出発せよ ①(申命記1章)

出発せよ ①(申命記1章)

 申命記はモーセがいのちの終わりを前にして、イスラエルの民にこれまでのことを振り返りつつ主のみ教えを告げている。 これは、モーセがイスラエルのすべての民に告げたことばである。ヨルダンの川向こう、パランと、トフェル、ラバン、ハツェロテ、ディ・ザハブとの間の、スフに面したアラバの荒野でのことであった。──ホレブからセイル山を経てカデシュ・バルネアに至る道のりは、十一日である──(1~2) 約束の地での備えとしてホレブではモーセを通して十戒を受けたが、シナイ山から、モーセが神の手に拠る石の板を受けて下りて来た時、待ちきれなかった民が偶像を作って祭りをしていたのだ。此処は約束の地まで目と鼻の先11日の距離にあった。 私たちの神、主はホレブで私たちに告げられた。「あなたがたはこの山に十分長くとどまった。あなたがたは...出発せよ①(申命記1章)

2023/01/23 15:51