれずにいたトーロにとって、彼の就任は見事なオペレーションだったとクラブを褒めたい。まあぶっちゃけ去年からやっ…

  • 【勝手にベスイレ企画第二弾】ユニフォーム編!!

    前回のイケメンベスイレ企画、いかがだっただろうか?"きんぴらイレブン"と銘打って選出したイケメンジョカトーレ11人を紹介する企画だったが、お読みになった方には筆者の好みを存分にご理解頂けたと思う。バンドのグループ名やデビューシングルのタイトルもまだまだ募集中なので、そっちもぜひお願いしたい。 きんぴらイレブンについてはこちらから→【お待ちかね】セリエAイケメンベストイレブン! - トリノFC情報局 さて、今回はユニフォーム編。2019/2020シーズンのセリエA20チームのユニフォームの中から、11枚を厳選してご紹介していく。20チーム中とはいってもフィールドプレーヤーのファースト、セカンド、…

  • 【お待ちかね】セリエAイケメンベストイレブン!

    忌々しいコロナウイルスの影響で、カルチョのない日々を皆さんはどうお過ごしだろうか?筆者は専らFootball Managerで名将ごっこをして自分を慰めているが、ゲームでは味わえないカルチョの大事な要素が一つある事を今回は提唱したい。生身の人間だからこそ見ていて絵になるもの... そう、顔面だ。今回はあの忌々しいウイルスのせいで週末の楽しみを奪われた皆さんに、取っておきの企画をお届けしよう。 セリエAイケメンベストイレブン!!!!!!!!!!!!!!!!!!拍手!!!!!!!!!!!!!!!!!! とは言ってもここで名前を挙げるのは筆者が独断と偏見で選んだ選手たち。個人的な好みの要素がかなり強…

  • 【コロナウイルス問題】シモーネ・ザザが募金活動を開始

    欧州で最もコロナウイルスによる被害が大きいとされるイタリア。3月16日現在で死者は1809人にも昇り、15日には1日あたりの死者数がこれまでで最多の368人を記録したそうだ。影響は当然カルチョの世界にも及んでいる。今月も無観客で数試合を消化はしたものの、ついに先日レガ・カルチョがカンピオナートの実施を4月まで延期することを発表。死者数にも表れている通り事態は深刻化の一途を辿る一方で、正直リーグ戦再開の目処なんて立つはずも無い気がするが、現時点で今季の日程を早期終了する事は無さそうな雰囲気だ。 そんな母国イタリアを救うべく、我らがトーロのシモーネ・ザザがGoFundMeというクラウドファンディン…

  • 【第1回九州セリエ会(仮)】コロナのこととか不安やけど開催したい!!!!

    このブログも長い間更新が滞っていたことを先ずはお詫びしたい。 すみまセンシ。 誤解しないで欲しいのだが謝る気がないわけでは ナインゴラン。もうやめよ。てか彼どうなるんですかね来季。インテルに帰るのならさっきのセンシとプレーすることになるけど。 遊び過ぎたが本題に入ろう。上記のように選手たちの去就や噂について、ワイワイできる場を九州にお住まいのそこのあなたはお持ちだろうか?? ない?じゃあ作ればいい!!! 小柳なんたら氏の著書が浮かんだあなたはそれたけ欧州サッカーに頭を支配されているということ。それはセリエ会という名の治療台を用意するしか方法はない。 しかしながらコロナウイルスが猛威を振るう中で…

  • 【あけおメイテ】19/20シーズン トリノFC 前半戦の通信簿

    あけおメイテ、ことよロッロということで2020年最初の記事では前半戦の振り返りをしていきたい。現在19試合を消化しているトーロは8勝3分8敗の8位に位置しており、やや期待外れといった印象だ。単純な比較をすると、今季は前半戦だけで昨季まるまる1シーズンの敗戦数(7敗)を超えていることになるし、順位の上でも一桁と二桁を行ったり来たり。欧州争いを序盤から繰り広げる予定も大幅に狂ってしまった。 言い訳をするのであれば予期せぬEL予選出場で急遽キャンプインを早めざるを得ず、挙げ句の果てにはウォルヴァーハンプトンというEL予選最強のチームと強度の高い試合を繰り広げたことで、フィジカル的にもメンタル的にも疲…

  • 【トーロはどう動く?】冬のカルチョメルカート展望

    さて、先日ズラタン・イブラヒモヴィッチのミランへのセンセーショナルな帰還が公式発表された。外野からの意見ではあるが、勝者のメンタリティを持つ男として、そしてミラン最後のスクデットを知る男としてこの上ない補強な気がするし、ピッチ上ではもちろんロッカールーム内でもチームに与える影響は凄まじいことだろう。そういった意味で38歳という年齢はむしろ好ましいはず。彼らにとっては後半戦へ向けた素晴らしい補強だと感じた。 トーロも負けてはいられない。ミランと同様、ここまでのシーズンをうまくやっているとはとても言えない出来だからだ。後半戦への起爆剤として、冬メルカートでの立ち回りは非常に重要になってくる。そこで…

  • 【契約延長か移籍か】エンクル事件のその後

    今夏クラブと選手、ティフォージを混乱に陥れた"エンクル事件"から約3ヶ月が経過した。9月6日にクラブ公式を通して謝罪したエンクルはチーム練習にも復帰。昨季同様頼れるディフェンスリーダーとしてピッチにも帰って来ている。エンクル事件の詳細については以下の記事にまとめているので是非参照されたい。 【ひとりごと】"エンクル事件"について考える - トリノFC情報局 エンクルの謝罪文 この論争を完璧に終わらせる時が来た。チームが昨季より良い結果を手にするためには、1つの目標に向かって団結する必要がある。ティフォージが我々を誇りに思えるように、そしてトリノFCの歴史に新たなページを描き出すために。だから僕…

  • 【不調はある意味必然的?】低迷するトーロの現在

    5勝2分7敗の14位。悲しいかな、第14節終了時点でのトーロの戦績だ。モレッティが引退した以外は夏のメルカートで主力を1人も売却しなかった上、ヴェルディやラクサールなどチーム力の引き上げが期待できる新戦力も獲得。リャンコやボニファーツィなど成長目覚ましい若手もローンバックし、現地メディアの中にはトーロのチャンピオンズリーグ争い参戦を予想した媒体もあったほどだ。 しかしながらここまでのトーロは欧州争いどころか降格圏の方が近いという醜態を晒している。今季はまだまだ始まったばかりとはいえ、昨季の粘り強さは見る影もない。ホームではなんと2ヶ月も勝利がなく、挙げた得点もたったの6。チームとしてのポジティ…

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