『正法念処経』に見る「四種持戒」について(1)

『正法念処経』に見る「四種持戒」について(1)

これは、以前アップした【『正法念処経』に見る「四種受戒」について】の続きの記事となる。『正法念処経』という何とも黙示録的な経典があるのだが、その中で「四種受戒」、つまりは受戒の種類について指摘した文脈があった。それで、受戒すれば、次の問題は持戒となるのだが、それについて徐々に「持戒者」としての境涯が深まる様子を指摘している。よって、正確には「四種持戒」である。又復た更に四種持戒有り。何等をか四と為すや。一には希持戒、二には半持戒、三には悔持戒、四には合持戒なり。彼の優婆塞、句海を学ぶに於いて次第に漸取す。初め三帰を取りて優婆塞と作る。彼の人、心を修め、復た久時に於いて善く観察し已んぬ。一学句を取りて、彼の句を学ぶに於いて、堅持して缺けず、穿たず、孔かず。『正法念処経』巻44「観天品之二十三」まずは、「四種...『正法念処経』に見る「四種持戒」について(1)

2022/09/14 10:32