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以下の一節をご覧いただきたい。此ゆへに若仏道を修行せんと思はん人は、ゆめゆめ方便の道に入事なかれ、いたづらにらうして功ある事有べからず、直に円頓の法門に入ば、ちからをついやさずして、すみやかに本覚にいたるべし『永平和尚業識図』「遺教に依りて仏乗を論ずる篇第七」このように、仏道修行に入ろうと思う場合は、方便の道に入ったところで、無駄に苦労するだけであるため、直に円頓の法門に入り、力も入れずに、速やかに「本覚」へ到るべきだという。つまり、自らが生まれながらに具えている仏陀の悟りを否定しなければ、修行などを経ずとも良いのである。・・・まぁ、今日は4月1日でエイプリルフールなので、注意喚起も含めて記事を書いているのだが、本書は道元禅師に仮託されてしまった偽書である。詳細は、上掲の拙Wikiをご覧いただければと思う...道元禅師が示された本覚思想?