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昨今の治安悪化で、日本に無差別殺人が増えたせいか、「殺され損」を訴える人が出てきて、2029年に『復讐法』が制定された。 家族を殺されて復讐したい人は、政府に復讐申請を出し、受理されれば復讐できるようになったのだ。 ただ、復讐は連鎖を産む。 たとえば、兄を殺されて復讐を決意した弟は、殺人犯に復讐するが、その殺害を不服に思った家族がさらなる復讐を重ねる…という具合いに。
その日、俺に『黒崎金融殺人事件』についての、陪審員通知が届いた。 俺は驚いた。被害者は、なんと俺が殺した男だったからだ。どこかのマヌケな野郎が、俺の代わりにつかまっちまったらしい。
「あなたのクレジットカードが、詐欺グループから見つかりました」 とうとう来たか!いつか俺も、こんな詐欺にあう日が来ると思っていた。 最近、流行っているのが、警察官を語り、現金を騙し取る手口。
ある日突然、メールアドレスとパスワードを変更されてしまう「アカウント乗っ取り」。 ニセのサイトに誘導されてしまう「フィッシング詐欺」に引っかかった可能性があります。 乗っ取り犯はあなたのアカウントを使い、様々な詐欺行為をします。
携帯電話に「ご当選おめでとうございます!」というメールが届いた。 何かに応募した覚えはなかったが、当選というのが気になって電話してみた。 「当選のメールが届きましたが、何が当たったんでしょうか?」
「引き寄せの法則」と言えば、どちらかと言うと「幸福」と思われがちだが、僕の場合、引き寄せるのは“不幸”ばかりだった。 ちょっと不安なことが頭に浮かぶと、不幸のほうから僕にすり寄ってくる。
「ひろし、エビングハウスって知ってる?」「知らない」 「エビングハウスっていう人がいてね」「その人が、24時間以内に復習をしないと、74%忘れちゃうって言うのよ」 「じゃあ、覚えるだけ無駄じゃん」
幼い頃からなぜか、人に忘れられます。 幼稚園のバスで私一人だけ置いていかれたり、病院の受付で、私だけ番号を飛ばされるなど…。 アルバイト先では、店長が私の名前をなかなか憶えてくれません。
子どもの頃は、「お父さん、大好き!」となついてくれて可愛いかった。だが、大きくなるにつれて、俺と似たところがないことに気がついた。 妻が学生時代に付き合っていた男を見て、愕然とした。子どもが、そいつにそっくりだったからだ。
ママには、子どもの頃から、ずっと従ってきた。そのおかげで、私はいつも追い込まれた。 たいていの毒親は、こう言うのだ。「あなたのためを思って」
『万引きした者は、金額の多少にかかわらず、家族・学校・会社・警察に連絡します』 スーパー・マルトクには、店内のいたるところにそんな張り紙がしてあったが、万引きは一向に減らなかった。 「僕は、こんなもの絶対に盗ってません! だいたい男の僕が、マニキュアなんて使うわけがないでしょう?」 しかも最近、つまらない品物を盗っては、自分はやってないと言い張る客が増えてきた。
大神業蔵という資産家の娘が誘拐された。 犯人は電話で、高額な身代金を要求してきたが…。
今月6日に起きた交差点でのひき逃げ事件で、江崎潤(24歳)無職が逮捕された。 その2日後、110番に目撃者による通報が入った。 その通報が、江崎潤の逮捕につながったのだ。
その朝、バス停で見知らぬ人に声をかけられた。 「高根沢さん、おはようございます」「あ、おはようございます(あれ…この人、誰だったかなぁ…ま、いいや、とりあえず適当に)」 話を合わせてみたが、どうしても思い出せない…。
殺意があるだけでは逮捕されませんが、殺意が一人歩きした結果、人を殺してしまうことがあります。 ネット上の誹謗中傷などがそれで、叩けそうなターゲットを見つけると他人の発言に乗っかり、執拗に追い込む殺人者が存在します。 匿名だからなんの責任もなく、それが殺意であるという自覚もなさそうです。
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