遺伝だからとしょうがないって思ってた低身長と視力の低下 庶民の家柄だから多くは望まないし身の丈はわきまえてるつもり 50点じゃ物足りないから60点で満足する日々 今更どうこう夢を語られても軽い相槌で躱すだけ 満たされないなら満たす術を見つければいいのだろうけど いつだって欲しいものは尽きないから 若さが原因で不服だったわけじゃないと今更気付く最後の日
願わくばの毎日と たらればの口癖と 草木の擦れる懐かしい音と 不幸を含むニュースと 変わっていく価値観 膨らんだ承認欲求も 一生分の片思いも 意味深な言葉尻も 心をすべて文字に起こさたらいいのに 無くなる前からありがたみが溢れればいいのに ずっとほしいって言い続ければどんどん下に落ちていきそうだ いらないって言い切っても明日にはあなたのことを想っているだろうし 幸せなんて誰かがくれるもの…
心が囚われた毛布 需要と共有の外にいきたい 幸せになる権利とか当てがわれるまで待てばいいの? 心が囚われた部屋 カーテンを引っ張ると まだ半開きの目の奥まで射す 図々しい陽の光よ どうか こんな僕のことを嫌いにならないで 僕の心が僕に歌うんだ どうか 嫌いにならないで と 湿気を含む朝の匂いに抑えていたものがやっと笑い話に変わる気がした 心を解き放つ文字 元より欲しがっていたものはものの見方…
部屋を照らすは間接照明 今日が昨日になる狭間で 使い古した財布に聞いてみる 僕の一日は無駄ばかりですか? カメラの割れた携帯に聞いてみる 本日シャッターチャンスはありましたか? やりたい たべたい けど眠たい 読みかけの小説を本棚へ 完結しないまま進んでく 取りたい 立ちたい けど眠たい 挽きたての発想を本棚へ 簡潔すぎる毎日を 完結しないまま進んでく あなたがあなたを諦めたらもう誰も救え…
やめた、飽きた、の繰り返し たぶん私も準新作 惚れた、腫れた、の繰り返し 気分次第の渡り鳥 私 信じてる 性善説 信じていたい 君のこと 助けてと呼ぶから 急いで行くけれど タバコの煙だけ 車に残して帰ってく カタコト動く唇 「チャントアイシテヨ」 理想像のように 淡白に想い続けられるのなら ずっと 君を 歩く速度は早くなり 自分のペースも忘れた 服もコップもお揃いで 先に君のが壊…
もしあの一言 言わなかったなら 未来 見えてただろう もしあの涙を 笑わなかったなら もっと青い日だったろう 足跡辿ると 愚かさばかりで 中途半端に優しさを覚えて怖くなった 傷をつけてきた 空虚なプライドで 中途半端に想い出を切り張り美化してた 一番尊敬ができない人は僕だ もしもあの時に やっとたどり着いたとか思い自負したけど 伸びた影は 一人じゃなく 孤独じゃなくて 降り積もるく…
握られた右手を 同じ強さで握り返せたらいいのに 沈みゆく夕日を あなたがずっと眺めてる 特に変化のない秒針が 横顔を見れない自分が 呟かれる冗談が 望むべきシチュエーションが 逃げ場をなくす 今は何も聞かないで 踏み込まないで 問いかけられたら 本心で頷けない 握られた右手を 同じ強さで握り返せたらいいのに おみくじに記された待ち人が あなたであると思い込めたら 触れるだけの優しいキス…
朝日を前に深まる霧 山際の外灯 群がる虫はアホの縮図 生ぬるい血液 脳を巡る 足りないものを探して 無理矢理不幸せを演じてる 鳴き叫びすぎて絶えた蝉 求愛だけの脳みそで 体内時計で叫ぶ鶏 習慣だけの脳みそで また足りないものを探してる 不誠実な脳みそで 急ブレーキの音 けだるい湿度 包容力 一目惚れ 知らないままで 知らないままで
待ちわびたけど来なかった 一方通行の帰り道 何回も読み返して 深読みしては考えないようにして ああ言えばこういうだろうと 予測のつかないあなた想っては 勝手に傷ついて馬鹿みたいでしょ? 駆け引きですらない駆け引きをしてる 好きなのは否定しない 何度か経験した感情だから でも何回目になったって 痛いよ こんな自分も こんな心も 音のない夜は 私があなたの心にいないと知ってしまう 間違ってない…
