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#無常経のブログ記事
  • 2022/11/12 12:47

    『三啓経』について

    ちょっとした備忘録のような記事である。この『三啓経』だが、おそらくは『無常経』という呼び方が一般的だと思う。この経典は、比丘達の葬儀に詠まれてきたと解され、義浄が訳出した経典である。なお、義浄訳の全体が、おそらくは比丘への葬儀作法を踏まえたものであり、そのため、本体となる経文の前後に、伽陀(偈頌)が付されている。その意義についてはまた、何らかの機会に学んでもいいと思うが、個人的に気になったのは『三啓経』というタイトルについてである。無常経一巻〈亦、三啓経と名づく、大足元年九月二十三日、東都大福先寺に於いて訳す〉『開元釈教録』巻9以上の通り、義浄訳の『無常経』は『三啓経』と呼ばれたという。『無常経』であれば、諸行無常の法を示す教えとして理解出来るが、『三啓経』とは何を意味しているのか、文字を見ただけでは良く...『三啓経』について

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