台湾基隆市在住の私は、2007年から台湾で生活を始めました。台湾人の家族と共に、ローカル企業で働きつつ、ランニングと読書を楽しんでいます。
2025年5月
台湾発“お問い合わせ営業”のリアル──あなたの会社にも送ったかもしれません
今日は私の今の仕事について少しお話ししたいと思います。 私は台湾にあるメーカーで、日本市場向けの営業を担当しています。 業務内容は、既存取引先との関係維持と拡大、そして新規開拓です。 特にこの「新規開拓」が今の会社の最重要課題。私も日々、かなりのプレッシャーを感じながら働いています。 最初は、台湾にある日系商社を通じて日本市場にアプローチできないかと考えました。しかしこれがうまくいかなかった。 理由は二つあります。 ひとつは、商社の多くが特定分野に特化しており、当社の製品と相性が合わなかったこと。 もうひとつは、大手商社は高利益が見込めるような話しか興味をもたず、すでに成熟
今からもう30年ほど前、大学生だった私は、とあるちょっと変わったアルバイトをしていました。それは、小中学校に泊まり込んで夜間の見回りを行う「宿直警備員」の仕事です。今ではあまり見かけなくなりましたが、当時は警備システムもそこまで進んでおらず、学校に人を泊まらせることで防犯をしていたのです。 仕事内容はシンプルで、夜間や休日に学校に一人で宿直し、定期的に校内外を巡回するというもの。平日は夕方から、土曜は昼から、日曜祝日は朝から翌朝8時までの勤務でした。例えば平日の場合、午後5時に校内を施錠し、夜8時と10時に巡回を行います。その後は朝6時頃に解錠すれば仕事は終わり。夜10時以降は基本的
社長夫人との出会いが人生を変えた 40代に差しかかっていた当時、私は経営難のある台湾の小さな会社で働いていました。給料は減り、支払いも遅れがち。転職先も見つからず、将来に不安を感じながら過ごしていたある日、営業先で出会った一人の女性が転機をもたらしました。それが、今回の主役である観光会社の社長夫人です。 彼女の紹介で、その会社に転職することになりました。社長が一代で築いたその会社は、日本人観光客にも人気で、ガイドブックやネット記事にも載る有名企業。社長夫人のことも、最初は「親切で優しい人だな」と感動し、まるで女神のように見えていました。 監視と陰口の日々 私の配属先は、マンショ
2025年5月
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