くだる くだらない ふるいにかける キメが粗くて大半は あぁ くだらない そう くだらない なんやかんやと繋がる世界 深夜に無視した君との連絡 くだる くだらない ふるいにかける 寝起きの感情で大半は あぁ くだらない そう くだらない おはようございマスメディア 今日も誰かが死んだみたい おはようございマスメディア 「桜が満開」外見りゃわかるよ おはようございマスメディア 今日も心は死んだ…
正確には作り方さえ知らないコンシューマーが ああだこうだと星つけてる 他人の努力に 借り物の知恵で作った拙すぎる我が子は どんな味 どんな色 どんな音階だって 可愛くて仕方ないんだろう 星を付けられるの嫌だな こんなありふれた詩でも 僕にはたまらないくらい 可愛いのだから 飽きたらポイ捨てしとこう 曲も あの人も 絆も こんなありふれた毎日の中 星を飽食してる 愚かな僕は どんな言葉も…
僕は立ち止まった それはある日の土曜日 金銭感覚は少し変わった 行きつけの店を食べ飽きるくらい 一通り触ってみたいものに触って 努力を要しない範囲で収まるところに収まった 疲れ目のおじさんが違う世界の人じゃなく たどり着く未来であることも理解し始めた 幸せになりたいって言葉が抽象的でなく しっかりと像を描けるものになった ここからなのかな ここからなのかも ここからなんだろう 主人公は…
あなたがポロっとこぼした言葉を覚えている あなたがポロっとこぼした笑顔を覚えている 刺さったものはしょうがないからそっとしておいて 誰にも迷惑はかけないからそっとしておいて あなたのことは好きだよ どこの誰よりも好きだよ でもこの行く末は優しくない 摘んでも踏んでも蹴とばしても根が取れなくて 笑顔を見るたび もどかしいくらいに成長する この花を咲かせても未来はない 僕だけが傷つく現実で終わら…
今が最高とあなたも思ってくれてますか? この時のこと忘れないと心に強く滲ませて 僕らはいずれ離れたとき 小さな存在になるけど 僕らがまた出会ったとき 他人にならないよう願って おもいのまま自由に過ごせたあの頃が懐かしい 今の机の前でやるべきことと戦ってる いつだって過去は輝いて 未来はくすんでいるよ いつだって今を取りこぼして 時を戻したがっている 思い出せない記憶も あなたの優しい…
あなたの好きな食べ物をきいた それだけ あなたの兄弟の有無をきいた それだけ 財布を忘れた日 幸先悪すぎる 宿題は机に置いたままだし 先生になんて言おう 今から戻ってたら どう頑張っても遅刻だし 最悪な始まり方 そんなこと思ってたら あなたが同じ電車に乗っていた それだけ あなたと目が合って「おはよう」って言われた それだけなのに 最寄り駅に着くまでのなんでもない時間が ここ最近 比べ…
音楽は消耗品だと思ってた 飽きたら聴くのをやめて 新しいのを探して食べて また飽きて なんて虚しい生き物なんだろうって 自分に問いかけていた 美味しい音楽の後味も知ろうともせずに 歳をとって知る 聴きたいものはなんなのか 聴き飽きてたメロディーがさ 今の気持ちと重なって 歌詞の意味も変わって聴こえて 味変わりした響き方だった 素晴らしいのは毎日を更新してきた自分で 音楽はずっと傍にあった…
数えてみたら二桁を越えた それが特にお守りになることもなかったけど 何度も確かめ合って 言葉にし合った 相思相愛の事実は 瞬間の感情 見てるだけで疲れる あの愛しかった部分が 見てるだけで疲れる 帰る場所は他にもあるでしょう? どうしてあなたのことを許せないんだろう どうしてあなたのことを許せないんだろう どうしてあなたのことを許せないんだろう どうしてあなたのことを許せない ルール違反…
好きな人を好きでいつづけるために 努力をする それはなぜ その日だけの気分じゃだめみたい 恋は一瞬 つづけるかはあなた次第 冷たい海が冷たいまま そのまま流れていけばいいのに
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