今日は父の日(令和6年度版)
今日は父の日である。由来はアメリカのドッド(Dodd)夫人が「母の日」に倣い、父親に感謝するために白いバラを送ったのが始まりとされる。なので、余り仏教とか関係ないのだが、拙ブログの立場上、その辺で書くしかないので、今日は釈尊の父親に関する記事としておきたい。宋居士沮渠京声(?~464、『衆経目録』では「北涼世安陽侯」とある)の訳とされる『仏説浄飯王般涅槃経』一巻(『大正蔵』巻14所収)を簡単に見ておきたい。このお経の経緯としては、釈尊の父親である浄飯王が臨終を迎えようとしているときに、以下のような歎きを漏らしたという。我が命逝くと雖も、以て苦と為さず。但だ、我が子、悉達に見えざることを恨むのみ。又た、次子難陀に見えざることを恨む。貪婬・世間の諸欲を除くを以てす。復た斛飯王子阿難陀に見えざることを恨む。仏の...今日は父の日(令和6年度版)
2024/06/16 12:07