今日は冬至(令和4年度版)
今年の冬至は、今日12月22日である。そこで、今日は冬至に因んだ、禅僧の説法を学んでみたい。冬至の小参。天寒く人寒く、針頭鉄を削し、滴水滴凍、画餅飢えを充たす。丹霞、木仏を焼けば、餓狗、枯髏を齧り、鏡清、単を展かざれば、胡餅裏に汁を覓む。従上の老漢、既に把うるも定まらず。未だ免れず、時に随い、節を逐うことを。便ち陰消じて陽の長きを見る。小去大来、暖律飛灰し、繍紋線を添う。只だ無陰陽地の如きは、還た遷変の有らんや、也た無しや。拄杖を卓す、月、彎弓に似たり、少雨多風なり。『虚堂和尚語録』巻1虚堂智愚禅師(1185~1269)は中国南宋時代の臨済宗で活動した僧侶であり、その語録は日本にも伝来し、広く読まれたようである。その虚堂禅師が、冬至に小参をしておられるので、見ていきたい。内容は、天も人も寒く、まるで針で鉄...今日は冬至(令和4年度版)
2022/12/22 09:26