『正法眼蔵』「八大人覚」巻を学ぶ(令和6年度版)

『正法眼蔵』「八大人覚」巻を学ぶ(令和6年度版)

今日は、道元禅師の『正法眼蔵』の最後の一巻とされる「八大人覚」巻を学ぶ日と(勝手に)定めている。理由は、以下の事柄を学びつつ紹介しておきたい。建長四年、今夏之比より微疾まします。最後之教誨は正法眼蔵八大人覚の巻也。此教誨は仏の遺教経をもととして遺言也と見ゑたり。『建撕記』(『曹洞宗全書』「史伝(下)」巻所収本を参照)を参照しつつ、カナをかなに改める。以下、同じ。これは、『建撕記』でのコメントであるため、普通に考えれば永平寺14世・建撕禅師のお言葉かと思う。なお、建撕禅師がご参考になさった見解は、「八大人覚」巻の奥書に、懐奘禅師が記された事柄であろうと思われる。二代奘和尚云、右本は、先師開山和尚最後の御病中の御草也。仰者、以前所撰仮名正法眼蔵等皆書改、并新草具都廬壹百巻可撰之云々。既に御草案始め此巻当第十二...『正法眼蔵』「八大人覚」巻を学ぶ(令和6年度版)

2024/01/06 12:40